【山形】庄内平野の観光やおすすめグルメまとめ!絶景の田園風景や米作り体験も?

【山形】庄内平野の観光やおすすめグルメまとめ!絶景の田園風景や米作り体験も?

観光やグルメが味わえる自然豊かな山形県の庄内平野は、言わずと知れた米作りで有名な地域です。山形の庄内平野や米作りについてのまとめや、おすすめの観光スポット、おすすめのグルメまでまとめてみましたので、ぜひチェックしてみてください。

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記事の目次

  1. 1.庄内平野ってどんなところ?
  2. 2.庄内平野の観光エリアまとめ
  3. 3.庄内平野のおすすめ観光スポット5選
  4. 4.庄内平野の人気レジャー4選
  5. 5.庄内平野のおすすめグルメ5選
  6. 6.庄内平野でおすすめのお土産3選
  7. 7.庄内平野をのんびり観光しよう!

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庄内平野ってどんなところ?

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庄内平野(しょうないへいや)は、山形県北西部に位置し、山形県を縦断して日本海に注いでいる最上川や、出羽山地が源の赤川、鳥海山系から流れてくる日向川(にっこうがわ)などの河川の堆積作用によってできた沖積平野です。

この平野を含も周辺部を庄内地方とも呼び、主に稲作中心の農業がさかんな地域に30万人余りの住民が生活しています。まずは、庄内平野の自然についてまとめてみました。

山形県の日本海側にある自然豊かな地域

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庄内平野の東側には出羽山地を境にする陸部があり、南側には朝日山地を境に新潟県、北側には出羽富士とも呼ばれる鳥海山(ちょうかいさん)を境に秋田県と隣接し、摩耶山、金峰山、月山などの山々にも囲まれています。

山間部には果樹園が広がり、山菜やきのこも多く栽培されています。さらに西側は日本海にも面し、山と海に囲まれる中に広大な平野が広がっている自然が豊かな地域で、海岸沿いには砂丘もあります。

平野の中にはたくさんの河川が流れ、その川の流れで形成されたが肥沃で広い大地の庄内平野は、米作りの盛んな穀倉地帯(こくそうちたい)となっています。

主に鶴岡市や酒田市が観光で有名

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自然豊かな庄内平野は山形県の面積の約1/4を占める扇状地で、鶴岡市、酒田市を含む2市3町で構成されています。庄内平野の核となっている鶴岡市や酒田市には広大な自然を活かした観光スポットも多くあり、たくさんの人が訪れます。                        
 

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庄内平野の観光エリアまとめ

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ここでは、山や河川そして海にも隣接した自然豊かな庄内平野の観光エリアを、鶴岡市、参戦町、庄内町、酒田市、遊佐町にわけ、その街の特徴や見所などをまとめて、さらに「山ぶし」でも有名な羽黒山の見どころについてもまとめましたので観光の参考にしてください。
 

城下町として栄えた「鶴岡市」

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庄内平野の中でも日本海側に面した鶴岡市は、古くから庄内平野の中心地であり、江戸時代には酒井氏による十三万八千石の庄内藩の城下町として栄えていました。江戸から遠く離れた地にあって、開幕以降名門の藩主が治めてきた城下町は、川が緩やかに流れる風情ある街でした。

そのような歴史情緒あふれる街「鶴岡市」の中心部には「鶴岡公園」があり、さらにその周辺には、庄内地方の史跡や文化、レトロ感満載の洋館建築が見学できる観光スポットも集まっています。

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また開山千四百年の歴史をもつ、月山、羽黒山、湯殿山を巡る「生まれかわりの旅」は、江戸時代にすでに「出羽三山詣」として庶民に流行していました。参拝後は「精進料理」を食べ、下山してからは温泉につかり、地酒や地元の旬な山の幸、海の幸を頂き「精進落とし」として楽しんだのです。

このように鶴岡市では、「詣でる、つかる、いただきます」の旅が楽しめます。特におすすめなのは致道館や藤沢周平記念館、加茂水族館や羽黒山の五重塔などの観光スポットや、湯野浜温泉など癒しのスポットで、多くの人が訪れます。

田園が広がるのどかな「三川町」

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鶴岡市と酒田市に隣接し、庄内平野の真ん中に位置する「三川町」は、総面積約33㎡の平坦で米作りが盛んな町です。三川町の北には烏海山、東には霊峰月山がそびえ、見渡す限り田園が広がり、のどかで自然豊かな趣をたたえています。

「三川町」の名前は、赤川、大山川、藤島川の三川(さんせん)から名付けられ、それらの河川がもたらした肥沃な大地で米を栽培し、穀倉地帯と言われる庄内平野の中でも常にトップクラスの収穫量をあげてきました。

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米作り以外に、メロンやしいたけ、長ねぎなどの栽培も盛んで、これらの農産物は県内だけでなく、首都圏へも出荷されて高い評価を受けています。起伏の少ない三川町からは鳥海山や月山などが美しく見え、周囲の田園風景とともに町全体が心癒される観光スポットにもなっています。

春には、三川町文化交流館や庭園に咲く野草が見ごろで、秋には三川町民の芸術文化活動の発表の場としての「みかわ秋まつり」も開催されています。

有名なお米ブランドのふるさと「庄内町」

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庄内地方のほぼ中心に位置し、米作りで知られる「庄内町」は、湯殿山、羽黒山とともに出羽三山をなす月山の山頂を有している町です。

また、町を流れる立谷沢川と最上川は「平成の名水百選」にも選ばれ、その清流に恩恵を受けた、日本一美味しいとされる庄内産の米作りが盛んです。庄内町のお米には、今や知らない人はいない有名なブランド米「ササニシキ」や「コシヒカリ」、「つや姫」などがあります。

そのため庄内町では、米作りの盛んな土地ならではの「あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテストin庄内町」と称するお米のコンテストも開かれ、中には高校生部門あり、2019年で13回目を迎えます。

Photo by zunsanzunsan

また地元についてもっと知ってほしいと、平成26年5月にオープンした新産業創造館「クラッセ」は、元々築80年になる土蔵造りの米倉庫だった建物を改修し、庄内町の名産品を集めた建物になりました。

館内にはお米をはじめ、地元で採れた野菜など庄内地方の特産物や手工芸品などのお土産品までが取り揃う、「なんでもバザールあっでば」や、美味しいお米で作った大吟醸酒や地元のグルメが味わえるレストランやカフェもあり、観光の途中で立ち寄るのもおすすめです。

北前船で有名な港町「酒田市」

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庄内地域の北部に位置する「酒井市」には、庄内空港と山形県唯一の重要な港湾である酒田港があります。江戸時代は、酒田をはじめ日本海や北海道の港から、江戸や大阪に、その地の特産物などが船で運ばれていました。

船の航路には、津軽海峡から江戸へ向かう東廻りと、瀬戸内海を通って大阪や江戸へ向かう西廻りの航路があり、西廻りの航路を走る船が北前船と呼ばれました。東廻りは黒潮の流れに逆らって進まなければならず、西廻りの航路の方が安く荷物を運べるので盛んに利用されていました。

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2018年9月に放送されたTV番組「ブラタモリ」でも取り上げられたように、酒田には北前船の寄港地として繁栄した歴史がたくさん残っています。

北前船は「米を1千石(150t)積むことができる大きさ」という意味から千石船ともよばれていましたが、酒田市の「ひより山公園」には北前船で国内最大の、1/2スケールの模型船がありますので、観光に訪れてみてはいかがでしょう。

湧水の町として知られる「遊佐町」

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庄内平野の北部にあり山形県の最北端に位置する「遊佐町」(ゆざまち)は、北には東北地方で第二の標高を誇る鳥海山がそびえ、肥沃な庄内平野が広がり、町全体を横切るように月光川が流れています。

また、遊佐町は湧水の宝庫としても知られ、1996年には国土交通省「水の郷百選」にも認定されています。遊佐町の湧水は、古くから人々が飲み水にしたり、野菜を洗ったり、洗濯をしたりと生活の一部となっていました。

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滝の浦地区にある多くの湧水の中で最大なのは「滝の水(たきのみず)」で、大島神社の湧水が滝のように流れてこの名がついたと言われています。

また、夏は海水浴場になる釜磯海底湧水は、昔は人がすっぽり入るほどの湧水で、海水浴後に塩水を落とすために利用されたそうです。現在でも湧水が砂を押し上げて湧く様子や、岩の間から湧水が出ているところを見ることもできます。

庄内平野のおすすめ観光スポット5選

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庄内平野にある市や町、それぞれについての見どころを簡単にまとめてきましたが、ここでは、景観が綺麗な山や温泉、湧き水など観光におすすめの選りすぐりのスポットをまとめてご紹介します。

羽黒山

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月山、羽黒山、湯殿山はまとめて出羽三山と呼ばれ、中でも古くから山岳修験の山として知られる羽黒山は、約1400年前に第32代崇峻天皇の皇子である蜂子皇子が三本足の霊烏に導かれて登拝し、羽黒権現を獲得、山頂に祠を創建して開山したと言われています。

羽黒山の随所には、高浜虚子や野口雨情などの文人墨客の来山を記念した石碑がたくさん建てられ、四季折々には行事が行われます。7月15日の花まつりや、8月31日の八朔祭には多くの山伏たちが集まり護摩壇に火を放って夜空を焦がす勇壮な様が見られ人気となっています。

また羽黒山五重塔は国宝にも指定され、毎年4月末~11月末頃まで塔の内部特別拝観が行われているので、この期間に訪れるのもおすすめです。              
 

あつみ温泉

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出羽の国の名湯といわれるあつみ温泉は1300年前に開湯したといわれ、弘法大師が発見したとする説や、鶴が傷ついた脛を浸していたのを木こりが発見したなどの説がある温海川の川底から湧出した温泉です。

あつみ温泉は古くから与謝野晶子、横光利一、斎藤茂吉などの文人墨客も訪れ、詩歌にも多く歌われている名湯で、今では山形県の庄内地方を代表する温泉地となっています。

Photo by kurokayo

共同浴場としては、正面湯、下の湯、湯之里公衆浴場があるほか、散策途中にちょっと立ち寄れるあんべ湯、もっけ湯、もっしぇ湯などの足湯もあり、市民の憩いの場所となっています。

また、あつみ温泉は浸かるだけでなく飲料泉としても知られ、湯之里橋飲泉所や、葉月橋通り飲泉所で飲むことができます。鶴岡市を訪れたら、温泉に浸かるだけでなく体の中からも温まるあつみ温泉を感じてみるのもおすすめです。

大平展望台

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JR吹浦駅から車で20分、日本海東北自動車道の酒田みなとICからも車で20分のところにある「大平展望台」は鳥海山の四合目にある雲上の宿「大平山荘」の駐車場に設置されている展望台です。

「大平山荘」は鳥海山登山の拠点の宿として知られ、全国からたくさんの登山者が訪れ、大平山荘まで登ってくる鳥海ブルーラインは、新緑の頃や紅葉の時期には観光客でもにぎわいます。運が良ければ、ウサギやタヌキ、カモシカなどにも会えるかもしれません。

Photo byMyriams-Fotos

標高1000mの駐車場にある展望台から見える景観は特に素晴らしく、日本海に沈む夕日や、海上に浮かんでいる山形県唯一の島「飛島」の眺望が楽しめます。

また南の方角に目をやると広大な庄内平野を見渡すこともでき、晴れた日には隣接している秋田県の男鹿半島や新潟県の粟島まで見えます。なお、「大平山荘」は4月下旬から10月末までの営業ですが、宿泊だけでなく、日帰り入浴や食事処としても利用できます。

住所 飽海郡遊佐町吹浦字鳥海山
電話番号 0234-72-5666

山の神のケヤキ

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

山形県の中で唯一山がなく、見渡す限りの田園風景が広がる三川町には、樹令約400年、根周り7mで樹の高さが25mもの「山の神のケヤキ」があり、三川町の天然記念物にも指定されています。

「山の神神社」の御影石の鳥居をくぐった先に悠然と立っている大ケヤキは、昔子どもたちが沼から上がってきた神様に縄を巻き、引きずり回して遊んでいる光景を見た大人たちが、山の神を放置しておいてはいけないと、お堂を建ててその中に安置したものだという言い伝えがあります。

根元から少し伸びたあたりで幹が数本に分かれ、全体的に道路側に向かって大きく傾いているようにみえる独特の幹は、四季折々にその表情を繊細に変え、見る人の心を和ませてくれます。三川町のシンボルとしてたたずむ山の神の大ケヤキは、パワースポットとしてもおすすめです。

住所 山形県東田川郡三川町大字押切新田
電話番号 0235-66-4656

丸池様

Photo by maijou2501

庄内平野の最北端「遊佐町」にある湧水の一つに「丸池様(まるいけさま)」がありますが、この池は鳥海山の山麓にある神秘をたたえた、エメラルドグリーンに輝く不思議な池です。

池の中に落ちた木が、朽ち果てることなく池の底に沈んでいるのは湧水のおかげで、まさに神秘的です。丸池そのものが御神体であり、天気や時間による光の入り方の違いで色合いも変わり、特に夏に美しく見えるのでおすすめです。

Photo by maijou2501

なお「丸池様」へはJR酒田駅から国道7号線を経由して約20kmですが、近くにある「箕輪鮭孵化場」が駐車場として利用でき、そこから徒歩5分ほどで到着します。

また、羽越本線吹浦駅から田んぼ道を抜け、徒歩で25分ほどコウモリが時折飛び交う山道を登って行っても「丸池様」に到着しますので、マイナスイオンを浴びながらゆっくり歩くのもおすすめです。

住所 山形県飽海郡遊佐町直世字荒川57
電話番号 0234-72-5886

庄内平野の人気レジャー4選

Photo by Kazutaka NAKANO

自然豊かな庄内平野には、美しい田園風景や湧水、山からの眺望を楽しむだけでなく、体験型の観光スポットやアクティブな人気レジャーが楽しめるスポットもあります。ここでは、庄内平野ならではの体験が楽しめる人気スポット4箇所をまとめてご紹介します。

米作り体験

Photo by na0905

山形園の鶴岡市にある「だだちゃ本舗」では、上質な庄内米「はえぬき」を栽培し、その米作り体験ができます。お米が「ご飯」として食卓にのぼるまでの過程を肌で感じ取ることができ、自分で作ったお米を自宅で食べることができます。

米作り体験の内容は、3月下旬から4月下旬の耕起には土作り体験、4月下旬から5月中旬には田植え体験、9月中旬から下旬は稲刈りの体験ができます。

Photo by elmimmo

9月の収穫期に体験すればそのままお米を持ち帰ることができ、それ以外の時期に体験した場合には、だだちゃ本舗が収穫して自宅へ発送してくれます。自分で作ったお米で炊いたご飯はまた格別なこと間違いないでしょう。

また、農作体験希望者専用の宿泊施設も完備され、米作り作業のあとには庄内特産の素材をふんだんに使った料理も楽しめます。

住所 山形県鶴岡市荒井京田字荒田65-2
電話番号  0235-25-6870 

農林漁業体験実習館 さんゆう

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鳥海山の麓、遊佐町の三ノ俣地区にある「農林漁業体験実習館さんゆう」では、地元産のそば粉を使った手打ちそばをが食べられる食堂でそば打ちや笹巻作りを体験することもでき、風味もコシも強い美味しい金俣そばが味わえます。

庄内産のそば粉を使った美味しいそばを求めて、県内外からも多くの人が訪れ、「さんゆう」前の広大な敷地は、体験農場として借りることもできます。また敷地内には庄内でも評判の鳥海山からの湧水「鳥海三神の水」の水汲み場もあり、連日多くの人が水を汲みに訪れます。

館内には大自然で育まれた野菜や加工品の特売所もあり、食堂では三ノ俣そば(700円)や簡単な軽食も食べられます。近くには月光川ダムや胴腹滝などの見どころもたくさんあります。

住所  山形県飽海郡遊佐町吉出金俣239-5   
電話番号 0234-72-4500 

湯殿山スキー場

Photo by maijou2501

山形県鶴岡市と西村山郡西川町に位置する標高1500mの湯殿山(ゆどのさん)は、月山、羽黒山とまとめて出羽三山と呼ばれる山の1つで、修験道の霊場でもあります。そこにある湯殿山スキー場は、2500mものコース延長を誇る庄内地方最大のスキー場で、年間3万人以上もの利用者が訪れます。

雪質に優れた湯殿山スキー場には、全長300m、最大斜度35度の「上級コース」から、全長2000mも続くなだらかな「林間コース」など4コースがあり、初心者から上級者まで楽しむことができます。

また、経験豊かなスタッフにより、レベルごとに合わせたレッスンが受けられるスキー&スノーボードスクールも常設されています。子供連れの利用者には、無料でそり遊びが楽しめる雪だるま広場もあり、家族みんなで楽しむことができます。

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スキーセットやスノボセット、スキーウェアーの上下セットのレンタルもあり、身軽な服装で来られるので、開設期間の12月初旬から3月末には県内外から集まった多くの人でにぎわいます。

毎月第3日曜は「スキー子供の日」として、小学生以下のリフト使用料は無料で、毎月第1土曜日、毎週火・水・木曜日は「レディースデー」なので、女性の1日リフト券は40%OFFとお得です。

住所 山形県鶴岡市田麦俣字六十里山104-5
電話番号 0235-54-6450 

加茂水族館

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四季折々に変化する自然が豊かで、日本海にも面している鶴岡市にある「加茂水族館」は、山形県内唯一の水族館で、60種類以上もあるクラゲの展示種類は世界一を誇り、色とりどりの様々なクラゲが水の中を漂う姿がとても神秘的です。

館内には、庄内の淡水魚や海水魚の水槽もあり、クラゲが展示されている「クラネタリウム」には約1万匹ものミズクラゲが浮遊している直径5mの水槽「クラゲドリームシアター」があります。

ほかにも悠々と泳ぐ姿が子供に人気のウミガメプールや、ヒトデやヤドカリを間近に見て、触れることもできる水槽などがあるキッズコーナーがあり、アシカショーやウミネコの餌付けなどのイベントを楽しむこともできます。

Photo by zunsanzunsan

他にも、クラゲの生態や繁殖、分類などについて学んだり、 実物のクラゲを顕微鏡で観察したりする「クラゲ学習会」や魚やクラゲの水槽の前で宿泊できる「宿泊イベント」、屋上のテラスや芝生エリアでテント拍が楽しめる「サマーキャンプ」などのイベントも盛りだくさんで、一年中楽しめます。

館内にある「クラゲレストラン」では、世界でも珍しいクラゲを素材にした料理やデザート、アイスなどのコラーゲンたっぷりの料理も楽しめ、売店では水族館オリジナルのクラゲのお菓子やグッズなども販売される魅力あふれる水族館です。

2019年1月1日には「恋人の聖地」にも認定され、NHKのドキュメンタリー「逆転人生」でも取り上げられました。

住所 山形県鶴岡市今泉字大久保657-1
電話番号 0235-33-3036 

庄内平野のおすすめグルメ5選

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庄内平野観光の際には、ぜひ山の幸、海の幸をふんだんに使った絶品グルメも楽しみたいものです。ここでは海の幸の美味しいお寿司屋やラーメン、イタリアンや和食などが味わえるおすすめのグルメ店をまとめてみましたので参考にしてください。

こい勢

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酒田駅から徒歩で5分、日本海東北自動車道酒田ICから車で13分ほどの所にある「こい勢」は、寿司をはじめ新鮮な海鮮料理が自慢の食事処です。天然地物の虎フグも味わえ、「シャリ」に使う米や酢はネタによって使い分けるという、米作りの盛んな地域ならでのこだわりが自慢です。

以前は、同じ酢を使っていたそうですが、現在は庄内産の無農薬「ササニシキ」には白酢を、山形のブランド米「つや姫」には赤酢が使われています。

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親方は、年齢を重ねてもなお本当に美味しい鮨を求めて変えてきたというお米と酢には、進化し続けるまさに鮨職人の技が生き、常にお店は満席です。

漁港がすぐ近くにある強みを生かしたおすすめのメニューは「旬のおまかせ握り」(3000円)で、マグロやイカ、イワシの他ノドグロ、太刀魚、ヒラメ、レンコ鯛、カワハギ、ガサエビ、ムラサキウニなど、その日の旬で新鮮なネタと美味しい庄内米とのコラボがグルメ好きにたはまらない絶品です。

住所 山形県酒田市相生町1-3-25
電話番号 0234-24-1741

味龍

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酒田市街から少し離れた住宅街にひっそりと佇む「味龍」は、ラーメン界のレジェンドと言われる佐野実氏に多大なる影響を与えたラーメン店として庄内地方で良く知られているお店です。

庄内地方のラーメンといえば透き通った醤油スープや自家製麺のお店が多いのが特徴で、店によって様々なバリエーションはあるものの、極薄皮のワンタンをトッピングにしている店が多く、中でも味龍のワンタンは絶品と評判です。

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メニューは基本の中華そばのほか、チャーシューメン、ワンタンメン、チャーシューワンタンメンと種類は多くありませんが、それだけにどれを食べてもはずれがありません。力強い弾力のある縮れ中太麺を使ったプリプリの食感が味わい深く、ザル中華にすればさらにその食感が楽しめます。

また、辛いもの好きには、するするとした口当たりの、さっぱり辛くて冷たくい混ぜそばの「冷辛麺」もおすすめです。
 

住所 山形県酒田市錦町1-2-24
電話番号 0234-31-3717

アル・ケッチァーノ

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庄内あさひICから車で約20分、 鶴岡駅からタクシーで約15分ほどの所にある「アル・ケッチアーノ」は、2003年にオープンして以来ずっと、庄内の生産者から食材を仕入れ、その持ち味を最大限に生かした料理を提供し続けているイタリアンレストランです。

アル・ケッチァーノの厨房には、毎朝庄内各地の海、川、山、畑から、良質の食材がまとめて集まります。お料理は、ランチ、ディナー共にコース料理を主体とし、A コース、Bコース、Cコース、Dコースの4種類から予算に合わせたグルメが味わえます。

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一番人気は   米作りで有名な庄内平野ならではの「はえぬき」を使ったリゾットに、メインは 庄内のお肉料理または庄内浜のお魚料理、 アルケのパスタに イタリアンドルチェがついた Aコースで、庄内食材を使った気軽なイタリアンコースが3800円で楽しめます。

 また、フォカッチャにスープ、パスタ、 お魚かお肉のメインを1品選べるワンプレートスタイルのお子様コース(1600円~)もあるので、お子様連れにもおすすめです。ほかにも、魚のフルコースや、ベジタリアン対応のコースなど特別なコースの用意もあり、グルメ好きには嬉しいです。

大松家

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港町酒田の中でも緩やかな山里である生石大平の美しい集落の中ほどにある「大松屋」は、数百年の星霜を重ねた旧家を改築した趣あふれる古民家風の和食店です。 店内には個室もあり、美味しいお蕎麦や庄内の食材をふんだんに使ったお料理を囲炉裏の上で焼きながら楽しめます。

一番のおすすめメニューは、「大松家スペシャル田楽コース」で、季節のへらみそ、里芋、こんにゃく、鳥団子、焼とり、二色とうふ田楽、なす田楽、山椒風手羽先、帆立の殻焼がまとめて味わえ、さらに大松屋自慢の手打ち蕎麦とデザートがついて2000円とコスパがいいのも魅力です。

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自分でたれを塗りながら焼いて食べるのも楽しく、お料理にあわせてお酒も進みます。

他にも、和牛串焼きに、庄内地域に古くから伝わる青菜漬けで包んだみそおにぎりをあぶった郷土料理「弁慶飯」がついたコースや、色々なお肉が味わえる面白お肉コースなど、コースメニューの種類も豊富でグルメ好きの常連客に愛さているお店です。

住所 山形県酒田市生石上坂125
電話番号 0234-94-2617

とびしま

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酒田駅から徒歩で30分~40分ほどの酒田港に併設された「酒田海鮮市場」の2階にある「とびしま」は、庄内浜で水揚げされた旬の魚介類をふんだんに使った料理が評判の海鮮どんやです。

平成15年にオープンして以来、日本海庄内浜でとれた新鮮な地魚にこだわり、リーズナブルな値段でおいしい海鮮料理を提供しています。

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人気のメニューは12~15種類以上もの自慢のネタがたくさん盛られた「海鮮丼」(1000円)や、10種類の新鮮なお刺身が絶品の「舟盛膳」(1000円)で、刺身に天麩羅、焼き魚、煮物など盛りだくさんの「とびしま膳」も1000円で味わえ、大変リーズナブルです。

他にも、旬の魚を使った期間限定の料理もありますので一度訪れてみてはいかがでしょう。なお、営業時間は朝7時から9時までの「朝の部」と、朝11時から夜7時までの「午後の部」の2回に分かれていますが、宴会等で利用したい場合には相談すれば時間外でも営業してくれます。

住所 山形県酒田市船場町2-5-10 さかた海鮮市場 2F
電話番号 0234-26-6111

庄内平野でおすすめのお土産3選

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自然豊かな庄内平野で癒しの時間を過ごし、新鮮な山の幸や海の幸を使った絶品グルメを味わったあとは、家族や友人にもおすそわけしたいものです。ここでは庄内平野でおすすめの地元名産のお土産などをまとめてご紹介します。

庄内町のお米

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米作りが盛んな庄内平野を訪れたら、お土産にはやはり「お米」は外せないでしょう。全国でも有数の米どころであり日本一美味しいお米のふる里といわれる庄内町では、ササニシキやコシヒカリ、つや姫などの美味しいお米のお土産がおすすめです。

庄内町のお米は、「庄内町新産業創造館クラッセ」内の、地元の新鮮な野菜や花、地酒、お米、グルメなスイーツや手工芸品まで庄内産のものなら何でもそろう「なんでもバザールあっでば」や、国道47号線沿いにある巨大風車が目印の「道の駅しょうない風車市場」などで買うことができます。

いとこ煮ゆべし

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庄内町のおみやげには「いとこ煮ゆべし」もおすすめです。そもそも庄内でいう「いとこ煮」とは、古くから庄内地方で愛され、「月山龍神マラソン」のようなイベントでもふるまわれてきた優しい甘さが魅力の郷土料理の一つで、TV番組「ケンミンショー」でも紹介されました。

小豆ともち米で作られた、おはぎのような、ぜんざいのような甘いもの好きにはたまらないグルメですが、スーパーで売られているわけではなく、基本的には家で作るものだそうです。ですから、その家によって微妙に味が違う、いわゆる「おふくろの味」なのでしょう。

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最近はお湯を入れるだけで食べられる加工品「いとこ煮」のレトルトパックも売られていますが、なんとか庄内町の地域おこしにしたいと「地域おこし協力隊」がスイーツを開発しました。

「ゆべし」という形でしあげた新しいスイーツが、この「いとこ煮ゆべし」で、優しい甘さがほっこり癒してくれるグルメをぜひお土産にしてみてください。

跡の青きな粉

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庄内町の跡地区で、江戸時代から続く伝統の手づくりきな粉「跡の青きな粉」は、その名の通り青大豆を原料とした、甘みや風味がひと味違うきな粉です。

庄内地方の跡地区は地形的に農業用水を引くのが困難だったため、大豆や小豆、からしなどを生産していました。そして畑で採れた農産物として直販売するだけでなく、副収入を得るために、大豆や小豆を加工することで価値を高めて販売した商品のひとつが「跡の青きな粉」だったそうです。

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ですから庄内地方の人にとっては「きな粉」といえば「青(緑)」なのですが、大豆を挽いて粉にしただけの食品「きな粉」は、大豆の種類や炒り方などによっても味が大きく変わります。

「跡の青きな粉」は、黄色いきな粉に比べるときめが細かく、しっとりとしているためお餅やヨーグルトなどのトッピングにしても美味しいので、お土産にもおすすめです。

庄内平野をのんびり観光しよう!

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山に囲まれ、日本海にも面している庄内平野は、都会の喧騒から離れ、ゆったりとした田園風景や街並みが美しくこころ癒されるスポットです。忙しさに心疲れたら、ぜひ庄内平野をのんびり観光し、地元の美味しいグルメを味わってみてはいかがでしょうか。

横山まりん
ライター

横山まりん

ミュージカルと旅行とグルメが大好きな、専業主婦歴4年のオールドルーキーです。 最近は、新しい料理にも挑戦してレシピを増やすために、おいしものを食べに出かけています。 旅行では、今一番行ってみたいのはイエローナイフです。オーロラを一度見てみたいと思っています!

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