琥珀糖はまずい？美味しい？まずいと言われる理由やおすすめの商品・アレンジレシピも紹介

琥珀糖（こはくとう）は日本で古くから食べられてきた伝統のある和菓子です。近年ではキラキラとした宝石のような見た目と、シャリッシャリッという咀嚼音がAMSR動画などで紹介され爆発的なブームを巻き起こしました。

琥珀糖の口コミや評判を調べてみると、美味しいという意見とまずいという意見に分かれており、実際はどうなのか気になるところです。そこで今回は、琥珀糖は美味しいのか、まずいのか、おいしい食べ方はあるのかについて紹介します。

琥珀糖の歴史は古く、その原型は平安時代からあり、薬の一部として、また飴や金平糖の一種として食べられていたと言います。現代の形になったのは江戸時代のことで、当時は「錦玉糖」などと呼ばれていました。

琥珀糖は砂糖と寒天を煮詰め、乾燥させるだけのシンプルな和菓子です。しかし、表面に砂糖を結晶化させるため時間がかかりますし、そして何よりもたくさんの砂糖が必要です。当時は砂糖は大変高価で、かつ、時間のかかる琥珀糖は贈答品や特別な日のお菓子でした。

現代ではカラフルで、フレーバー付きの琥珀糖も多く販売され、よりカジュアルに楽しめるようになりました。老舗の和菓子店では贈答用の琥珀糖もあり、今でも幅広い世代に親しまれているお菓子と言えるでしょう。

長い歴史を持つ琥珀糖ですが、口コミを調べてみると悪い口コミがいくつかありました。

• 思ったよりまずい
• 琥珀糖まずい
• 甘すぎて美味しくない
• 美味しそうに見えるのにまずい
• 見た目はかわいいのに美味しくない
• 琥珀糖の食感苦手だ
• なんか物足りない
• 初めて食べたけどだめだ、おいしくない
• ただの砂糖でしかなくてなにこれってなる
• 食感は好きだけど味は微妙

琥珀糖がなぜまずい・美味しくないと言われてしまうのか、その理由は主に以下のようなことが挙げられます。

• 甘すぎる
• 食感が苦手
• 味がしない

琥珀糖は砂糖と寒天でてきたお菓子で、表面に砂糖を結晶化させるため多くの砂糖が使われています。そのため、見た目以上に甘く、その甘さに驚く人も多いようです。甘党の人であっても、ただ砂糖を食べているようで苦手という声もありました。

そのため、そのまま食べる場合は少量ずつにしたり、コーヒーや紅茶、日本茶などと合わせて食べるようにするのがおすすめです。

琥珀糖は内側と外側で食感が違うため、思ってたものと違うと感じた人が多くいました。持った感じは硬いのに、噛むとスッと歯が入って歯切れがいいのが特徴です。イメージとしてはあんみつなどの寒天の周りが砂糖で固まっている感じなので、その食感の差が苦手という人も一定数いました。

現在ではフレーバー付きの琥珀糖も多くありますが、ガツンとした味が感じられる琥珀糖は少なく、ほんのりと香りや風味を感じる程度です。

そのため、インパクトのある色合いであっても味がしない、ただ甘いだけという意見が多くありました。琥珀糖の見た目と味のギャップが、美味しくないと言わせる原因になっているようです。

琥珀糖に対する悪い口コミもありましたが、美味しい・好きという良い口コミや評判も多くありました。

• 綺麗だし美味しい
• 琥珀糖好き！
• 琥珀糖見るとワクワクするし美味しい
• 見て美味しい、食べて美味しい
• 琥珀糖うまーい

琥珀糖をまずい・美味しくないと感じる原因は、甘さと食感にあるのでそれらをカバーしたアレンジをすれば苦手な人でも楽しく、美味しく食べられるでしょう。

琥珀糖の食べ方のアレンジ方法として多く聞かれるのが、紅茶に入れて楽しむ方法です。温かい紅茶に入れれば、少しずつ溶けていき、砂糖代わりとして使えます。紅茶に入れる際は小さめにカットして、少しずつ入れて好みの甘さにしましょう。

琥珀糖は、寒天と砂糖でできているので、水に入れて煮溶かし、器にフルーツなどを入れて冷やし固めれば寒天ゼリーとして簡単にリメイクできます。シロップやジュースなどを加えて味を調節するだけなので、お菓子作りをしたことが無くても挑戦しやすいでしょう。

琥珀との見た目を楽しむなら、甘みの少ないサイダーや炭酸水に入れるのがおすすめ。炭酸の泡のパチパチした感じと琥珀糖のキラキラしたようすは、フォトジェニック雰囲気でいつものサイダーがワンランク上の飲み物に変身します。

サイダーに入れるだけでも十分おしゃれですが、フルーツと一緒にサイダーに入れてフルーツポンチにするのもおすすめです。特に夏場は涼やかでおもてなしスイーツにもぴったり。小さなグラスやガラスの器に盛り付けるとおしゃれ度がぐっと上がります。

琥珀糖はそれだけで食べるととても甘いので、細かく刻んで無糖のヨーグルトに加えて食べるのもおすすめです。ヨーグルトの酸味とよく合い、カラフルな琥珀糖を入れるといつもと違ったヨーグルトが楽しめます。

ここからは通販で買えるおすすめの琥珀糖を紹介します。琥珀糖は非常に多くのメーカーやブランドから販売されています。味わいや触感がそれぞれ異なるため、好みのものを見つけてみましょう！

カラフルな琥珀糖を多く販売している「岡伊三郎商店」の「いろどり宝石菓」は琥珀糖の定番商品。季節に合わせたフレーバーや色合いが特徴で、ちょっとした手土産に選ぶ人も多くいます。食感がよく、天然色で色づけられているので安心して食べられます。

ユニコーンが描かれたパッケージが特徴の「ポエム商事」の「ユニコーンティアーズ」はパック入りと瓶入りの2種類があります。瓶入りの「ジュエルボックス」はそのままインテリアとして飾って置けるようなデザインで、色の組み合わせが違う数種類が販売されています。

石川県白山市にある「彩霞堂」では、昔ながらの琥珀糖を販売しています。しっかりとしたシャリシャリ感と、ぷるんとした食感のコントラストが心地よい琥珀糖です。味わいによって色が異なるので、食べ比べを楽しむのもおすすめ。

キューブ型のカラフルな琥珀糖は「いづも寒天工房」で購入できます。老舗の寒天菓子店で、琥珀糖の他にも寒天菓子を多く取り扱っています。淡い色合いの琥珀糖が多い中、いづも寒天工房の琥珀糖はしっかりとした色合いで、スイーツのトッピングやサイダーに入れても色が映えます。

ハーブティー専門店「Design With Tea Salon」の「CanTea 紺ケース」は、宝石箱そのもの。天然由来の色合いの琥珀糖と、アップル風味のハーブティー、食べられる花（エディブルフラワー）がセットになっているので、極上のリラックスタイムを演出できます。

琥珀糖は完成までに時間がかかりますが、作り方自体はとても簡単です。砂糖が結晶化している様子を観察し、子供と一緒に自由研究に題材にするのもおすすめです。

琥珀糖に必要な材料（作りやすい分量）

• 粉寒天：4g
• グラニュー糖（ザラメや上白糖でも可能）：230g
• 水：150ml
• 色素（お好みで。粉の場合は少量の水で溶いておく）

琥珀糖の作り方

1. 鍋に水と粉寒天を加えて中火にかける
2. 完全に溶けたらグラニュー糖を加え、弱火でまぜながら煮詰める
3. 色を付けたい場合は、2に加え入れ混ぜ合わせる
4. 全体がとろっとしてきたらバットやタッパーなどに流し入れる
5. 空気を抜いて冷やし固める
6. 固まったら取り出して好きな大きさにカットしたり型抜きをす
7. ざるやバット網に重ならないように間隔をあけて並べて、自然乾燥させて完成。

材料や分量、乾燥させる間の温度と湿度など条件によって異なりますが、1日～2日で結晶化が始まり、4日～5日で全体が固まってくるようです。

琥珀糖は寒天と砂糖でできたシンプルな和菓子です。砂糖を多く使っているため、甘すぎるという口コミが多くありました。食べ方やアレンジ次第では甘さを気にせずに食べられるので、好みの食べ方を見つけてみましょう。

※本記事中の情報は2024年4月25日時点のものです。紹介した商品は地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や価格が異なることがあります。