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本格的!自家製ベーコンの燻製【準備】
料理に大活躍の燻製食品である「ベーコン」は、実は自宅でも作ることができるのです。本記事では、自宅で作る自家製ベーコンの燻製のレシピはもちろん、自家製ベーコンの燻製におすすめな燻製器、おすすめの食べ方を紹介します。
そもそもベーコンとは、豚肉を塩漬けした食肉加工食品です。遥か昔は野生の猪肉から作られていたと言われていますが、養豚業が発達するにつれ、豚肉を使ったベーコンが主流となったようです。
ベーコンの燻製を作る際の工程は2つに分けられます。まずは素材となる豚肉の下ごしらえ、そして豚肉を燻製するという2工程です。どちらもベーコンの燻製を作るのにとても重要な工程ですが、その工程を紹介する前にベーコンの燻製を作るために準備するものから紹介していきましょう。
ベーコンの燻製:準備するもの
ベーコンの燻製を作るのに必要となるものは、ベーコンの素材となる豚肉、ベーコンの味の決め手となるスパイス、燻製するための燻製材と燻製器です。
豚肉は豚バラブロック肉を300gから500gほど用意しましょう。スパイスには塩、砂糖、ブラックペッパー、オールスパイス、シナモン、ローリエなどを用意しましょう。ホワイトペッパー、コリアンダー、ナツメグ、クローブ、チリパスダーなどを使ってもおいしく仕上がります。
燻製するための燻製材はスモークチップがおすすめです。スモークチップはいくつかの種類がありますが、ベーコンの燻製を作る時にはヒッコリーやサクラが定番です。
燻製器は色々な商品が発売されていますが、ベーコンの燻製を作る場合には温燻法の燻製器を選びましょう。ベーコンの燻製におすすめな燻製器は後述で紹介しているので、詳しくはそちらをご覧ください。
ベーコンの燻製:肉の下ごしらえ
素材、スパイス、燻製材、燻製器を用意したら、いよいよベーコンの燻製の素材となる豚肉の下ごしらえに取り掛かります。
まず豚肉の表面の水分をキッチンペーパーでしっかりと拭き取りましょう。そしてスパイスが中まで浸透するようにフォークで数カ所刺して穴を開けます。
次にスパイスを豚肉に塗り込みます。まず塩を全体にすり込ませ、その後各スパイスを混ぜたものを豚肉にすり込ませましょう。スパイスの分量はお好みで調整してください。ローリエを使用する場合には細かく砕いてから他のスパイスと混ぜ合わせましょう。
スパイスをすり込んだ豚肉をジッパー付き保存袋に入れ、空気を抜いて口を閉じます。そして冷蔵庫で2日から3日ほど寝かせます。途中、裏返して上下に満遍なくスパイスが浸透するようにしましょう。
豚肉を取り出し、大きめのボウルに入れ、流水で1時間ほど塩抜きします。豚肉を少し切り取りフライパンで焼き、味見をします。この時に少し味が薄いと感じるくらいがベストです。ベストの味になるまで流水に浸け、塩抜きをしましょう。
塩抜きが終わったらキッチンペーパーで豚バラ肉の表面の水分をしっかりと拭き取り、網に乗せ、風通しの良い日陰で3時間ほど乾燥させましょう。
そして燻製器に豚肉をセットし、熱源をつけ、40度から50度で1時間ほど乾燥させます。これで豚肉の下ごしらえは完了です。
ベーコンに向いている肉の部位は?
ベーコンに使用する豚肉は豚バラ肉がおすすめですが、豚ロース肉や豚肩ロース肉を使用してもおいしいベーコンの燻製を作ることができます。
豚ロース肉や豚肩ロース肉は、豚バラ肉に比べて脂身が少ないのでヘルシーな仕上がりとなります。豚ロース肉のベーコンはロースベーコンと呼ばれ柔らかな食感が特徴で、豚肩ロース肉のベーコンはショルダーベーコンと呼ばれ濃厚な旨味が特徴です。
豚バラ肉でベーコンの燻製を作ったあとは、別の部位でベーコンの燻製を作ってみて味の違いを楽しんでみるのもおすすめです。
本格的!自家製ベーコンの燻製【燻製の仕方】
豚肉の下ごしらえが終わったらいよいよ燻製の工程に移ります。そもそも燻製とは、塩漬けにした食材を木材などを燃やした煙にかけて保存性を持たせることです。木材を燃やした煙によって独特の風味がつくのも燻製の特徴です。
燻製にもいくつかの製法があり、ベーコンは主に温燻法と呼ばれる燻製製法で作られます。ちなみに生ハムやスモークサーモンなどは冷燻法という燻製製法で作られています。
ベーコンを燻製する時に使用する燻製器は、フライパンや段ボールなどでも代用できますが、本記事では燻製器を使用した燻製方法を紹介します。
ベーコンの燻製:燻製の仕方
燻製器を使用したベーコンの燻製の仕方は簡単です。燻製器の1番下に熱源を置き、その上にアルミホイルに入れたひと掴み程度のスモークチップをセットします。そして豚肉を燻製器の1番上にセットし、60度から70度で3時間程度燻すだけです。
燻製器によって、熱源に炭を使ったり、コンロを使用したりと違いがあります。お手持ちの燻製器の説明書に従った使い方をしてください。
燻製が終わったベーコンをバットなどに乗せ粗熱を取り、ラップに巻きます。そして冷蔵庫で12時間ほど寝かせたら、自家製ベーコンの燻製の完成です。
ベーコンの燻製に向いているスモークチップは?
前述でも簡単に紹介しましたが、ベーコンの燻製に向いているスモークチップはヒッコリーやサクラです。
このふたつは初心者向けのスモークチップとしても定番なものです。燻製に慣れてきたらリンゴやウイスキーオークなど、個性的な香りのスモークチップでベーコンを作ってみるのも良いでしょう。色々なスモークチップを試して自分の好みにぴったりなベーコンの燻製を作ってみてください。
簡単!1日でできるベーコンの燻製
ここまでベーコンの燻製のレシピを紹介してきましたが、ベーコンを作るのにはとにかく時間がかかります。前述で紹介したレシピではスパイスをすり込んだ豚肉を寝かせるのに2日から3日かけますが、レシピによっては1週間以上寝かせる場合もあります。
おいしいベーコンの燻製を作るためには時間をかける必要がありますが、少しの工夫をすることで1日でベーコンの燻製を作ることもできます。ここでは1日で作ることができるベーコンの燻製のレシピを紹介します。
ベーコンの燻製を1日で作るレシピです。まずはじめに、素材となる豚ブロック肉を用意したら、豚肉全体に塩をまぶします。豚肉全体に塩をまぶしたらキッチンペーパーに包んで冷蔵庫で1時間ほど寝かせます。こうすることで豚肉の水分が抜け味が染み込みやすくなります。
次にスパイスをすり込みます。ここではソミュール液というスパイスを加えた塩水を使用します。まず鍋に水(100cc)を入れ沸騰させます。
そこに天然塩(10g)と三温糖(5g)とお好みのスパイスを入れ一煮立ちさせ、塩と砂糖をしっかりと溶かしたら、火から下ろし、氷水で冷やしておきます。
冷蔵庫で寝かせた豚肉を取り出し表面の水分をしっかりと拭き取ります。ジッパー付き保存袋に豚肉とソミュール液を入れ、空気を抜きます。豚肉全体が液に浸かるようにして冷蔵庫で3時間ほど寝かせます。
保存袋から豚肉を取り出し、ボウルに入れ、水に浸けます。10分ごとに水を交換しながら30分ほど塩抜きを行います。塩抜きが終わったら、豚肉の表面の水分をしっかりと拭き取り、脱水シートに包んで冷蔵庫で8時間ほど乾燥させます。
燻製器にスモークチップを通常の2倍の量を入れ、豚肉をセットします。そして20分ほど燻して完成です。ただし、この状態では中まで火が通っていないので、ベーコンを食べる時にフライパンやオーブンで火を通してから食べるようにしてください。
このレシピであれば、ほとんど丸1日かかってはしまいますが、1日でベーコンの燻製を作ることができます。時間のない時や、手軽にベーコンの燻製を作りたい時には、ここで紹介した1日で作れるレシピを参考に、短時間でベーコンを作ってみてください。
ベーコンの燻製におすすめの燻煙器
自宅でベーコンの燻製を作るのに欠かせないのが燻製器です。燻製器は食材にスモーキーな香りを簡単にプラスできる手軽なものから、今回紹介するようなベーコンなどの燻製食品を作ることができる本格的なものまで幅広い種類が販売されています。
はじめて燻製料理に挑戦するという人には、自分がどの燻製器を選べばいいのかわからないということもあるでしょう。ここではベーコンの燻製作りにおすすめな燻製器を2種類紹介します。
【ホンマ製作所】サン・フィールド ステンレススモーカー F-240S
ホンマ製作所が販売している「サン・フィールド ステンレススモーカー」は、熱源を選ばずに簡単に燻製料理を作ることができる家庭用に最適な燻製器です。
オールステンレスでメンテナンスが簡単な上、スモーク温度計も付いているので取り扱いやすいのが魅力です。カセットコンロや炭火コンロなどを熱源することができるので、自宅でもアウトドアでも燻製を楽しみたいという人におすすめです。
【ZWILLING】ツインスペシャルズ スモーカーセット 28cm
「ツインスペシャルズ スモーカーセット 28cm」は、ドイツの有名キッチン用品メーカーであるZWILLINGが手がける燻製器です。
この商品は温燻法ではなく熱燻法を用いる燻製器ですが、高温で食材を加熱しながら火を通し、同時にスモークするため、短時間でジューシーな仕上がりのベーコンの燻製を作ることができます。
さらに煙漏れがほとんどないので、自宅のコンロで使用しても、部屋が煙だらけになることを防ぐことができます。自宅のコンロでベーコンの燻製を作りたい場合にはこちらの商品がおすすめです。
おすすめ!ベーコンの燻製の食べ方レシピ
最後に作ったベーコンの燻製をおいしく食べるための食べ方レシピを紹介します。ベーコンはただ焼いて食べてもおいしいですが、いろいろな食べ方をすることで、より一層ベーコンの燻製のおいしさを堪能できます。
まず紹介するおすすめの食べ方は黒胡椒焼きです。ベーコンの燻製を適当な厚さにカットし、黒胡椒をミルで挽きながらたっぷりと振り、フライパンで焼いて完成です。ビールのおつまみにぴったりな食べ方です。
次に紹介するおすすめの食べ方は野菜とベーコンのソテーです。ベーコンの燻製は千切りにしておきます。にんじんやじゃがいもなどお好みの野菜も千切りにします。フライパンでベーコンを炒め、野菜を投入し、火が通るまで炒めたら、黒胡椒で味付けして完成です。
この他にもカルボナーラの具材として使ったり、シーザーサラダに入れたりと、色々な食べ方で自家製のベーコンの燻製を味わってみてください。
ベーコンの燻製を作ってみよう!
燻製料理というと難しいイメージがありますが、燻製器を使えば簡単にベーコンの燻製を作ることができます。
通常は作るのに数日を要するベーコンの燻製ですが、工夫をすることで1日でも作ることも可能です。燻製器を使って自宅で自家製ベーコンの燻製を作って、その美味しさを堪能してください!
※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。