塩麹を使ったおいしいレシピ・野菜料理編！漬物や簡単な炒め物も

魔法の調味料とも言われている「塩麹」は、野菜レシピとの相性も抜群です。塩麹は、使うだけでレシピの幅が格段に広がるので、レシピのレパートリーを増やしたい人には打って付けの調味料です。

塩麹とは古くから日本に伝わる調味料です。塩と麹を合わせ水を加え、発酵させることで作られます。肉レシピや魚レシピに塩麹使うことで、でんぷんやタンパク質が糖やアミノ酸に分解され旨味が増すとともに肉や魚が柔らかくなると言われています。

また野菜レシピでも塩麹を使うことで、野菜の旨味を最大限に引き出し柔らかくしてくれると言われています。塩麹はレシピに加えるだけで素材の旨味を引き出してくれる魔法の調味料なのです。

本記事では塩麹と野菜を使ったおいしい簡単レシピを紹介します。塩麹と野菜を使ったレンジ調理レシピや炒め物レシピ、漬物レシピまで、色々な野菜レシピを集めました。いつもとは違うレシピで、いつもとは違った食卓をお楽しみください。

まずは塩麹と野菜の簡単レンジ調理レシピを紹介します。ここで紹介するレシピではコンロを使わずに調理することができるので、手間なく簡単においしい野菜料理を作ることができます。誰でも簡単に作ることができるレシピなので是非試してみてください。

ここで紹介する塩麹と野菜の簡単レンジ料理レシピは「塩麹の温野菜」です。このレシピで使用する野菜は、にんじん・パプリカ・かぼちゃです。

塩麹の温野菜の作り方です。にんじんは皮を剥き食べやすい大きさに乱切りにします。パプリカは種を取り除き2cm幅に切ります。かぼちゃは1cm幅に切ります。ボウルに切った野菜を入れ、塩麹（大さじ3）を加え、よく混ぜ合わせます。ラップをかけ、冷蔵庫で30分ほど寝かせましょう。

耐熱皿ににんじんとかぼちゃを入れラップをし、電子レンジで3分ほど加熱します。同じ耐熱皿にパプリカを加え、同じくラップをして2分ほど加熱します。電子レンジで加熱が終わったらラップをかけたまま3分ほど置いておき、予熱で火を通します。

にんじんとかぼちゃに火が通っていることを確認し、器に盛り付けたら完成です。お好みでオリーブオイルや黒胡椒をふりかけても美味しくいただけます。

このレシピでは、にんじん・パプリカ・かぼちゃの野菜を使用しましたが、スナップエンドウやキャベツなどでもおいしい温野菜を作ることができます。野菜を切って塩麹と混ぜ電子レンジで加熱するという簡単なレシピなので、色々な野菜で試してみるのもよいでしょう。

続いては塩麹と野菜の簡単炒め物レシピを紹介します。炒め物レシピに塩麹を使用する場合は大きく分けて2パターンあります。

まず一つは、肉の下味として塩麹を使用するパターンです。通常の野菜の炒め物レシピでは肉の下味といえば塩胡椒ですが、塩胡椒の代わりに塩麹を使用します。塩麹をまぶすことで、肉の旨味が増し、さらに肉を柔らかくしてくれます。

もう一つは、味付けの調味料として塩麹を使用するパターンです。野菜の炒め物レシピでは色々な味付けがあります。しかし大抵の炒め物レシピでは塩や塩胡椒を多少なりと使用します。その塩や塩胡椒の代わりに塩麹を使用します。

塩麹を使用することで野菜の炒め物の旨味が増し、味に奥行きがでます。塩麹を調味料として使用することで簡単においしい野菜の炒め物にすることができるのです。

ここでは2種類の野菜の炒め物レシピを紹介します。一つは肉の下味として塩麹を使用するレシピ、もう一つは味付けの調味料として塩麹を使用するレシピです。これらの炒め物レシピを参考に、色々な塩麹と野菜の炒め物を作ってみてください。

まず紹介する塩麹と野菜の簡単炒め物レシピは「塩麹の野菜炒め」です。このレシピで使用する野菜は、キャベツ・にんじん・玉ねぎです。

塩麹の野菜炒めの作り方です。キャベツは食べやすい大きさにざく切りにします。にんじんは千切りに、玉ねぎは薄切りにしておきましょう。そして豚肉に塩麹を揉み込みます。

フライパンにごま油を引き熱し、豚肉を炒めます。軽く火が通ったら野菜を加えしっかりと炒めます。肉と野菜に火が通ったら、にんにく（チューブ2cmほど）・しょうが（チューブ2cmほど）・醤油（大さじ1）を合わせたものを加え、さらに炒めます。これを器に盛り付け完成です。

このレシピで使用する野菜は、特別に用意しなくても、冷蔵庫に余っているものでOKです。豚肉に塩麹を揉み込むことで、豚肉が美味しく柔らかくなるので、野菜炒めの美味しさをワンランクアップさせてくれます。冷蔵庫に余っている野菜でおいしい野菜炒めを作ってみてください。

次に紹介する塩麹と野菜の簡単炒め物レシピは「夏野菜の塩麹味噌炒め」です。このレシピで使用する野菜は、なす・きゅうり・パプリカ・おくらです。

夏野菜の塩麹味噌炒めの作り方です。なす、きゅうり、パプリカ、おくらはそれぞれ一口大に切っておきます。

小さなボウルに、味噌（小さじ1）、塩麹（小さじ2）、塩（少々）、醤油（少々）を入れ、よく混ぜ合わせて合わせ調味料を作っておきましょう。

フライパンにサラダ油を引き熱し、なすを炒めます。なすがしんなりしてきたら、きゅうり、パプリカ、おくらを加え、さらに炒めます。野菜に火が通ったら、合わせ調味料を入れ、全体に味が馴染むように炒め合わせます。

しっかりと調味料が全体に行き渡ったら器に盛り付けます。お好みでかつお節や白胡麻をふりかけても美味しくいただけます。

このレシピでは夏野菜を主に使用しています。今回使用した夏野菜以外にも、ズッキーニやかぼちゃ、ピーマンなどを入れてもおいしい夏野菜の炒め物を作ることができます。野菜をたっぷり摂取できるおすすめレシピです。

最後に塩麹と野菜を使った簡単漬物レシピを紹介します。日本の食卓に欠かせない漬物も塩麹があれば簡単に作ることができます。

塩麹の大部分を占める麹は、野菜などの腐りやすいものを長期間保存しておくために、冷蔵庫代わりに使われていたという歴史を持ちます。その昔は、麹の中に野菜を埋めて、野菜の保存性を高めていたそうです。

現在では塩麹や麹を冷蔵庫代わりに使用することはほとんどありませんが、塩麹の性質を利用し、野菜の漬物を作るタレとして使用している人は多くいます。

塩麹に野菜を漬けることで保存性が高まるだけでなく、野菜の旨味も増し美味しくなるため、野菜を塩麹に漬けるレシピは、子供から大人まで幅広い年代から支持を集めているのです。

塩麹と野菜を使った漬物レシピは多くありますが、ここでは簡単に作ることができる漬物レシピを紹介します。とても手軽に短時間で作ることができるので、あと一品欲しい！という時などに活躍してくれること間違いなしです。

ここで紹介する塩麹と野菜を使った簡単漬物レシピは「野菜の塩麹漬け」です。このレシピで使用する野菜は、きゅうり・だいこん・にんじんです。

野菜の塩麹漬けの作り方です。きゅうりは2cm幅に輪切りにし、だいこんとにんじんは1cm幅のいちょう切りにします。ジップロックにきゅうり、だいこん、にんじんを入れ、そこに塩麹（大さじ3）を加えます。

野菜と塩麹をしっかりと揉み込み、冷蔵庫で1時間ほど寝かせます。水気を切り器に盛り付け完成です。時間があるときには3時間ほど寝かせると味がより染み込みおいしい漬物となります。

野菜の漬物というと、上記で紹介したようなきゅうりやだいこん、にんじんが定番ですが、塩麹の漬物は、ちょっと意外な食材でもおいしい漬物を作ることができます。

ここで紹介するちょと意外な食材はトマトと豆腐です。トマトはプチトマトを用意しましょう。豆腐は水を切っておきましょう。

ジップロックにプチトマトと塩麹を入れ、しっかりと揉み込み、冷蔵庫で3時間ほど寝かせます。豆腐は表面に塩麹を塗り、ラップで包んで冷蔵庫で3〜4日間漬けておきます。これで、プチトマトと豆腐の塩麹漬けの完成です。

塩麹と野菜を使った簡単でおいしいおすすめレシピを紹介しました。塩麹は野菜の旨味を引き出してくれる素敵な調味料です。塩麹を使っておいしい野菜レシピをたくさん作ってみてください。