本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
ミネラルウォーターってどんな水?
ミネラルウォーターは厚生労働省によって基準が定められており水道水とは区別されています。ミネラルウォーターとは地下水を原料とする飲料水のことで、ヨーロッパでは2000年以上も前からミネラルウォーターを飲む習慣がありました。
日本でミネラルウォーターが一般家庭用に普及したのは1983年に「六甲のおいしい水」や「山崎の名水」が発売されたことがきっかけだと言われています。それ以前にも外国のミネラルウォーターが輸入されていましたので、ご存知の方も多いことでしょう。
農林水産省によってミネラルウォーター類が制定されている
ミネラルウォーターに関する区分については農林水産省によって厳密に決められています。ミネラルウォーターと呼んでよい水は、地下水に無機塩添加などの調整が行われていない水でナチュラルウォーターやナチュラルミネラルウォーターと呼ばれます。
一方、地下水を原料にしていない水はボトルウォーターと呼ばれています。ミネラルウォーターは地下水の中で飲料水に適した水を容器に詰めたものです。これらの水を合わせて食品衛生法では「水のみを原料とする清涼飲料水」と定義され、ミネラルウォーター類となっています。
軟水?硬水?ミネラルウォーターは水の成分によって分類
はじめにミネラルウォーターの中でも硬水と軟水に区別される指標についてご紹介します。国産のミネラルウォーターはほとんどが軟水ですが、軟水の中でもそのレベルは様々ですのでそれぞれの特徴を知ったうえで購入されることをおすすめします。
軟水
軟水のミネラルウォーターとは、水に含まれるカルシウム塩とマグネシウム塩の量が厚生労働省が定めるレベルより低い場合に軟水と呼びます。具体的にはカルシウム塩とマグネシウム塩の量が1リットル中60㎎以下のミネラルウォーターが軟水として扱われます。
一般的に軟水のミネラルウォーターは口当たりが優しくまろやかなのが特徴です。また軟水は肌や髪の毛にも優しくしっとりとさせます。皆さんの中には、外国の旅行先で洗髪や洗顔で肌がつっぱったりパサパサになった経験があるという方もいらっしゃるでしょう。
さらに軟水のミネラルウォーターは料理にも適していることで知られています。特に和食のような繊細な味付けや素材の味を生かした料理の際には軟水がおすすめです。軟水は基本的に無味無臭のため旨味や香りを最大限に引き立てることができるのです。
硬水
硬水と定義されるミネラルウォーターは、ミネラルの量が多いという特性があります。日本の地下水は軟水ですが、欧米の地下水は硬水が多いと言われています。硬水にも良い面がたくさんあります。
ヨーロッパは石灰岩の地質が多く、山から海までの距離が長くなだらかなため地中に染み込んだ雨や雪がミネラル豊富な地下を時間をかけてゆっくりとろ過されるためミネラルがたっぷり入った硬水になるのです。
一方日本では花崗岩の地質が多いうえに、山から海までの距離が短く傾斜も急なためミネラルの浸透が少なく軟水になると言われています。硬水はカルシウムやマグネシウムの含有量が1リットル中120~180㎎と定義されています。
中硬水
ミネラルウォーターには中硬水として区別される水もあります。中硬水はカルシウムとマグネシウムの含有量が軟水と硬水の間です。中硬水には1リットル中60~120㎎入っているものとなっています。
中硬水のミネラルウォーターは軟水の特徴と硬水の特徴を兼ね備えています。中硬水は飲みやすい軟水と同じように使うことができます。料理やコーヒーを淹れる際におすすめですし、硬水程クセが強くないのでそのまま飲むのにも適しています。
軟水のミネラルウォーターのおすすめの使い方
今回は軟水のミネラルウォーターのおすすめの理由と使い方についてご紹介します。普段の私たちの生活に欠かせない水ですが、日本では水道水も軟水のため日本人の体質に合っており使うことには多くのメリットがあります。
特に軟水のミネラルウォーターにはどのような良い点があるのでしょうか。水道水よりも軟水のミネラルウォーターを使った方が良い時もあるのでしょうか。用途に合わせて詳しく解説します。
緑茶などの飲み物に
軟水のミネラルウォーターは口当たりが軽く飲みやすいのが特徴です。さらに軟水のミネラルウォーターには独特のクセや匂いがないため緑茶などの香りを楽しみたい時におすすめです。日本茶を入れる際に軟水を使うとしっかりと抽出され、風味を楽しむことができます。
また珈琲を入れる際にも軟水のミネラルウォーターを使用すると、まろやかな甘みを出し酸味を際立たせる効果があります。ただ、硬度が1リットル中10㎎以下の軟水は、緑茶の苦みと渋みを強く出してしまうため避けたほうがよいでしょう。
和風の料理に
軟水のミネラルウォーターは和食など繊細な料理に向いていると言えます。軟水はミネラル成分が少ないため出汁や素材の味を味わいたい料理に人気があります。またご飯を炊く際に軟水のミネラルウォーターを使えば、ご飯の色が白くとても美味しく炊き上がります。
また煮魚や野菜の煮物などの場合も軟水のミネラルウォーターを使用するのがおすすめです。ミネラルウォーターには水道水のように塩素が入っていないため料理の味の邪魔をすることなく美味しく仕上げることができます。
赤ちゃんのミルクに
軟水のミネラルウォーターは赤ちゃんのミルクを溶かすのにもおすすめです。日本の赤ちゃん用粉ミルクは軟水で溶かすことを想定して作られています。そのため硬水を使うとミネラル分などが過剰になり赤ちゃんの体に負担になってしまう可能性があります。
赤ちゃんのミルクを溶かすための軟水のミネラルウォーターがない場合には、水道水で溶かすこともできます。しかし、胃腸が未発達な赤ちゃんにはできるだけ軟水を与えるようにすると、お腹を壊すなど体への負担が少ないでしょう。
軟水のおすすめミネラルウォーターランキングTOP7
それでは軟水のミネラルウォーターで人気のある商品をご紹介します。水にもいろいろな種類があり、入っている成分の違いや適した用途があることがお分かりになるでしょう。
第7位【コカ・コーラ】い・ろ・は・す
国内の厳選された6カ所の採水地から得られる
初めにご紹介する軟水のミネラルウォーターはコカ・コーラが販売している「い・ろ・は・す」です。いろはすは北海道・奥羽山脈・白洲・栃波・大山・阿蘇と全て国産の採水地から取られた厳選された軟水ミネラルウォーターです。
いろはすの硬度は採水される地域によって異なります。環境への配慮からラベルのない商品も販売されています。さらに美味しい水を育む森を育てる努力も行われています。
第6位【ポッカサッポロ】富士山麓のおいしい天然水
バナジウムを含む富士山麓の天然水
次にご紹介する軟水のミネラルウォーターで人気があるのは、ポッカサッポロの「富士山麓のおいしい天然水」です。富士山のふもとで採水された国産ナチュラルミネラルウォーターです。この水の特徴は超微量元素バナジウムというミネラルが含まれていることです。
バナジウムは超微量でも人体に必要なミネラルと言われています。しかし赤ちゃんのミルクを溶かす際には推奨されていないものもありますので注意が必要です。
第5位【大塚食品】クリスタルガイザー
カリフォルニア北部マウントシャスタから採水
次に人気な軟水ミネラルウォーターは大塚食品の「クリスタルガイザー」です。クリスタルガイザーはカルフォルニア北部のシャスタ山の湧水を採水しています。年間通して常に10℃以下の国立森林保護区内の源泉から直接採られています。
クリスタルガイザーは日本人の体と味覚に合う軟水で多くの人に人気となっています。大塚食品が日本向けに輸入販売しています。
第4位【アサヒ飲料】おいしい水富士山
外気に触れさせないようにボトリング
ランキング第4位にご紹介する人気の軟水ミネラルウォーターはアサヒ飲料の「おいしい水富士山」です。富士山に降り注いだ雨や雪が長い時間をかけて地下深層に染み込んだ国産天然水です。外気に触れないように注意深く汲み上げボトルに詰められています。
飲む人を選ばない定番商品ともいえるので、どの軟水を購入するか迷っている方は、飲み比べる商品の一つとしてチョイスしてみるのもおすすめです。
第3位【サントリー】天然水 南アルプス
20年以上の歳月をかけて磨かれる天然水
国産の軟水ミネラルウォーターで人気第3位はサントリーの「天然水南アルプス」です。この水は標高3000mを超える山々が連なる南アルプス国立公園の北部で採られた清冽な天然水です。
20年以上もの歳月をかけてゆっくりと湧き出る国産の軟水ミネラルウォーターです。よく見かけるパッケージでお馴染みの水ともいえるでしょう。
第2位【伊藤園】磨かれて、澄みきった日本の水
販売場所によって水源が異なる水が楽しめる
軟水ミネラルウォーターで人気の第2位は、伊藤園の「磨かれて、澄み切った水」という商品です。この水は販売エリアによって採水地が異なるのが特徴です。東日本では長野県安曇野の天然水で高度21の水です。西日本では中国山脈を水源とする硬度83の中硬水です。
さらに九州では福岡県朝倉市の水で硬度50の天然水を使用しています。どの水も2種類のフィルターを通して磨き上げられているため美味しさがさらにアップしています。
第1位【コカ・コーラ】森の水だより
クセがあまりなく飲む人を選ばない!日本アルプスの天然水
いよいよランキング第1位の商品です。最後にご紹介する人気商品はコカ・コーラの「森の水だより」です。発売後20年にわたって人気商品となっている軟水ミネラルウォーターです。
国内の6か所の採水地からくみ上げた天然水ですが、苦みと甘みのバランスが良く飲み込んだ後にほのかに感じられる苦みが特徴です。クセがあまりない商品ですので、ミネラルウォーターに初挑戦したいという方にもぴったりです。
軟水のミネラルウォーターは国産の商品も人気!
軟水ミネラルウォーターのご紹介はいかがでしたでしょうか。豊かな自然で育まれたおいしい軟水は国産のものが人気があります。硬水と軟水の違いにも注目し、料理やお茶などには軟水のミネラルウォーターがおすすめです。是非おいしい水を活用しましょう。
※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いのない場合や価格が異なることがあります。