【シルバーアクセサリー】の超簡単なお手入れ方法はコレ！必要な道具は？

シルバーアクセサリーは、プラチナや金に比べて化学変化を起こしやすい金属で手入れを怠ると黒ずみなどが目立ってきますが、価格も比較的手ごろなものが多く手に取りやすいのが魅力です。

シルバーアクセサリーは、味が出る・肌に馴染む・自分らしさが出るなど、使用する時間により変化する経年変化が魅力です。シルバーアクセサリーは、手入れをしなかったり、長い期間使用せずに置いておくと変色してしまったり黒ずんでしまうことがあります。

シルバーアクセサリーを少しでもきれいに長く使うためにも、日々の手入れは重要なポイントになります。

今回の記事では、シルバーアクセサリーの簡単なお手入れ方法・お手入れにおすすめの専用クリーナーや、きれいが長持ちする日々のお手入れ方法と保管方法などについて詳しく解説していきます。

まずはシルバーの種類を紹介していきます。一番多く市場に出ているシルバーの種類はシルバー925・スターリングシルバーと記されている物が多いです。他にもシルバーの種類としては、1000・950・900・800などがあります。

シルバー925・スターリングシルバーは、純銀が92.5％・残りの7.5％が他の金属であることを意味しています。1000は銀100％・950は銀95％・900は銀90％・800は銀80％になります。

銀100％ではなくシルバー925・スターリングシルバーが多い理由として、純銀100％の場合柔らかすぎるためアクセサリーには向いていないことが理由となります。そのため、強度と光沢感のあるシルバー925・スターリングシルバーが多く使われています。

シルバーの歴史は古く、紀元前3000年古代シュメール人の遺跡で世界最古といわれているシルバーアクセサリーが発見されているほど、長い歴史を持ちシルバーの産出や加工も紀元前2600年頃から始まったといわれています。

シルバーは16世紀にメキシコで大銀山が発見されたことにより、ヨーロッパに大量の銀が流出し急速に広まりました。

シルバーアクセサリーの技術の発展はアメリカインディアンの存在が必要不可欠であり、アメリカインディアンの技術により浮き彫りなど金銀線細工の加工を施されるようになりました。また、シルバーは食器にも使われていた時代があります。

シルバーは化学変化を起こしやすい金属になりますので、料理に毒が混入されていた場合変色するため毒殺などを未然に防ぐことができていました。ヨーロッパを中心にシルバーが流出していましたが、東洋でもシルバーは流出しており殺菌作用利用して食器に使われていたといわれています。

シルバーは古来よりアクセサリーとしてだけでなく、化学変化による変色で命を守る役割を果たしていた重要なアイテムでした。

シルバーアクセサリーは、長年の使用・お手入れの忘れ・長年の放置などにより変色します。シルバーアクセサリーが変色しやすい原因について解説していきます。

シルバーアクセサリーの変色の原因は硫化と塩化になります。黒ずみや変色の原因は硫化がほとんどですが、変色は塩化反応により発生することもあります。

硫化は皮膚や髪・爪を構成している成分の1つであるアミノ酸の中にも含まれていますので、日常的にシルバーアクセサリーの変色の要因となります。日常的にある硫化は防ぐことが難しいため日々のお手入れをこまめに行う必要があります。

続いてシルバーアクセサリーのお手入れ方法について紹介していきます。まずは、自宅にあるものでお手入れをする方法を見ていきましょう。自宅にあるものでシルバーアクセサリーのお手入れをする場合、おすすめのアイテムは2つあります。

1つ目に紹介するシルバーアクセサリーのお手入れにおすすめのアイテムは「重曹」を使ってお手入れをする方法です。

重曹はシルバーアクセサリーのお手入れだけでなく、キッチンなどの掃除など様々な箇所でのお手入れに使うことができますので、1つ持っておくと便利なアイテムになります。重曹を使ってシルバーアクセサリーのお手入れをする場合、重曹に水を少し加えてペースト状にします。

ペースト状にした重曹を、シルバーアクセサリーに直接つけて指で擦っていくと重曹と水により炭酸が発生します。シルバーアクセサリーに付着した黒ずみなどの汚れを重曹の粒子により磨かれていくため、簡単に黒ずみを落とすことができるようになっています。

また、一度に複数のシルバーアクセサリーのお手入れを重曹で対応したい場合は、ボールにアルミホイルを敷いてシルバーアクセサリーを置いたあと熱湯がアクセサリーに被るぐらいまで入れ重曹を入れてしばらく時間を置きます。

汚れが落ちてきたら取り出して柔らかい布でゆっくりと拭き取りましょう。別の作業の合間などにシルバーアクセサリーのお手入れをしたい場合などにもおすすめの簡単つけ置きお手入れ方法です。

自宅にあるものでシルバーアクセサリーのお手入れをする際のおすすめアイテム2つ目は「塩」になります。塩を使ってシルバーアクセサリーのお手入れする場合に必要なものは塩・アルミホイル・鍋・水の4つです。鍋にアルミホイルを敷いてアクセサリーを入れます。

アクセサリーを入れたら水をアクセサリーが被るまで入れます。塩を入れて加熱をしていくと汚れが落ちていきます。汚れが落ちたら取り出して柔らかい布で拭き取りましょう。

加熱をしていますので、アクセサリーが熱くなっていることがありますので、取り出す際には注意して取り出すようにしましょう。

続いて簡単にシルバーアクセサリーのお手入れをすることができる、シルバーアクセサリー専用クリーナーについて紹介をしていきます。

シルバーアクセサリーには、専用のクリーナーがあり簡単にきれいにお手入れをすることができます。シルバーアクセサリー専用クリーナーの種類や選び方などについて解説していきます。

シルバーアクセサリー専用クリーナーは大きく分けて、クロスタイプ・液体タイプ・ポリッシュタイプの3つのタイプがあります。

3つの専用クリーナーはお手入れの目的によっておすすめのクリーナーが異なります。次に紹介する専用クリーナーの選び方を参考にして、自分のお手入れ方法に合い・目的に合った専用クリーナーを選びましょう。

クロスタイプのシルバーアクセサリー専用クリーナーは100円ショップなどでも取り扱っていることがありますので、比較的手に取りやすく簡単にお手入れをすることができるアイテムです。

クロスタイプのクリーナーのお手入れ方法は、布で拭くだけになりますので一番簡単なお手入れ方法ともいえます。クロスタイプは簡単にお手入れができるアイテムですが注意点もあります。

クロスタイプのクリーナーは研磨剤が入っていますので、磨き過ぎたり強くこすったりするとシルバーアクセサリーを傷つけてしまう可能性がありますので注意しましょう。液体タイプのクリーナーは、チェーン付きのアクセサリーなどのお手入れにおすすめです。

ポリッシュタイプは、変色してしまった硫化被膜を除去してくれる効果だけでなく研磨剤も含まれているため、光沢も戻ります。シルバーアクセサリーの表面の傷を削りきれいな光沢を出したい時におすすめのお手入れアイテムとなっています。

最後にシルバーアクセサリーのきれいな状態を長持ちさせるための日々の手入れ方法とおすすめの保管方法を紹介していきます。きれいを長持ちさせるシルバーアクセサリーの日々の手入れ方法は、使った後すぐの手入れが重要になります。

シルバーアクセサリーを使用した後のお手入れが重要です。キメの細かい柔らかい布で優しく拭いてお手入れをしましょう。夏場などで汗をかいてしまっている場合や、皮脂汚れなどが付いている場合は、汗や皮脂汚れを水でよく洗い流して乾いた柔らかい布で良く拭いてから乾かしましょう。

お手入れが終わった後のシルバーアクセサリーは、シルバー専用の保管袋に入れて保管をするのがおすすめです。

シルバーアクセサリーは、専用の保管袋に入れて保管をするのがベストな保管方法になりますが、専用の保管袋などが無い場合には、密閉することができるチャック袋に入れると黒ずみを軽減させることが可能です。

チェック袋は100円ショップなどで販売されている物で問題ありません。アクセサリーのサイズに合ったチャック袋を選ぶようにしましょう。大きすぎるときれいに空気を抜くことができないことがあります。

ネックレスやブレスレットなどチェーンがあるアクセサリーは、袋に入れている内に絡まらないように紙などでチェーンを包んで保管しておくのもおすすめです。

人気のシルバーアクセサリーのおすすめのお手入れ方法について紹介をしてきました。シルバーアクセサリーは、変色しやすいアクセサリーで日々のお手入れにより長くきれいな状態を保つことができます。

専用クリーナーや自宅にあるもので簡単にお手入れをすることができるのもシルバーアクセサリーの魅力の1つです。シルバーアクセサリーのお手入れをこまめに行い、長い間愛用しましょう。