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さんまをフライパンでおいしく焼く方法とコツとは?
旬のさんまは肉厚で脂がたっぷりのっています。そんなさんまをおいしく食べるなら、シンプルに焼きさんまにするのがおすすめです。焼き魚作りには魚焼きグリルを使った方が失敗が少ないのですが、グリルを使うと後片付けが大変です。
そんなときにはフライパンを使ってさんまを焼いてみましょう。フライパンならどの家庭にもある調理器具ですし、焼いた後の片付けも簡単です。
IHグリルでもさんまはおいしく焼ける?
焼きさんまの魅力といえば、皮のぱりぱりした食感と身のジューシー感でしょう。ただし皮をぱりぱりに仕上げるには、火力が重要なポイントです。
最近はリフォームしてキッチンのIH化する家庭も増えていますが、もともとIHグリルはガスグリルよりも火力が弱いといわれています。
高温でしっかりと焼き色を付けるのがおいしさのポイントといわれる焼きさんまだけに、IHグリルはおいしい焼きさんま作りに適しているのでしょうか?
近年のIHグリルはガスコンロと遜色がない
オール電化の家が増えたこともあり、近年のIHグリルはかなり高性能です。そのため「IHグリルだから火力が弱い」ということはありません。ですからIHグリルでもガスグリルと同じように、おいしい焼きさんまが作れます。
それでも心配ならフライパンで焼いてみよう
IHグリルでも問題はないとはいえ、今やさんまは高級食材といわれていますし、秋の約1ヶ月しか食べられない貴重な秋食材です。そのためどうしてもIHグリルでの調理に不安がある場合は、フライパンを使っておいしい焼きさんまを作りましょう。
さんまをフライパンで焼く前に!丁寧な下処理を
フライパンを使っておいしい焼きさんまを作るには、丁寧な下処理が重要です。鮮度の良い魚ほど早めの下処理がおいしさを左右するので、手に入ったらできるだけ早く下処理をしましょう。下処理作業は「うろことり」「切り込み」「塩加減」の3つがポイントです。
鮮度の良いさんまはうろこがついたままの状態で販売されています。ですから焼きさんまにする前には必ずうろことりを行ってください。うろことりが終わったら流水で全体を洗い流し、すぐにキッチンペーパーでさんま表面の水分を取り除きましょう。次に切り込みです。
フライパンで焼きさんまを作る際には蓋をしません。そのため切り込みを入れて少しでも火が通りやすくするのがポイントです。
フライパンに入りきらない大きさのさんまの場合は、半分に切って焼きムラができないようにします。なお鮮度の良いさんまは内臓も苦味や臭みが少ないので、あえて取らずにそのまま焼くのがおすすめです。最後のポイントは「塩加減」になります。
フライパンでは一気に高温で調理することができません。そのためパリパリした皮の食感を再現するためには、多めの塩を振ることが重要です。味付けのための塩ではなくあくまでも皮の焼き色を付けるための塩なので、多めの塩を振るのが下処理の仕上げとして重要になります。
さんまをフライパンで簡単に焼く方法
焼き魚専用の調理器具や七輪がなくても、フライパンを使えば旬のさんまを使って絶品焼きさんまにすることができます。フライパンを使った焼きさんまの作り方には「フライパンで直に焼く方法」「アルミホイルを使う方法」「クッキングシートを使う方法」の3つがあります。
そのまま直に焼く場合
フライパンに直接さんまをのせて焼きさんまにする場合、最も心配なのが「皮がくっついてしまうこと」です。本来焼きさんまは高温で一気に焼き上げることで、身はジューシーなのに皮はぱりぱりしたおいしい焼きさんまに仕上げられます。
ところがうろこを取ったさんまの皮は薄いです。そのためフライパンにさんまの皮がくっついてしまうと、破れてしまうことがあります。しかも皮が破れるとさんまの旨味である脂がすべて流れ出るため、身がぱさぱさした焼きさんまになってしまいます。
そこでフライパンに直接さんまをのせて焼く場合は、フライパンの種類にこだわるのがポイントです。家にあるフライパンで簡単に焼きさんまを作るには、フッ素加工されたフライパンを使います。
フライパンのフッ素加工には「フッ素加工フライパン」と「テフロン加工フライパン」の2種類がありますが、実はどちらも加工法は同じです。
フライパンにはいろいろなメーカーがありますが、「テフロン加工フライパン」と呼んでいるのは、アメリカの人気メーカー・デュポン社製に限られます。
基本的にテフロン加工フライパンもフッ素加工フライパンと同じく、フッ素樹脂をフライパンにコーティングする加工法です。ただしテフロン加工は登録商標されているので、デュポン社製フライパン以外はフッ素加工フライパンと呼ばれています。
ちなみに焼きさんま作りにおすすめのフライパンは「テフロン加工フライパン」です。テフロン加工フライパンもフッ素加工フライパンと同じようにフッ素樹脂を塗布しているのですが、塗布した回数が違います。
フッ素加工フライパンは基本的に1回しか塗布しませんが、テフロン加工フライパンは2回以上塗布するのが特徴です。
つまりコーティングの層が2層以上になっているのがテフロン加工フライパンなので、さんまを直接フライパンにのせても皮がくっつきにくくきれいに焼き上がります。
なおフライパンの底に溝がついているグリルパンも、直接さんまをのせて焼く場合におすすめのフライパンです。グリルパンにもいろいろな種類がありますが、等間隔に付けられた溝に余分な油が落ちるので、ヘルシーでおいしい焼きさんまに仕上がります。
クッキングシートを使う場合
クッキングシートを使えば、フライパンの種類に関係なくおいしい焼きさんまが簡単に作れます。クッキングシートを使えば、くっつきやすい食材でもくっつかずに焼けます。
しかも表面がつるつるしているので、片面ずつ焼かなければいけないフライパンレシピでおすすめのアイテムです。クッキングシートを使ってきれいな焼きさんまを作るポイントは、シートを浮かせないようにすることです。
簡単にできる方法として「フライパンの大きさに合わせてクッキングシートを折りたたむ」があります。ただし折り方によってはフライパンとクッキングシートの間に隙間ができます。
そのため料理初心者の場合、クッキングシートを負っただけでは焼きさんま作りに失敗することも多いです。そこで料理初心者は、あらかじめフライパンの大きさにクッキングシートをカットしたほうが失敗なく焼きさんまが作れます。
さんまの臭み取りをしている間に、フライパンの大きさに合わせてクッキングシートをカットしてください。さんまの下処理が終わったら、胴体を半分にカットします。
キッチンペーパーで水分をしっかりと拭き取ったら、さんまの表面全体に塩を振りましょう。さんまの表面に塩をふるのは焼きさんまの味付けのためでもありますが、皮をぱりぱりに焼くためにも塩を振ることは重要です。
特にフライパンで焼く場合は、「少し多すぎるかもしれない」と思う程度の塩を使います。塩を振ったさんまをクッキングシートを敷いたフライパンにいれ、中火で5分~10分焼きます。
焼き時間はさんまの大きさによって変わりますが、焼き色がつくまでは動かさないようにするのがポイントなので、音やにおいなどから焼き具合を判断してください。
片面がしっかり焼けたら、さんまの皮を破かないように気を付けながらひっくり返します。ひっくりかえしたらおよそ3分加熱して完成です。
アルミホイルを使う場合
アルミホイルはクッキングシートがない場合でもきれいな焼きさんまが作れる、おすすめアイテムです。アルミホイルは形が作りやすいので、わざわざフライパンに合わせて切らなくても簡単に焼けます。
アルミホイルの場合も、下処理後のさんまに多めの塩を振るのがポイントです。なお油は使わないでください。そもそもさんまは脂が多い食材ですから、アルミホイルの上に直接さんまをのせるだけでおいしい焼きさんまが作れます。
焼き時間もアルミホイルとクッキングシートはほぼ同じです。ただしアルミホイルはクッキングシートよりもさんまの皮がくっつきやすいので、しっかりと焼き色がついてからひっくり返すようにしてください。
ひっくりかえす際にフライがえしを使うと、菜箸でひっくり返すよりも皮が破れにくくなります。なお焼いている最中に出てきた余分な油をクッキングシートでこまめに拭き取ることも、おいしい焼きさんまに仕上げるポイントです。
さんまをフライパンで簡単に焼く時のコツや注意
わざわざ専用の調理器具を使わなくても簡単に焼きさんまが作れるフライパンは、焼くのに便利なだけでなく片付けも簡単なのでおすすめです。ただしフライパンを使って焼きさんまを作る際には、おいしく仕上げるためのコツと注意点があります。
焼き色がつくまで動かさない
フライパンで焼きさんまを作る方法はいくつもありますが、どの方法でも共通するのが「動かし過ぎないこと」です。フライパンにはガス用フライパンとIH用フライパンがありますが、どちらも魚焼きグリルと比べると火力が弱い傾向があります。
最近のIHコンロは高性能なものが多いので火力に問題はないのですが、魚焼きグリルと比較すると火力は弱いです。そのため短時間で一気に焼き上げることができません。
火力が弱いということは、皮がきれいに焼けるまでに時間がかかるということです。ですからしっかり焼き色がつく前に動かしてしまうと、さんまの皮が破れたり剥がれたりします。
表面だけ焦げやすい
フライパンで焼きさんまを作る際には、蓋をしないのが鉄則です。これは皮をぱりぱりに仕上げるために重要なポイントなのですが、蓋をしないと中まで火が通らないうちに皮が焦げてしまうことがあります。そのため火力の調整をすることも重要なポイントです。
さんまはフライパン焼くのがおすすめ!
おいしい焼きさんまは、身はしっとり、皮はぱりぱりにするのがポイントです。このポイントが分かれば、グリルではなくフライパンでもおいしい焼きさんまが作れます。
なお旬のさんまは脂がのっているので、フライパンを使う際には皮がフライパンにくっつかないよう、アルミホイルやクッキングシートを使うのがおすすめです。