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大人なら知っておきたい「さんまの塩焼き」の食べ方
さんまは、ダツ目ダツ上科サンマ科サンマ属に属している魚で、漢字で秋刀魚と記載するためまさに秋を代表する魚の1つです。さんまは細長い身体で、顎はくちばし状となっていますが下顎が突出した形をしているのが特徴です。
さんまは北太平洋に広く生息している魚で、日本近海からアメリカ大陸沿岸のアラスカ・メキシコまでの広い海域で群れで生活しています。
季節によって広い範囲を回遊する魚として知られるているさんまの寿命は1年から2年程度となっています。全長も35㎝程度ですがまれに40㎝を超える大きさに成長するさんまもいます。
成魚は水深10mから15m程度の浅い海域に大群を作って泳いでいます。秋に漁獲されるさんまは、脂肪分がとても多く、独特の風味があるさんまの塩焼きは、日本において秋の味覚の代表格となっています。
日本ではさんまを塩焼きにした際にはカボス・スダチ・ポン酢・醤油をかけたり大根おろしを添えて食べることが多いです。
魚の内臓はエグみが酷く苦手な人も多いため食べない人が多いですが、さんまの内臓はエグみが少なく塩焼きにした際の内臓を好んで食べている人も多いです。
秋に旬を迎え塩焼きなどで食べることが多いさんまですが、缶詰などで1年を通して食べることもできます。刺身としても人気が高く脂が乗りきってない初秋が食べごろでお寿司のネタにして食べることもあります。
一部の地域では、さんま寿司や一夜干しにして焼いて食べることもあります。さんまには血液の流れが良くなるといわれているエイコサペンタエン酸が含まれています。
そのため、脳梗塞・心筋梗塞などの予防にも効果があるといわれています。また、さんまにはドコサヘキサエン酸も豊富に含まれているため、体内の悪玉コレステロールを減らしてくれ作用があるだけでなく、脳細胞を活発化させることにより頭の回転を良くする効果もあるいわれています。
秋が訪れると食べる機会も増えるさんまの塩焼きには、食べ方のマナーがあります。大人になると外で食事をする機会も増え、秋などには旬のさんまを外食先でも食べることがあります。正しい食べ方を知らないと、恥ずかしい思いをしてしまうこともあります。
今回の記事では、いざという時に恥ずかしい思いをせずに済むように、大人なら知っておきたいさんまの塩焼きのキレイな食べ方や、スマートな食べ方などを詳しく解説していきます。
さんまの食べ方にはマナーがある
まずは外出先などでさんまの塩焼きを食べる際の、食べ方の決まりを説明していきます。さんまの塩焼きは、ただ美味しく食べられればいいわけではありません。
お皿などを汚したりしないように、見栄えも良くキレイに食べる食べ方のマナーがあります。さんまの塩焼きの食べ方マナーについて2つ解説していきます。
さんまを裏返さない
さんまの塩焼きの食べ方のマナー1つ目は「さんまを裏返さない」ことです。さんまの塩焼きは頭から尻尾へ一定の方向に食べ進めると、食べちらかさずにキレイに食べることができる食べ方になります。
中骨がありますので、まずは表の面から食べ進める食べ方が基本ですが、表の面を食べ終わった後、裏の面を食べるためにさんまを裏返しにして食べるのは、誤った食べ方になります。
さんまの塩焼きを裏返すのがNGな理由は見栄えが悪くなり、裏返す際に手を使うため手も汚れてしまうためです。さんまを裏返さずに食べるのが正しい食べ方になります。
醤油は直接身にかけずに大根おろしにかける
さんまの正しい食べ方のマナー2つ目は「醤油は直接身にかけずに大根おろしにかける」ことです。塩焼きしたさんまは、カボス・スダチ・ポン酢・醤油をかけたり大根おろしを添えて食べるのが一般的ですが、醤油をかける際はさんまに直接醤油をかけるのはやめましょう。
醤油を使う場合には大根おろしにかけるようにしましょう。身を取り外し、食べやすいサイズにほぐした後に、醤油をかけた大根おろしをさんまにのせて食べるのがキレイな食べ方です。
大根おろしは口当たりがさっぱりしているので、残った大根おろしはそのまま食べるのもおすすめです。なお、カボス・スダチなどを絞るタイミングには特に決まりはありませんが、一度に全部絞るのではなく、上と下を食べる際にかければ爽やかな風味が味わえる食べ方です。
スマートなさんまの食べ方
次に塩焼きを食べる際のスマートな食べ方を見ていきましょう。マナーに沿って食べるとキレイに食べることができますが、キレイに食べるためのコツがあります。食後の見た目まで美しく見せることができるスマートな食べ方を3つ紹介します。
中骨に沿って水平に箸を入れる
さんまの塩焼きのスマートな食べ方1つ目は「中骨に沿って水平に箸を入れる」ことです。中骨に沿って頭から尻尾へ向かって、一直線にお箸を入れていくのがおすすめのスマートな食べ方です。
さんまの中骨は、中央から少し上の頭から尻尾にかけた位置にありますので、頭の近くの場所の中骨をつかんで骨に沿って頭から尻尾へとお箸を動かします。
上の身を頭側から食べる
さんまをスマートに食べる食べ方2つ目は「上の身を頭側から食べる」ことです。中骨と身を切り離したら、上半分を頭側から食べていくのがスマートな食べ方です。真ん中部分から食べてしまうと、見栄えが悪くなりますので、頭側から尻尾側にかけて食べ進めるようにしましょう。
また、大きな塊にして一度に食べるのもスマートな食べ方ではありませんので、丁寧に少しずつ切り分けながら食べるのがマナーです。少しずつ切り分けていけば、身を崩してしまうことも少ないため、食後の見た目もキレイに見せることができます。
上半分を食べ終わってから、下半分を食べるのが決まりです。上半分を食べている途中で下半分を食べないように注意しましょう。食べ方は上半分と同じ食べ方が正しい方法です。
内臓や小骨はお皿の奥にまとめておく
エグみや臭みなどが強い魚の内臓は食べない人が多いですが、さんまの内臓はエグみが少なく好んで食べる人もいますが、内臓は残しても大丈夫です。内臓や小さな小骨は、邪魔にならないようにお皿の奥の方にまとめて置いておくのがスマートな食べ方です。
さんまの下の部分の身には小さな骨がたくさんありますので、食べる際にお箸で取り除いたあとは右奥の方にまとめておきましょう。また、内臓を食べない方は小骨と一緒に右奥に置きましょう。
また、カボス・スダチなどを使った場合、絞り終わったらカボス・スダチなどは内臓・小骨と一緒に右奥に置きます。食べられないものを1つの場所にまとめておくことで、食べられる部分と食べられない部分をはっきり分けることができます。
尻尾を折って骨を身から切り離す
スマートにさんまを食べる食べ方3つ目は「尻尾を折って骨を身から切り離す」ことです。頭から尻尾にかけてお箸を動かしたら反対側に尻尾を折り曲げて切り離します。
尻尾を折ることにより、骨から身をキレイに取り外すことができます。また、骨を外す際には手は軽く添える程度にしておくと、手を必要以上に汚すこともありません。
自宅で食べるなら!簡単に骨が取れるさんまの食べ方
最後に正しいマナーの食べ方ではないため外での使い方におすすめはできませんが、自宅でのみの食べ方で簡単にさんまの骨を取ることができる食べ方があります。
外食の際やお客様が来ているときなどはマナー通りの食べ方で、一人のときや家族のみで自宅で食べる時などは、簡単な方法で骨を取って食べる食べ方もおすすめです。自宅で簡単にさんまの骨を取ることができる食べ方を紹介していきます。
1つ目の自宅で簡単に塩焼きの骨を取る食べ方は、お腹と背中を挟み柔らかくしてから骨を取る方法です。頭から尻尾までお腹と背中を柔らかくしていくことで身と骨が離れやすくなります。
頭の根本をお箸で固定して頭を持つと外しやすいです。尻尾を手で切り離し頭を持って骨を引き抜くと身だけになりますので、そのまま食べることができるようになります。
マナーに沿った正しい食べ方ではありませんが、自宅では紹介した食べ方でも問題ありませんが、うっかり外食先などでも使わないように注意をしましょう。
さんまのきれいな食べ方をマスターしよう!
さんまの塩焼きの正しい食べ方やスマートな食べ方・自宅でのみ使うことができる簡単に骨を取り外す方法について紹介してきました。さんまには、食べ方のマナーがあり食べ方をマスターしていると食後の見た目も美しく食べられます。
正しい食べ方を覚えて、さんまの塩焼きを美味しく・キレイに食べて秋の味覚のさんまの美味しさを堪能しましょう。