赤口(しゃっこう)は仏滅より不吉ってホント?避けたいイベントを徹底解説

赤口(しゃっこう)は仏滅より不吉ってホント?避けたいイベントを徹底解説

昔ながらのカレンダーに必ず書かれている「仏滅」「大安」「赤口」などは、六曜に関係する符号です。字面から凶日といわれるのが仏滅ですが、実は赤口の方が仏滅よりもはるかに不吉といわれています。そこで赤口が不吉といわれる理由と避けたいイベントを詳しく解説しましょう。

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記事の目次

  1. 1.お祝い事では仏滅より避けられる「赤口」
  2. 2.赤口ってどんな日なの?意味は?
  3. 3.赤口と仏滅の違い
  4. 4.赤口に避けるべきイベントとは
  5. 5.赤口でも行って良しとされるイベントは
  6. 6.六曜には赤口を打ち消す吉日がある
  7. 7.赤口にイベントを行う際はよく話し合おう

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お祝い事では仏滅より避けられる「赤口」

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最近はスマホのカレンダーでスケジュール管理をする人が多いので、紙媒体のカレンダーを見ない(使わない)人が増えています。紙媒体のカレンダーにもさまざまなものがありますが、昔ながらのカレンダーには「大安」「仏滅」など日の吉凶を占う文字が必ずあります。

こうした日の吉凶を表す文字は六曜の符号で、昔からイベントの日取りを決めるのに重宝されてきました。日の吉凶を占う風習は今でも日本各地で残っており、イベントや仕事のスケジュールを決める際に六曜を参考にする人も少なくありません。

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特にお祝い系イベントでは凶日を避けるのが一般的です。ですから普段はスマホカレンダーでスケジュールを管理する人でも、結婚式や引越しのようなイベントを行う際には六曜の内容を参考にすることが多いです。

そんな吉凶占いで有名な六曜には、「大安」「仏滅」を含む6つの符号があります。符号にはそれぞれ意味が付けられており、その意味からその日1日の吉凶を占います。

有名なのが吉日を意味する「大安」と凶日を意味する「仏滅」で、お祝いごとには大安を選ぶのが良く、仏滅は避けた方が良いとされています。

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ところがこの2つの符号よりももっと注意しなければいけない符号が、六曜にあるのをご存じでしょうか。それが六曜の大凶日といわれる「赤口」です。

凶日の代表とされる仏滅よりも不吉な日とされるのが「赤口」で、結婚式や入籍などのイベントはもちろん引越しや納車など、人生の節目となるお祝い系イベントには適さないとされています。

「六曜」とは?

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日の吉凶占いとして今でも使われる六曜は、6つの符号で構成されています。昔ながらのカレンダーや旧暦カレンダーには暦注として使われるのが一般的で、暦注に六曜がついているカレンダーを毎年購入する人も多いです。

そんな六曜ですが、もともとは占いとしての意味はなく、単に日付を表す符号にすぎませんでした。言ってみれば「日曜日」「月曜日」などと同じ意味で使われていたので、占いの要素はなかったのです。

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なお六曜の符号は6つしかないので、六曜が暦の主流だった時代には6日周期で日にちを区切っていました。明治になると現在のように7日周期で区切る「七曜」が取り入れられたため、六曜の意味を知らない世代も増えています。

ただし一日の予定を六曜の占いをもとに決める習慣が庶民の間で長く続いたことから、七曜が主流になっても暦中として六曜が残っています。

日本に伝わったのは鎌倉時代から室町時代

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赤口・仏滅・大安のような吉凶を占う六曜は、中国で誕生したといわれています。中国における六曜も発祥当時は日を区切る単位(暦)としての意味で使われていたようですが、いつの間にかに暦中として日の吉凶占いの意味を持つようになります。

現在のような占い要素スタイルがいつ確立されたのかは、未だによくわかっていません。諸説ある中で最も有力なのが、唐代初の数学者が書いた「六壬承訣」です。この中には六曜と同じように6つの符号があり、それぞれの符号に吉凶の意味が付けられています。

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6つある符号のほとんどが現在のものとは違いますが、赤口と大安は六壬承訣でも登場する符号です。ただ市中国では六曜のほかにもさまざまな吉凶占いがあり、日本のように一般庶民の暮らしの中まで六曜が影響を及ぼすことはありませんでした。

そんな六曜の考え方が日本に伝えらえたのは、14世紀(鎌倉時代)です。現在のように日取りの吉凶占いとして重宝されるようになったのは江戸時代で、一般庶民の間でも六曜の暦中入りカレンダーが大ブームになります。

六曜の符号が吉凶占いの符号として庶民生活に入り込んできた理由は、日本古来の宗教・神道と関係の深い陰陽五行の影響もあります。

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陰陽五行では「吉凶の流れによって人間の行動は決まる」という思想があるので、六曜の符号の意味を見て行動する(スケジュールを決める)ことは良い結果をもたらすと考えたのです。

このような江戸時代の庶民文化は時代とともに形を変えていき、次第に日本人の暮らしから徐々に姿を消します。ただ一部は風習として残されたため、令和となった現代でも日取りを決める際の慣例として六曜の符号の意味を参考にすることがあるのでしょう。

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赤口ってどんな日なの?意味は?

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六曜の符号の1つである「赤口」は、暦中をほとんど見ない人にとってはあまり気にならない符号といえます。ところが暦中を普段から意識して活動している人から見れば、「赤口日はできるだけ何もしないのがよい」といいます。

赤口日に何もしないのが良いというのは、吉凶の流れで運命が左右されると考える人にとっては当然のことです。なぜ当然なのかは、赤口の正しい意味を知れば簡単にわかります。

赤口の読み方

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大凶日・赤口は、読み方が2種類あります。一般的には「しゃっこう」ですが、「しゃっく」という呼び方も地域によっては一般的です。

ですから家族や年配の親族から「しゃっこうは避けて日取りを決めなさい」といわれたら、「赤口日(大凶日)を避けろ」という意味でとらえてください。

赤口は六曜の大凶日

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六曜符号の1つ・赤口は、6日ごとにやってくる大凶日です。六曜符号の順番は決まりがありますが、赤口は6つある符号の中で最後に位置します。

旧暦をもとに六曜符号が割り振られるので、月によって赤口日はかわりますが、年に2回だけ赤口日があらかじめ決まっている月があります。それが旧暦6月と旧暦12月です。赤口に限らず六曜符号は、毎月(旧暦)1日に決まった符号が配当されます。

結婚式や納車日に人気の吉日・大安は、旧暦の5月1日と11月1日です。葬式や法事の日程に良いとされる仏滅は、旧暦の4月1日と10月1日になります。そして大凶日・赤口は、旧暦の6月1日と12月1日です。

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六曜の順番では、後半に吉凶の判断が大きく分かれる凶日・吉日・大凶日が続きます。葬式・法事の日取りに適した仏滅の翌日には、結婚式・納車日におすすめの大安がやってきます。

ところが吉日・大安の翌日は、六曜中で最も注意しなければいけない大凶日・赤口です。ですから普段六曜の符号を目にすることがない人は、「大安の翌日=大凶日・赤口」と覚えておくと、大事なイベントの日取りで失敗することはないでしょう。

ちなみに旧暦が分かれば、わざわざカレンダーの暦中を調べなくても簡単に赤口日をチェックすることができます。

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六曜符号・赤口を旧暦からチェックする際は、特別な計算式を使います。計算は「(月の数字+日の数字)÷6」です。この計算式で出た答えが「あまり1」であれば、その日が大凶日・赤口にあたります。

たとえば毎年1日が赤口日とされる旧暦6月1日の場合は、「6(月の数字)+1(日の数字)」の合計が7ですから、6で割ると「あまり1」です。同じく旧暦12月も「12+1」が13ですから、6で割ると「あまり1」で大凶日・赤口となります。

なお赤口の場合は「あまり1」ですが、結婚式や納車日に人気の吉日・大安は「あまり0」、葬式や法事の日程に良い仏滅は「あまり5」です。

赤口の「赤」が火や血を連想

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六曜の1つ・赤口は、陰陽道の凶日と混ざって解釈されたことで大凶日になったといいます。陰陽道では赤舌日になると西門を守る神様・赤舌神が、使役する六鬼を交代で守護させます。

六鬼の順番は決まっており、6日ごとに順番で守護にあたるのですが、3番目にあたる羅刹神が横暴なため、平安貴族の間では「羅刹神が担当する赤舌日に結婚式をしてはいけない」といわれていました。

他にも陰陽道では、赤口神が使役する八大鬼も凶日に関係するとしています。赤口神は東門を守る神様のことで、八大鬼が交代で守護します。

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それぞれに性格が違うのですが、4番目を担当する鬼(八獄卒神)が八面八臂の最凶鬼神とされ、「4番目が担当する日に契約・訴訟をするとうまくいかない」といいます。六鬼の羅刹神も、六曜・赤口を大凶日とする解釈に何らかの影響を与えたとされます。

ただし羅刹神よりも、共謀な八大鬼の方が影響は大きいです。何しろ最凶悪な鬼神が支配する日を凶日としたのが八大鬼なので、六曜最強の大凶日・赤口のイメージに近いでしょう。

なお「しゃっこう(しゃっく)」という呼び方に「赤」という字を当てていることも、凶日とされる理由です。赤は晴れの日に使われる色として有名ですが、人間の血も赤なので、「血=赤」となることから結婚式では凶日とされます。

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さらに「赤口=大凶日」として避ける風習が根強かった時代は、大火による大惨事が何度もおこりました。火の色はオレンジと表現することもありますが、暗闇で勢いよく燃え上がる火を見ると赤い色にも見えます。

そのことから「納車や引っ越しの日取りに赤口日を選ぶと良くないことが起きる」といわれ、「赤口=大凶日」と解釈されるようになったのです。

正午を挟んだ前後1時間は「吉」となる

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日の吉凶を普段から気にする人にとって、六曜・赤口は「何もせずに過ごすのが一番」といわれています。何しろ赤口=大凶日ですから、結婚式のようなお祝い系イベントでNGとされる仏滅よりもさらに日が悪いです。

新しく何かを始めようとするタイミングとしても最悪で、契約や訴訟などビジネスにおいても六曜の赤口日は注意しなければいけません。しかも「赤口=赤=火事」となることから、納車日や引越しの日取りとしても最悪です。

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ところがそんな大凶日・赤口でも、唯一「吉」とされる時間があります。実は大凶日の赤口日ですが、当日の11時~13時の2時間は吉です。

さすがに結婚式のように1日がかりのイベントには適しませんが、納車やビジネスの契約など短時間で終わる内容であれば、正午をはさんだ前後1時間に済ませればトラブルなく物事を進めることができるでしょう。

赤口と仏滅の違い

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6つの符号のうち凶日とされる六曜の赤口・仏滅ですが、実は符号の意味を良く調べてみると明らかな違いがあります。

仏滅は「物が滅する日」

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六曜の凶日・仏滅は、符号に「仏」が使われていることから「仏教に関連する符号」というイメージがあります。ところが六曜・仏滅と日本仏教には、何の関係もありません。仏教の中にも「吉凶」という言葉が使われますが、六曜と仏教の吉凶の意味は根本的に違います。

六曜は陰陽道の影響を受けているため「吉凶の流れに人間の行動は影響される」とし、吉の時には物事が良い方向に、凶の時には流れが良くなるまでじっとしておくのがおすすめです。ところが日本仏教の吉凶は「因果によって人間の行動は影響を受ける」とします。

ですから六曜・仏滅は符号に「仏」が使われていますが、日本仏教の考えと一切関係がありません。そもそも「勝負なし」という意味の符号だった虚亡が、六曜・仏滅の起源です。

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「何をやっても虚しい」という意味に転じたことから、「物滅」と呼ばれるようになります。さらに「仏の功徳さえもない」という意味が加わったことから、物滅の「物」に「仏」が使われます。

このように漢字の表記は時代によって意味が少しずつ変わったことで「物滅→仏滅」となったのですが、現在の六曜・仏滅の意味は「物が滅する日」と解釈するのが一般的です。

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このような理由から結婚式や入籍などの日取りに適さない凶日として解釈されている六曜・仏滅ですが、仏滅でも結婚式や入籍をする人はいます。実は六曜・仏滅を「物滅」とした場合、「物が滅びた後、新しい物事がスタートする」という解釈が可能です。

そのため新しく物事を始める日として、「物滅(仏滅)=吉日」と解釈することもできます。ですから仏滅であっても、解釈次第では「結婚式や入籍に適した日」といえます。

赤口は「全てが消滅する日」

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六曜の大凶日・赤口は、解釈によって吉に転じる仏滅(物滅)とは違い、「すべてのものが消滅する」という意味があります。注目すべき点は「すべてのもの」という部分です。仏滅は「物(物質)の消失」ですが、六曜・赤口は「すべてが消失」します。

ですから「消失した後に新たなものが生まれる」という解釈が成立しません。そのため日の吉凶を気にする人が「赤口日には動かず静かに過ごす」という行動は、六曜・赤口の意味を理解したうえでの行動といえます。

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そんな大凶日・赤口で唯一吉とされる昼の約2時間は、「どうしても赤口でなければ納車ができない」「赤口日と仕事の契約日が重なった」という場合におすすめです。

ただし大凶日・赤口当日に吉となる時間はわずか2時間なので、2時間以内に納車作業や契約を済ませるようにしましょう。

赤口に避けるべきイベントとは

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6日ごとに訪れる六曜の大凶日・赤口では、できるだけ静かに過ごすことが良いとされます。中でも「すべてが消滅してしまう」という意味を持つ符号だけに、人生の節目となる大きなイベントは避けた方がよいです。

結婚式・入籍

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新たに関係を作る(新しい形が作られる)日ですから、すべてを消滅させる大凶日・赤口は避けて行うのがよいです。特に年齢が高くなるほど日の吉凶を気にする人が多いので、親族や家族から日取りを変えるよう注意されることもよくあります。

引っ越し

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住まいを新しくするということは、これまでの生活とは違い新しい環境・状況が生まれることを意味します。そのような大事な日に「すべてが消滅する日=赤口」を充てるのですから、吉凶を気にするのであれば最悪な日取りといえるでしょう。

納車

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符号に「赤」の漢字が使われることから、死を連想させる出来事は避けるべきと考えるのが六曜です。そのため車による交通事故(死亡事故)を連想させるものは、避けたほうが良いといわれています。

赤口でも行って良しとされるイベントは

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できるだけ静かに過ごして流れが吉になるのを待つのが良いとされる六曜・赤口ですが、人が集まるイベントの中には「行っても構わない」とされるものがあります。

葬式・法事・通夜

Photo byMyriams-Fotos

六曜の大凶日・赤口では、葬式(通夜を含む)や法事は行っても問題ないとされます。葬式や法事は、人の死にまつわるイベントです。

本来の赤口には「死を連想させる物事・出来事に注意する」という意味があるだけで、死にまつわるイベントを回避すべきという解釈はありません。

また葬式や法事は死者・家族・関係者の死生観や宗教観が大きく関係する特殊なイベントなので、赤口日であっても特に問題ありません。日本では仏教式のお葬式・法事が多いですが、日本仏教では占いそのものを否定しています。

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逆に「占いを信じて本質がおろそかになることの方が凶である」とするのが日本仏教の考え方なので、葬式・法事の日取りを六曜から決めることは基本的にありません。

さらに一部の宗派以外は「死後7日ごとに行う法事や年単位で行う法事は、死者の供養に重要である」とする考えがあります。ですから法事の日程を六曜の内容で変更することは、日本仏教の考え方に反します。

なお家族や参列者の都合によって法事日程を変更することはよくありますし、近年は増加傾向にあります。このような場合も六曜の占いで決めるのではなく、本来の法事日よりも前倒しで日取りを決めるのが一般的です。

六曜には赤口を打ち消す吉日がある

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何をするにも日が良くない大凶日・赤口ですが、そんな大凶日・赤口の効果を打ち消してくれるありがたい日があります。よく知られているのが「天赦日」「一粒万倍日」ですが、「大明神」「天恩日」「母倉日」も大凶日を吉日に変えてくれるありがたい日です。

結婚式や入籍など本人以外の意見が日取りの決定に関係する大きなイベントは対象日であっても避けた方が良いですが、納車や引越しなどは吉日にしてくれる対象日でも問題ありません。

逆に納車や引越しなど物事の始まりに関する場合は、六曜・赤口を気にするよりも、「良い出来事が何倍にもなって戻ってくる」とされる一粒万倍日を優先させるのがおすすめです。

赤口にイベントを行う際はよく話し合おう

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イベントの日取りを決めるのに使われる六曜では、仏滅より赤口に要注意です。一日のほとんどが凶日ですし、仏滅よりもはるかに不吉な日とされています。

特に物事の始まりとされる結婚式や引越しなどは、赤口を避けて行うのがおすすめです。ただし赤口でも大吉日になる日もあるので、慎重に日取りを決めるのが良いでしょう。

akemi
ライター

akemi

小学生の娘の子育てに格闘しつつも、毎日の暮らしがちょっぴり楽しくなることを探すのが趣味です。仕事で全国各地をまわった経験から、街で見かけたおもしろいこと、ステキな景色、珍しいグルメなどを紹介します。

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