【キャベツ】を上手に冷凍保存する方法を伝授!おいしく食べられる期間は?

【キャベツ】を上手に冷凍保存する方法を伝授!おいしく食べられる期間は?

余りがちなキャベツは、冷凍保存がおすすめです。冷凍保存すれば保存期間も長いので、キャベツを無駄なく使い切ることができます。そこでキャベツの上手な冷凍保存の仕方を、おいしく食べられる期間の目安やおすすめの解凍法・調理法と併せてご紹介しましょう。

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記事の目次

  1. 1.余りがちなキャベツは冷凍保存するのがおすすめ
  2. 2.キャベツの冷凍方法
  3. 3.冷凍キャベツの解凍方法
  4. 4.冷凍したキャベツの保存期間は?
  5. 5.冷凍キャベツのおすすめ調理方法
  6. 6.キャベツを冷凍すれば忙しい時にも便利!

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余りがちなキャベツは冷凍保存するのがおすすめ

フリー写真素材ぱくたそ

メイン料理からサラダ・スープまで幅広く使えるキャベツは、いろいろな種類がある葉野菜です。一般的に葉野菜は気候や病害虫の影響を受けやすいのですが、世界最古の野菜の1つであるキャベツは、早くから世界中で品種改良が行われました。

その影響で今では収穫時期や調理法にあわせて使い分けができるほど、キャベツの種類は豊富にあります。たとえばスーパーでよく見かけるグリーンボールもキャベツの一種で、別名・丸玉と呼ばれる小ぶりのキャベツです。

色の美しさからサラダやピクルス用として人気が高いムラサキキャベツは、一般的なキャベツよりも肉厚で固く、葉の表面は紫色をしています。

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そのほかにも春キャベツや冬キャベツなど、季節の旬食材として重宝されるキャベツもあります。このようにいろいろな種類があるキャベツですが低温保存が基本なので、使い切れないキャベツは冷蔵庫で保存しなければいけません。

しかもキャベツはいろいろな料理に使えても大量消費レシピは少ないので、使い切れずに困ってしまうことも多いです。そんなキャベツは冷蔵保存だけでなく冷凍保存も活用すると、余って困ることがなくなりますし、保存期間も長くなります。

キャベツの冷凍方法

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通年購入できる定番食材・キャベツは葉野菜の中でも葉の厚みがあるので、冷凍保存がおすすめの食材です。自宅で冷凍キャベツを作るには、「生の状態で冷凍保存」と「茹でたキャベツを冷凍保存」の2つがあります。

生キャベツの場合

フリー写真素材ぱくたそ

最も簡単で解凍後も調理に使いやすいのが、生のままで作る冷凍キャベツです。キャベツは葉野菜なので、購入から時間がたつほど水分が失われます。ですから冷凍キャベツ作りも、できるだけ鮮度の良い状態のときに作るのがおすすめです。

冷凍キャベツの作り方といっても、作業は「キャベツを切る→冷凍保存用密封袋に入れる」のみなので、誰でも簡単に作れます。ただし生の状態から冷凍キャベツを作る場合は、キャベツの切り方にポイントがあります。

Photo by tablexxnx

冷凍キャベツ作りには、細切り、ざく切り、せん切り、串切り、みじん切りがおすすめです。キャベツは切り方によっておすすめの調理法が違うので、キャベツをまるごと1個買った場合は、何種類かの切り方で冷凍キャベツを作ると良いでしょう。

なおキャベツは芯も細かく刻めば食べられます。糖質オフダイエットにおすすめのベジライスも、キャベツの芯をみじん切りにして冷凍するだけで簡単に作れますし、解凍後の調理も楽なのでおすすめです。カットしたキャベツは、冷凍保存用密封袋に入れてください。

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入れるときにはあまり詰め込み過ぎないようにしましょう。詰め込み過ぎると冷凍までに時間がかかりますし、解凍する時も取り出しにくいです。冷凍保存用密封袋に入れ終わったら、密封状態にしましょう。

冷凍保存用密封袋に空気が多く入っていると、空気に含まれる水分が内部で凍結するため、解凍すると水っぽくなります。

水をよく切る事が重要

Photo byronymichaud

生の状態から冷凍キャベツを作る場合、冷凍用密封袋に入れる前にしっかり水分をとることを忘れないでください。洗った後にキッチンペーパーで拭き取るだけでは、冷凍キャベツ作りにおける「水分をとる」にはなりません。

葉野菜のキャベツには多くの水分が含まれているので、切った後でもキャベツの水分は出てきます。ですから冷凍用密封袋に入れる前に、キッチンペーパーを使ってしっかりと水分をとることが、失敗しない冷凍キャベツ作りのポイントです。

茹でたキャベツの場合

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冷凍キャベツは、茹でたキャベツを使っても作れます。かさばるキャベツも茹でるとかさが減るので、保存スペースが狭い場合にはおすすめです。茹でたキャベツを使う場合も、生の状態から作る冷凍キャベツと作り方は同じです。

ただし豊富に含まれるキャベツの栄養成分を考えると、茹でたキャベツで冷凍キャベツを作るメリットは少ないといえます。キャベツにはさまざまな栄養成分がありますが、含有量が多いのが別名・キャベジンと呼ばれるビタミンUです。

Photo by Koji Horaguchi

ビタミンUは熱に弱い性質を持っているので、茹でキャベツにすると失われてしまいます。その他の栄養成分は加熱しても成分が分解することはほとんどありませんが、含有量が最も多いビタミンUがとれない点はデメリットといえるでしょう。

ちなみにビタミンUはキャベツ以外の野菜でも摂取できるので、栄養成分を特に気にしないのであれば、狭いスペースで冷凍保存ができる茹でキャベツもおすすめです。

しっかり冷ましてから冷凍

Photo byPublicDomainPictures

茹でキャベツを使った冷凍キャベツ作りでは、冷凍用密封袋に入れる前に水分を拭き取る以外にも注意点があります。それは「室温まで冷ますこと」です。

解凍したときにべちゃっとならないようにするには冷凍前の水分拭き取る作業が重要ですが、それだけで良いのは生の状態から冷凍キャベツを作る時に限られます。

生の状態であればキャベツの温度は室温以下ですから、レシピ通りに冷凍保存すれば鮮度を保ったままの冷凍キャベツが作れます。ところが茹でキャベツの場合は、適度な大きさに切ったキャベツを湯通ししているので、お湯を切った時点の温度はかなり高めです。

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この段階で水気をきって冷凍保存しても、冷凍用密封袋の内部に蒸気が充満します。しかも急激に温度が下がることで、水蒸気→水(液体)→氷へと変化していきます。

これでは冷凍用密封袋に入れる前に水気をしっかりきっても、ほとんど意味がありません。ですから茹でキャベツを使って冷凍キャベツを作る場合は、茹でたキャベツを室温レベルまで冷ましてから袋詰めするのがポイントです。

冷凍キャベツの解凍方法

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手作りした冷凍キャベツは、鮮度・味・栄養成分を保ったまま保存されるので、いろいろな調理に使うことができます。もちろん調理の際には解凍する必要がありますが、冷凍キャベツの解凍方法も非常に簡単です。

凍ったまま加熱調理

Photo by sota-k

冷凍キャベツ作りでは、用途に併せてあらかじめいろいろなサイズに切ってあるので、調理の際は解凍せずにそのまま調理するのがおすすめです。

このようにすれば自然解凍によって出てくるドリップ(キャベツの細胞に含まれていた水分)と一緒に栄養成分が流れ出るのを抑えられますし、解凍の手間もかかりません。しかも調理の直前に冷凍庫から必要な量を取り出すだけなので、ほんの少し使いたい時にも便利です。

サッと茹でる

Photo byscratsmacker

串切りのように大きめにカットした冷凍キャベツの場合は、沸騰したお湯でさっと茹でるのがおすすめの解凍法です。

串切りにした冷凍キャベツであれば、茹でて解凍することで時間がかかるキャベツの煮込み料理が短時間で仕上げられます。茹でて解凍すると多少の栄養成分は失われますが、基本的なキャベツの栄養成分が消失することはありません。

冷凍したキャベツの保存期間は?

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水分が多い葉野菜・キャベツは、冷蔵保存が一般的です。ただし生の状態だと日がたつにつれ水分がなくなり、食感だけでなく見た目も悪くなります。

ところが冷凍キャベツにすると、購入したときと同じ状態で鮮度を鮮度をキープできますし、解凍後に調理をしても生キャベツを調理したときとほとんど変わりません。

その上保存期間が長いのですから、冷凍キャベツにした方が断然お得です。ただし冷凍キャベツに消費期限がないわけではありません。

2週間~1ヶ月程度

Photo bywebandi

冷凍食品メーカーが製造している冷凍キャベツではありませんから、明確な消費期限というものはありません。ただし冷凍キャベツも、保存期間が長くなると栄養成分が少しずつなくなっていきます。

もちろん生の状態よりも保存期間や鮮度が保てる期間は長いですし、栄養成分が失われるスピードも、冷凍キャベツの方が緩やかです。

とはいえ長期間冷凍していればキャベツに含まれる豊富な栄養成分は徐々に失われます。ですから手作りした冷凍キャベツは、「作ってから2週間~1ヶ月」を保存期間の目安にするのがおすすめです。

冷凍キャベツのおすすめ調理方法

Photo bymatthiasboeckel

冷凍しておいたキャベツは、好きな時に好きな量だけ使えるところがメリットです。しかも保存期間の目安が最大1ヶ月ですから、キャベツの値段が安い時にまとめて冷凍キャベツを作っておくと、値段が高騰したときにも家計の負担が抑えられます。

そんな冷凍保存のキャベツは、いろいろなレシピに使えるおすすめ食材です。しかも生の状態よりも短時間でいろいろなレシピが作れます。

味噌汁・スープ

Photo byYvonneHuijbens

冷凍庫の中にストックしておいたキャベツが常にあれば、和風・洋風のどちらにも簡単に作れます。和風の定番・味噌汁には、ざく切りにして保存しておいたキャベツを使うと便利です。

味噌汁の中に直接入れるだけで解凍ができますし、時間をかけて茹でなくても解凍できた時点で火が通っているので、味が染みたくたくたキャベツの味噌汁が簡単に作れます。ただしあまり煮込み過ぎると、柔らかすぎてキャベツ本来のおいしさが損なわれます。

ですから味噌汁に使う場合は、「他の具材に火が通ってから入れる」または「火を留める直前に入れる」がおすすめです。なお火を止める直前に入れる場合、入れた直後は味噌汁の温度が下がります。

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少量ならそのままでも問題ありませんが、キャベツを多めに使うなら、一度沸騰させてから火を止めると良いでしょう。洋風にアレンジする場合は、レシピにあわせてサイズを選ぶのがおすすめです。

ポトフのようにメイン料理になる汁物レシピの場合は、串切りにした大きめキャベツを使うと、短時間で味が染みたおいしいポトフが作れます。

野菜を炒めるのに時間がかかるクラムチャウダーも、冷凍庫にストックしておいたキャベツを使うと短時間で調理することが可能です。

Photo by Shinichi Haramizu

キャベツの食感を楽しみたい場合はざく切りキャベツ、キャベツの旨味をスープに加えたいならみじん切りキャベツを使うとイメージ通りのクラムチャウダーが簡単に作れます。

なお野菜が苦手な子供におすすめなのが、細切りキャベツまたは千切りキャベツを使った野菜たっぷりコンソメスープです。子供によって野菜が苦手な理由は違いますが、「食感が苦手」という子供の声はよく耳にします。

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そこでキャベツ特有の食感がほとんど感じない細切りキャベツや千切りキャベツを使うと、野菜が苦手な子供でも積極的に食べてくれます。

コンソメ味は子供に人気の味ですし、キャベツと相性の良いコーンやウインナー、ベーコンなどをたっぷり使うだけで、それぞれの食材の旨味が加わった具だくさんスープの出来上がりです。

コールスロー

Photo by yoppy

キャベツを使ったサラダ系レシピ・コールスローは、子供から大人まで大好きなレシピです。加熱をしない生キャベツを使ったサラダですが、野菜がたっぷり食べられるので、最近ではコンビニのサラダコーナーでもよく見かけます。

そんな人気のサラダレシピ・コールスローですが、水分を多く含むキャベツが主役なので、味付けをする前にキャベツの水分調整をしなくてはいけません。キャベツの水分調整には塩を使うのが一般的ですが、塩を揉みこんで内部の水分が出てくるまでには時間がかかります。

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また塩分を控えている人には、水分調整のために使用する塩も気になります。ところが粗めのみじん切り冷凍キャベツがあれば、わざわざ塩を使わなくても簡単に水気をきることが可能です。

やり方も簡単で、自然解凍したキャベツを手で絞るだけです。塩を使っていないので塩分を控えている人にもおすすめですし、冷凍庫から使いたい量のキャベツをボウルに入れて自然解凍するだけなので、短時間で簡単に作れます。

餃子の具

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キャベツのみじん切りを大量に使う餃子の餡も、コールスローと同じように冷凍しておいたみじん切りキャベツを使うのがおすすめです。コールスローもキャベツ大量消費レシピの定番ですが、餃子の餡はコールスローよりもさらに大量のキャベツを使います。

もちろん餃子ですから肉も大事な食材ですが、餡にキャベツがたっぷり入っていると、キャベツ特有の甘みが肉の旨味をさらに引き出してくれます。

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とはいえ大量のキャベツを切るだけでなく、切ったキャベツの水分調整までしなければいけないので、キャベツの下準備だけでも手間かかかる料理です。

そんなぎょうざの餡も、自然解凍するだけで簡単に水分調整ができる冷凍みじん切りキャベツを使えば、短時間で仕上げることができます。なお「包まない餃子レシピ」を使えば、餡を一つひとつ手で包む作業もカットできるので、忙しい日の夕食にもおすすめです。

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キャベツを冷凍すれば忙しい時にも便利!

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冷凍キャベツは、キャベツを無駄なく使い切るだけでなく、忙しい時の食事作りにもおすすめです。スープや味噌汁なら、冷凍キャベツをそのまま入れるだけで作れます。

冷凍キャベツなら塩なしで水分調整ができるので、コールスローや餃子も簡単です。ただし冷凍キャベツにも保存期間があるので、期間内に食べきりましょう。

※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。

akemi
ライター

akemi

小学生の娘の子育てに格闘しつつも、毎日の暮らしがちょっぴり楽しくなることを探すのが趣味です。仕事で全国各地をまわった経験から、街で見かけたおもしろいこと、ステキな景色、珍しいグルメなどを紹介します。

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