本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。
アイスプラントとは?
厚みのある葉っぱの上にプチプチと水滴があるように見えてかわいいと近頃人気の野菜「アイスプラント」をご存じでしょうか。
「アイスプラント」とは、ハマミズナ科メセンブリアンテマ属の植物で、葉や茎の表面に、まるで水滴のように見える澄明な細胞のある植物で、葉っぱが凍っているようにも見えることから「アイスプラント」と呼ばれるようになったといわれています。
アイスプラントは、ヨーロッパや南アフリカが原産で、水滴のように見えるのは葉や茎の表皮にミネラル(塩分)を蓄えるための細胞があるためで、日本で栽培するようになったのは1985年に佐賀大学農学部が有明海沿岸の塩害対策に役立てようと研究し始めたのがきっかけでした。
その後、塩害対策のためだけでなく野菜としても栄養価が高いとわかり、2006年に試験的に栽培され始めると現在のように日本各地に広がりました。アイスプラントの特徴は、肉厚の葉とプチプチとした可愛い見た目と食感と塩味で、水耕栽培のため基本的には通年出回っています。
アイスプラントには、ミネラルをはじめカリウム、マグネシウムも豊富に含まれ、緑黄色野菜に多く含まれるβカロテンは、レタスの約3倍も含まれているといわれています。
本記事では、栄養価も高く見た目にもかわいい野菜「アイスプラント」の基本の食べ方をはじめ、アイスプラントを生で味わう食べ方やおかずとしての食べ方、スープとしての食べ方など、アイスプラントのおいしい簡単な食べ方レシピをご紹介します。
アイスプラントの食べ方の基本
ミネラル豊富なアイスプラントにはさまざまなおすすめの食べ方がありますが、まずはアイスプラントの食べ方の基本からご紹介します。
洗い方
アイスプラントは青菜類のような青臭さがなく、味そのものも特にくせはありませんが、かすかに塩味が感じられる野菜です。シャキシャキとした食感が楽しめるのもアイスプラントの特徴なので、アイスプラントの食べ方としては、主に「生」で味わう食べ方がおすすめです。
野菜を「生」で食べる際には、やはり「水洗い」が基本ですが、アイスプラントは害虫や病気にも強く無農薬栽培がほとんどのため、さっと洗うだけの食べ方がおすすめです。
アイスプラントは、1つの茎に何枚か葉が付いたものが袋やパックに入った状態で店頭に並んでいることが一般的ですが、大きいものでも切ったりせず、そのまま流水で簡単に洗うだけで大丈夫です。食感を損なわないためにも、葉の表面の擦り洗いなどは避けた方がよいでしょう。
後述で色々なアイスプラントの食べ方レシピをいくつかご紹介しますが、アイスプラントの食べ方としては、生のままの食べ方の他、ゆでてお浸しのようにする食べ方、さっと油で揚げる食べ方、スープの具材として利用する食べ方などがあるので、ぜひトライしてみてください。
アイスプラントの簡単な食べ方レシピ(生)
新鮮なアイスプラントの一番おすすめの食べ方は、食感を楽しむためにもやはり生で味わう食べ方です。ここでは、アイスプラントを生で味わう簡単な食べ方レシピをご紹介します。
アイスプラントのサラダ
最初にご紹介する生で食べるアイスプラントの簡単な食べ方レシピは、肉料理や魚料理に合わせるサラダとしておすすめの「アイスプラントのサラダ」のレシピです。
「アイスプラントのサラダ」2人分に必要な食材は、アイスプラント70g、ミニトマト10個、黄パプリカ1/4個、玉ねぎ1/4個です。ドレッシング用に必要な材料は、オリーブオイル大さじ1杯、酢大さじ1杯、すりおろしにんにく(チューブ)1cm、オリゴ糖小さじ1/2杯、塩こしょう少々です。
アイスプラントはサッと水で洗って食べやすい大きさに手でちぎり、水気を軽く切っておきます。玉ねぎは皮をむいて薄くスライスし、ボウルに水をいれて5分ほどさらし、ザルにあげて水気をきっておきます。
黄パプリカも洗って種を取り除き、薄くスライスします。ミニトマトはヘタを取って水洗いし、半分に切っておきます。
ドレッシングを作ります。ボウルにオリーブオイル、酢、すりおろしにんにく、オリゴ糖を入れて混ぜあわせ、塩こしょうを加えて味をととのえます。アイスプラントにはほのかな塩味があるので、塩こしょうは少なめで大丈夫です。
アイスプラント、玉ねぎ、黄パプリカ、ミニトマトを大き目のボウルに入れて全体をざっくり混ぜ合わせて器に盛りつければ「アイスプラントのサラダ」の完成です。
ここでご紹介した手作りドレッシングをかける食べ方もおすすめですが、市販の「ドレッシングソルト」や、「バーニャカウダソース」をつける食べ方も簡単でおすすめです。
アイスプラントとツナのマヨサラダ
次にご紹介する生で食べるアイスプラントの簡単な食べ方レシピは、タンパク質も一緒に摂れるおすすめの食べ方、「アイスプラントとツナのマヨサラダ」のレシピです。
「アイスプラントとツナのマヨサラダ」のレシピ2人分に必要な材料は、アイスプラント70g、ツナ缶詰(ノンオイル)1缶、玉ねぎ1/4個、マヨネーズ大さじ1杯、黒胡椒少々、レモン汁小さじ1杯、スイートコーン(缶詰)大さじ2杯です。
アイスプラントは水洗いして、食べやすい大きさにちぎり水気をきっておきます。玉ねぎはみじん切りにして5分ほど水にさらし、ザルにあげてしっかりと水気をしぼっておきます。ミニトマトはヘタを取りのぞいて水洗いし、半分に切ります。
汁気を切ったツナ缶をボウルに入れて玉ねぎとスイートコーンを加え、マヨネーズ、レモン汁も加えて混ぜ合わせツナマヨネーズを作ります。
アイスプラントをボウルなどに入れ、ツナマヨネーズを加えてざっくりまぜあわせ、器にもりつけお好みで黒胡椒をふります。半分に切ったミニトマトを飾れば、「アイルプラントとツナのマヨサラダ」のできあがりです。
なお、全体を混ぜ合わせる食べ方もおすすめですが、ツナマヨネーズを少しずつ乗せて食べるのも簡単でおすすめの食べ方です。
アイスプラントのおすすめ食べ方レシピ(おかず)
前述ではアイスプラントの生でのおすすめの食べ方レシピをご紹介しましたが、アイスプラントは副菜としてだけでなく、おかずとしての食べ方もおすすめです。ここでは、おかずとしてのアイスプラントのおすすめの食べ方レシピをご紹介します。
アイスプラントの天ぷら
ご紹介するアイスプラントのおかずとしてのおすすめの食べ方レシピは、肉厚の葉と食感を活かした「アイスプラントの天ぷら」のレシピです。
「アイスプラントの天ぷら」2人分に必要な材料は、アイスプラント70g、てんぷら粉1/2カップ、冷水70CC、サラダ油適量、塩少々、お好みで七味少々です。
アイスプラントはサッと水洗いして食べやすい大きさに葉をちぎり、キッチンペーパーなどで優しく水気をふき取っておきます。
天ぷらの衣を作ります。ボウルにてんぷら粉と冷水を入れて混ぜ合わせます。天ぷら鍋にサラダ油を底から2cmほど入れ180度に温めます。アイスプラントを衣にさっとくぐらせ、高温のままカラッとするまで1分ほど揚げてバットなどに広げ油をきります。
器にきれいに盛り付ければ「アイスプラントの天ぷら」の完成です。アイスプラントには塩味があるので、そのまま何もつけない食べ方でも十分おいしいですが、お好みで塩をつける食べ方や、七味をかける食べ方や、市販のめんつゆにつける食べ方もおすすめです。
作り方のコツ
アイスプラントの天ぷらの作り方のコツは、生の食べ方でもご紹介したように、食感を楽しむため水洗いするときに、優しく洗ってプチプチを潰さないようにすることです。また、アイスプラントを揚げる時にも高温で短時間でサッと揚げる方がよいでしょう。
アイスプラント自体に塩味があるので、揚げたてに何もつけない食べ方がおすすめですが、前述にご紹介した塩や七味をかける食べ方や、醤油や麺つゆにつける食べ方など、色々アレンジした味付けの食べ方も目先がかわっておいしいです。
アイスプラントのおすすめ食べ方レシピ(スープ)
アイスプラントはサラダにする食べ方やおかずにする食べ方以外に、スープにする食べ方もおすすめです。ここでは、アイスプラントを使ったスープとしての食べ方レシピをご紹介します。
アイスプラントの中華スープ
ここでご紹介するアイスプラントのおすすめスープの食べ方レシピは、熱を加えると粘り気の出るアイスプラントの特徴を生かした「アイスプラントの中華スープ」のレシピです。
「アイスプラントの中華スープ」2人分のレシピに必要な材料は、アイスプラント50g、長ネギ5cm、卵1個、水400CC、鶏ガラスープの素大さじ1杯、塩こしょう少々、白いりごま小さじ1/2杯、ごま油小さじ1杯です。
アイスプラントはサッと水で洗い、食べやすい大きさに葉をちぎっておきます。長ネギは千切りにします。卵はボウルなどで溶きほぐしておきます。鍋に400CCの水と鶏ガラスープの素を入れ、沸騰したら火を弱め、長ネギとアイスプラントを入れて1分ほど煮ます。
再び火を強め、溶き卵を鍋に回し入れ塩こしょうで味を調え、白いりごまとごま油を加えてさっとひと混ぜして火を止めます。器に盛りつければ、アイルプラントの中華スープの完成です。
お好みで、醤油少々をたらす食べ方でもおいしく味わえます。アイスプラントは生で食べられるので、あまり煮すぎないのがおすすめの食べ方です。
アイスプラントの色々な食べ方を試してみよう!
プチプチの食感が楽しいアイスプラントの生で味わう食べ方や、おかずとしての食べ方、スープとしての食べ方など簡単でおいしい食べ方レシピをご紹介しました。本記事を参考にお好みのアレンジを加え、アイスプラントの色々な食べ方を試してみてください。