新玉ねぎを使った炊き込みご飯にチャレンジ！おいしくて簡単にできるレシピも

新玉ねぎは、桜の開花時期にあたる3月～4月に旬を迎える食材です。生でも食べられる新玉ねぎですが、加熱すると甘みが増すので、炊き込みご飯の具にも使えます。

新玉ねぎが生食用としても人気なのは、水分量が多く甘みが強いからです。新玉ねぎは皮が薄いうえに柔らかいので、他の玉ねぎよりも水分を多く含みます。さらに辛味が少ないので、生食でも甘さが感じられるのが特徴です。

新玉ねぎと一般的な玉ねぎの違いは、出荷のタイミングにあります。一般的な玉ねぎは収穫後に貯蔵してから出荷するため、一年を通していつでも手に入ります。

ところが新玉ねぎは収穫するとすぐに出荷するので、旬である3月～4月にしか出回りません。なお新玉ねぎは乾燥する前に出荷するため、水分が多いところも一般的な玉ねぎとの違いです。

旬の新玉ねぎは、余計な具を加えずシンプルにそのまま食べるのが最も贅沢な食べ方です。しかも炊き込みご飯にすれば面倒な調理を一切せずに、新玉ねぎの旨味を活かした時短メニューが作れます。

新玉ねぎ丸ごと炊き込みご飯は、加熱すると甘みが増す新玉ねぎの特徴を生かした時短レシピです。新玉ねぎ丸ごと炊き込みご飯では新玉ねぎのおいしさを十分に楽しみたいので、新玉ねぎを丸ごと1個使います。

新玉ねぎ1個に合わせるには、米の量を2合にするのがおすすめです。作り方は、研いだ米に大きめの串切りにした新玉ねぎを加え、水を2合用のメモリに合わせて加えます。

調味料は顆粒コンソメ（小さじ2）とバター（小さじ1）です。使用するバターが有塩ならそのままでもよいですが、無塩バターの場合は塩を小さじ1／3加えてください。あとはスイッチを入れるだけで新玉ねぎのシンプルな炊き込みご飯が完成です。

盛り付けの際に刻んだパセリ（または乾燥パセリ）を少々加えると、彩りが良くなります。ただし入れすぎるとパセリの香りが強くなるので、あくまでも彩り程度にとどめておきましょう。

魚が苦手な子供にもおすすめなのが、鯖缶を使った新玉ねぎの炊き込みご飯です。鯖缶は生の鯖を食べるよりも栄養が豊富であることから、ストック食材としてではなく簡単に魚の栄養を補給する食材として購入する家庭も増えています。

鯖缶は良質なたんぱく質を豊富に含んでいますし、青魚に多いDHAやEPAの含有量も高いです。しかも骨の健康に欠かせないビタミンDを豊富に含むため、育ち盛りの子供にはぜひ食べさせたい食材でもあります。

そんな栄養満点な鯖缶ですが、甘みがしっかりしている新玉ねぎと組み合わせるとおいしいレシピが簡単に作れます。

鯖缶そのものが加熱処理されているので時短レシピになる食材ですし、新玉ねぎと青魚（鯖）との相性も良いので、炊き込みご飯にすれば簡単に栄養満点のおいしいメインメニューができます。

新玉ねぎと鯖缶の炊くだけ簡単炊き込みご飯は、旬の新玉ねぎを丸ごと1個使うので、米の量は2合にするのがおすすめです。鯖缶の汁を調味料代わりにするので、味噌煮缶を選んでください。

新玉ねぎは大きめの串切りにし、研いでおいた米の上にのせます。さらに鯖缶の汁だけを先に加え、2合用のメモリに合わせて水を加えてください。

最後に残しておいた鯖の身を大きめにほぐしながら加え、スイッチを入れれば調理完了です。新玉ねぎを使った鯖味噌煮ご飯を食べているような和の炊き込みご飯が、たったこれだけの調理で簡単に作れます。

生のままでも甘くてジューシーな新玉ねぎは、加熱すると生食とは違った食感が楽しめます。そんな新玉ねぎをメインにしたメニューを作るなら、子供から大人まで大好きな炊き込みご飯がおすすめです。

新玉ねぎそのものが旬の食材なので、家に常備している食材を入れるだけで簡単なのにおいしい絶品炊き込みご飯が簡単に作れます。

シンプルに新玉ねぎの旨味を楽しみたいなら、ツナと新玉ねぎの炊き込みご飯がおすすめです。ツナは保存食としても人気の食材ですし、ツナ缶の漬け汁にも魚の豊富な栄養成分が含まれているため、旨味だけでなく栄養補給にもなります。

ツナ缶には水煮タイプのツナ缶と油漬けタイプのツナ缶がありますが、新玉ねぎの炊き込みご飯に使う場合は旨味が凝縮した油漬けタイプのツナ缶を使うのが、おいしい炊き込みご飯を作るポイントです。

ツナと新玉ねぎの絶品炊き込みご飯の主な材料は、炊き込みご飯に欠かせない米と主役の新玉ねぎ、さらに魚の旨味が詰まった油漬けタイプのツナ缶になります。

調味料は基本的な炊き込みご飯とお味で、酒、顆粒タイプの和風だし、しょうゆ、塩です。しょうゆは濃口しょうゆでも構いませんが、新玉ねぎの美しい色を活かすなら薄口しょうゆを使いましょう。

ツナと新玉ねぎの炊き込みご飯は、新玉ねぎの旨味を最大限に引き出す炊き込みご飯レシピなので、加熱すると甘みが増す新玉ねぎに合わせて塩をやや多めに使うのがコツです。調理は新玉ねぎをカットするだけなので、時短レシピにもなります。

炊き込みご飯は多めに作る方がおいしいので、ここでは3合の炊き込みご飯レシピで紹介します。まずは洗米です。

あらかじめお米を研いで水気をしっかり切るのが良いのですが、時間がない場合は研いだ水を一度ザルに上げ、軽く水を切ってから炊飯器に入れるだけでもOKです。新玉ねぎ（1／2個）は約3cm幅の串切りにし、米の上にまんべんなく広げます。

調味料（酒大さじ1、しょうゆ大さじ2、顆粒だし大さじ1／2、塩小さじ1）とツナ缶（漬け汁を含む）を入れ、炊き込みご飯用メモリで3合になるまで水を加えましょう。

軽く全体を混ぜてから炊飯器のスイッチを入れれば、新玉ねぎとツナの旨味がシンプルに味わえるおいしい炊き込みご飯の完成です。

新玉ねぎの洋風炊き込みご飯は、炊き込みご飯を彩り重視で作りたいときにおすすめのピラフ風炊き込みご飯です。ピラフ風炊き込みご飯には甘みがたっぷりの新玉ねぎを加えると、さらにおいしい炊き込みご飯になります。

ピラフ風新玉ねぎの炊き込みご飯では、子供が喜ぶ彩り食材を中心に材料を準備していきましょう。主役の新玉ねぎは丸ごと1個使います。米は2合準備し、あらかじめ研いで水を切っておきましょう。

その間に冷蔵庫の余り野菜から、彩りによさそうな食材を選んでいきます。選ぶときは、赤と黄色の食材を中心にそろえるのがポイントです。

新玉ねぎとの相性が良いニンジンとコーンがあれば、彩りだけでなく栄養のバランスも申し分ないでしょう。なおこれだけでは旨味が足りないので、冷蔵庫にあるウインナーまたはベーコンを具に加えます。

調味料は顆粒コンソメ（大さじ2）、麺つゆ濃縮タイプ（大さじ2）、有塩バター（大さじ1）です。ウインナーまたはベーコン以外の食材は、新玉ねぎを含めすべてみじん切りにしておきます。ウインナーは7～8本入れると肉の旨味が出てくるのでおすすめです。

ベーコンを入れる際は塩味がついているので、有塩バターをやや控えめにしてください。水を切っておいた米を炊飯器に入れ、2合メモリよりやや少なめの水を加えます。

準備した新玉ねぎや具、調味料をすべて入れて炊飯器のスイッチを入れれば、調理は完了です。なお大人用に作る場合は仕上げにブラックペッパーをお好みで加えると、新玉ねぎの甘さがより引き立ちます。

がっつり系炊き込みご飯も、新玉ねぎがあれば簡単に作れます。がっつり系炊き込みご飯の具には肉を使いますが、炊飯器で作る炊き込みご飯なので、肉も短時間で柔らかくなるところがおすすめです。

新玉ねぎとにんにく生姜味噌豚のボリューミー炊き込みご飯は、豚肉の生姜焼きと新玉ねぎのおいしさを一度に楽しめるおすすめの炊き込みご飯です。

新玉ねぎとにんにく生姜味噌豚のボリューミー炊き込みご飯は、新玉ねぎを大きめにカットするのがおいしく仕上げるポイントとなります。まず豚肉生姜焼きを作る要領で材料を準備します。

豚肉は火が通りやすいこま切れ肉を200g、新玉ねぎは大きめサイズを1個、米は2合準備してください。今回はがっつり系炊き込みご飯なので、調味料にもパンチのあるおろしにんにく（大さじ1／2）とおろししょうが（大さじ1／2）を加えます。

生姜焼き風炊き込みご飯なのでしょうゆ（大さじ1）を使いますが、豚肉と新玉ねぎに合う味噌（大さじ1）を隠し味で加えるのがポイントです。砂糖（大さじ1）は白糖でもよいですが、黒糖を加えると甘さの中にほんのりと苦みが加わるので、深みのある味になります。

米は研いだら2合メモリまで水を入れ、1時間吸水させましょう。その間に豚肉と調味料をビニール袋に入れ、全体を良くもんでから冷蔵庫で10分休ませます。

新玉ねぎは食感が残るよう、串切りで6等分にカットしてください。吸水が終わったら新玉ねぎと下味を付けた豚肉を米の上に広げ、炊飯器のスイッチを入れれば完成です。

「新玉ねぎ・鶏肉・根菜の炊き込みご飯」は具だくさんな炊き込みご飯なので、おかずがなくてもご飯が進むおすすめレシピです。新玉ねぎ・鶏肉・根菜の炊き込みご飯は具がたっぷり入っているので、炊飯器ではなくフライパンで作ります。

家庭用フライパンでは2人前で作るのがおすすめです。根菜類をたっぷり使うので、米は1合半にしましょう。具のメインは新玉ねぎと鶏肉で、新玉ねぎは大きめサイズを1個、鶏肉（もも肉がおすすめ）は100gを準備してください。

根菜類は、新玉ねぎと同じ時期に旬を迎える新じゃがいもがよいでしょう。普通サイズであれば3個で十分です。調味料は醤油（大さじ3）、麺つゆ（50㏄）、和風顆粒だし（小さじ1）、鶏がらスープの素（小さじ2）です。

新玉ねぎと新じゃがいもは1cm幅の薄切り、鶏肉はひと口大にカットします。ビニール袋に鶏肉と調味料を入れ、しっかりと揉みこみます。

フライパンに油をひき、野菜→鶏肉の順に炒めます。火が通ったら具を皿に取り出し、フライパンで米を炒めます。色が半透明になったら水を400㏄と調味料を加え、取り出しておいた具を全体に広げてください。

ふたをしたら強火で15分、中火で5分炊きます。火を止めた後もふたは開けず、そのまま5分蒸らせば完成です。

加熱するとトロトロ食感に変わる新玉ねぎは、旨味が凝縮したツナや豚肉・鶏肉などと一緒に炊き込みご飯にすると、簡単に絶品新玉ねぎレシピが作れます。

炊飯器に材料を入れてスイッチを入れるだけでできる炊き込みご飯なら時短レシピにもなりますし、おかずとご飯が同時に作れるので、忙しい平日の夕食にもおすすめです。

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