本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。
吉野家は業界2位の店舗数を誇る牛丼チェーン
今では国内だけでも1200店以上の店舗を構える大型チェーンの吉野家は、いつ、どのように誕生したのでしょうか。安い・早い・おいしいといえば牛丼チェーン店の吉野家は、牛丼チェーンの中で店舗数第1位の「すき家」に続いて第2位の店舗数を誇ります。
現在の吉野家の前身となる「個人商店吉野家」は1899年(明治32年)、日本橋にあった魚市場に創業者の松田栄吉が開いた店でした。牛すき焼きをご飯の上にのせたものを「牛丼」と名付けたのも松田栄吉でした。ここに「吉野家の牛丼」が誕生したのです。
その後、関東大震災や太平洋戦争をたくましく生き延びた吉野家でしたが、1980年に120億円の負債を抱え、東京地方裁判所へ会社更生法の適用を申請し、倒産してしまいます。
それから20年後の2000年、努力に努力を重ねて立ち直った吉野家は、上場企業となりました。吉野家は2018年には築地市場の移転に伴って、1号店の築地店の店舗を閉じ、新たな店舗「豊洲市場店」をオープンしました。
吉野家に次いで牛丼をメインメニューとしたチェーン店がライバルとして次々と現れます。牛丼の並盛の値段を他の牛丼チェーン店の値段と比較してみると、2022年9月現在、吉野家の牛丼並盛は426円(税込)、すき家は牛丼並盛400円(税込)、松屋は牛めし並盛380円(税込)でお味噌汁がつきます。
吉野家にはイートインでしか食べられないメニューがある一方、テイクアウトできるメニューがあります。テイクアウトのメニューは、通常のメニューのコメントに「テイクアウト可」と載っているのでわかりやすいでしょう。
一部ご紹介すると、吉野家の牛丼は並盛、肉だく、ネギだく、ネギ玉すべてテイクアウトできます。サラダやみそ汁もテイクアウトできます。テイクアウトよりも早いほうがよいという方はデリバリーサービスを使いましょう。デリバリーサービスについては後ほど解説します。
吉野家は全国に1204店舗
吉野家の店舗は2022年9月の時点で、国内で1204店舗を展開しています。国外にも吉野家の店舗があり、2022年7月の情報だとアメリカ、上海・福建・北京など中国、モンゴル、シンガポール・フィリピン・インドといった東南アジアなどに976店舗を出店しています。
海外で出店するときは国内と同じようにフランチャイズスタイルで拡大していく流れです。出店先の風土や文化を考えた上での策略を展開しています。アメリカでは吉野家は「Yoshinoya beef bowl」と呼ばれ、親しまれています。
アメリカの吉野家のオーダー方法が日本とは違うユニークな決め方なのでご紹介します。アメリカではまず最初に器(どんぶり)を選びます。メインの肉は、リブ、チキン、エビ、白身魚などバリエーションが豊富です。
続いて「米」を選びます。「白米」、「ブラウンライス」などから好きなコメを選べます。次にお肉と一緒に丼にのせるサイドを選びます。フライドポテト、ベジー、コールスローから好みのものを選んでできあがりです。
このように組み合わせて自分好みの牛丼を楽しめるところは、SUBWAYに似ています。日本でこのシステムが導入された店舗はさぞかし話題にのぼることでしょう。
吉野家の海外進出の第一歩は1975年、アメリカのコロラド州デンバーに出店したことでした。続いてカリフォルニア州のロサンゼルス、アリゾナ州と徐々に店舗が増えていき、今では976店舗が海外で展開されています。
では、吉野家以外の外食チェーン店で出店数が多いのはどこなのでしょう。上位5社のうち、出店数が圧倒的に多いのは、2911店のマクドナルドでした。次に2496店のほっともっと、1394店のすき家、1341件のガスト、1270件のモスバーガーと続きます(2020年時点)。
また、吉野家のライバル牛丼店の出店数はどのくらいなのでしょうか。2022年現在で、松屋は全国で1197店舗、すき家は先ほどご紹介したとおり1940店舗、なか卯は461店舗です。吉野家は1204店舗で、すき家に次いで国内2位の店舗数です。
一番店舗数が多い都道府県はやっぱり東京
吉野家の店舗数が多い都道府県は、1位はやはり東京で193店舗を営業しています。2位は大阪の123店舗、3位は神奈川の86店舗です。東京で10店舗以上ある地域は、千代田区、中央区、港区、新宿区、大田区、足立区、江戸川区の6区です。
逆に吉野家の店舗数が少ない県を調べてみると、5店舗営業の大分県、宮崎県、鹿児島県、山梨県、佐賀県、4店舗営業の山梨県、徳島県、3店舗営業の高知県、島根県、鳥取県が店舗数が少ない県です。※店舗は2022年9月9日時点、吉野家公式HPの情報より。
吉野家で店舗デリバリーサービスのある店舗
ネットや電話で注文すれば吉野家のあの味をお店に行かずして味わえる、いう便利な手段がデリバリーサービスです。吉野家では店舗によってデリバリーサービスがある店舗とない店舗があります。2020年にはデリバリーサービス専門の拠点ができ、試験的に営業を開始しています。
体調が悪く、家で寝ていてお腹が空いたとき、仕事でくたくたに疲れているとき、夜に友人が遊びに来たとき、スマホや電話1本で吉野家のメニューを味わえるデリバリーサービスを利用するのもよいでしょう。
吉野家のデリバリーサービスはUberEatsと出前館が請け負っています。デリバリーサービスはメリットも多いですが、デメリットもあります。いったいどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
UberEats
UberEatsはスマホアプリやネットで注文すると、レストランと配達する人をマッチングさせ、素早く効率よく料理が届く仕組みを採用しています。
アプリやネットで簡単に注文でき、クレジットカードで代金を払った場合は、配達員から吉野家のメニューをただ受け取るだけ、と気軽に利用できます。店舗まで行く時間がない、体調が悪くて外へ出られない、といったときに便利なシステムです。
デメリットは値段です。牛丼並盛の場合、イートインまたはテイクアウトすると税込426円ですが、UberEatsで吉野家の牛丼並盛をオーダーすると620円になります。さらに配達料も加算されるます。
デリバリーサービスは手軽で便利なサービスですが、肝心の吉野家の牛丼がイートインやテイクアウトの2倍以上の値段になってしまいます。そうは言ってもデメリットばかりではありません。メニューが割引になるなどお得な制度もあります。
UberEatsのアプリで注文時に「プロモーションコード」を入力すると、割引クーポンが適用されます。プロモーションコードには「キャンペーンクーポン」と「初回限定クーポン」の2種類があります。
「キャンペーンクーポン」は割引キャンペーンのクーポンです。キャンペーンが行われるのは不定期なので、UberEatsの公式Twitterなどをこまめにチェックしましょう。キャンペーンが終了するとクーポンは無効になってしまいます。
「初回限定クーポン」はその名のとおり、初めてUberEatsでデリバリーを頼むとき、プロモーションコードを入力すると1000円割引になるというシステムです。2度目の注文からは適用されない「初回限定」なので、初めて注文するときは忘れないようにしておきましょう。
出前館
出前館は登録店舗数(国内)が一番多いデリバリーサービスです。GPSにより、位置情報が特定できるようになっており、自宅や職場などの屋内だけでなく、パーティー会場、公園など戸外でも配達してくれます。
吉野家は出前館のデリバリーサービスにも登録しています。吉野家の牛丼を出前館にデリバリーでオーダーしても、値段が高くなってしまうのでしょうか。出前館で吉野家の牛丼並盛をオーダーすると、牛丼590円プラス配達料でやはり割高になります。
UberEatsだけでなく、出前館にも割引クーポンがあります。初回注文時の100円割引キャンペーンは終了してしまいましたが、200円割引や配達料が無料になるなどのクーポンを不定期で発行しています。公式サイトをこまめにチェックしてみましょう。
吉野家でから揚げ&フライメニューのある店舗
吉野家では牛丼ばかりでなく、鶏のから揚げやアジのフライなど揚げ物も限定で提供しています。1度は食べてみたいメニューですが、店舗限定メニューなので、どの店舗でも提供してくれるわけではありません。お住いの近くに揚げ物が食べられる吉野家の店舗があればラッキーです。
「から揚げ」は店舗限定メニュー
吉野家のから揚げメニューは、から揚げ黒カレー、から揚げ丼、から揚げ定食などがあります。提供している東京の店舗を挙げると、明大前店、上北沢店、新宿京王モール店、五反田駅前店、池袋北口店、赤坂三丁目店、赤坂見附店、新宿一丁目店などです。
吉野家の過去にフライメニューも販売していました。フライメニューには、牛・から・アジフライ(牛皿・鶏のから揚げ・アジフライ)定食、アジフライ定食、アジフライ(単品)などがありました。しかし2022年9月現在、販売は終了しています。
店舗限定メニューは吉野家の公式サイトにも掲載されない場合が多いので、個人のブログなどから情報収集するしか手がないようです。店舗限定メニューの例として過去には「ソース豚肩ロース丼」や「黒ダレ豚丼」、「かに爪コロから丼」などがありました。
販売時間は11時~23時限定
吉野家のから揚げを使ったメニューは、11時から23時の時間限定メニューです。ちょうどお昼ご飯と夕ご飯の時間をカバーしているところから、昼食か夕食のどちらかで吉野家の揚げ物メニューを食べることを想定した時間設定ではないでしょうか。
朝から揚げ物はちょっと、という人や、夜遅くに揚げ物は遠慮したい人が多いと見込んでの時間帯かもしれません。
営業時間は店舗によって異なっており、8時~24時の店舗、24時間営業の店舗、8時~23時の店舗など、様々です。朝は4時~11時の間は、特朝定食など時間帯ならではのメニューもあります。
吉野家でWi-Fiが使える店舗
昨今ではカフェやファミレスなどでは必ずといっていいほどWi-Fiが使えますが、吉野家ではWi-Fiを導入しているのでしょうか。そもそも吉野家は回転率で経営が成り立っており、Wi-Fiが必要になるような長い時間、居座ることができる雰囲気ではありません。
吉野家の店舗ではWi-Fiは導入していない
基本的に、吉野家の店舗ではWi-Fiを導入していません。Wi-Fiを導入する一般的なメリットは、料理が来るまでの間、手持無沙汰をスマホのSNSやゲームで解消しようという若い客や、Wi-Fiを必要としている外国人観光客も集客できるところです。
しかし、ゲームに夢中になって、度を越えた居座りをする客がいると、回転率が下がってしまい、経営が難しくなってしまうかもしれません。また、Wi-Fiの導入費用や月額費用などコストがかかるというデメリットもあります。
実験的に導入している店舗がある
吉野家には約1200店舗がありますが、その中の200店舗が実験的にWi-Fiを導入しています。Wi-Fiを導入している店舗は「看板が黒」く、クールな外観で、内装も従来の吉野家のようではなく、カフェを意識したようなおしゃれな内装です。
「看板が黒い」吉野家は、椅子やテーブルの配置もカフェのようで、1人で入るにはちょっと敷居が高く感じてしまいがちな雰囲気です。メニューにもスイーツがあり、ドリンクバーもあります。おしゃれな内装の吉野家の店舗は増え続けるのでしょうか。
内装をカフェのようにして、試験的にWi-Fiを導入しているということは、吉野家の新たな業態開拓作戦なのかもしれません。
お近くの吉野家の店舗へ行ってみよう!
沿革、デリバリーサービス、店舗限定のメニュー、牛丼以外の人気メニューなど、牛丼チェーン店・吉野家についてお伝えしました。創業121年の吉野家の「安くて早くておいしい」牛丼は今後も多くの方から支持されることでしょう。
※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。