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田代島は猫好きなら見逃せないスポット!
東北地方、宮城県石巻市の太平洋に浮かぶ「田代島」は、猫を愛する人には外せない観光スポットです。居心地抜群でタイムスリップしたような空間が味わえます。コバルトブルーの海に囲まれた島でのんびり猫と戯れ、写真を撮るなど至福のときを過ごせます。
田代島は綺麗な海と自然に恵まれた島で住民より猫の方が多く、「猫島」と呼ばれています。今では国内外からも、大勢観光客が訪れる大人気の観光地です。
田代島でのんびりくつろぐ猫たちはとても人馴れしているので、猫のほうから観光客に近づいてきます。サービス精神旺盛な猫たちですが、田代島には猫に接するときの色々なルールもあるので気をつけましょう。
田代島ってどんなところ?
宮城県石巻市に属する「田代島」は面積3.14平方kmほどの小さな離れ島で、通称「たっしょ」といいます。周囲を綺麗な海に囲まれた、風光明媚な自然が満喫できる島です。
また、自然豊かな田代島は歴史のある島でもあり、昔から沿岸・沖合漁業の島として発展し、今も漁業のやり方は変わっていません。また、縄文前期の土器や石器、貝塚なども出土しています。
田代島は南部の仁斗田(にとだ)地区と、北部の大泊(おおどまり)地区の2つの集落に分かれていて、港もそれぞれあります。
田代島には多くの猫が人と共に暮らしていて、猫の自然な姿を見ることができます。宮城県仙台市からも日帰りできる距離にあり、気楽に来られるのもこの田代島の魅力でもあります。船を降りると島のあちこちで自由に寛ぐ猫たちに出会えます。
宮城県石巻市にある島
宮城県石巻市には大小あわせて13個の島が存在します。田代島はその中のひとつで面積3.14平方km・周囲11.5km・標高96mの小さな島です。温暖な気候で寒暖の差が少なく、厳冬の期間でも月の平均気温が0度より下がることはありません。
田代島は一年を通じて過ごしやすい気候です。温帯常緑広葉樹であるタブの大木が自然繁茂している島で、人の手が入らない雄大な自然が残っています。
田代島は漁業や釣り客、猫好きをはじめとした旅行客を相手とする観光業が主な産業です。島の広場には可愛い猫たちがいっぱいで、猫スポットも各所にあります。
「猫神様」
田代島は明治の末から大正にかけて漁業が大変盛んで、漁師が食事や寝泊まりする番屋や、漁師たちの周りには猫たちが自然に集まってきました。猫の動作で天候や漁模様を予測するなど、人間と猫はお互いに支えあって暮らしていました。
しかし、田代島の漁師が漁具を作る際、石片が一匹の猫に当たって死んでしまいます。網元は大変心を痛め、猫の今後の安全と大漁を祈願して神社を建て、その猫を神として祀りました。それ以来大漁が続いて海難事故もなくなり、島では一層猫を大切にするようになりました。
現在でも島では毎年3月15日が祭日で、幌を立てて「鮪」を供え、お神酒を献上して参詣します。島内の漁師の人達も初漁にはお神酒と供物を持参して参拝を欠かしません。
現在は数百匹の猫が暮らしている
田代島は、東北地方・宮城県東部の石巻市にあって海に囲まれた、自然の残る美しい離れ島です。周囲11.5kmの田代島では、130匹以上の猫が島民と暮らしています。猫のほうが住民よりも多い、猫の楽園です。
かつて田代島ではマユの生産が盛んで、ネズミによる被害を防止するために猫を飼い始めたことが、猫島と言われるほどに猫の増えるきっかけでした。そのため田代島では昔から猫を大事にしていました。猫は大漁を招く縁起の良い生き物として、島の守り神にもなっています。
見た目の愛らしさと自由気ままな姿が人を惹きつけてやまない猫たちは、島民の愛情に守られて元気いっぱいに動きまわり、人々を楽しませています。
近年はマンガを活用した島おこしも
猫たちが島民と暮らす田代島の復興事業の一つとして、猫とマンガをコラボした観光プロジェクトも行われています。有名漫画家のデザインしたロッジがある「マンガアイランド」には、宿泊施設やキャンプ施設が備えられています。アウトドアの好きな人には、大変喜ばれています。
田代島にはたくさんの猫たちと、豊かな自然、人々が共存しています。田代島に住む若い人達は、猫を活用した観光プロジェクトを企画・実行しています。現在では「猫島」の他に「マンガ島」とも呼ばれています。
田代島への行き方
この章では田代島への行き方を紹介しますが、まず、田代島へ行くためにはJR「石巻駅」へ向かう必要があります。JR仙石線「仙台駅」で「石巻行」に乗車すると、1時間ほどで石巻駅に到着です。
仙台駅から石巻駅まで高速バスも出ていますが、バスで行く場合は約1時間20分かかります。仙台駅前(エデン前)の「21番のりば」から乗り、「石巻駅前」で下車しましょう。
石巻駅前には、石巻市に縁のある漫画家石ノ森章太郎先生の作品「サイボーグ009」が並んでいます。ホテルやデパート・飲食店も多数あります。 田代島への旅は石巻市から始まります。
JR線「石巻駅」→網地島ライン埠頭
次は、JR石巻駅から「網地島ライン埠頭」への行き方をご紹介します。発着所は2ヶ所で「石巻中央発着所」と「石巻門脇発着所」があります。フェリーは石巻中央発着所の次に石巻門脇発着所へ寄り、田代島へ向かいます。
JR石巻駅からフェリー乗り場へは、宮城交通の「ミヤコーバス」山下門脇線を使うのがおすすめの行き方です。石巻中央発着所へ行く場合、所要時間は石巻駅前からバス停「中央一丁目」まで約15分です。下車後は徒歩1分で着きます。
石巻中央発着所に徒歩で行く場合は約15分で着きます。行き方は、商店やホテルが建ち並ぶ駅前の大通りを150m直進し、三越がある角を左折して商店街を600m直進します。突き当りの交番があるT字路を右折して200mで中央発着所です。
また、JR石巻駅から石巻門脇発着所への行き方は、同じく宮城交通の「ミヤコーバス」山下門脇線を使い、石巻駅前からバス停「門脇二丁目」で下車します。バスの所要時間は約14分で、バス停から発着所まで徒歩約5分です。
河口付近にある「門脇発着所」は、昔からある発着所です。乗客用の無料駐車場があるので、自家用車やレンタカーで訪れる場合は門脇発着所のほうが便利です。
フェリーは1日3本
フェリーによる田代島への所要時間は、石巻中央発着所から「大泊港」または「仁斗田港」まで約40分、石巻門脇発着所から大泊港または仁斗田港まで約30分です。
田代島には、島の北部に大泊港と南部に仁斗田港の2つがあります。一般的にはたくさんの猫に会える仁斗田港が人気ですが、散策するなら大泊港も魅力的です。大泊港は釣り客の多い所でもあります。
猫たちとの時間をゆっくり持ちたい人は午前中のフェリーに乗りましょう。フェリーは1日3本で午前中に1本、午後から2本の運航です。島から出るフェリーも3便ですが、ドック入りなどによりダイヤが変更する可能性もあるため、詳細な出港時刻は網地島ラインへ問い合わせましょう。
住所 | 宮城県石巻市中央一丁目14-5 リバーサイドMOTOMACHI 2階 |
電話番号 | 0225-93-6125(石巻中央発着所) |
田代島の観光スポット
猫の楽園と呼ばれる宮城県・田代島の観光スポットについてご紹介します。ゆっくりと自然の中で暮らす猫たちに触れて、日々の暮らしから離れて心と身体を癒しましょう。田代島では多くの猫が自由気ままに力強く生きています。
田代島の観光スポット、いわゆる猫スポットには、猫の神様を祀る「猫神社」、食事もできて猫とも遊べる「島の駅」などがあり、仁斗田港周辺の道では数匹の猫たちがじゃれ合う光景も随所に見ることができます。
他にも田代島の有名な観光スポットとして「三石観音」や「マンガアイランド」などがあり、自然いっぱいの島の景観も見どころです。もちろん猫以外にもあまり知られていないパワースポットの楽しみ方も田代島にはあります。
「猫神社」
猫の神様を祀る「猫神社」は田代島の中央に位置します。行き方としては大泊港(おおどまりこう)から約1km、仁斗田港(にとだこう)からだと1.7kmほど歩きます。緑豊かな道を歩いていると、狭い道の中央で寝そべっている猫たちに出会います。
猫を追い越しながら行くと、林の中にひっそり神社があります。小さくて可愛らしい猫神社には、ペットの健康を祈願する人も来ます。鳥居の奥には猫の置物やグッズがぎっしり置かれています。その周りでゆったり寛ぐ猫たちが、神社に来た人たちを迎えてくれます。
「三石観音」
では、「三石観音」への行き方をご紹介しましょう。田代島で一番景色がよいとされている三石観音は仁斗田港から西へ3.2kmの地点にあり、うっそうとした森林の中を通り抜けると鳥居が見えてきます。
三石観音の由来は、荒波を砕く三儀の巨岩から三石の名がつけられたこの場所に金の十一面観音が流れ着いた時、漁師たちが安置して厚く信仰したのが始まりです。後に震災でお堂が崩れたため、住民が預かって大切に保存していました。
三石観音を過ぎると間もなく三石海岸が見えてきます。眼下で大きな岩が重なり合って波が打ち寄せている様は、本当に素晴らしい景観といえます。こちらも見ておきましょう。
「マンガアイランド」
ここでは、田代島「マンガアイランド」への行き方をご紹介しましょう。マンガアイランドは仁斗田地域から高台に向かって10分ほど歩くと見えてきます。漫画家のちばてつや先生と里中満智子先生がデザインしたロッジやテントサイトがあります。
広い敷地内にはさまざまなタイプの猫型ロッジがあり、中には2階建てのロッジも備えています。ゆったりと過ごすことができ、家族旅行には最適です。ロッジ内にはマンガのキャラクターの絵や、かわいらしい猫のイラストなどが飾ってあるので目の保養になります。
内部に展示されている有名な漫画家たちによる猫の絵もすばらしく可愛いのですが、このマンガアイランドにも本物の可愛い猫たちが多く集まってきます。テーブルとベンチも設置されているので、天気の良い日は猫たちとのんびり屋外で過ごすのもおすすめです。
2019年時点では、マンガアイランドの開設期間は4月から10月までで、宿泊可能日が毎週水曜日から日曜日、休館日は火曜日でした。ゴールデンウィーク中は休まずに営業していました。マンガアイランドでの宿泊を考えている方は、開設期間を確認して予約しましょう。
住所 | 宮城県石巻市田代浜字敷島24 |
電話番号 | 0225-21-4141(マンガアイランド事務室) |
田代島の美味しい食事が楽しめるお店
宮城県・田代島には簡単に食べられる食事から、地元で捕れる海産物を使った美味しい食事の提供をしているお店があります。猫に癒された後、海を見ながらのパスタランチまで色々な食事が楽しめます。
周囲11.5kmの小さな島である田代島には、食事ができるお店の数は多くありませんが、人気の高い民宿など、田代島ならではの食事が食べられるお店があります。豊富な海の幸を食べながら日常から解放されたゆっくりした時間を過ごすのも、旅先だからこそできる贅沢です。
「田代島にゃんこ共和国 島のえき」
「にゃんこ共和国 島のえき」への行き方は、猫神社から200m南に向かうと素朴で温かみあるたたずまいの「島のえき」が見えてきます。猫グッズなどのお土産や、猫がデザインされた可愛い食器で食べるおにぎりやカレー、熱々の牡蠣汁、丼もの、飲み物・ケーキセットなどの食事を提供しています。
入口の前は床張りでテーブルやベンチもあり、いつでも猫に触れることができます。猫じゃらしなどのおもちゃも用意されていますので、自由に使えます。お店の前には猫たちもじゃれ合ってくつろいでいます。
お店の中は猫の出入りはできないので、入ってしまった場合には優しく出してあげましょう。お店の奥には猫の治療所もあります。また、田代島の猫たちは守られていて、定期的に獣医の先生たちの健康チェックを受けています。
住所 | 宮城県石巻市田代浜字内山69-2 |
電話番号 | 080-6015-9346 |
「田代島オリーブ・カフェ」
「田代島オリーブ・カフェ」は海が一望できる家をリフォームして作られたカフェです。ランチには日替わりパスタ料理なども提供しています。観光客に人気のお店ですが、外見は普通の民家なので見落としやすいです。土・日の10:30~15:00ですが、訪れる前に電話をしておきましょう。
メニューはレギュラーコーヒー、北限の和紅茶、ジュース、グラスビール、グラスワイン、パスタランチ、アヒージョ、アヒージョランチ、おつまみなどです。特にパスタランチはスープ付きで人気があります。予約制のコース料理も提供しています。
住所 | 宮城県石巻市田代浜仁斗田89 |
電話番号 | 090-2020-4252 |
「古民家カフェ福猫」
「古民家カフェ福猫」は、観光客と田代島の方々がひと休みしてリラックスできる場所を目指して作られたカフェです。古民家を改修したカフェでは、アットホームな気取らぬ雰囲気の中で寛ぐことができます。
店内にはオルゴールのBGMが流れて居心地満点です。メニューは「福猫カフェ特製サラダ」や「特製サラダ付きカレーセット」、飲み物、甘未などがあります。
森のコーヒーは、農薬を使わない完熟珈琲です。味はスッキリしていて苦みや酸味の少ないくせのない味です。カレーは辛さ控えめで具材は細かく刻まれています。サラダはお酢が控えめのあっさりしたドレッシングでトマトやレタスにもよくあいます。
住所 | 宮城県石巻市田代浜字大泊61 |
電話番号 | 0225-98-2077 |
人間と猫が仲良く暮らす田代島へ行ってみよう!
猫の島で有名な田代島の観光スポットや行き方、美味しい食事などをご案内しました。人間と猫が共存する宮城県・田代島は自然も豊かで、昔ながらの集落も広がる島です。猫の多い田代島には独自のルールもあります。島のルールを守ってかわいい猫たちと過ごしましょう。