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国際色豊かな三宮はタイ料理店の激戦区
三宮は、1868(慶応3)年に国際港として開港とした神戸港がある国際色豊かな地です。現在は神戸市内でも多くの企業が集まるビジネス地区として発展し、さらに数多くの繁華街があることから昼夜を問わずたくさんの人々が行き交っています。多くの外国料理店が立ち並ぶエリアでもあります。
数多く立ち並ぶ外国料理店の中でも、特にタイ料理店は激戦区と言っても良いほどのお店があります。中にはタイ王国政府にお墨付きをいただいたほどの本格的なタイ料理店、タイの特定地域出身のタイ人シェフによって作られる美味しい地域料理が食べられるお店など、本格的なものばかりです。
タイ料理ってどんな料理があるの?
年間を通して温かな気候、豪華絢爛な王宮や寺院、古代遺跡、仏像など見どころ盛りだくさんなタイは、毎年多くの日本人が旅行に訪れる大人気国です。様々な香辛料や香味野菜、ハーブをあらゆる方法で組み合わせて辛味や酸味、甘みを生み出すタイ料理は、日本でも多くのファンを持つ料理です。
タイ料理は地方色豊か
一口に「タイ料理」と言っても大きく分けて4つの地域に分けられます。山が多く豊富な水源を有する北タイ地域では脂が多めながらもマイルドな味わいの料理が食べられています。丸いお皿に様々な料理を乗せて食べるカントークの他、ミャンマーの食文化の影響を受けていることも特徴の1つです。
自然豊かなタイ東北部では農家や酪農をしている家庭が多く、肉や魚を余すことなく使用して調理しています。辛味と塩味が強い料理が多く、ラープ(ひき肉サラダ)やソムタム(青パパイヤのサラダ)、ガイヤーン(鶏炭火焼き)などのモチ米と食べる料理がこの地域の代表的な食べ物です。
低い山々と豊富な川などの資源が多く古くから都が置かれたタイ中部ではグリーンカレー、空芯菜炒め、トムヤムクンなどの日本でも親しまれているタイ料理が食べられています。タイ料理の特徴である「複雑な」味の組み合わせを持った料理が多く、世界各地から料理を楽しみに人々が訪れます。
海に囲まれたタイ南部地域では海の幸を使用した料理やカピと呼ばれる海老味噌ペーストや、魚の生臭さを打ち消すためのターメリックなどの調味料を使用した料理が多くあります。また、料理にココナッツミルクを使用しているものも多く、味が濃くて辛い料理が多いことに特徴があります。
「トムヤムクン」
日本でもカップラーメンなどで親しまれる「トムヤムクン」は世界三大スープの一つにも数えられる、タイを代表する料理です。トムは煮る、ヤムは和える、クンは海老を意味し、海老の入った酸味と辛味とレモングラスなどのハーブの香りが癖になるスープは多くの人々を虜にしています。