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世界三大炊き込みご飯の1つ「ビリヤニ」のレシピをご紹介
米を主食とする国や地域では、さまざまな炊き込みご飯レシピが存在します。日本もそんな国の1つで、地域や使う食材によっていろいろな種類の炊き込みご飯レシピがあります。
「炊き込みご飯のレシピ数なら世界でも上位に入るのでは?」ともいわれますが、世界に目を向けると、日本の炊き込みご飯レシピよりもはるかに有名な炊き込みご飯が存在します。それがインドの代表的な炊き込みご飯「ビリヤニ」です。
ビリヤニの調理法は大きく分けて3種類
インドの炊き込み料理・ビリヤニは炊き込みご飯ですから、何を具材にするかによってさまざまなレシピが存在します。日本の炊き込みご飯レシピと世界的に有名なビリヤニレシピとの大きな違いは「炊飯方法」と「調理法」にあります。
ビリヤニは炊き込みご飯レシピですから主役となる材料は米ですし、インド料理に欠かせないスパイスも必須です。具はレシピによって異なりますが、肉や魚のほかに卵、野菜などを使います。
ただしビリヤニレシピと日本の炊き込みご飯レシピの決定的な違いは、米の調理法にあります。ビリヤニ料理法は大きくわけると3つありますが、材料の米を半炊きにしてから調理済みの具と一緒に炊き込むのが基本のレシピです。
日本の炊き込みご飯レシピは米と具を一緒に炊くのが基本ですから、これは大きな違いといえます。基本の調理法は「バッキビリヤニ」です。
バッキは「調理する」という意味なので、調理済みの具とご飯を一緒に炊くという意味になります。インド中南部に位置するハイデラバード地域以外はすべてこのレシピで作られるので、「ビリヤニ=バッチビリヤニ」です。
ただしインドでもハイデラバード地域は、「カッチビリヤニ」という調理法が主流です。カッチビリヤニも半炊きした米と具をミックスさせます。ただし具を調理するのではなく、ヨーグルトとスパイスでマリネにするのがバッチビリヤニとの違いです。
なお3つ目の調理法は、日本の炊き込みご飯と同じように生の米と具を一緒に炊くレシピになります。ビリヤニに似たインド料理に「プラオ」と呼ばれる米飯レシピがありますが、プラオはインド版ピラフのことで、生米から作るのが一般的です。
生米から作るという点でいえばインド版ピラフ・プラオとレシピと共通点がありますが、スパイスの量が異なるので、量によって判別します。
レシピや具材は各地域で異なる
インドではご飯系レシピの定番と言われるビリヤニですが、日本の炊き込みご飯レシピが地域によって違うのと同じように、インドの定番レシピも地域で違います。
基本的にレシピの違いは米と一緒に炊く具で決まるので、レシピ名も具材の名前が入っているものが多いです。
ノンベジタブルレシピでは肉を入れたレシピが多いのですが、インドでは宗教上豚肉を食べることが禁止されているので、豚肉以外の肉(牛肉、鶏肉、羊肉、ヤギ肉など)を使います。インドカレーで定番の魚介類も人気があります。
なおインドではビリヤニに、いろいろなものをトッピングするレシピもあります。インド料理で欠かせないカレーやサラダ、茹でたまごをトッピングして食べるのも定番です。インド以外でもビリヤニがご飯レシピの定番となっている地域があります。
インド以外でレシピ数が多いのが、南アジアの地域で見られるです。インドでも定番のノンベジタブルレシピ「ハイダラバードビリヤニ」は、具材の種類によって約50種類のレシピが存在します。
インドの家庭料理の定番となるきっかけのレシピが、「カルカッタビリヤニ」です。現在のカルカッタビリヤニはジャガイモと肉を具にしたレシピが主流ですが、もともとのレシピは肉が入っていないジャガイモが主役のレシピでした。
そのため肉がなかなか買えない一般庶民の間で、「気軽に作れるビリヤニ」として定着しました。今でもカルカッタビリヤニは、インドを含む南アジア地域でトップ3に入るほど人気のレシピです
カルカッタビリヤニは一般的なインド料理よりもスパイスの量が控えめなので、日本人にもおすすめです。香辛料をたっぷり使ったレシピが多い東南アジアでもビリヤニは人気のごはん系レシピで、地域によっていろいろなレシピが存在します。
中でもミャンマーのビルマビリヤニ、タイのタイビリヤニ、マレーシアのナシビリヤニは観光客にもおすすめのメニューです。ちなみにビリヤニの親戚といわれるごはん系レシピは、世界各国にあります。
パエリア、ピラフ、カオマンガイレシピはレシピもインド・ビリヤニレシピに似ていますし、広義でいえば日本の炊き込みご飯も親戚といえるでしょう。
ビリヤニってどんな料理?
世界的にも有名な炊き込みご飯・ビリヤニは、米飯文化が根付いている日本人にもおすすめの料理です。日本の炊き込みご飯レシピとは異なりますが、「ご飯と具を一緒に炊く」という点ではどちらのレシピも共通しています。
インドやその周辺国で食されている料理
インド料理の定番であるビリヤニは、インド以外の地域でも人気のごはん系レシピです。レシピの起源といわれるインド最も有名ですが、パキスタン、スリランカ、マレーシア、シンガポール、フィリピン、イラク、イランなどでもビリヤニレシピは人気があります。
インドでは結婚式や誕生日などの特別な日の料理
さまざまな種類のレシピが存在するインドですが、特別な日のお祝い料理としても作られます。インドといえば結婚式の豪華さでも有名ですが、そんなインドの結婚式でも豪華なビリヤニがふるまわれます。また誕生日の定番レシピとしても有名です。
肉以外の材料で作るレシピも
インド起源のビリヤニは米・肉・スパイスの3種類が欠かせませんが、肉を使わないビリヤニレシピも存在します。このようなビリヤニでは肉の代わりに魚介類や野菜を使います。人気なのは海老を使ったエビビリヤニと、魚を使ったフィッシュビリヤニです。
フィッシュビリヤニは魚の種類によってレシピ名が違うのが特徴で、日本人が大好きなサーモンを使ったサーモンビリヤニもおすすめです。
ベジタリアンにおすすめなのは、野菜たっぷりの具に豆を加えた「ダール(豆)ビリヤニ」です。豆に含まれる栄養成分を効率よく摂取できることから、インドだけでなく各国のベジタリアンに人気があります。
北東部のラクナウが有名
国や地域によってさまざまなレシピが存在するビリヤニですが、ビリヤニの本場・インドでは、インド北東部に位置するラクナウの「ラクナウビリヤニ(アワディビリヤニ)」が有名です。
インド国内だけでも多数のレシピが存在しますが、ビリヤニの基本と言われるレシピが誕生したのがラクナウといわれています。そのためインド各地で作られるレシピの原点は、ラクナウビリヤニにあるといっても過言ではないでしょう。
ビリヤニのレシピの条件
インド料理の王道・ビリヤニは、基本的にどんな具を使って作ってもOkです。ただしビリヤニと呼ばれる料理にはレシピに加えなければいけない4つの条件があり、1つでも条件を満たしていないものはビリヤニレシピとはいえません。
香り米「バスマティライス」を使用する
ごはん系レシピですから、主役の米がなければ成立しないレシピです。ただしビリヤニで使用する米は、バスマティライスと呼ばれる米を使わなければいけません。
バスマティライスは、バスタのように細長い形をしています。そのため調理中に形を崩さないようにするのが、おいしいビリヤニを作るコツです。
2種類以上のスパイスを使用
インド料理に欠かせないスパイスは欠かせません。シンプルなレシピであっても、インド料理で定番のスパイスが多数入っています。その中には日本人にもなじみの深いおすすめのスパイスが多数ありますが、2種類以上のスパイスを使うのがビリヤニの条件です。
マサラと米を重ねて層を作って蒸しあげる
基本的に半炊きしたご飯に具を加えて炊き込むレシピが基本ですが、具は米とは別に味付けした具「マサラ」を使います。
さらに日本の炊き込みご飯のようにご飯の上に具をのせて炊くのではなく、「ご飯→マサラ→ご飯→マサラ」のように米と具を交互に重ねるのがレシピの必須条件です。
もともとビリヤニは蒸し料理として成立したレシピのため、具を米で挟むことでしっかりと具を蒸すことが重要になります。さらにバスマティライスの形を壊さないように調理するためにも、このような調理法がおすすめなのです。
お肉を使用する場合は「豚肉」以外で
レシピ発祥の地がインドですから、インドの宗教で禁じられている豚肉を具に入れることはできません。そのため牛肉や鶏肉のレシピはあっても、豚肉レシピはないのです。
「チキンビリヤニ」の簡単おいしいレシピ
チキンを使ったインド料理はクセがないので、インド料理が苦手な人にもおすすめです。具はチキンカレーを使うので、おいしいだけでなく簡単にできるおすすめレシピです。
材料
簡単にできるおいしいチキンビリヤニでは、具となるチキンカレーが味の決め手といっても過言ではありません。
本格的に作るとなればいろいろなスパイスが必要ですが、S&B「鶏肉とトマトで作るバターチキンカレーの素」を使うと、いろいろなスパイスを揃えなくてもおいしいチキンカレーが作れます。鶏肉は骨付き肉を使うのが、おいしい&簡単レシピのポイントです。
鶏肉は骨付きのぶつ切り肉でもおいしいのですが、手頃な値段の手羽元もおすすめです。メインの米はパスマティライスを準備してください。米の色もビリヤニの重要なポイントなので、色付けに便利なサフランも準備しておきましょう。
なおトッピングには、フライドオニオンが欠かせません。手作りフライドオニオンもおすすめですが、手間をかけず簡単に作るレシピなので、市販のフライドオニオンを使うのがおいしい&簡単レシピの裏ワザです。
作り方
S&B「鶏肉とトマトで作るバターチキンカレーの素」と鶏肉で、チキンカレーを作ってください。おいしいビリヤニはおいしい具がなければ成立しないので、簡単に作れるレシピですがチキンカレー作りだけは手間をかけてしっかりと作りましょう。
チキンカレーを煮込んでいる間に、パスマティライスを洗米します。香りの良さが特徴の米なので、簡単でもおいしい料理に仕上げるためにお米をしっかり研いでください。
研いだ米は30分浸水しておきます。時間になったらザルに上げて水を切り、鍋にお湯を入れてアルデンテになるまで茹でます。おいしいビリヤニを作るには半炊きのご飯が必要なので、「米を炊く」というよりも「パスタを茹でる」に近い感覚で炊くのがおすすめです。
炊けたらザルにいれお湯を切りますが、炊いたときのお湯は捨てずにとっておきます。ここで大きめの鍋に「ご飯→とぎ汁→チキンカレー」の順に盛り付けてください。なお一番上はご飯になるようにするのが、おいしい&本格的なレシピです。
最後に水につけておいたサフランとフライドオニオンをご飯の上にのせ、塩をひとつまみかけて蓋をします。なお冷蔵庫にバターがあれば、塩と一緒に加えると風味がアップしておいしいです。
蓋をしたら弱火で15分炊きます。炊きあがったらお皿に盛り付けますが、日本の炊き込みご飯のように混ぜるのではなく、具とご飯の層を崩さないように盛り付けてください。
時短で簡単!ビリヤニのおすすめキット
インドでは家庭でもよく作られる料理ですが、さまざまなスパイスが必要な料理なので、スパイスを揃えるだけでも大変です。
しかも日本ではなかなか手に入らない米を使わなければいけないので、米を手に入れるのも簡単ではありません。そんな時は初心者でも簡単&おいしいビリヤニが食べられる「ビリヤニキット」を使ってみましょう。
「ジョニーのビリヤニ チキンカッチビリヤニ」
ジョニーのビリヤニ・チキンカッチビリヤニは、石川・金沢市にあるビリヤニの人気店「ジョニーのビリヤニ」のおすすめキットです。インドの伝統的なビリヤニレシピで作っているので、本場・インドのビリヤニが簡単に食べられます。
キットは冷凍保存されており、容器ごと温めるだけです。手作りをサポートしてくれるタイプのキットではないので、自宅で手作りしたい人には物足りないかもしれません。
そんなジョニーのビリヤニキットは、「チャレンジする前に本場の味を知っておきたい」「調理は苦手だけど本場の味を自宅で食べたい」という人におすすめのキットです。
「エリックサウス チキンビリヤニ」
エリックサウスのおすすめキット「チキンビリヤニ」は、西インドカレーの有名店が作った簡単・お手軽キットです。こちらもすでに調理済みのビリヤニを冷凍したキットなので、温めるだけで本格的なチキンビリヤニが簡単に食べられます。
なおエリックサウスでは、チキンビリヤニの単品キットもありますが、チキンビリヤニのトッピングがセットになった「カレー&ビリヤニパック」や「南インド満喫スペシャルパック」もおすすめです。
「日本ビリヤニ協会 ビリヤニキット」
「できているものを温めるだけのキットでは物足りない」という人におすすめなのが、日本ビリヤニ協会の「ビリヤニキット」です。生米から炊くビリヤニレシピ用のキットなので、自宅にある炊飯器で簡単に本格的なビリヤニが手作りできます。
ちなみに簡単キットなので、お好みの鶏肉を準備しビリヤニキットと一緒に炊飯器で炊くだけ完成です。もう少しだけ本格的に作りたいという場合は、同じキットを使って鍋で作ることもできます。
注目のインド料理「ビリヤニ」に簡単レシピで挑戦!
いろいろなレシピがあるビリヤニですが、本場・インドのレシピをビリヤニ初心者がチャレンジするのはかなり難しいです。
そんなビリヤニですが自宅で簡単に作れるおすすめキットが多数あるので、その中からお気に入りのキットを使えば、おいしいインド・ビリヤニが自宅で簡単に作れます。
※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。