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芽キャベツとは?普通のキャベツとは違うの?
見た目がコロンとかわいい「芽キャベツ」はキャベツの仲間の1つで、その名前から「キャベツの若芽」「育っていないキャベツ」などと思う人が多いのではないでしょうか。
しかし、芽キャベツはキャベツとは違う種類の野菜で、原種である野菜「ケール」からブロッコリーやカリフラワーと共に分化した品種の野菜なのです。
芽キャベツは、葉の付け根に出てくる「わき芽」と呼ばれるものが丸く育ったもので、ぶどうの実のように1株に50個くらいの実がなります。
芽キャベツには、ビタミンCやビタミンB群、βカロテン、食物繊維なの栄養素が豊富に含まれ、キャベツに比べてそれらの含有量が数倍もある栄養満点の野菜です。芽キャベツの味わいは、甘味とともにちょっぴり苦みがあるのが特徴で、捨てるところがほとんどなく様々な食べ方ができます。
本記事では、栄養満点の芽キャベツの下処理の仕方や保存方法、芽キャベツのおいしい食べ方やおすすめの食べ方の簡単レシピなどをご紹介します。
芽キャベツの下処理とおいしい食べ方
丸ごと食べられる芽キャベツですが、下処理をして料理をすれば簡単に、よりおいしくたべられます。まずは、芽キャベツの下処理の方法と基本のおいしい食べ方をご紹介します。
芽キャベツの下処理方法
芽キャベツの食べ方としては、丸いかわいらしい形をいかしてそのまま調理に使う食べ方がおすすめで、その下処理の方法もとても簡単です。
芽キャベツを買ってきたらサッと水洗いし、洗っても黒っぽく傷んでいる外葉があれば取り除ききます。芽キャベツを選ぶ際には、なるべく緑色が濃く、しっかりと硬いものが新鮮なのでおすすめです。
芽キャベツの根本を少しだけ切り落とします。切りすぎると、せっかくの芽キャベツがバラバラになってしまうのでほんの少しだけで大丈夫です。次に根元の部分に十文字に切り込みを入れます。こうすることで火が通りやすくなります。
芽キャベツのおいしい食べ方
下処理をした芽キャベツは様々な食べ方ができます。ここでは、芽キャベツのおいしい食べ方ができる調理法をいくつかご紹介します。
一番簡単でおすすめの食べ方は、前述にご紹介した方法で下処理した芽キャベツを、沸騰した湯に塩一つまみを入れて2~3分下茹でしてアクをぬき、サラダなどにする食べ方です。
また、下処理した芽キャベツを縦半分に切ってフライパンやトースターなどで焼く食べ方や、ベーコンなどと一緒に炒めるのも簡単でおいしいおすすめの食べ方です。
丸い形をいかした食べ方なら、スープやポトフ、シチューなどの食材の1つに加えて煮込む食べ方もおすすめです。他にも、パスタの具に加える食べ方や、衣をつけて揚げ、フライや天ぷらにする食べ方など、芽キャベツのおいしい食べ方は豊富にあります。
芽キャベツのおすすめの食べ方と簡単レシピ
茹でても、焼いても、煮ても、揚げても、どんな食べ方でもおいしい芽キャベツですが、ここでは芽キャベツのおすすめの食べ方の簡単なレシピをご紹介します。
定番の食べ方「芽キャベツのシチュー」
まずは、芽キャベツの丸い形をいかし、彩もよく定番でおすすめの食べ方「芽キャベツのシチュー」の簡単レシピをご紹介します。
芽キャベツのシチュー (2人分)の材料
- 鶏もも肉 150g
- 玉ねぎ 1/2個
- 芽キャベツ 6個
- にんじん 1/4本
- じゃがいも 1/2個
- マッシュルーム缶 1缶
- 薄力粉 大さじ2杯
- コンソメ顆粒 小さじ2
- 塩こしょう 少々
- 水 150CC
- 牛乳 250CC
- バター 20g
- パセリフレーク 適量
芽キャベツのシチュー(2人分)の作り方
- 鶏もも肉の余分な脂肪と筋を取り除き、一口大に切って塩こしょう少々をふります。
- 玉ねぎは皮をむいて5mm幅、にんじんは洗って皮ごと1cm幅のいちょう切り、じゃがいもは洗って皮をむいて芽を取り除き一口大に切ります。
- にんじんとじゃがいもを耐熱皿にいれてラップをかけ、600Wの電子レンジで3分加熱します。
- 芽キャベツは洗って根元の部分を少しそぎ、十文字に切れ目をいれ、沸騰した湯で2分下茹でしておきます。
- 鍋を中火にかけてバターを溶かし、玉ねぎを入れてしんなりするまで炒め、鶏肉を加えさらに炒めます。
- 鶏肉に火が通ったら、薄力粉を振り入れて炒め合わせ、にんじん、じゃがいも、水を加えて弱火で10分煮込みます。
- マッシュルーム缶と芽キャベツ、コンソメ顆粒、牛乳を加えて混ぜ合わせ、弱火で5分ほど煮込み、とろみがついたら火からおろします。
- 器に盛り付け、パセリフレークを散らせば「芽キャベツのクリームシチュー」の完成です
ご飯のお供になる食べ方「芽キャベツの浅漬け」
次にご紹介するのは、たくさん作って常備菜にしておきたい、ご飯のお供にもぴったりの食べ方「芽キャベツの浅漬け」の簡単レシピです。
芽キャベツの浅漬け 材料(作りやすい分量)
- 芽キャベツ 10個(120gぐらい)
- 市販の浅漬けの素 1/3カップ
- 塩 少々(下茹で用)
芽キャベツの浅漬けの作り方
- 芽キャベツは流水できれいに洗い、傷んでいる外葉を取り除きます。
- 芽キャベツの根本部分を少しだけそぎ落とし、十文字に切れ目をいれます。
- 鍋にたっぷりの湯を沸かして塩少々を入れ、芽キャベツを入れて2~3分ほど下茹でします。
- ザルに上げて水気を切り、粗熱がとれたらジップ袋に入れ、分量の浅漬けの元を加えて外側から少し揉み込みます。
- ジップ袋の口をしっかり閉じ、冷蔵庫に入れて30分~1時間漬けておけば、芽キャベツの浅漬けの完成です。
芽キャベツの保存方法は?
様々な食べ方ができる芽キャベツですが、スーパーなどの店頭に並ぶのは冬から春にかけての時期だけなので、購入したらおいしく長持ちさせたいものです。まずは、一度に使い切らない時などにおすすめの保存方法をご紹介します。
通常の野菜と同じように冷蔵保存をする場合には、芽キャベツが乾燥しないようにすることが大切です。キッチンペーパーなどを軽くぬらして芽キャベツ包み、ビニル袋にいれます。芽キャベツは寒いところを好むので、野菜室より温度の低い冷蔵室に入れて保存すれば1週間持ちます。
もっと長く保存したい場合には冷凍保存がおすすめです。芽キャベツの下処理をしたら、たっぷりの湯を沸かして塩少々を入れ、2~3分茹で、ザルにあげます。
キッチンペーパーで水気をふき取り、冷めたら小分けにしてジップ袋等に入れて冷凍庫で保存します。冷凍保存で1ヶ月くらいもつので、芽キャベツがたくさん手に入った時におすすめの保存方法です。
芽キャベツの食べ方は簡単!おいしいレシピに挑戦しよう
見た目にもかわいく栄養満点の芽キャベツの下処理の仕方や保存方法、芽キャベツのおいしい食べ方やおすすめの食べ方の簡単レシピなどをご紹介しました。ぜひ本記事を参考に、芽キャベツのおいしい食べ方レシピに挑戦してみてください。