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世界三大珍味のひとつ【キャビア】
キャビアはチョウザメの卵を塩漬けにした、フォアグラ、トリュフと並んで世界三大珍味のひとつとされています。キャビアはチョウザメの卵ですが、今野生のキャビアはほとんどとれない状態になっています。
野性のチョウザメのキャビアは大変高く、世界で最も高いものとされている、オシェトラ種のペルシャ・チョウザメから採れる「アルマス・ペルシカス」というキャビアは、なんと250gで100万円です。アルマスキャビアは金色で、アルマスとは「ダイヤモンド」を意味します。
キャビアの値段はピンキリですが、一般に流通しているキャビアの値段を他の魚卵と比較してみると、いくらは決して安くない値段の魚卵ですが、100gでおよそ1000円、トビコは450円、たらこは398円です。
そしてキャビアはなんと100g、15000円から20000円もするのです。この価格の差は比較のしようがありません。口に入ることは決してないと思いますが、アルマス・ペルシカスだったら400000円です。キャビアの高級さがお分かり頂けることでしょう。
ロシアでは、祝日のテーブルなどを魚卵で飾るという伝統が残っています。今は一般の食卓は「イクラ」を使うのがほとんどですが、裕福な家庭ではキャビアが出てくるそうです。
キャビアの美味しい食べ方やアレンジ方法を紹介!
日本でも手に入りやすい値段のキャビアが販売されていますし、2009年にはマダガスカルにチョウザメの養殖場がフランスによって設立され、昔に比べるとキャビアの値段はとても下がっています。
日本の魚卵の食べ方は、たらこだったら明太子、イクラやとびこだったらお寿司というように、お米と一緒の楽しむ食べ方がほとんどですが、キャビアはもともと外国でもてはやされていた食材です。
外国の魚卵の食べ方はパンやクラッカーに乗せたりと、日本の魚卵の食べ方とは違います。しかしキャビアの食べ方は、外国での食べ方をそのまま楽しむのはもちろん、和食ならではの食べ方もあるので、キャビアのおいしい食べ方や、アレンジの方法を幾つかご紹介しましょう。
キャビアってどんな食べ物なの?
キャビアは一般の食卓にご飯のおかずとして出てくる食べ方をするものではありませんし、名前はよく聞くけれどあまり親しみのある食べ物ではありません。キャビアとは一体どんな食べ物なのでしょうか。
まずキャビアは販売されている時に冷凍保存されているものと冷蔵保存されているものの2種類に分かれます。
キャビアは冷凍しても冷蔵しても保存できるものなのです。なのでお買い求め頂いた時、もしくは配達された時に冷凍されているものであったらそのまま冷凍庫に入れて保存してください。
もし冷蔵されているものであったら、たとえ蓋を開けなくても再び凍らせて保存するのはNGです。必ず冷蔵庫に入れて保存してください。
賞味期限が書いてあるはずなので、その日付までにお召し上がりいただくか、もし一度開封したら食べた後はしっかり蓋を閉めて、ものによりますが冷蔵庫で1週間ほど保存できるはずですので、早めに使い切ってください。
キャビアはチョウザメの卵のこと
キャビアはチョウザメの卵のことを言います。キャビアの採れるチョウザメは、ロシアのカスピ海、中国沿岸のアムール川が有名ですが、カスピ海はイランにも面しているのでイランでもキャビアを採ることができます。
チョウザメのキャビアはあらゆるところで撮ることができますが、同じ種類のチョウザメでも育った環境と、食べるプランクトンの種類、チョウザメの捕獲の仕方、キャビアの作り方などによってにキャビアの質が全く変わってきます。
同じカスピ海でも、ロシアで採れたチョウザメとイランで採れたチョウザメのキャビアは、味が全く違うと言われています。なぜなら、ロシアでは川を遡ってくるチョウザメを捕獲し、イランはチョウザメを釣り上げるので、チョウザメにかかるストレスが違うというのです。
また、キャビアを作る時に使用する塩が全く違うのでキャビアの味が異なるため、ロシア産のキャビアはイラン産のキャビアに比べると高級です。
チョウザメはサメじゃない!
チョウザメは、体の形がサメに似ているので「チョウザメ」と呼ばれていますが、実はサメではありません。チョウザメはチョウザメ目の古代魚に分類される魚です。サメは軟骨魚類ですが、チョウザメは硬骨魚類に属します。
チョウザメはキャビアだけでなく、チョウザメの肉も大変おいしいものなのです。チョウザメの肉は食べ方がいろいろあります。刺身としての食べ方や、チョウザメの切り身で寿司を作る食べ方もあります。
チョウザメの肉は火を通した食べ方も絶品です。しゃぶしゃぶや煮付けにする食べ方、西京漬け、塩焼き、ムニエルなどの焼いた食べ方もとてもおいしいです。チョウザメの骨も、竜田揚げにしたり、ヒレはひれ酒にもできるなど、チョウザメはあらゆる食べ方があります。
キャビアに種類はあるの?
キャビアには大きく分けて3つの種類があって、種類によって缶詰の缶の色、瓶詰めの蓋の色が決まっています。3種類のキャビアは「ベルーガ」「オシェトラ」「セヴルーガ」と名前が付いています。
チョウザメは卵がとれるまで発育するのに10年から15年かかります。体が大きくなれば卵も大きくなり価格も高くなります。卵が大きくなれば大きくなるほどおいしいというわけではなく、それだけチョウザメが成熟するまでに時間がかかるので高値がつくのです。
ベルーガは缶、蓋の色がブルー、オシェトラはイエロー、セヴルーガはレッドです。ベルーガはチョウザメの中でも最大種のオオチョウザメから採れるキャビアです。オオチョウザメは卵を持つまで、長いものは20年以上もかかると言われています。
なので、ブルーの缶詰、瓶詰に入っているベルーガキャビアは最も価格が高く、キャビアは大粒で白っぽい卵も見られます。白っぽいキャビアはさらに値段が高くなります。
イエローのオシェトラキャビアはロシアチョウザメ、ペルシャチョウザメの卵です。チョウザメの大きさは中型、キャビアの大きさも中くらいで褐色をしています。味わいはとてもリッチで、ヘーゼルナッツのような香りがします。
ベルーガキャビアはとびきり高いですが、オシェトラキャビアは手が届きやすい価格なので、お祝い事や特別な席の前菜などいろいろな食べ方ができます。
レッドのセヴルーガはホシチョウザメという小型のチョウザメで、卵も小さく黒い色をしています。このキャビアがクラッカーに乗っていたりするものを見かけることは多いのではないでしょうか。
セヴルーガはキャビアの中でも一番買い求めやすい値段なので、キャビアの食べ方を知るには一番使いやすいものです。トーストやクラッカーの乗せる食べ方は、程よい塩味が楽しめるので大変人気があります。日本人が塩辛い明太子をご飯に乗せて楽しむ食べ方とちょっと共通点があります。
キャビアはどこで買えるの?保存方法は?
キャビアの日本の輸入量はとても高いのです。でも決して近所のスーパーで見かけるものではありません。キャビアは高級食材店、輸入品スーパー、キャビア専門店、コストコなどの他に、一番品物が揃っていて買い求めやすいのはデパ地下です。
近所にキャビアを売っている店がない場合は、オンライン通販でも買いやすい値段のものから高級キャビアまで、手軽にお買い求めいただけます。
キャビアの美味しい食べ方は?
世界三代珍味と呼ばれているキャビアには、どんな食べ方があるのでしょうか。キャビアはチーズやサワークリーム、ゆで卵など手に入りやすい食材と合わせて、簡単にお酒のつまみやパーティーのスナック、前菜を作ることができます。
手軽に入手できる食材で、誰にでもできる簡単なキャビアのおいしい食べ方をご紹介しましょう。是非一度お試しください。
【キャビアの食べ方】クラッカーにのせて食べる
キャビアはサワークリームやチーズと、大変相性の良い食べ方をすることができます。シンプルなテイストのクラッカーにサワークリームを塗って、プチプチとした食感のキャビアを上の乗せる食べ方は、大変人気があります。
また、クラッカーに一切れのカマンベールチーズ、ひとさじのキャビアを乗せた食べ方はいかがでしょう。チーズのまろ味と、キャビアの塩の風味が絶妙なコンビネーションを醸し出してくれる食べ方です。カマンベール以外にも、ブルーチーズやクリームチーズとの食べ方もおすすめです。
ロシアではクラッカーではなく、「ブリニ」というそば粉のパンケーキを使った食べ方が一般的です。ブリニは甘いものでも塩味でも、どちらにも合うパンケーキで、キャビアはブリニの上に他のものを一緒に乗せた食べ方をするのが一般的です。
【キャビアの食べ方】ゆで卵と一緒に食べる
キャビアと一緒にゆで卵を合わせる食べ方もよく知られています。魚卵と鶏卵のコンビネーションというのも面白いですが、この食べ方はとても美味しいのでキャビアの食べ方としては一般的です。
半熟ゆで卵とサワークリームとキャビアを合わせた食べ方も人気がありますし、ゆで卵の殻をむいて、半分に切ったものの上にオリーブオイルとキャビアを乗せた食べ方もあります。
またクラッカーの上に刻んだゆで卵を乗せて、その上にキャビアを乗せる食べ方もあります。ゆで卵をスライスしてマヨネーズをのせた上にキャビアをひとさじ乗せる食べ方も簡単で、かわいらしいおすすめの食べ方です。
キャビアをアレンジ!人気の簡単な食べ方を紹介!
キャビアはクラッカーやゆで卵に乗せたお酒のおつまみ的な食べ方しかできないの?と思ってる方も少なくないことでしょう。それではアレンジしたキャビアの使い方の幾つかをご紹介しましょう。
ちょっと本格的なキャビアの食べ方とは違うかもしれませんが、とても人気のあるキャビアの食べ方なのです。
カニとキャビアのパスタ
大変お手軽に作れる、カニとキャビアのパスタです。パスタを茹でながら、フライパンにオリーブオイルをと潰したニンニクを入れ、弱火で香りをつけます。カニの剥き身をフライパンで炒め、カニに火がとおったら茹で上がったパスタとゆで汁少々を入れて、さっと火を通します。
火を止めたらキャビアを小さじ1入れて全体をかき混ぜ、お皿に盛っててっぺんにまたキャビアを小さじ1盛って、ブラックペッパーをお好みで振り、バジルの葉をちぎってかければ出来上がりです。キャビアをとてもおいしくいただける食べ方として人気のレシピです。
イカとエビの泠製マリネキャビア添え
このレシピはおうちにお客様を招いた時や、お誕生日のご馳走の前菜としてうってつけの、大変美しくておいしい、でも簡単に作れてしまうキャビアのアレンジレシピです。
このアレンジレシピに使う材料は6人前で、スルメイカの胴1ぱい分、甘エビ20尾、生のり大さじ3、オリーブオイル、レモン汁各小さじ2、塩、醤油少々、生クリーム大さじ3、キャビア小さじ6です。
スルメイカの皮をむき細切りにします。甘エビは殻をむいて頭と尾を取ってください。頭と尾はお吸い物に使えます。次に生のりをさっと洗って塩気を抜いて布巾で絞ります。
ボウルに細切りにしたスルメイカ、甘エビ、生のりを入れて、そこにオリーブオイル、レモン汁、塩醤油を混ぜ合わせます。皿に生クリームと醤油少々を混ぜ合わせたものを塗り、その上にマリネしたスルメイカと甘エビ、生のりを盛り合わせ、てっぺんにキャビアを乗せて出来上がりです。
このレシピはキャビアを効果的に使った、とても簡単にできるおいしいレシピで大変人気があるおすすめレシピです。
炊きたての新米にキャビアをちょっと乗せて
これはアレンジレシピというよりおいしいキャビアの食べ方なのですが、魚卵は大変ご飯に合います。そこで、炊きたての新米の上にちょっとキャビアを乗せてみてください。もしくは醤油少なめの卵かけご飯とも、キャビアの相性は良いのです。
キャビアの美味しい食べ方を試してみよう!
キャビアはちょっと値段が張りますが、世界の三代珍味と言われているだけあって、旨みが濃厚で色々なアレンジが簡単にできる食材です。召し上がるチャンスがあったら、簡単に手早く他の食材と組み合わせて、キャビアのおいしさをぜひお楽しみください。
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