【ひもかわうどん】の上手なゆで方と食べ方！定番の煮込みのレシピも紹介

ひもかわ・ひもかわうどんは「平打ちうどん」と呼ばれるうどん種です。名称からもわかる通り非常に平たいのが特長で、ゆでる時間も短いです。うどんはこしの強さとのど越しを楽しみますが、薄い×幅広なひもかわは「すする」という食べ方が適当ではありません。

場合によって、箸の長さとほぼ同じくらいの幅広タイプも珍しくないです。ひもかわには「すする」のほかに「折りたたんで食べる」というスタイルがあり、平打ちうどん系の中で「折りたたむ食べ方をするうどん」と人気があります。

ひもかわうどんの食べ方は、定番の食べ方とアレンジする食べ方があります。平打ちうどんに区分されますが、製品によって幅や長さは違います。

そのためのど越しを楽しみたい時には比較的幅が細いく長いタイプ、煮込み料理やパスタ風アレンジなどには幅が広いタイプなど、食べ方で選び分けるのがおすすめです。なお幅が広いタイプは「すする」という食べ方が基本的にできません。

このような場合には「折りたたんでつゆや出汁をからませる」という食べ方がおすすめです。ちなみに産地のひもかわ有名店では、盛り付ける際も1枚ずつ折りたたむ店も多く人気があります。

ひもかわうどんの多くは乾麺ですが、製品によっては生麺もあります。またうどんの幅は製品によって異なるので、茹で時間は製品の作り方通りに行って下さい。そのうえでおいしい食べ方のポイントとなるのが、ゆでた後の下処理です。

ひもかわは非常にシンプルな製法ですが、小麦粉を使うので茹でたままの状態では表面がぬめります。そのためどんな食べ方で楽しむ場合も、ゆであがったら一度流水で表面のぬめりをとるのが食べ方の基本です。

こし重視のうどん麺ではないからこそいろいろな食べ方が楽しめるひもかわうどんは、アレンジレシピにもおすすめです。冷蔵庫やストック食材を加えるだけの簡単アレンジでも驚くほどおいしくなるので、簡単にできる1人ランチメニューとしても人気があります。

氷水で冷たく冷やしたひもかわは、夏シーズンに定番の食べ方です。シンプルな食べ方だからこそうどんの幅・長さによって楽しみ方が変わりますが、箸で持ち上げやすい幅×長めのタイプを使った冷たいひもかわうどんはのど越しを楽しむ食べ方として人気があります。

冷たいひもかわうどん作り方

1. 基本のゆで方しシピを参考にひもかわうどんを茹でる
2. 茹でたひもかわうどんはざるにあげ、流水でしっかりと表面を洗う
3. 氷水を入れたボウルに表面を洗ったひもかわうどんをいれ、しっかりと冷やす
4. 薬味を準備する
5. 麺つゆに少量の牡蠣しょうゆを加えつけ汁にする
6. 冷ましたひもかわうどんを皿に盛り付ければ完成

気温が低い季節には、ひもかわも温かくする食べ方が一番おすすめです。特に煮込みひもかわうどんは、杯で主食にもおかずにもなる食べ方なので、ひもかわうどん時短レシピとしても人気があります。

ベースとなるスープ＆ひもかわうどんは組み合わせる食材や調味料によって洋風にアレンジすることもできるので、その日の気分でいろいろな食べ方を楽しんでみるのもおすすめです。

煮込みひもかわうどんの作り方

1. ひもかわうどんを基本の茹で方レシピを参考に茹でておく
2. 野菜と油揚げを食べやすいサイズにカットしておく
3. 鶏肉を食べやすいサイズに切っておく
4. 鍋に水と調味料をすべて入れ、中火に煮立たせる
5. 鍋にとり肉と野菜を入れ火が通るまで蓋をして煮込む
6. 具材に火が通ったらざるにあげておいたひもかわうどんを鍋に入れ、かるく煮込んだら完成
7. ひもかわうどんはすでに茹でてあるため、温める程度の煮込み時間でよい

うどんの食べ方として定番の釜玉レシピは、ひもかわうどんレシピとしても人気があります。何よりも茹で方の基本さえわかっていれば誰でも失敗なく作れますから、アレンジする食べ方に初めて挑戦しようという時にもおすすめです。

釜玉ひもかわの作り方

1. ひもかわうどんをたっぷりのお湯でゆでる
2. ざるにあげ一度流水で表面のぬめりをとる
3. しっかりと水気を切ったひもかわうどんを器に盛り付ける
4. ひもかわうどんの中央に生卵を割り入れる
5. かつお節をトッピングする
6. 食べる直前に醤油と牡蠣しょうゆを加えれば完成
7. 牡蠣しょうゆは風味付けに使うため、なくても良い

ひもかわ・ひもかわうどんはうどんの幅が広いうえに薄いので、パスタソースが絡みやすいという特徴があります。パスタ麺を茹でるよりも短時間でゆであがるので時短にもおすすめですし、ゆで方（茹で時間）を調整することで好みの硬さにできる点もおすすめです。

ひもかわカルボナーラ作り方

1. 温泉卵とひもかわうどんを茹でるため、2つの鍋に湯を沸騰させる
2. 温泉卵用の鍋は沸騰したら火を止め、生卵をいれてかき混ぜずに15分待つ
3. ひもかわうどんを茹でる
4. フライパンに市販のカルボナーラソースをいれ、弱火で温めておく
5. ひもかわうどんをざるにあげる
6. ひもかわうどんは水にさらさずそのままフライパンにいれ、市販のカルボナーラソースに絡める
7. ひもかわうどんを皿に盛り付け、最後に温泉卵を真ん中にトッピングしたら完成
8. 粉チーズは食べる際に好みの量を振りかける

ひもかわうどんは夏は冷たく冬は煮込みで温かくが定番の食べ方ですが、面積が大きい平打ちうどんだからこそ簡単アレンジで洋風にする食べ方もできます。

ちなみにひもかわうどんの幅や長さは製麺所や製品によって違うので、食べ方によって選び分けるのもいろいろなアレンジを楽しむおすすめの食べ方です。