本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。
食べられる雑草「スベリヒユ」とは?
ツクシやヨモギ、タンポポなど食べられる雑草は多くありますが、スベリヒユもその1つです。畑の周りやあぜ道などいたるところに生えるスベリヒユは、スベリヒユ科の一年草で繁殖力が強く、一般的には雑草として扱われています。
スベリヒユは海外ではパースレインという名で販売され、野菜と同じ食べ方で親しまれています。実はスベリヒユは栄養価が高く、スーパーフードとして注目されつつあります。スベリヒユには、オメガ3脂肪酸やビタミンや鉄分などが豊富に含まれているのが特徴です。
また、馬歯莧(ばしけん)という生薬として利用されています。葉や茎をつぶして虫刺されや湿疹に塗ったり、乾燥させてお茶として飲むと利尿作用があると言われています。
山形では山菜のような食べ方をする
海外では野菜のような食べ方で親しまれているスベリヒユですが、日本ではほとんどの地域で食されていません。しかし、山形では「ひょう」と呼ばれて山菜のように常食されています。
山形では、わらびなどの山菜のように干して保存食にする「ひょう干し」も食べられており、郷土料理にも使われています。干しわらびなどの山菜と同様に価格は安く、手軽に使える乾物です。
山形では、おひたしや和え物にする食べ方が定番です。干したスベリヒユは煮物にする食べ方が一般的で、正月料理としても食べられています。
スベリヒユの採り方・見分け方
スベリヒユの特徴は、茎が赤っぽく葉が楕円形で、茎も葉も肉厚でふっくらとしています。スベリヒユは夏が旬で、黄色い小さな花が咲いた後は硬くなってしまうため、つぼみのうちに摘むのがおすすめです。
スベリヒユによく似た草花に「ポーチュラカ」があります。ポーチュラカは、スベリヒユの仲間でカラフルなかわいい花を咲かせます。茎や葉の見た目はよく似ていて、花はスベリヒユよりも大きく、白やピンクなど黄色以外にもあります。
実は、このポーチュラカもスベリヒユと同様の食べ方で食べることができます。しかし、一般的には園芸やガーデニングで育てていると思われるので、庭や公園などに生えているものを勝手に採取するのはやめましょう。
スベリヒユの食べ方:下ごしらえ
スベリヒユは生でも加熱しても食べられます。しかし、結石の原因になると言われている、シュウ酸を多く含むため、茹で下ごしらえしてから食べるのがおすすめです。生で食べる場合にはサラダなどで少量にとどめるといいでしょう。
スベリヒユの下ごしらえ方法
- スベリヒユを良く洗い、土や小さな虫などを良く落とす
- 鍋で湯を沸かし、塩をひとつまみ入れてからスベリヒユを茹でる
- 火が通ったら冷水にとり、熱が取れたら搾る
- 水気をよく切って、食べやすい大きさに切って完成
下ごしらえしたスベリヒユは、おひたしや和え物にするのが簡単でおいしい食べ方です。スベリヒユは細かく刻むと粘りけが出てくるので、めかぶや納豆と混ぜてご飯や麺にかける食べ方がおすすめです。
スベリヒユの食べ方:簡単おかずレシピ
スベリヒユは栄養豊富で、下ごしらえや食べ方が簡単な植物です。身近な場所に生えていることが多いので見たことがあるかもしれません。一般的な葉物野菜のような食べ方やレシピで楽しめるので、簡単に挑戦できます。
スベリヒユのからし和え
スベリヒユのからし和えは、定番の食べ方です。とても簡単な食べ方で、下ごしらえしたスベリヒユをからし醤油で和えるだけです。ぬめりのある食感を楽しめる食べ方で、マヨネーズを加えてもおいしくなります。
スベリヒユの酢の物
さっぱりと酢の物にする食べ方もおすすめです。モズクやワカメなどの海藻と一緒に酢の物にすると、食べ応えがあり食べやすいでしょう。その他にも、塩もみしたきゅうりや玉ねぎのスライス、ちくわやカニカマなどをプラスすると彩りがよく、見た目も食感も楽しいのでおすすめです。
スベリヒユの食べ方は簡単!おいしく食べよう
スベリヒユは身近な植物でいろいろなところに生えています。栄養価が高く、繁殖力も強い野草です。スベリヒユの食べ方やレシピはとても簡単なので、ぜひチャレンジしてみましょう!