本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。
春が旬の「せり」とは?
春野草として昔からよく知られているせり・芹は、香りの良い野草としても人気があります。街のスーパーでも1月には束の状態で店先に並びますし、七草がゆ(春)に欠かせない食材としても有名です。
独特の香りがするのもせり・芹の特長なので日本では伝統的な香味野菜としても人気なのですが、西洋ではあまり食べられていません。そんなせり・芹はいろいろな食べ方が楽しめる春野草でもあります。
一般的に香味野菜は葉や茎を食べるものが多いのですが、せり・芹は根っこまで食べられるので無駄なく使いきれる便利な野菜とも言えます。
全体の90%以上が水分なので低カロリーなヘルシー食材ですし、豊富な栄養成分を含んでいることも人気の理由に挙げられます。食物繊維が豊富な食材ですが、ビタミン類、カルシウム、鉄分、ミネラルなどさまざまな栄養成分もバランスよく含まれています。
なお葉の色が濃く鮮やかなのもせり・芹の特長で、色の濃い葉野菜が少なくなる冬は彩り野菜としても人気があります。そのため食べ方のバリエーションが豊富なことも、セリ・芹の特長です。
香りを楽しむ食べ方には和え物やおひたしなどの食べ方が良いですし、香り×食感を楽しむなら天ぷらにする食べ方も人気があります。生食も可能なのでサラダにする食べ方もできますし、せりごはんや卵とじ丼などごはん系レシピもおすすめです。
ただし生食に適しているのは栽培せり種で、野生せり種はあくが強く生食にする食べ方には適していません。加熱する食べ方の場合も野生せり種だとあくの苦みが強く出るため、下処理後に好みの食べ方で調理をするのが一般的です。
せりの根っこまで食べられる下処理方法
栽培せり種はあくがほとんどありませんが、全く含まないというわけではありません。そのためあくの苦みが気になる場合は、下処理後に調理をするのがおすすめです。ただし鍋料理にする場合は、下処理をせずそのまま使います。
なお根っこは特に香りが強いので、下処理をせず生のままで調理する食べ方がおすすめです。下処理方法は非常に簡単です。根っこを先に切り落とし、沸騰した湯に塩を少々加えて湯通しします。
湯にくぐらせるときは茎から入れますが、茎×約5秒、葉×約5秒の計10秒程度の湯通しにしてください。全体の90%以上が水分なので湯通ししすぎると食感が損なわれますし、水溶性の栄養成分を多く含むため茹で時間が長いと栄養が損なわれます。
湯通し後は素早く冷水にとり、しっかりと水気を絞って調理しやすいサイズにカットすれば下処理の完了です。なお根っこは奥の方に泥が入り込んでいますから、丁寧に泥を落としてから調理するようにしましょう。
せりの簡単な食べ方レシピ
独特の香りが魅力のせり・芹は七草がゆやきりたんぽ鍋など冬の定番レシピに欠かせない食材ですが、火を通してもしゃきしゃきとした食感が残ることからいろいろな食べ方が楽しめる春野草でもあります。
また茎や葉だけでなく根っこにもさまざまな栄養成分が含まれているので、せり・芹の栄養成分に注目した食べ方もおすすめです。
食べ方1:せりのナムル
せり・芹に含まれる栄養成分を効率よくとる食べ方として人気のナムルレシピは、簡単に作れる常備菜としてもおすすめです。特に春先に多く出回るせり・芹は根っこだけでなく葉や茎も香りが強いので、簡単&シンプルなナムルはぴったりな食べ方といえます。
下処理したせり・芹にすり下ろしたにんにくとゴマ油を加えて混ぜ合わせるだけで作れますし、すりゴマを加えればゴマの風味でさらに香りに深みが出るのでおすすめです。
なお味をしみこませるためにも、下処理後は熱が冷めないうちに調味料で和えるのがおいしい食べ方のポイントになります。お好みで塩や一味唐辛子を加えるのもおすすめです。
食べ方2:せり鍋
1月にはスーパーや八百屋の店先に並ぶせり・芹は鍋の食材としても人気ですが、せり・芹を主役にした鍋料理を楽しむならせり鍋にする食べ方がおすすめです。
せり鍋はせりが主役ですから栄養豊富なせり・芹をたっぷりと食べることができますし、あっさりとした鶏出汁との相性も良いので年齢を問わず好まれる味といえます。
水炊き風に仕上げるなら食材にシラタキを加えるとよいですし、キノコ類やイモ類とも相性が良いのでシイタケやマイタケ、サトイモなどを加えるのも良いでしょう。
なおせり・芹は加熱しすぎるとしゃきしゃき食感だけでなく栄養成分も多く失われるので、食べる直前に入れるのがおいしい&健康的な食べ方のポイントです。
せりを色々な食べ方で味わおう!
独特の香りと根っこまで食べられる春野草として人気のせり・芹は、いろいろな食べ方が楽しめます。色味もはっきりしているので彩りを加えたい時にも便利な食材ですが、部位によって香りの強さが変わるので食べ方で香りの違いを楽しむのもおすすめです。