本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。
バーベキューの人気者【スペアリブ】
スペアリブはあばら骨周辺の骨付き肉です。一般的にスペアリブと呼ばれるのは豚の骨付き肉ですが、牛や羊のあばら骨周辺の肉も骨付きカルビやラムスペアリブとして知られています。
骨の部分を手で持ってワイルドにかぶりつくスペアリブはバーベキューの人気メニューです。スペアリブは脂質が多いためジューシーで、旨味がたっぷりとあります。スペアリブに旨味が多い理由は、加熱すると骨から出てくる髄液の旨味が肉の旨味と一緒になるからだといわれています。
バーベキュー用スペアリブは下ごしらえで柔らかく!
スペアリブはバーベキューを盛り上げる人気食材ですが、硬くて食べにくいというイメージもあるでしょう。スペアリブは筋肉がよく動く部位なので、筋繊維がしっかりとして硬くなります。骨を持って食べるスペアリブは子供には食べにくい食材として敬遠される場合もあります。
スペアリブはきちんと下ごしらえをすれば柔らかくて食べやすくすることが可能です。バーベキューでは多くの調理器具や調味料を持っていくのは難しいので、自宅でしっかりと下ごしらえした状態のスペアリブを持っていくのが重要です。
バーベキュー用のスペアリブの切り方
バーベキューで食べやすいスペアリブは、あばら骨1本の周辺に肉が付いている状態です。切り分けられたスペアリブも販売されていますが、塊で販売されているものもあります。スペアリブは塊の方が安価なので、大人数のバーベキューなら塊で購入するのがおすすめです。
塊のスペアリブを切り分ける際は、まず両面のドリップをキッチンペーパーで拭き取ります。ドリップは細菌が発生しやすく、臭みにもつながるためきちんと拭き取りましょう。
スペアリブの塊は骨と骨の間を切ります。軟骨の密集している側は包丁が入りにくいので、反対側から切り始めましょう。軟骨は包丁の根元でも切れます。硬い骨を切る場合には出刃包丁を使います。
出刃包丁は刃が厚く、重量もあるため魚をさばく際に使われる包丁です。出刃包丁に使い慣れていないと刃こぼれする場合があるので注意しましょう。スペアリブの骨は硬いのでノコギリで切る方法もあります。
スペアリブは精肉店でカットしてもらうのもおすすめ
スペアリブを切るために出刃包丁やノコギリを用意するのは大変です。切るのが不安な場合はスペアリブを購入した精肉店でカットしてもらいましょう。
ブロック肉を切り分けて販売している精肉店やスーパーの精肉コーナーならカットしてもらえますが、店舗によっては対応していない場合もあります。バーベキュー用のスペアリブを購入する前にカットをお願いできるか確認しておくのがおすすめです。
スペアリブの下ごしらえ方法
バーベキューでスペアリブを美味しく食べるためは下ごしらえが必要です。しっかりと下ごしらえをしておけばバーベキューで美味しいスペアリブを食べられるでしょう。下ごしらえの方法はバーベキューに参加する人の年齢や好みによっても変わります。
バーベキュー用のスペアリブは、表面を全体的にフォークで刺すのが下ごしらえの基本です。スペアリブはソースに漬け込み味を染み込ませるのが一般的なので、フォークで刺しておくと味が染みやすくなります。
スペアリブの骨に沿って切り込みを入れ、肉を切り離さないように三等分に切っておくと肉と骨がはがれやすくなるのでおすすめです。
スペアリブが生の状態で調味液に漬け込み、冷蔵庫で一晩寝かせると味がよく染み込みます。下ごしらえはバーベキューの前日に行いましょう。バーベキュー当日は弱火でじっくりと焼きます。
バーベキュー用のスペアリブは下茹でをするのもおすすめです。下ごしらえに時間がかかりますが、下茹でしておけばバーベキュー当日は短時間で焼き上げられます。
豚は腸の中に食中毒菌がいる場合が多く、生焼けの状態で食べてしまうと食中毒を起こす危険性があります。下茹でをしておけば中まで火が通っているので安心です。
バーベキュー用のスペアリブを下茹でする場合も、生の状態で表面全体をフォークで刺しておきます。茹でる前にフライパンで表面に焼き色が付くまで焼きます。表面を焼くと下茹での際に旨味の流出を防ぐことが可能です。
焼き色が付いたらスペアリブ全体が漬かるようにお湯を入れて茹でます。茹でる際にニンニクやショウガなどの香味野菜、ローズマリーなどのハーブを入れておくと匂い消しになるのでおすすめです。スペアリブが柔らかくなるまで煮込みます。圧力鍋があれば短時間で下茹で可能です。
下茹でしたスペアリブは表面の水分を拭いてから温かいうちに調味液に漬け込みます。粗熱が取れてから冷蔵庫で一晩寝かせればしっかりと味が染み込みます。
バーベキュー用のスペアリブを調味液に漬け込む際には、ジップ付きのビニール袋を使うのがおすすめです。空気を抜いて漬け込みができるので味が染み込みやすく、袋のままバーベキューに持っていけます。
スペアリブを下茹でする下ごしらえの方法は時間と手間がかかりますが、バーベキュー当日は短時間で調理できるのでおすすめです。スペアリブを下茹でしておけば柔らかくて食べやすくなるので、バーベキューの参加者に小さな子供やお年寄りがいる場合は下茹でをしましょう。
バーベキュー用のスペアリブの上手な焼き方
バーベキューでスペアリブを上手に焼くためには、弱火でじっくりと火を通すようにしましょう。特に下茹でをしていない場合は、中心まで火が通るように時間をかけて焼く必要があります。バーベキューでは炭を積み上げる量によって強火エリアと弱火エリアを作っておくのがおすすめです。
下茹で済みのスペアリブなら、バーベキュー当日は表面を焼くだけでも食べられます。漬け込み調味液は焦げやすいので、焼く前には調味液を軽く落としましょう。
下茹でをしていないスペアリブは、バーベキューグリルを使ったホイル焼きもおすすめです。ホイル焼きなら焦げ付きにくく、スペアリブの中心までじっくりと火を通せます。
スペアリブをバーベキューで楽しむ簡単漬け込みレシピ
バーベキューでスペアリブを楽しむなら漬け込みレシピがおすすめです。バーベキューの前日か当日の朝にソースに漬け込むだけで美味しいスペアリブが食べられます。
肉を柔らかくする効果のある調味料に漬け込むのでスペアリブが食べやすくなるでしょう。スペアリブをソースに漬け込むだけの簡単レシピをご紹介します。
王道の味付け【アメリカン・スペアリブ】
スペアリブをバーベキューソースに漬け込むレシピです。バーベキューの本場であるアメリカでは王道の味付けといえます。バーベキューソースはアメリカでは家庭や飲食店によってオリジナルのレシピがあります。
バーベキューソースのベースとなる材料は、ケチャップとはちみつと酢です。肉は弱酸性で保水力が低いため、ケチャップに含まれるクエン酸や酢に含まれる酢酸に漬け込むことで肉を酸性に近づけて保水力を高められるといわれています。
スペアリブをはちみつに漬け込むと糖分が肉の組織に浸透するため、加熱した際に肉のたんぱく質が硬くなるのを防ぐ効果が期待できます。バーベキューソースの定番の材料は、スペアリブを柔らかくする効果のある調味料です。
バーベキューソースはベースとなる材料以外はお好みの調味料で作れます。ウスターソースを使えば洋風に、しょうゆを使えば照り焼き風のスペアリブになります。辛いのが好きな方はチリパウダーやタバスコ、マスタードを入れるのもおすすめです。
出来上がったバーベキューソースをジップ付きビニール袋に入れて、スペアリブを漬け込みます。冷蔵庫で一晩置けば味がよく染み込むでしょう。
柔らかい【パイナップルスペアリブ】
甘みのあるパイナップルにスペアリブを漬け込む、子供におすすめのレシピです。パイナップルに含まれる酵素はたんぱく質を分解する働きがあるため、パイナップルの果汁にスペアリブを漬け込むと柔らかくなって食べやすくなります。漬け込みには生のパイナップルがおすすめです。
皮と芯を取り除いたパイナップルをみじん切りかすりおろしにします。丈夫なジップ付きビニール袋がある場合は、粗いみじん切りにしたパイナップルを袋に入れてめん棒で叩くとより簡単に作れます。
パイナップルと一緒にみじん切りにした玉ねぎを入れると、玉ねぎにも肉を柔らかくする効果があるのでより一層高い効果が期待できるでしょう。細かくしたパイナップルにケチャップやウスターソースなど、お好みの調味料を加えてバーベキューソースを作ります。
パイナップルを使ったバーベキューソースに肉を長時間漬け込みすぎると、肉が柔らかくなりすぎてぼろぼろになる恐れがあるので注意しましょう。バーベキュー当日の朝にソースを作って漬け込むのがおすすめです。
パイナップルは肉の消化もよくするため、ソースで使いきれなかったパイナップルはカットしてバーベキューのデザートとして持っていきましょう。
超簡単【スペアリブの塩麹漬け】
スペアリブの塩麴漬けはバーベキューソースのように何種類もの調味料を用意する必要がなく、塩麴だけで味付けができる簡単レシピです。
スペアリブを塩麴に漬けると、塩麴の酵素が肉に含まれるたんぱく質を分解して柔らかくします。さらに塩分や糖分が肉の内部に浸透し、肉汁を閉じ込めるのでジューシーな焼き上がりになります。
使う塩麴の量は、スペアリブの重量の約10%です。スペアリブの重量には骨の重さが含まれるので、使い過ぎには注意しましょう。バーベキューの前日から漬け込むのがおすすめです。
スペアリブをバーベキューで楽しもう!
スペアリブはバーベキューを盛り上げる食材です。骨付きのスペアリブを炭火で焼けばワイルドなバーベキューが楽しめます。
塊肉の切り分けや下茹でなどの下ごしらえをする手間はかかりますが、味付けはソースに漬けるだけの簡単なレシピが多くあります。美味しいスペアリブならいつものバーベキューがより一層楽しめるでしょう。