【巨峰】の皮をつるっとむく方法をご紹介！そのまま食べても平気ってホント？

大粒の丸々とした実が特徴の秋の味覚、巨峰は秋のフルーツの中でもかなり人気の高いフルーツといえるでしょう。しかし、巨峰はおいしいけれど食べづらいからと、敬遠している方も多いのではないでしょうか。

巨峰を敬遠してしまっている人が挙げる最たる理由といえば、やはり食べる際の煩わしさでしょう。巨峰は皮をむいて食べる方が多いでしょうが、ブドウに比べ皮が厚くむきづらい、むいているうちに手がべたべたになってしまうなど、案外食べづらさを感じるフルーツです。

しかし、そんな煩わしさを解消する方法があるのです。とある方法を使えば、誰でも簡単に特別な道具も必要なく巨峰の皮むきが出来るのです。

最も簡単に、かつどんな家庭でも出来る巨峰の皮むき方法が、湯むきです。巨峰は軽く茹でてあげることで、びっくりするほどつるりとスムーズに皮むきが出来てしまうのです。

湯むきに必要な物は、鍋と巨峰の実が浮くくらいの量の水です。また、茹でた巨峰の実を取り出すためザルか穴あきお玉があると良いでしょう。茹でる際は、巨峰を房から外し1粒ずつ沸騰したお湯に入れていきます。大きさにより時間は少々異なりますが、平均10秒ほど茹でましょう。

茹で終えたら手早く流水で触れられる程度まで冷やします。あとは、手でつるりと湯むきが出来るようになります。また、巨峰の実1つ1つに切り込みを入れることで、さらにむきやすくすることも出来ます。茹でるだけではどうにも上手くいかないというときは試してみてください。

湯むきの他にも、巨峰の皮むきを簡単にする方法はいくつかあります。1つが、爪楊枝を使う皮むきの仕方です。爪楊枝を使った皮むきは、房から外した際に巨峰の実にできる穴に爪楊枝を差し込んで、皮から実をはがす様に爪楊枝を一周させるだけです。

時間のかからない方法ではありますが、爪楊枝での皮むきは結構コツが要ります。慣れるまでは中々うまくいかず、結局手が汚れてしまうということもありますので、湯むきの方が誰でも安定してうまくできるためおすすめです。

さらに、簡単な巨峰の皮むき方法はもう1つあります。巨峰の実を凍らせるという方法です。まずは巨峰の実を房から外し、フリーザーバッグなどに入れて凍らせます。

完全に凍ったら流水に凍った巨峰の実をさらし、少しだけ解凍します。すると、手で押すだけでつるりと皮むきが出来るようになります。冷凍することでシャリシャリとした食感に代わり、アイスのようでとてもおいしいのでおすすめです。

火も特別な道具も使わないため、とても簡単です。しかし、凍らせるのに非常に時間がかかるのが難点といえるでしょう。すぐに食べたい時は、湯むきか爪楊枝がおすすめです。

巨峰は皮をむいて食べる物、と思っている方も多いでしょう。しかし実は、巨峰は皮まで食べられるうえ、皮にもたっぷりの栄養があります。巨峰の栄養を余すことなく摂るには、本当は皮ごと食べるのが1番良いのです。

巨峰は、皮付近にポリフェノールやアントシアニンが多く含まれています。抗酸化作用があるため、病気予防や美容など、様々な効果が期待できる非常に優れた栄養素を持っています。

しかし、気にせずに皮まで食べられるという方もいるでしょうが、大抵の方は皮を食べづらいと感じてしまうでしょう。日本で育てられている巨峰の品種の大半は、日本の高温多湿な気候に耐えるため皮が厚く食べづらいのです。

栄養のためと無理せず、おいしく食べるのが1番です。食べづらさを感じたら、無理せず本記事で紹介している方法で皮むきをして食べることをおすすめします。もしくは「ナガノパープル」などのような、皮が薄く皮まで食べやすい品種の巨峰を選ぶと良いでしょう。

巨峰は非常においしいうえ、栄養もたっぷりな果物です。しかし皮が少し食べづらいという側面もあります。苦手な方は無理せず皮をむき、最もおいしいと思える状態で巨峰を味わうと良いでしょう。