どん兵衛はレンジで作ると激ウマうどんに変身！公式もすすめるおいしい食べ方とは

どん兵衛は、日清食品が販売する即席麺ブランドです。どん兵衛はカップラーメン売り場では多くの店で置かれていて、カップうどん・そばの代表的な商品です。うどんやそばを手軽に食べたいときに、お湯を入れて待つだけで食べられます。

どん兵衛の天ぷらそばは、ツルッとのどごしのいいストレート麺のそばに、かつおだしの効いたスープ、サクサクっとした後のせ天ぷらがマッチしたロングセラー商品です。

どん兵衛のきつねうどんは、もっちりしたうどんに、2種類のかつおだしを効かせたコクのあるスープに、丸大豆100％のおあげが載っています。天ぷらそばときつねうどんは、どん兵衛の代表商品といえるでしょう。

どん兵衛の歴史は、1976年に、業界初のどんぶり型容器で「どん兵衛きつねうどん」がデビューしたのが始まりです。どん兵衛は、東日本と西日本でつゆの味に違いがあり、同じ商品名でも中身の成分が異なります。

1976年当時から、どん兵衛のつゆの味は東西別々で作られており、そのこだわりはなお現在まで引き継がれています。

どん兵衛きつねうどんが発売された後、天ぷらそば、きつねそば、天ぷらうどん、カレーうどんなどと商品のバリエーションを増やしていきます。その後も、味の改良や、パッケージの刷新、様々な種類やサイズの商品が発売されていきます。

日清食品は、長く愛される定番のどん兵衛商品を作り続けながら、時代のニーズに応えた新しいどん兵衛商品も日々開発しています。どん兵衛は、現在も老若男女問わず多くのファンがいるカップそば・カップうどんです。

どん兵衛の商品は幅広く、定番の「きつねうどん」「天ぷらそば」はもちろん、カレー味やチゲ味、新商品・季節限定商品も多数発売されています。2021年5月時点の季節限定商品の「あさりだしバターうどん」は、あさりのだし風味とバターのコクが絡む、意外性のある組み合わせです。

だしの効いた汁が売りのどん兵衛ですが、「釜たま風うどん」や「ラー油そば」などの「汁なしどん兵衛シリーズ」も発売されています。また、「あっさりおだしがおいしいどん兵衛シリーズ」は、量を少な目にして汁は薄味、価格を抑えるなど女性や小食の方のニーズに応えました。

昔からあるどん兵衛の味を大切にしながらも、新しい味やスタイルを常に追求して変化も取り入れているのが、どん兵衛の人気が落ちない秘密といえるでしょう。

2021年5月には、発売45周年限定として、焼きそばのU.F.O.とのコラボ商品の汁なしどん兵衛「濃い濃い濃厚ソース焼きうどん」が発売されました。これからも、どん兵衛は魅力的な新商品が発売されていくことでしょう。

「どん兵衛のうどんをレンジで調理するとさらにおいしいうどんになる」というのが話題になったのは2020年ごろからです。一番最初の発案者は不明ですが、麺のスペシャリストである工学院大学教授の山田昌治さんがレンジ調理をおすすめしたことで一気に注目されました。

どん兵衛のレンジ調理は、たちまちTwitterなどのSNSで話題になり、「どん兵衛が生麺みたい」「モチモチした食感」と絶賛する声に溢れ、「レンチンどん兵衛」が新しい食べ方として認知されるようになりました。

どん兵衛のようなインスタントの麺は、一度茹でたものを油や熱風で固めて乾燥した状態で売られています。通常通りにお湯を入れても、お湯の熱と水分によって麺が柔らかくなっておいしいうどんが食べられます。

しかし、レンジで加熱すると、鍋で茹でているのと同じ状態になるので、簡単に麺の元々のモチモチ感が復活して、さらに美味しく食べることができます。レンジ加熱のひと手間を加えると、インスタント麺と思えない、つるつると出来立ての生麺のような感触に変化します。

どん兵衛のレンジ調理を試した人のSNSでの感想は、「専門店のうどんのような味」「簡単なのに大鍋で茹でたときのようなうどん」「冗談だと思って試したら、本当においしいからおすすめ」「おあげもふっくらで最高」と絶賛の嵐でした。

どん兵衛をレンジで調理する方法は、特別な道具や難しい工程はなく、レンジがあればとても簡単にできるので誰にでもおすすめです。どん兵衛をレンジ調理する際に用意するものは、どん兵衛・熱湯・ラップ・どんぶり等の容器・電子レンジです。

まず、どん兵衛のフタをとって、小袋やおあげ（天ぷら）など、麺以外のものを取り出します。どん兵衛に熱湯を注ぎますが、この時、レンジにかけることで蒸発することを踏まえて少し多めにお湯を注ぎましょう。注ぎ終えたら、熱湯に注意しながらどんぶり容器に移し替えます。

どん兵衛を移し替える際、どんぶり容器におあげを先に入れ、その上にお湯や麺をうつすと、おあげの旨味がスープに溶けてコクが増すのでおすすめです。後のせ天ぷらの場合は、レンジ加熱が終わって食べる直前に乗せた方が良いでしょう。

どんぶりにふんわりとラップをして、レンジで加熱します。レンジの加熱時間は、500W3分程度です。好みによって、4～5分加熱するという人もいますので、様子を見ながら自分好みの時間を見極めてください。レンジ加熱が終わったら、スープを入れて混ぜ、完成です。

レンジで簡単に、生麺触感のつるつるどん兵衛のでき上がりです。ひとつ注意することは、レンジ調理する際は水ではなく熱湯を使うことです。熱湯を別に沸かす手間を省いて、水を注いでレンジで加熱調理を試した方もいますが、おいしい麺にならなかったという声が多く聞かれました。

また、レンジで麺に水分が浸み込む前に麺の中心が加熱されてしまうと、麺が炭になってしまうリスクもあります。レンジ調理でも、必ず熱湯を使いましょう。

レンジ調理は、うどんだけでなく、どん兵衛のそばでも生麺のようなツルツルした触感を味わえます。そばは元々の待ち時間が3分とうどんよりも短いので、レンジの加熱時間は1分40秒程度が良いでしょう。

また、レンジ調理はどん兵衛以外のカップ麺にも応用できる方法ですが、細麺はモチモチした感触にはなりにくく、うどんや太麺のラーメンがよりおいしい変化を感じられるのでおすすめです。

レンジの加熱時間は、お湯で作って待つ時間のおおよそ6割と考えるとちょうど良いでしょう。お湯で5分の場合はレンジ3分、お湯で3分の場合はレンジで1分40秒です。

どん兵衛を電子レンジで加熱する際は、耐熱容器に移し替えるのがおすすめです。どん兵衛の容器をそのまま使った方が簡単ですが、どん兵衛の容器はレンジ加熱用に作られていません。レンジ加熱すると容器が変形したり、穴が開いたりする危険があります。

また、そのままレンジ加熱すると、吹きこぼれや変形による火傷の原因になるおそれもあります。カップめんのフタはアルミを使用していますので、レンジ加熱すると発火、破損の原因になります。

どん兵衛の容器でそのままレンジ調理した体験談もネット上にはありますが、容器が変形したりレンジ内で発火したりして、移し替えるのがおすすめという失敗談として書かれたものが多数です。ひと手間かかりますが、やはりレンジ加熱前に容器を移し替えると安心です。

日清グループのHPでは、各商品のアレンジやちょい足しのレシピを紹介しています。どん兵衛の公式HPでは、レンジ調理法を使ったおすすめ簡単レシピを掲載しています。

メーカー公式のレシピ「レンチン洋風どん兵衛」の材料(1人分)は「どん兵衛きつねうどん1個」「バター10ｇ」「粗びきこしょう適量」です。規定量の熱湯、耐熱容器、ラップも用意しましょう。

フタを開け、どん兵衛に粉末スープを加えたら、通常通りの量の熱湯を入れ、耐熱容器に移します。ラップを緩くかけたら、電子レンジで500W3分加熱します。レンジ加熱後、バターをのせて粗びきこしょう(好みの量）を振ったら完成です。

どん兵衛は、通常通り熱湯注いで待つ作り方でもおいしい商品でしょう。自宅やオフィスなどで容器やレンジがある環境なら、一度はレンジ調理を試してみましょう。レンジ調理でまるで生麺のように変身したモチモチのうどんをぜひ体験してください。