【どん兵衛】はお湯を入れて10分待つと激ウマに？通がやってる簡単レシピとは？

日清屈指の人気カップ麺といえば、サクッとした天ぷらや分厚いきつねが入ったうどんとそばのカップ麺「どん兵衛」でしょう。本記事で紹介していく事は、コアなどん兵衛ファンの間で愛されているという、どん兵衛のおいしさをさらに引き出す食べ方「10分どん兵衛」です。

10分どん兵衛とはどのような物なのか、どうやって作るのか、そもそも本当においしいのか等々、10分どん兵衛に関する疑問は尽きないでしょう。本記事では、そんな10分どん兵衛に対する疑問を1つ1つ解説していきます。

10分どん兵衛という食べ方がどうやって生まれたか、は気になるところでしょう。昨今、日清以外でも多くの食品メーカーがアレンジレシピを公表していることがあり、10分どん兵衛もそんなアレンジレシピの1つなのかと思いきや、実はそうではないのです。

なんと驚くことに、10分どん兵衛はどん兵衛ファンが発見した食べ方なのです。公表されて以降、なんと日清が10分どん兵衛を発見したファンと対談し「5分待つという常識にこだわりすぎていた」と全国のどん兵衛ファンや消費者に向けて詫びるという一幕もありました。

10分どん兵衛は日清の今までの常識、凝り固まった固定概念を打ち破ったというエピソードまである、とても話題性の高いアレンジレシピなのです。

なんと10分どん兵衛の発案者であり、全国へ向けて発信した発信者は、パロディー曲やモノマネで世を沸かせたお笑い芸人「マキタスポーツ」さんなのです。

マキタスポーツさんは、自身が出演するTBSラジオの「東京ポッド許可局」という番組内で、マキタスポーツさん一押しのどん兵衛の食べ方として、10分どん兵衛を紹介しました。するとすぐに、試したユーザーの間で本当においしいと話題になり、SNSで一気に拡散されました。

すると、ブームを察知したどん兵衛を出しているメーカーである日清が、驚きの速さで「今までこんなにおいしい食べ方を知らずにいて申し訳ございません」という旨のジョーク謝罪文がSNS上で発表し、瞬く間にトレンド入りしました。一躍10分どん兵衛が周知された瞬間です。

以降、異例の謝罪文での話題に挙がった結果もありどん兵衛の売り上げがグンと伸びました。一連の出来事のきっかけとなったマキタスポーツさんの出演する東京ポッド許可局に、日清がスポンサーとして就くことになったという恩返し的な後日談もあり、良い意味で大きく話題となりました。

アレンジレシピで最も気になることは、やはりおいしいか否かです。手をかけ時間をかけたことにより、何も手を加えない状態よりもおいしくなくなってしまうのでは意味がありません。

実際のところ、10分置くことでどん兵衛はどのような感じになり、どれほどおいしい物にグレードアップするのでしょうか。気になる10分どん兵衛のおいしさ、魅力をご紹介します。

博多うどんといえば、コシが弱く柔らかい、ふんわりとした食感が特徴のうどんです。柔らかくもちもちなうどんが好きな方には、最も好まれるうどんといえます。

10分どん兵衛はまさに、ふんわりもちもちな博多うどんのような食感が楽しめるアレンジレシピです。また、10分置くことで麺が汁をたっぷり吸ってつやつやと麺のツヤが増し、普段のどん兵衛よりもつるりとした食感が楽しめます。

10分待つだけで、普段とは違うどん兵衛の新たなおいしさを実感できます。どん兵衛の新たな可能性を見たいという方や、柔らかいうどんが好きという方には、ぜひ試してみていいただきたいおすすめの食べ方です。

では、10分どん兵衛の作り方を見ていきましょう。といっても、作り方は非常に簡単で、難しい手順や必要な道具は一切ありません。必要な物は、どん兵衛と熱々のお湯のみです。

先ずは、いつも通りどん兵衛にお湯を入れる準備をします。ふたを開け、付属のスパイス類を取り出し、だしを入れお湯を注ぎます。

そして、普段ならば5分待つところを、10分どん兵衛はその名の通り10分待つだけです。ただ待つ時間を普段よりも5分延長するだけで、簡単に博多うどんに似たもちふわ食感なうどんに変身するのです。

とても簡単にどん兵衛の魅力を引き出してくれるおいしい10分どん兵衛ですが、どん兵衛にはうどんだけでなく、そばも販売されています。サクサク天ぷらのおいしい天ぷらそばで10分どん兵衛を試したら、いったいどうなるのでしょうか。

また、うどんのカップ麺はどん兵衛だけではありません。どん兵衛以外のカップうどんでも10分どん兵衛の手法は通じるのでしょうか。気になる内容を、それぞれ検証していきます。

先ずはどん兵衛のきつねうどんと対を成す存在である、どん兵衛の天ぷらそばで10分どん兵衛を試すとどうなるのかをご紹介します。

どん兵衛天ぷらそばにお湯を入れ10分待つのを試した結果、残念ながらどん兵衛のうどんと同じ様な結果は得られませんでした。そばの場合、ただお湯を吸ってしまってふにゃふにゃになってしまうだけという結果となりました。

さらに10分置いていたことにより風味も落ち、さらにおいしくなるどころか、逆においしさが損なわれてしまいました。結論として、そばは10分置くのはおすすめしません。10分どん兵衛で簡単においしいどん兵衛に変身させられるのは、うどんのみということが分かりました。

カップうどんといえば、日清のどん兵衛の他にも有名メーカーの物があります。マルちゃんのカップうどん、赤いきつねです。10分どん兵衛はそばでは出来ないということが分かりましたが、他社メーカーの製品ではありますが、同じうどんである赤いきつねではどうなるでしょうか。

赤いきつねにお湯を注ぎ10分待つと、どん兵衛と同じ様に麺が柔らかく、ふわふわした食感になります。概ね似たような変化という結果となりましたが、唯一違う点が、麺の厚さです。

赤いきつねは元々どん兵衛のうどんよりも麺が薄いため、10分置くことでより柔らかく、もち感も控えめになります。とにかく柔らかくコシの少ないうどんが好き、という方には赤いきつねがおすすめです。

どん兵衛には、スパイシーでとろみのあるおいしいスープが特徴のカレーうどんもあります。同じどん兵衛の中でも、少々汁の質が異なるカレーうどんで10分どん兵衛を試すとどうなるのでしょうか。

どん兵衛のカレーうどんで10分待つと、普通のどん兵衛と比べ麺は柔らかくはなりますが、かなりコシが残ります。そしてカレーの風味がより麺の奥深くまで染み込むため、より麺にもカレーの濃い風味が感じられるようになります。

カレーうどんも、10分待つのに適したカップうどんといえます。いつもとは少し違う食感、味わいを試してみたいと思ったときにおすすめです。

どん兵衛ファンはどん兵衛をさらにおいしく食べるために、さらなる新たな食べ方も編み出していました。その名も「レンチンどん兵衛」といい、お湯を入れた後にレンジで加熱する方法です。

レンチンどん兵衛の作り方もとても簡単で、普通通りにお湯を入れたら、今度は待つのではなく500Wの電子レンジにかけます。時間は3～5分です。電子レンジにかけさらに熱をかけてあげることで、インスタント麺が本来持つ風味や食感が戻ってくるのです。

電子レンジにかけるだけで、簡単に生めんのような食感が楽しめるようになります。10分どん兵衛もおすすめですが、レンチンどん兵衛も是非試してみていただきたい、おいしいおすすめアレンジレシピといえます。

レンチンどん兵衛を作る上で、1点注意しておいていただきたい点があります。それが、加熱による容器の変形です。電子レンジで加熱する過程で高温に容器が耐えきれず変形し、中身がこぼれてしまうということがあります。

なので、レンチンどん兵衛を作る際は別の容器に移し替えて作るか、適宜様子を見ながらレンチンすることをおすすめします。また、取り出す際は容器が熱くなっておりますので火傷には十分に気を付けましょう。

10分どん兵衛は、たったの10分待つだけでどん兵衛の魅力が引き出される、とても簡単でおいしい食べ方です。まだ10分どん兵衛を体験したことが無いという方は是非、想像を超えるおいしい変化を見せてくれる10分どん兵衛を1度体験してみてください。