下ごしらえが少ない簡単な魚料理まとめ！子供にも人気のレシピは？

魚料理の動画を見ると、新鮮な一匹の魚を包丁で見事な手さばきで処理していく作品がたくさん見られます。それを見るたびに「よく切れる包丁を買わなきゃ」とか「相当練習しないと自分にはとてもムリ！」と、魚料理って難しいというつい感想を持ちがちです。

しかし実は魚料理というのはとても簡単なのです。頭を取ったり開いたりという下ごしらえは技術が必要ですが、魚は肉と違って調理時間も短いし、そんなに込み入った味付けをしていません。一番大切なのは新鮮な魚を使うことで、魚料理そのものは簡単なものがとても多いのです。

魚には健康に良い栄養素がたくさん含まれています。特に青魚の脂に含まれる「高度不飽和脂肪酸」は体内で作ることができず、食品から摂取しなければならない栄養素です。そして肉や卵、チーズなどには含まれていません。しかし魚からは簡単に取ることができます。

特に高度不飽和脂肪酸の中でも、DHA、EPAのα-リノレン酸は、植物系のプランクトンに多く含まれています。そしてこれを食べる魚は、DHA、EPAをたくさん含んでいるのです。魚料理を食べ流と、このDHA、EPAを簡単に体に摂取できるのです。

ではDHA、EPAはどんな働きをするのでしょうか？DHAは脳や網膜などの神経の発達に非常に効果的とされていて、特に成長期の子供に食べさせると、脳の発達を助けてくれると言われています。日本の子供の知能指数の高さは、魚食が原因だろうと一時期欧米では話題になりました。

EPAは血液をサラサラにして、血栓や動脈硬化を予防するという素晴らしい働きを持っています。例えば、グリーンランドに居住するイヌイットたちは、ほとんど野菜を食べることがないのに心臓病で亡くなる人の割合が大変低いのです。

これはEPAをふんだんにとっているので、イヌイットの血液はサラサラに保たれているのだという研究結果が出ています。

今日本では魚食が減っているようですが、実は魚料理は健康を守る多くの効果があるのです。魚料理をふんだんに食べて、DHAやEPAを簡単に体に摂取することが理想です。

魚料理は肉料理よりも簡単なものがたくさんあります。魚料理は調理時間も短いし、魚料理に使う調味料もとてもシンプルで、魚料理の方法は肉よりも簡単なものが多いです。魚屋には下ごしらえのすんだものがたくさん売っていますので、お好みの切り身を選ぶだけで良いのです。

あまり料理に自信のない人、そして子供にも簡単にできる魚料理がたくさんあります。今日は、簡単に美味しくできる、下ごしらえを必要としない魚料理の、大変人気があるレシピを幾つかご紹介します。

魚屋に行くと、ありとあらゆる魚の切り身が売っています。きちんとした下ごしらえがされている魚は鱗も付いていませんので、そのまま簡単に魚料理に使うことができます。魚の切り身は和食に定番の簡単に調理ができる魚料理として、大変おすすめの食材です。

まずは赤魚のとても簡単な魚料理のレシピをご紹介しましょう。魚屋で販売されている代表的な赤魚は、メバル科の「アコウダイ」が有名です。

そして同じくメバル科の「アラスカメヌケ」、ホタルジャコ科の「アカムツ」、これは日本近海でとれたものは「ノドグロ」と称される、とても美味しい高級魚です。

魚の煮付けは和食の魚料理の中でもとても簡単です。煮付ける時間は切り身の厚さにもよりますが、和食の魚の煮付けは10分以内で簡単に出来上がってしまいます。

赤魚の煮付けに必要な材料は、魚の切り身2切れ、砂糖・みりん・醤油各大さじ3杯、日本酒大さじ1杯、水50ccです。材料には油も必要ありませんので、和食の魚料理はローカロリーの簡単に手早く作れる理想的なメニューなのです。

蓋付きの鍋に、砂糖・みりん・醤油・日本酒を入れて、砂糖がよく溶けるまで混ぜ合わせます。そして水を入れて火をつけ一煮立ちしたら、魚の切り身を入れて中火で6分ほど蓋をして煮るだけという簡単なものです。しかし和食の魚の煮付けは、とてもご飯によく合う美味しいご馳走です。

噴きこぼれるようだったら蓋をずらして、もし深い鍋を使うのだったらアルミホイルで落とし蓋をすると、魚全体に煮汁が絡んで上手に煮ることができます。

魚は煮すぎるとパサついたり硬くなったりしてしまうので、魚の切り身の厚さによって煮る時間を加減してください。厚めの切り身でも9分ほど煮れば十分です。薄いものでしたら簡単に5分ほど煮ればおいしく仕上がります。

特に煮付けなどの魚料理は、魚屋で購入できる魚だったらどの種類でもとても簡単に美味しく煮上がります。赤魚に限らず、サバやカレイでもいいですし、和食の煮付けは、煮る時間も10分以内ととても簡単なので是非お試しください。

ブリの照り焼きと言ったら、美味しい和食の献立の代表です。こんなに簡単な魚料理はないのではと思うほど、ブリの照り焼きは誰にでもできる魚料理なのです。それこそ子供にだって簡単にできてしまいます。お料理が得意ではない方にも簡単そのものです。

簡単な魚料理、ブリの照り焼きのレシピです。用意するものは、ブリの切り身2切れ、サラダオイル適量、醤油とみりん各大さじ2杯、砂糖小さじ1杯です。醤油、みりん、砂糖は全て混ぜ合わせておいてください。

まずはフライパンにサラダオイルを適量温めて、中火でブリを片面うっすら焼き色ががつくまで焼きます。そしてブリをひっくり返して、もう片面も同じように焼き色をつけます。何度もひっくり返さないで、両面を1回ずつ焼いてください。

ブリの入っているフライパンに、混ぜておいた調味料を加えてブリに絡めて出来上がりです。ほんの5分で出来上がる簡単レシピです。

こんな簡単な魚料理があるでしょうか。ブリの照り焼きはご飯にぴったりの、とてもおいしい誰にでもできる簡単な魚料理です。

子供達にも人気な簡単にできる魚料理といえば、切り身よりも手間がかからない魚の缶詰を使った料理です。魚の缶詰、特に水煮は新鮮な魚を缶に詰めて蓋をしてから熱を加えるので、栄養が丸ごと入った素晴らしい食材なのです。それこそ全く下ごしらえを必要としません。

生の魚を使うよりも、栄養がぎゅっと凝縮されているのでこれを魚料理に使えば理想的な献立が出来上がります。それもすでに火が通っているので、料理に使うのは簡単そのものです。下ごしらえの不要な缶詰を、魚料理に大いに活用しましょう。

この魚料理は、ご飯が何倍でも食べられるとてもおいしいおかずです。作り方も超簡単で、缶詰の鯖を使えばあっという間にできてしまいます。カロリーを気にされる人はサラダに混ぜれば素晴らしく簡単で、栄養のバランスが取れたダイエット食になります。

育ち盛りの子供たちはご飯にかけたり、お弁当の簡単おかずの一つになったりもします。魚料理というと骨を取ったり大根おろしをかけたりと、面倒に感じることも少なくないですが、簡単にご飯や野菜にかけておいしく食べられる魚料理は子供から大人まで大人気です。

材料は、鯖の水煮缶1缶、にんにく1かけ、生姜はにんにくと同じくらいの量を1かけ、ごま油適量、醤油、砂糖それぞれ小さじ1杯、いりごま大さじ1杯です。まずは生姜とにんにくをみじん切りにして、ごま油を入れたフライパンで香りが出るまで弱火で炒めます。

フライパンに水気を切ってほぐした鯖を加え、混ぜながら全体に火を通します。最後に醤油と砂糖を加えて、水気がなくなるまで炒めて、最後にいりごまを混ぜたら出来上がりです。この簡単なゴマ風味の鯖そぼろは、魚料理の中でもとびきり評判が良いです。

鯖の缶詰は、大変体にいいとブームになりました。特に鯖缶を使った炊き込み御飯は、今でも頻繁に食べるという人がとても多い、大人気の魚料理です。炊飯器に材料を放り込んでスイッチを入れればいいだけなので、とても簡単だというのも人気の理由でしょう。

鯖缶の炊き込み御飯の材料は、鯖の水煮缶1つ、米2合、人参3分の1本、生姜適量、めんつゆの素適量です。

人参と生姜を千切りに切って、鯖の水煮缶を水を切らず、普段より少なめに水を入れた炊飯器の米の上に全部乗せます。めんつゆをちょっとだけ回しかけ、炊飯器のスイッチを入れるだけです。体に良い健康魚料理です。

魚の缶詰といえば、鰯の缶詰もDHAがたっぷり入っています。魚料理は缶詰で手軽に簡単なものがたくさんできます。次にご紹介するのは、トマトも缶詰のものを使ったおいしいパスタソースです。

3人前のパスタソースの材料は、鰯水煮缶詰1つ、トマト缶詰1つ、にんにく1かけ、塩胡椒適量、オリーブオイル適量です。フライパンにスライスしたにんにくとオリーブオイルを入れて、香りが出るまで弱火で温め、水気を切った鰯をさっと焼きます。

次にトマトの缶詰をフライパンに入れて、しばらく火を通します。水気が少し飛んで3分の２くらいの量になったら、塩を入れてスパゲティを茹でているお湯を少し入れて乳化させます。お好みで塩胡椒を加えて味を確かめてください。手軽にできる簡単パスタソースです。

刺身こそ全て処理されている、そのまま食べることができる魚なので料理に使うにはお手軽この上なしです。刺身をちょっと多めに買って、もう一品魚料理を作るというのも良いアイデアです。

刺身の唐揚げはどんな刺身でも美味しくつくれます。酒と醤油に生姜の絞り汁を入れたつけ汁に、刺身を10分ほど漬け込んみます。衣をつけて油で揚げるだけで完成です。お弁当のおかずにもなる、とても簡単な魚料理です。

こちらの刺身のユッケも、どんな刺身でも美味しくいただけます。ユッケのタレは、醤油とコチュジャン各大さじ1杯、砂糖とごま油各小さじ1杯です。一口大に切った刺身を、材料を全部混ぜ合わせたタレに入れます。

いりごま大さじ1杯をまぜて、刺身をタレごとご飯にかけて最後に卵黄を一つ乗せます。お好みでシソの千切りやネギ、わさびを乗せてお召し上がりください。このレシピのタレの量はおよそ2人前のユッケが出来上がります。

簡単にできておもてなしにも出せる魚料理をご紹介しましょう。魚は早く火が通るので、お客様にも作りたてをお出しすることができるのでとても便利です。使う材料によってゴージャスな魚料理が、とても簡単にできてしまいます。

アクアパッツアの材料は、二人分で魚150g、殻付きあさり150g、ミニトマト6つ、アスパラガス3本、ブラックオリーブ5個、にんにく1かけ、パセリ少々、白ワイン80cc、水150ccです。

フライパンに弱火でオリーブオイルとにんにくを入れ香りを出したら、一旦にんにくを取り出して、一口大に切った魚（切ってある刺身だったらそのままでOK）、砂出しをしたあさり、ミニトマト、短冊に切ったアスパラ、スライスしたブラックオリーブを炒めます。

白ワインを入れて一煮立ちさせ、そのあと水を入れて蓋をし、アサリの口が開くまで中火で熱します。アサリの口が開いたら、ブッラクペッパーを少々かけます。

全体に煮汁を回しかけ、お皿に盛ってパセリを散らせば出来上がりです。フライパンを火にかけたら8分ほどで作れてしまう、簡単だけど見た目はゴージャスな魚料理です。

アクアパッツァはイタリアの魚料理ですが、フライパンひとつで簡単に作ることができます。使う魚は鯛が一般的ですが、どんな魚を使ってもおいしくできます。

この魚料理は、鮭の切り身とブロッコリーだけでできてしまう、オレンジとグリーンにホワイトソースの取り合わせがとても彩りの良いメニューです。

材料は二人分です。ブロッコリ−3房、鮭の切り身2切れ、ヤマサ昆布つゆ大さじ1杯、薄力粉大さじ1杯、オリーブオイル適量、バタ−10g、ブラックパッパー少々です。

そして昆布つゆクリームソースの材料が、バター30g、薄力粉大さじ2杯、牛乳400cc、ヤマサ昆布つゆ大さじ半分、ブラックペッパー少々です。

まずは昆布つゆクリームソースの作り方です。鍋にバターを入れて弱火で薄力粉を炒めます。粉っぽさがなくなって泡がブツブツと出てきたら牛乳を加えて、泡立て器でかき混ぜます。

火を中火にして沸騰してきたら、ヤマサ昆布つゆとブラックペッパーを加えて、とろみがつくまで煮詰めます。

鮭の切り身をヤマサ昆布つゆとコショウで10分ほど下味をつけて、薄力粉をまぶします。フライパンで縦半分に切ったブロッコリーを焼いたら一旦取り出して、今度はバターをフライパンに入れて鮭を中火でこんがりと焼きます。

作っておいた昆布つゆクリームソースを加え、ブラックペッパーをかけ、3分煮たら出来上がりです。皿に鮭とクリームソースを盛って、焼いたブロッコリーを添えてください。野菜はブロッコリーでなくとも、買い置きの野菜で結構です。

魚料理は実はとても簡単です。魚屋にはあらゆる魚介類が並んでいます。魚以外にもエビやイカなど風味の豊かな魚介類を使ったり、切り身や刺身、缶詰などを利用したりして、おいしい魚料理をいろいろ作ってみましょう。