店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。
コストコは会員制のショップ
大型会員制ショッピングセンター「コストコ」は高品質な商品を低価格で購入できることから、今、主婦層を中心に人気を集めています。倉庫のような店内には食品をはじめ、日用雑貨や家電などさまざま商品が所狭しと並んでいます。大量買いやまとめ買いにも向いており節約にも役立つと評判です。
コストコの商品のなかでもひときわ目を引くのがコストコサイズと呼ばれる大容量サイズの食品です。コストコはホールセール(卸売り)と同じ価格と量で販売することを売りにしており、例えば肉や魚はキロ単位、お菓子はスーパーでは袋入りで売られているものが巨大な箱詰めで販売されています。
コストコのプライベートブランド「カークランドシグネチャー」では、コストコの看板商品「ロティサリーチキン」や焼き立ての「ディナーロール」など、人気のデリカや日用雑貨などを販売しています。このように、ここでしか購入できない、個性的な商品が多いことがコストコの大きな魅力です。
原則として非会員は入店不可
ただしコストコは原則として非会員は入店不可なので、入会の手続きをする必要があります。コストコに入会する際は店内にあるカウンターで申請書類に必要事項を記載し、証明写真を撮影すると会員証(メンバーシップカード)が即日発行されます。また、会員の種類に応じて年会費がかかります。
しかし個人、法人会員問わずコストコの年会費は決して安いものではないので、コストコを頻繁に利用できる人でないと、入会しても返って損してしまう可能性があります。コストコでの買い物を体験してみたい程度であれば、コストコ会員の親戚や友人に一緒に連れていってもらうのがおすすめです。
なお、コストコに入会しなくても店内で買い物を楽しむ方法がいくつかあります。ひとつは、コストコ会員に一緒に連れてきてもらう方法です(コストコの会員証1枚で大人2名まで同伴可能、18歳未満は無制限)。ただし商品決済できるのは会員のみなので、トラブルがないように気を付けましょう。
そのほか、コストコ会員の人からコストコで販売しているプリペイドカードをもらい、店内のカウンターで「1日特別招待券」を発行してもらうという方法もあります。(2023年1月26日現在、プリペイドカードを利用した非会員向けサービスは終了しています。)なお、いったんコストコ会員になってすぐに退会するという裏技もありますが、それなりのペナルティもあるので注意が必要です。
コストコの入会方法を解説
大型会員制ショッピングセンター・コストコで買い物をするには、まずコストコに入会しなければなりません。入会方法はいたって簡単で、コストコの店舗に直接行って手続きするか、ネットで手続きするかのどちらかを選べます。コストコの入会方法をネットで手続きする方法も含めてご紹介します。
店頭で入会手続きをする
コストコに入会する方法は、店舗で直接入会手続きをするか、公式サイトからネットで入会手続きをするかのどちらかを選択できます。なお、ネットで入会手続きを選んでも会員証は店舗でしか受け取れません。コストコに入会すると買い物をするたびにリワードがもらえるなどお得な特典がつきます。
また、コストコに入会手続きをする際は、会員の種類を選ばなければなりません。コストコには個人が入会できる「ゴールドスターメンバー」、法人・個人事業主が入会できる「ビジネスメンバー」、この2つに加えて年会費を上積みすることで入会できる「エグゼクティブメンバー」の3種類があります。
入会資格は、ゴールドスターメンバーは18歳以上(学生含む)であること、ビジネスメンバーは18歳以上であることに加えて法人、または個人事業主であることです(エグゼクティブメンバーはこれに準じます)。なお、家族カードは1枚まで無料で作れます(同一世帯で18歳以上の家族のみ)。
コストコの店舗で入会するには、まず、入口にいるスタッフに入会を希望している旨を伝えましょう。次に、メンバーシップカウンターで書類に必要事項を書いて提出し身分証を呈示、証明写真を撮影すれば手続きは完了です。会員証(メンバーシップカード)発行後、すぐに店内で買い物が楽しめます。
コストコに入会する際、一緒に家族カードを作る場合は本人(本会員)と家族1人が同伴して店舗に行き、手続きを行う必要があります。なお、家族会員の入会資格は「同一世帯で18歳以上の家族のみ」となっていますが、この家族は法律上の親族だけではなく、同棲中のパートナーや友人を含みます。
身分証明書が必要なので注意
コストコに入会する際は、運転免許証、健康保険証、パスポート、社員証など身分証明書が必要です。ただし、マイナンバーカードは身分証明書として使えないのでご注意ください。家族カードを作る場合はさらに年齢が確認できて、かつ同居を証明する本人確認書類を提出しなければなりません。
ビジネスメンバーに入会する際は、本人の身分証明書に加えて名刺や公共料金の請求書、農家証明書、登記簿(複製可)など、屋号や代表者氏名、会社所在地が記載された会社証明書が必要です。従業員を追加会員にする場合は、原則として本人と従業員が同行し、従業員の身分証明書を呈示します。
入会手続きはネットでも可能
コストコの入会方法としては、ネットで仮登録を済ませておく方法もあります。ネットで仮登録をしておくと、店舗が混雑しているときでもスムーズに手続きが完了するので便利です。ただしネットはあくまで仮登録なので、会員証を受け取るためにはコストコの店舗で本登録を行う必要があります。
ネットからコストコに入会手続きをする際は、コストコの公式サイトにある「メンバーシップ」から登録を行います。なお、ネットから仮登録を行えるのはゴールドスターメンバーとビジネスメンバーのみです。仮登録のページの「オンラインでお支払い」は、Mastercardのみ利用できます。
仮登録のページで最寄りの店舗、氏名、住所などを入力し、家族カードの希望の有無と「過去12カ月以内にコストコを退会していない」にチェックしたらネットでの手続きは全て完了です。仮登録でも本人確認書類番号の入力が必要ですが店舗での本登録の際も身分証明書が必要なのでご注意ください。
コストコに入会・年会費について
お得な商品をまとめ買いできることで人気があるコストコですが、入会金や年会費を考えると入会が本当にお得なのか悩んでしまう人も少なくありません。また、ゴールドスターメンバーになるかビジネスメンバーになるかで年会費も違ってきます。コストコの入会金や年会費についてご紹介します。
ビジネスメンバー
コストコのビジネスメンバー(法人会員)の年会費は4235円(税込み)です。なお、コストコのどのメンバーになっても年会費以外の入会金は一切かかりません。家族カードは1枚のみ(無料)、法人の従業員が入会できる追加カードは最大6枚まで作れて1枚につき3500円(税別)かかります。
コストコは商品を大量買いすればするほど単価がお得になるので、特に飲食店の経営者におすすめです。またビジネスメンバーに入会すると、法人向け配送サービスを利用できたり、専門の担当者がついたりするお得な特典がついてきます。商品を大量に仕入れる法人であれば入会して損はありません。
ゴールドスターメンバー
コストコのゴールドスターメンバー(個人会員)の年会費は4840円(税込み)です。家族カードは1枚のみ(無料)で、追加カードの発行はありません。商品保証や年会費保証をのぞいてゴールドスターメンバーならではの特典はなく、入会時に払う年会費もビジネスメンバーより若干高くなっています。
ゴールドスターメンバーの場合、入会のネックになるのはコストコを頻繁に利用するかどうかです。仮に家族4人の食費を月8万円(総務省の統計より)とすると、ポイント還元率は1.5%なので、約4カ月で年会費が回収できます。コストコで1年間にどれくらい買い物をするかが一応の目安です。
エグゼクティブメンバー
コストコのエグゼクティブメンバーは、年会費を上乗せすることで入会できる上級会員のことで、年会費は9900円(税込み)です。エグゼクティブメンバーになるとさまざまな特典がありますが、コストコに初めて入会する人はビジネスメンバー、ゴールドスターメンバーどちらかにしかなれません。
エグゼクティブメンバーになると、コストコの一部商品を除いて2%のリワードが付与されます。コストコグローバルカード(還元率1.5%)と併用すると還元率3.5%になるので、仮にコストコで月8万円使うとすると約4カ月で年会費分が還元されます。コストコのヘビーユーザーの方におすすめです。
コストコ会員・お得な特典はあるのか
コストコに入会すると、コストコで買い物をするたびに付与されるリワード(ポイント)のほか、会員の種類に応じてお得な特典がついてきます。なかでもビジネスメンバーとエグゼクティブメンバーに対する特典は目を見張るものがあります。コストコメンバーのお得な特典についてご紹介します。
商品への保証
コストコに入会すると、コストコ全店で買い物ができるほか、「商品保証」と「年会費保証」がついてきます。この2つの保証は、コストコのどの会員にも適用されます。このうち商品保証は、コストコ会員が買った商品に満足できなかった場合、商品と引き換えに代金を全額返金するという保証です。
この返品制度はコストコで購入した商品であれば、開封した食品を含め、ほぼ全品で可能です。ただし、食品の場合は賞味期限まで、テレビやパソコンなど家電製品については90日間まで、など商品ごとに取り決めがあるので、返品を希望する場合はまずコストコに連絡することをおすすめします。
年会費保証
コストコの「年会費保証」は退会すると年会費が全額返金される制度です。この返金制度は有効期限内であればいつでもいいので、入会してもあまりコストコを利用しなかった場合や遠方に転勤になった場合に便利です。ただし一度退会すると、その月から12カ月は再入会できないのでご注意ください。
また、ビジネスメンバーに入会すると、法人向け配送サービスが利用できたり、専門の担当者がついたりする、お得な特典がついてきます。法人向け配送サービスとは、1回の購入金額が3万円以上であれば商品を配送してくれる便利なサービスです(3営業日以内)。ただし指定配送エリア内に限ります。
ビジネスメンバーにはコストコの営業支援の一環として、商品の仕入れについてアドバイスしたり、コストコのビジネスプロモーションに案内したりする専門の担当者がつくという特典があります。コストコの担当者は仕入れのプロなので、商品についてお得なアドバイスがもらえるのが強みです。
また、エグゼクティブメンバーに入会すると、リワードの還元率が2%になるお得な特典があります。このリワードはコストコのポイントのようなもので、商品を購入する都度エグゼクティブメンバーの会員証に付与されます。さらに家族カードにも同率のリワードが付与されます(追加カードを除く)。
さらに、商品購入時にコストコグローバルカードを利用すると1.5%のリワードが還元されます。つまりエグゼクティブメンバーのリワードとコストコグローバルカードのリワードを合算すると3.5%という高還元率になり大変お得です。コストコで商品を購入してリワードをお得に貯めましょう。
コストコに入会・すぐに退会はできるの?
コストコは18歳以上であれば誰でも入会できます。しかし、入会は簡単にできても退会はできるのでしょうか。また、コストコを退会できるとしてもすでに支払った年会費がどうなるのか、再入会できるのかどうかも気になります。コストコを退会する方法と再入会する方法についてご紹介します。
コストコの退会方法は、最寄りのコストコのカウンターで退会する旨を告げるだけで簡単に解約できます。しかも、コストコには年会費保証がついているので、例えば入会して当日に退会する場合でも、年会費全額が返金されます。本会員が退会すると家族会員、追加会員も自動的に退会になります。
ただしコストコを退会すると、その後12カ月は再入会できないので注意が必要です。これは同居する家族の家族カードや従業員の追加カードも同じです。ただし追加会員の場合、年会費の差額分(月割)を支払えば個人会員として継続できます。いずれにしても再入会にはかなりのペナルティが伴います。
コストコに入会して買い物を楽しもう!
大型会員制ショッピングセンター・コストコの入会方法や手続き、お得な特典についてご紹介しました。コストコに入会するにあたっては、多額の年会費がかかりますが、他店にはない外国産の商品やボリューミーなお惣菜の数々は魅力的です。ぜひコストコに入会して買い物を楽しんでみませんか。
※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。サービスや商品の情報は2023年1月26日時点、Costco Japan公式HPより。