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低価格なスガキヤラーメンとは?
たっぷりの魚介と昆布の出汁に、オリジナル豚骨スープを合わせた「和風豚骨」スープのラーメンが、驚きの低価格で食べられる「スガキヤラーメン」。スガキヤラーメンは名古屋をメイン拠点として、300店舗全国に店舗を持つ名古屋発老舗ファミリーレストランです。
濃厚な豚骨スープの中にも、ほっこりする魚介と昆布出汁が、スープを最後まで飲み干せるスガキヤラーメンのラーメンは、創業1946年以来変わらぬ味で人気があります。
創業当時は屋号がない「甘味処」であったスガキヤラーメンですが、後に名古屋を代表するラーメンチェーンとなっています。
スガキヤラーメンの歴史
スガキヤラーメンは1946年、終戦の翌年に名古屋に誕生しました。当時は「スガキヤラーメン」と屋号を掲げてはおらず、「甘味処」として営業を始めたのですが、それから2年後にはメニューにラーメンを加え、美味しいラーメンが安く食べられると話題になりました。
関東から撤退
スガキヤラーメンは名古屋発のラーメン・ファーストフード店です。近畿、東海地方などにチェーン展開しており、その数は300店舗以上を構えます。以前は東京にもスガキヤラーメンの店舗はありましたが、現在は撤退しており、その姿を見ることはありません。
終戦翌年から名古屋を中心に展開してきたスガキヤラーメンは、現在は名古屋のあらゆる駅前で見かけることができます。名古屋市内の大学やショッピングモール内でもお馴染のスガキヤラーメンは、名古屋市民が子供時代から食べ親しんだソウルフードでもあります。
スガキヤラーメンの定番メニューを紹介
スガキヤラーメンの魅力と言えば、何と言っても「ラーメン」です。創業当時から変わらぬ味を守っているスガキヤラーメンのスープは、和風豚骨スープとなります。日本人に馴染み深い昆布出汁、魚介出汁と濃厚豚骨スープを合わせたスープは、飲み干せるほど美味しいです。
懐かしの味は今もなお変わらないため、世代を超えて長く愛されているのもスガキヤラーメンが幅広い年代から人気の秘密でしょう。またスガキヤラーメンのメニューをチェックしていてわかることは、どれもメニューがリーズナブルであることです。
スガキヤラーメン自慢のラーメンにいたっては、最もオーソドックスな「ラーメン」で、330円からと、今のご時世ではあり得ないほどの低価格です。美味しさには妥協しない味作りとともに、価格の見直しなども図りつつ、低価格を提供し続けているスガキヤラーメンには脱帽です。
麺類メニューはプラス100円で「大盛り」も可能なので、懐が厳しい人にもお腹いっぱい食べたい人にもおすすめです。数あるスガキヤラーメンのフードメニューの中で、1番に押さえておくべきテッパンメニューを2つご紹介します。
1:ラーメン
スガキヤラーメンのフードメニューで外せないメニュー、それは「ラーメン」です。スガキヤラーメンで最も人気かつ昔ながらの味を守り続ける、古典派ラーメンと言えます。和風とんこつの旨味を存分に味わえる、こっくりした白濁色スープは飲み干せるほど美味しいです。
ベースが昆布と魚介の出汁なので、すっきりした後味も素敵です。喉越しつるっとした麺も食べやすく、子供から大人まで愛されるラーメンであることがわかるでしょう。リーズナブル価格も嬉しく、1杯330円からのお値段は魅力以外の何物でもありません。
2:ピリ辛ネギラーメン
スガキヤラーメンでもともとは、期間限定だったメニューが「ピリ辛ネギラーメン」です。スガキヤラーメンではシーズン限定メニューは今でも販売されていますが、定番メニューになったほどの人気っぷりのラーメンがこちらです。
シャキシャキの白髪ねぎがピリ辛に味付けされており、ふだんネギを食べない人でもその美味しさにハマってしまうスガキヤラーメン人気メニューです。スガキヤラーメン特製のピリ辛ラー油が、スープを赤く色づけており、見た目からも美味しいラーメンです。
スガキヤラーメンの人気甘味メニューを紹介
ラーメンとともに美味しいとスガキヤラーメンで評判になっているのが、「甘味」です。スガキヤラーメンはラーメンでブレイクしましたが、ラーメンを主戦軸として出す前は「甘味処」だったことがわかっています。ラーメンを注文後、甘味を締めに食べる人が後を絶ちません。
スガキヤラーメンの絶品甘味の中で、ラーメンの後に食べたい定番の人気メニューをご紹介しましょう。
1:ソフトクリーム
スガキヤラーメンの看板キャラクター「すーちゃん」が手にしているもの、それは「ラーメン」「ソフトクリーム」です。それだけにソフトクリームはスガキヤラーメンで食べておきたい甘味の代表格でしょう。ミニサイズは110円、ソフトクリームは160円です。
たっぷりのミルク感、滑らかでひんやりしたソフトクリームは、食後のデザートにおすすめです。160円クオリティとは思えない、濃厚ミルク味のソフトクリームを手軽に楽しめるところも、スガキヤラーメンが幅広い世代から愛されている理由でしょう。
2:チョコクリーム
「チョコクリーム」はたっぷりのソフトクリームにチョコレートソースが絡まっている、サンデータイプになったスガキヤラーメンのスイーツメニューです。カップに入っているので、小さな子供でも落とす心配なく食べられて安心です。
ミルキーなソフトクリームと、濃厚チョコソースは最強タッグで、万人から愛されるスイーツと言っても過言ではないでしょう。スガキヤラーメンでの贅沢デザートに、食べておきたい要チェックメニューです。
スガキヤラーメンのラーメンスプーンとは?
スガキヤラーメンを初めて利用すると、他店と違うあるアイテムに驚くことになります。それがスガキヤラーメンの「ラーメンスプーン」です。この1つでラーメンスプーンとフォークの役割をしてくれる、一石二鳥のアイテムで、割りばし要らずでラーメンを食べることができます。
1978年にスガキヤラーメンオリジナルのラーメンスプーンが完成しました。スガキヤラーメンの創業者、先代社長が使い捨ての割りばしを見て、環境保護の観点から考案したものが、スガキヤラーメンのオリジナルラーメンスプーンです。
スガキヤラーメンのラーメンスプーンは、スプーンの先にフォークの切っ先が3本ついているような形状をしています。フォーク部分でラーメンを食べ、スプーン部分でスープが飲める仕組みになっています。子供の安全スプーンフォークにもよく見られる形状です。
ラーメンスプーンは昔と形が違う?
実はこのスガキヤラーメンオリジナルのスプーンフォークですが、2007年にリニューアルされています。右側に寄っていたフォーク部分を中央に持ってきて、左利きでも右利きでも使いやすい仕様にアレンジし直しています。
初めてスガキヤラーメンのスプーンフォークを使う人は、なかなか慣れないかもしれませんが、リユースの箸も店内には用意されているので、安心しましょう。2007年にリニューアルされたスプーンフォークは、企業と女性デザイナーの共同開発です。
女性デザイナー「高橋正美」さん、「ノリタケカンパニーリミテッド」が合同で開発したスガキヤラーメンのスプーンフォークは「ニューヨーク近代美術館」に展示されるほど、デザイン性に優れたアイテムです。ネット販売もされているので、欲しい人は通販してみましょう。
スガキヤラーメンの店舗は関西に集中
名古屋市民のソウルフードとも呼ばれるほど、地元に密着しているスガキヤラーメンですが、実は店舗進出は意外にも関西方面に多いです。現在進出しているのは2府9県のスガキヤラーメンですが、名古屋近辺を中心に、近畿地方も目覚ましい進出を遂げています。
「大阪」はもちろんのこと「兵庫」「奈良」「三重」「京都」「滋賀」と、関西はすべて制覇しているのがスガキヤラーメンの素晴らしいところでしょう。関西方面の人にとっても、スガキヤラーメンはもはや「地元の味」と言えるラーメンなのです。
店舗数の推移について
2019年初頭にはスガキヤラーメンの店舗は全国2府9県で、369店舗ありましたが、同年の9月末までに36店舗閉店された模様です。全体のおよそ1割もの店舗を閉めた理由としては、スガキヤラーメンサイドは「人手不足」をあげています。
全体の1割の数字であっても、全国に300店舗はあるスガキヤラーメン、路面店舗を含め、大型ショッピングモールに入っているなど、スガキヤラーメンを見かける機会は多々あるでしょう。まだまだ勢いが衰えないスガキヤラーメンには注目です。
美味しいスガキヤラーメンを一度食べてみよう!
美味しいラーメンを安く食べるなら、スガキヤラーメンが1番、スガキヤラーメンの体験者なら誰もがそう思っているはず。今や全国レベルで「地元の味」になっているスガキヤラーメンの人気で美味しい、そして安さも揃ったメニューは必食でしょう!