岐阜で知る人ぞ知る人気・モネの池!見頃やアクセスと周辺の見どころは?

岐阜で知る人ぞ知る人気・モネの池!見頃やアクセスと周辺の見どころは?

SNSなどで話題のモネの池は、岐阜で知る人ぞ知る人気の観光スポットです。名画「睡蓮シリーズ」を体験できると評判の岐阜・モネの池では、美しいスイレンと鯉のコラボレーションが見られます。そこでモネの池の見頃やアクセス、周辺の見どころを紹介します。

本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています

記事の目次

  1. 1.あの名画の風景が岐阜にある?「モネの池」をご紹介
  2. 2.岐阜「モネの池」とは
  3. 3.岐阜「モネの池」の誕生秘話
  4. 4.岐阜「モネの池」が見頃なのは?
  5. 5.岐阜「モネの池」の周辺観光スポット
  6. 6.岐阜「モネの池」の基本情報
  7. 7.岐阜「モネの池」で名画の世界を楽しもう!

店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。

あの名画の風景が岐阜にある?「モネの池」をご紹介

フリー写真素材ぱくたそ

岐阜県には「モネの池」と呼ばれる絶景スポットがあります。単に景色が美しいだけではなく、フランスを代表する画家の名画にそっくりといわれ、小さな池なのに国内外から多くの見物客がやってきます。

しかも岐阜のモネの池には様々な逸話があり、偶然がいくつも重なったことで生まれた奇跡の風景ともいわれています。

岐阜「モネの池」とは

岐阜のフォトスポットとして有名になっているモネの池ですが、実は正式名称がありません。あくまでも「モネの池」は通称であり、モネの池周辺の住民たちからは「根道神社の池」または「池」と呼ばれています。

しかも現在のような美しい姿になるまでの経緯も、偶然が重なっただけといいます。本来であれば「名もなき池」でしかない場所が岐阜の観光スポット「モネの池」となるまでには、SNSでもあまり知られていない事実が隠されています。

岐阜県関市にある貯水池

Photo byCTPhotography

岐阜の人気スポット・モネの池は、岐阜県関市にあります。モネの池の面積は約0.4平方キロメートルで、テニスコートよりもやや広い程度です。

しかもモネの池は、最も水深が深い場所でも0.5メートルしかありません。その理由は、もともと灌漑用として1980年頃に作られた貯水池だからです。

フリー写真素材ぱくたそ

モネの池がある岐阜県関市には高賀山(こうがさん)と呼ばれる標高1224メートルの山があります。高賀山は岐阜の霊場としても有名な場所で、山には高賀六社と呼ばれる6つの神社があります。

高賀六社は高賀山の尾根伝いにあり、古くは高賀六社を1日で巡礼する修行場でした。そんな霊場・高賀山の伏流水を使って作られた貯水池が、現在のモネの池です。

クロード・モネの「睡蓮」連作群と似てると話題に

Photo byWikiImages

名もなき岐阜の貯水池がモネの池と呼ばれるようになった理由の1つに、フランスの画家であるクロード・モネが描いた「睡蓮シリーズ」があります。

クロード・モネはフランスを代表する印象派の画家で、1926年に86歳で亡くなるまでにモネの池のモデルとされた「睡蓮シリーズ」や「積みわら」、「ルーアン大聖堂シリーズ」、「印象・日の出」など数々の名作を制作しました。

クリックするとAmazon商品ページへ飛びます

クロード・モネの作品は、光とその反射を目にしたときの感動(印象)をそのままキャンパスに描くのが特徴です。そのため作品の多くは屋外で制作されました。

さらにクロード・モネは物の固有色をそのまま使うのではなく、自らの目で見た風景の印象を再現することにこだわり続けたため、明るい色調と躍動感のあるタッチが特徴です。

しかもクロード・モネは、絵の具をパレットで混ぜず直接キャンパスに色をのせる独特の手法を使っているため、モネの池のモデルとなった「睡蓮シリーズ」も光の反射によって生み出された美しい自然の風景が生き生きと描かれています。

Photo by St.Také

実はこのクロード・モネ独特のタッチが、岐阜の名もなき池をモネの池と呼ぶようになった要因にあります。

モネの池は、光の反射によって同じ景色でも見え方が変わります。しかも実際に目で見るよりも、写真にした方がより美しく見えます。写真に収めたモネの池の景色は、クロード・モネが見た光の印象と非常によく似ています。

またモネの池に流れる水は非常に透明度が高いため、光の反射が起りやすいです。さらに池の水は高賀山の湧き水なので、池の水深も日や時間によって変わります。こうした特殊な環境も、クロード・モネが描いた「睡蓮シリーズ」を再現するのに重要な意味を持っています。

偶然が重なってできた池

Photo bysteveofstonehenge

自由な構図と独特のタッチでドラマチックに描いたクロード・モネの「睡蓮シリーズ」は、光とその反射が最大の魅力です。

岐阜にあるモネの池もまたクロード・モネの作品同様、光と反射がなければ本来の美しい姿を見ることができません。季節によって様々な表情を見せるモネの池ですが、そこにクロード・モネの作品に重要な自然光がなければ、本当のモネの池の姿は見られません。

つまりモネの池のモデルとなった「睡蓮シリーズ」のような姿となるには、自然の光が水に反射し周りの景色を明るく照らした瞬間に生まれるのです。そのためモネの池は「いくつもの偶然が重ならなければ見ることができない奇跡の池」と呼ばれています。

水源は根道神社の前にある湧き水

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

モネの池に欠かすことができないのが、透明度の高い湧き水です。モネの池は岐阜県関市にある神社・根道神社のすぐ近くにあり、根道神社の前にある湧き水が池の水となっています。

根道神社の湧き水は流紋岩(りゅうもんがん)と呼ばれる鵜火山岩類・高賀山の伏流水なので、水の中に養分が含まれていません。

そのため湧き水が流れ込むモネの池には微生物が発生せず、池であっても高い透明度を保つことができます。これもモネの池と呼ばれる理由の1つとされ、クロード・モネの光の風景の再現にも欠かせません。

岐阜「モネの池」の誕生秘話

Photo by Tamago Moffle

様々な偶然が重なることで見ることができるモネの池ですが、現在のような姿になることを想定して設計されたものではありませんでした。そんなモネの池の誕生の裏にも、いくつもの偶然が重なっていました。

1999年に小林佐富朗氏が池の周囲を整備

Photo by Tamago Moffle

通称「モネの池」こと名もなき貯水池が作られたのは、1980年頃のことです。貯水池の水は周辺の農地に水を送るための灌漑用水として使われていたため、池の周りには雑草が生い茂っていました。

そんな貯水池(モネの池)の前に、小林佐富朗氏が経営する「フラワーパーク板取」があります。フラワーパーク板取は花の苗を生産・販売する店で、小林氏は仕事の合間を縫って貯水池周辺の草刈りを始めました。

あくまでも小林氏の草刈りはボランティアであり、偶然貯水池の前に小林氏が店を構えていたことが、モネの池が誕生する最初の偶然でした。

スイレンやコウホネを植えた

Photo bypixel2013

小林氏によって伸び放題だった貯水池周辺の雑草が取り除かれると、そこには透明度の高い池が姿を現します。そこで花苗の生産を行っていた小林氏は、きれいになった貯水池にスイレンやコウホネを植えていきます。これがモネの池誕生にまつわる2つ目の偶然です。

モネの池の代名詞でもあるスイレンはスイレン属の水性多年草で、水中で地下茎を伸ばし、水面に葉や花をつけます。ただし水中の根茎が太く成長するため、水が少なくなると枯れてしまいます。

その点モネの池は豊富な湧き水が蓄えられているため、水不足の心配がありません。しかもモネの池は、日当たりのよい場所を好むスイレンの栽培にも適していました。

Photo by tanakawho

さらにスイレンとともに植えたコウホネも実はスイレン科の一種で、スイレンと同じく水面に葉や花を咲かせます。河骨も日当たりのよい場所を好むため、モネの池で栽培する植物に適しています。

大きな葉と花を咲かせるスイレンに対し、コウホネはハート型の葉と小ぶりの花を咲かせます。しかもスイレンは白・ピンク・赤・紫・青など様々な色の花を咲かせますが、コウホネは色鮮やかな黄色い花を咲かせます。

そのためモネの池はスイレンが見頃を迎えると色鮮やかな池に、コウホネが見頃になるとハート型の葉と可愛い黄色い花が水面を彩ります。小林氏がスイレンとコウホネを選んだ理由はわかりませんが、この2つを選んでいなければ岐阜のモネの池は誕生しなかったかもしれません。

池で泳ぐコイは地元住民が持ち込んだ

フリー写真素材ぱくたそ

岐阜の山奥にあるただの貯水池がモネの池として生まれ変わるには、もう1つの偶然が必要でした。それが美しい池の中を優雅に泳ぐ鯉の存在です。

ただしモネの池に鯉を飼うようになったのも、単なる偶然でした。たしかに小林氏のおかげで雑草におおわれていた貯水池は、美しいスイレンやコウホネの花が浮かぶ美しい池へと姿を変えました。

ただしモネの池の鯉は、日本庭園のように意図的に鯉を放流したわけではありません。当時池の周辺で鯉を飼っていた住民が、飼育できなくなった鯉を池に放ったのがきっかけです。つまり初めから美観のために鯉を放ったのではなく、飼育に困って近くの池に放っただけだったのです。

クリックするとAmazon商品ページへ飛びます

ただしこの偶然がなければ、モネの池は完成しませんでした。様々な色をした鯉が透明度の高い池の中を泳ぐことによって、スイレンやコウホネにはない色が加わり、鯉が泳ぐことで不規則に光の反射が起ります。そのおかげでクロード・モネがが描きたかった光の世界が岐阜の貯水池で再現できたのです。

さらに透明度の高いモネの池は、光の具合によって水の色も変わります。そのためモネの池の水は、条件によってエメラルドブルーやコバルトブルーに変色します。

さらに水の色によっても、鯉の色や模様の見え方が変わります。もちろん日本庭園などではこれらを計算して池に鯉を放つのですが、モネの池の鯉は単なる偶然です。とはいえこのような偶然がいくつも重なったことで、名もなき池はモネの池になりました。

2015年6月頃SNSでこの池が話題に

Photo byfotografierende

ただの貯水池がモネの池として注目されるようになったのは、2015年6月頃のことです。一気に情報が拡散したのはSNSで集中的に取り上げられたことが理由なのですが、注目のきっかけは2012年度のフォトコンテスト最優秀作品でした。

この年の最優秀賞は、同じ年に発売の写真雑誌に投稿された英馬智太郎氏の作品でした。そして被写体となったのが、岐阜の名もなき池だったのです。

受賞によって彼が撮影した写真はSNSやテレビなどで取り上げられ、ここで初めて「モネの池」と呼ばれるようになります。こうして注目されたモネの池には多くの人が訪れるようになり、さらにSNSで拡散され国内外に広く知られるようになります。

岐阜「モネの池」が見頃なのは?

Photo by St.Také

いくつもの偶然が重なり山村の神社脇にある名もなき池は、モネの池として岐阜を代表する観光スポットになりました。そんなモネの池の見頃は、季節によって違います。

5月下旬~10月

Photo byCouleur

5月下旬~10月のモネの池では、池に浮かぶスイレンの花と鯉たちのコラボレーションが楽しめます。スイレンは和名を「睡蓮」と書くことからもわかるように、夕方に花がしぼむ(眠る)のが特徴です。

ところがモネの池は標高1000メートル級の山に囲まれているため、早朝よりも夕方に見頃を迎えます。もちろん日が沈む頃には花がしぼんでしまうので、夕方~日没までがスイレンの見頃です。

なお水温が高くなると動きが鈍くなる鯉ですが、モネの池の水温は年間平均14℃なので、夏でも鯉は元気よく泳いでおり見頃を迎えたスイレンをより美しく見せてくれます。

ただし赤や白などの鯉が映えるのはコバルトブルーの水で、モネの池の水がコバルトブルーに変わりやすいのが早朝です。

そのためコバルトブルーの水の中を鯉が泳ぐ様子を見たい時は早朝(日の出~8時頃)、スイレンと鯉のコラボレーションを見たい時は夕方~日没までがおすすめです。ちなみに1日に2度見頃を迎えるこの時期は、早朝から夕方までモネの池に滞在する人もいます。

6月下旬~7月

Photo byKapa65

モネの池に続く道には、色鮮やかなあじさいが連なる「あじさいロード」があります。あじさいの見頃は梅雨の時期なので、本来であればモネの池の見学にはあまり適していません。

透明度が高く光に反射した景色が美しいモネの池は、雨が降ると池の水が白く濁ってしまうため、本来の魅力が半減してしまいます。

ただし梅雨の時期でも晴天が2日~3日続くと水の透明度が復活するので、6月下旬~7月のモネの池ではあじさいとのコラボレーションが楽しめます。

11月

Photo by St.Také

冬の初めとなる11月は、モネの池周辺の紅葉が見頃を迎えます。本格的な冬シーズンに突入する11月はスイレンが見頃を終えるタイミングなのですが、スイレンと入れ違いに紅葉が見頃を迎えるので、モネの池の周りの紅葉とのコラボレーションが楽しめます。

またハートの形をした葉が特徴のコウホネは、11月~12月が見頃です。コウホネの花はスイレンと比べると小ぶりですが、色鮮やかな黄色い花を咲かせるので周囲の紅葉ともマッチします。

12月~2月頃

最も寒さが厳しい12月~2月にかけては、雪景色とモネの池のコラボレーションが絶景です。モネの池がある岐阜は冬になると最低気温が氷点下まで下がるため、市街地でも雪が降ります。

そんな岐阜にあるモネの池ですが、池の水は冬も凍結しません。もちろん池の水の透明度も抜群で、水面に雪景色が広がる中ゆっくりと泳ぐ鯉の幻想的な姿を見ることができます。

春~秋

クリックするとAmazon商品ページへ飛びます

モネの池のリピーターにたずねると、多くの人が「春~秋が見頃」と答えます。モネの池の水は高賀山から流れる湧き水なので、雪解け後の春から秋は湧き水の量が増えてきて透明度が高くなり、鯉たちも活発に動いています。

また雨が降ると水が白濁するモネの池ですが、梅雨明けから秋にかけては晴天の日が多いので「様々な表情のモネの池が見られる」と人気です。

睡蓮の花が見頃なのは6~9月

Photo byBarbeeAnne

名画と同じ景色を見たいのであれば、モネの池のスイレンが見頃のピークを迎える6月~9月がおすすめです。6月~7月の梅雨時期はなかなか晴れの日を狙うことが難しいのですが、この時期はスイレンのほかにもアジサイが見頃なので晴れが続いた天気のいい日はおすすめです。

梅雨が明けてからは絶景が見られるタイミングも増えますし、池の水量も多いので、開花のピークを迎えるスイレンの間を元気よく泳ぐ鯉の姿が見られます。

岐阜「モネの池」の周辺観光スポット

Photo byHermann

岐阜のモネの池を写真に撮りたいなら、早朝と夕方がおすすめです。ただし広さはテニスコートサイズしかないので、1日池の前で時間をつぶすのは大変です。

そんな時はモネの池の周辺にあるおすすめの観光スポットを巡って、モネの池の美しい瞬間が訪れるまでの待ち時間を楽しみましょう。

岐阜城

Photo by rch850

岐阜城は、織田信長によって金華山にあった稲葉山城の取り壊し新たに築城した城です。家康公の時代に廃城となり、さらに1943年に火事で焼失してしまいましたが、1956年に復興天守が建てられ今も見学することができます。

現在は復興天守のほかに岐阜城資料館が建てられ、館内には織田信長に関する資料やトリックアート、織田信長等身大フィギュアの展示などがあり、モネの池周辺の観光スポットとして人気です。

住所 岐阜県岐阜市18
電話番号 058-263-4853

博石館

Photo byaimnotboy

岐阜県中津川市にあるストーンミュージアム博石館は、日本最大のピラミッドが人気の観光スポットです。ピラミッドはエジプト・クフ王ピラミッドの10分の1のサイズで作られており、内部にある全長350メートルの地下迷路は中津川市の観光名所にもなっています。

子供たちに人気なのが「宝石探し体験」で、砂の中から宝石や化石、原石など約30種類の石を見つけることができます。さらに見つけた石でアクセサリーを作ることもできるため、モネの池周辺で観光・お土産スポットを探している時におすすめです。

住所 岐阜県中津川市蛭川5263-7
電話番号 0573-45-2110

世界淡水魚園 アクア・トト

フリー写真素材ぱくたそ

モネの池周辺で観光スポットを探すなら、世界淡水魚園アクア・トトもおすすめです。館内には約220種2万点の魚類・両生類と約30種2000点の植物が展示されているため、岐阜の自然を体感できる観光スポットとして地元でも人気があります。

4階建ての建物には珍しい淡水魚の展示のほかにも生き物ガイドや体験学習プログラムなどもあり、子供連れのファミリーでも楽しめる体験型観光スポットとして人気です。なお世界淡水魚園アクア・トトは、淡水魚の水族館として世界最大級の水族館でもあります。

住所 岐阜県各務原市川島笠田町1453河川環境楽園内
電話番号 0586-89-8200

郡上八幡 大滝鍾乳洞

モネの池周辺にある郡上八幡大滝鍾乳洞は、東海地区最大規模の石灰洞窟が見どころの観光スポットです。洞窟内の総延長は約2キロメートルあり、鍾乳洞の入口までは木製のケーブルカーで移動します。なお洞窟内にある落差30メートルの地底滝も、岐阜で人気の観光スポットです。

ちなみに大滝鍾乳洞の周辺には人気観光地・郡上八幡宮もあるので、モネの池へのアクセスの途中で観光するのが定番のコースです。

住所 岐阜県郡上市八幡町安久田2298
電話番号 0575-67-1331

花フェスタ記念公園

Photo byKonevi

1995年に岐阜で開催された花の博覧会会場を整備して造られた県営の都市公園が、花フェスタ記念公園です。ナゴヤドーム17個分の広い園内には数多くのバラが展示されており、バラと花のテーマパークとして岐阜の定番観光スポットとして人気があります。

園内にはバラのほかにも四季折々の花や植物が植えられており、春は梅と桜、夏はササユリとアジサイ、秋はメインのバラにコスモス、冬はロウバイとバンジービオラが見頃です。1年を通して花を楽しめるので、モネの池周辺の観光におすすめです。

住所 岐阜県可児市瀬田1584-1
電話番号 0574-63-7373

岐阜「モネの池」の基本情報

Photo byNadrog

1年を通して美しい名画の世界を体験できるモネの池は、2015年にSNSで注目されて以降、「実際に自分の目で見てみたい」という人が続出し、連日多くの見物客が訪れます。そこで気になるモネの池の基本情報をまとめてみました。

料金は?

Photo byLoboStudioHamburg

多くの見物客が訪れる岐阜のモネの池ですが、観光を目的として作られたものではありません。そのため自由見学となっており、料金は無料です。

アクセス

Photo by Wakana K

モネの池へのアクセスには電車・バス・車が利用できます。電車でアクセスする場合は、最寄り駅のJR岐阜駅から路線バスまたはタクシーを使います。

路線バスでのアクセスする場合は、JR岐阜駅から岐阜板取線バスに乗ります。途中にある「ほらどキウイプラザ」でバスを降り、板取ふれあいバスに乗り継ぎます。

板取ふれあいバスを「白谷あじさい園」で降りてからは徒歩での移動になりますが、モネの池まではバス停から約150メートルの距離です。

Photo bymelkhagelslag

ただしモネの池見学が目的の場合は、アクセスや周辺観光に便利な車がおすすめです。特に早朝のモネの池を見学する場合は、公共交通機関でのアクセスだと時間の制約などがあるため、ほとんどの見学者が車でのアクセスを選んでいます。

なお車でアクセスする場合は、美濃ICから一般道に入るアクセスルートがわかりやすいです。子のアクセスルートでは、美濃ICから国道156号線を利用します。

Photo bypixel2013

しばらく進むと県道81号線があるので県道81号線を経由して、国道256号線に入ります。国道256号線からは、モネの池が近くにある根道神社を目指して進みます。

なお車でのアクセスにカーナビを使う場合は、住所を登録しても検索できません。そのためモネの池の前にある「フラワーパーク板取」に設定すると、比較的簡単にアクセスできます。

駐車場情報

Photo byFree-Photos

車でのアクセスが便利なモネの池なのですが、モネの池は観光施設ではないので駐車場の確保が難しいです。駐車場の料金は無料なのですが、場所によってモネの池までの移動距離が変わります。

収容台数が最も多いのが第1駐車場で、50台まで収容可能なうえにトイレも近くにあります。次にモネの池に近いのが第3駐車場で、モネの池までは徒歩3分~5分ですが収容台数は30台です。

Photo byPexels

第3駐車場が満車の場合は、第1駐車場から400メートル離れた第4駐車場を利用します。収容台数は25台なので、第4駐車場が満車になった場合は市道沿いにある駐車場を利用してください。

なお障がい者専用の駐車場は別途準備されています。収容台数は15台で、こちらも無料で駐車場が利用できます。ちなみに第2駐車場はバス専用駐車場となっていますが、それほど広い駐車場ではないため、駐車場が満車の場合は利用できません。

岐阜「モネの池」で名画の世界を楽しもう!

Photo bykoszecz

有名な名画と同じ景色を見ることができるモネの池は、季節だけでなく時間や天気によっても見える景色が変わる不思議な池です。今では岐阜を代表する観光スポットですが、観光施設として整備されている場所ではないので、アクセスや駐車場は事前にチェックするのがおすすめです。

akemi
ライター

akemi

小学生の娘の子育てに格闘しつつも、毎日の暮らしがちょっぴり楽しくなることを探すのが趣味です。仕事で全国各地をまわった経験から、街で見かけたおもしろいこと、ステキな景色、珍しいグルメなどを紹介します。

こちらもいかがですか?

人気記事ランキング