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生産量日本一!山梨での桃狩りがおすすめ
日本には、さまざまなフルーツの産地が各地に存在します。生産技術の発展で、通年楽しめるフルーツも数多くなってきましたが、やはり旬のフルーツはジューシーで甘く、一味違う美味しさを発揮しています。
特に、そんな産地で食べる採れたてのものは、誰もが頷くほど絶品でしょう。そこで今回は、日本で最大のフルーツ生産量を誇る山梨県に焦点を絞り、特に生産量の多い「桃」が楽しめるおすすめの農園と、農園で行われている「桃狩り」についてご紹介していきます。
山梨は関東の桃の産地・珍しい桃も味わえるチャンス
山梨県は、その気候の良さと水はけの良さでフルーツの生産に大変向いた土地です。日本各地にも絶品の桃を生産する有名な土地はありますが、さまざまなフルーツを味わうことができる山梨県は「フルーツ大国」の呼び名が相応しいでしょう。
農園によってバラつきはありますが、桃もあらゆる品種を揃えているのが特徴です。また、関西では比較的柔らかな桃が好まれていますが、山梨県では硬くて実のしまった桃も味わうことができます。
珍しい品種や育成の難しい品種を取り扱っている農園が多いのもポイントです。関東で桃を楽しむならば、まず山梨県は外せないスポットです。
桃の旬は?桃狩りはいつからいつまで?
桃の旬の時期は夏です。庭や畑に桃を植えたことがある方などは、夏空の下に薄ピンクでふくよかに丸まった桃が木に実っているのを見たことがあるかもしれません。
桃と一口に言えども品種によって最適な旬の時期はバラつきがあり、早いもので6月下旬、遅いもので8月上旬から楽しめるものがあります。7月から8月に入るまでが、おおよその桃の平均的な旬の時期と言えるでしょう。
8月から旬の時期が始まる、実の黄色が美しい黄金桃は白桃とは違った味わいを持つ桃なので、白桃を楽しみたい方は、8月までの期間がおすすめの時期です。
山梨の旬の桃を食べ放題で堪能しよう
フルーツ王国である山梨県には、桃狩りを行っている農園がたくさんあります。食べ放題を実施している場所も多く、お土産ありや時間無制限など農園によって色々なキャンペーンやコースが用意されていることも多いです。
数多くの桃の品種を食べ比べできるところや、他のフルーツ狩りとセットで楽しめるところなど、調べれば調べるほど迷ってしまう魅力的な農園が数多く見つかります。
料金や設備なども農園によって違うので、訪れる場所や各自必要なポイントの情報を吟味して農園をチョイスするのがおすすめです。
品種によっては時期も重要なので、食べたい桃がある方は必ず時期や取り扱い品種なども確認しましょう。予約もすぐ埋まってしまうことがあるので、早めに桃狩りのスケジュールを組むのがベストです。
山梨なら時期さえ合えば他のフルーツ狩りも一緒に
フルーツ大国の山梨県では、春の時期に楽しめるさくらんぼから冬の時期に楽しめるりんごまで幅広い期間フルーツ狩りを楽しめます。農園によって取り扱っているフルーツの違いはありますが、同じ旬の時期のフルーツでセット狩りなどを行っている場所もあります。
桃が楽しめる時期は、主に食べ放題でぶどう狩りを行っていることが多いです。山梨県のぶどう狩りも数多くの品種を味わえるので、セット可能な農園であれば同時に楽しむのがおすすめです。
関東・中部・東海なら山梨はアクセスしやすい
漠然と山梨県へは遠いイメージを持っている方も多いかもしれませんが、関東や中部、東海地方からは訪れやすいのがポイントです。
電車・バス・自家用車と、移動手段や交通状態によって多少差異はありますが、比較的安定感のある電車移動であれば、東京・新宿駅から山梨・甲府まで乗り換えなしの特急で約1時間半です。
中部や東海地方からは3時間強ほどなので、東京旅行に行く際に山梨で食べ放題のフルーツ狩りを工程に組み込むのもおすすめです。
山梨で人気の桃狩りできるおすすめ農園4選
フルーツ生産量が日本最大を誇る山梨県には、フルーツ狩りができる農園がたくさんあります。桃も例外ではなく、初めて山梨県を訪れる方や行きつけがない方は特にどこの農園に行けばいいのか迷ってしまうでしょう。そこで、特に山梨県で人気を集めるおすすめの農園をピックアップしましたので、桃狩りをする際の参考にしてみてください。
中込農園(南アルプス市)
「中込農園」は、県内でもトップクラスのフルーツを取り扱う農園です。海外の観光客にも人気で、スタッフの対応も良いと口コミでも高評価を集めています。取り扱うフルーツは数多く、6月初旬のさくらんぼから、12月のりんご狩りまで長く楽しめるのが特徴です。フルーツ狩りセットが人気で、8月は桃狩りと一緒にプラムやぶどう狩りも満喫できます。
住所 | 山梨県南アルプス市飯野2281-1 |
電話番号 | 055-283-0505 |
小野洋蘭果樹園(南アルプス市)
「小野洋蘭果樹園」は、江戸時代より続く低農薬が嬉しいフルーツ農園です。さくらんぼ・桃・すもも・ぶどうを取り扱っており、桃狩りでは白鳳や白桃系、平らな形状が特徴の蟠桃(ばんとう)も味わうことができます。
住所 | 山梨県南アルプス市西野1202 |
電話番号 | 055-282-6267 |
くぬぎ観光農園(南アルプス市)
「くぬぎ観光農園」は、入園料が食べ放題1000円というリーズナブルさが嬉しい農園です。(2019年7月現在)あかつき系という硬めの甘い桃を味わうことができます。農園カフェも併設されており、季節のフルーツを使用したスイーツも楽しめるのが特徴です。
住所 | 山梨県南アルプス市百々1681-104 |
電話番号 | 055-285-1224 |
南アルプス市なら「道の駅しらね農産物直売所」も人気
南アルプス市を訪れるなら、「道の駅しらね農産物直売所」は外せません。白根IC下りてすぐの場所にあるJA南アルプス市が運営する直売所では、朝採れの新鮮なフルーツや野菜、加工品などを購入することができます。中でも人気の桃は、旬の季節であれば食べ放題も楽しめます。
住所 | 山梨県南アルプス市在家塚587-1 |
電話番号 | 055-280-2100 |
食べ放題イベントもあるJA直売所は安くて人気
ご紹介した「道の駅しらね農産物直売所」と同じく、JAの直売所は山梨県内の各地に点在しています。営業している曜日や時間は場所によってさまざまなので、訪れる前にチェックしておくことをおすすめします。また、JA割引対象店舗もありますので、直売のフルーツや野菜などをお得にお買い物できるのも嬉しいポイントです。
バリアフリーで桃狩りが楽しめるおすすめ農園3選
日本各地の観光地などではバリアフリー化が進んでいる場所も増えてきていますが、バリアフリーの農園はあるのでしょうか?車椅子ユーザーの方などは特に、観光やお出かけで不慣れな土地を訪れる際は必ず確認しておきたいポイントです。そこで、ここでは山梨県にある桃狩り可能なバリアフリー農園をご紹介します。
浅間園(笛吹市)
「浅間園」は笛吹市にあるバリアフリー農園です。車椅子の方だけでなく、補助犬の受け入れや乳幼児用設備も万全に整えているので、小さなお子様連れの方も安心して訪れることができます。施設内にはBBQ設備もあり、個人から団体まで幅広い客層に人気です。桃狩りでは10種類以上の美味しい桃を味わえます。
住所 | 山梨県笛吹市一宮町東新居600 |
電話番号 | 0553-47-1240 |
見晴し園(笛吹市)
「見晴し園」は、車椅子の方も安全に桃狩りができる農園です。リードが付いていれば、犬の入園も可能です。本場の美味しい桃を、40分間食べ放題で楽しめます。15名以上の団体であれば、フルーツ狩りとセットで甲州ワイン牛や富士溶岩牛を使用した定食を予約できます。
住所 | 山梨県笛吹市一宮町土塚240 |
電話番号 | 0553-47-2111 |
桃と葡萄の専門店理想園(甲州市)
甲州市にある「桃と葡萄の専門店理想園」は、バリアフリー設備を整えた農園です。車椅子の方ももちろんのこと、乳幼児設備も整えているのでお子様連れの方も安心です。ベビーカー用のカヤを予約制で貸し出しているのも嬉しいポイントです。15種類以上の桃を楽しめます。
住所 | 山梨県甲州市勝沼町下岩崎2797 |
電話番号 | 0553-44-0242 |
山梨で桃狩りと日帰り温泉が楽しめる農園
山梨県はフルーツだけでなく、温泉も見逃せない土地です。場所によっては富士山の絶景を眺めながら湯を満喫できる温泉もあるので、山梨県に桃狩りへ訪れる際は温泉で疲れを癒して帰路につくのもおすすめです。ワイワイと楽しんだ後は、ゆっくり温泉に浸かって山梨を満喫しましょう。
果物大国(甲州市)
「果物王国」では、松里果樹園の桃狩りを楽しむことができます。サイトではおすすめの日帰り温泉を紹介していますが、中でも「赤松の湯 ぷくぷく」では農園から送迎バスが出ているので、電車で訪れた方にも人気が高い温泉です。富士を一望できる絶景スポットです。
住所 | 山梨県甲州市塩山藤木1702 |
電話番号 | 0553-33-8888 |
桃狩りを楽しむために事前に知っておいた方がいいこと
桃には品種によって旬が細かく分かれるように、知っておくと桃狩りの際にも役立つ情報がまだまだあります。ここでは、特にチェックしておきたいポイントを厳選してお届けします。
もし深く知りたい場合は、各農園のHPにあるQAなどにちょっとした豆知識が書かれている場合もあるので見てみましょう。実際に育成に携わっている農家さんの情報は、簡潔で分かりやすいのでおすすめです。
桃には硬い桃と柔らかい桃がある
桃には柔らかいものと硬いものが存在します。柔らかい桃は果汁たっぷりで甘く、硬いものよりジューシーなイメージを持っている方も多いかもしれません。フルーツは熟すと柔らかくなり、より甘くなる印象もありますが、桃は必ずしもそうとは限らないのが特徴です。
柔らかな実が特徴の品種の桃が硬い場合は熟してない状態ですが、山梨県で多く育てられている桃は熟しても硬い品種が多く、地元の方にも好まれています。この硬い品種の桃には、置いておくと柔らかくなる追熟タイプと硬さをキープしたまま完熟を迎えるタイプがあります。
硬いままのものは晩熟と言われており、白桃系の桃が該当します。シャキシャキとした食感と甘みを凝縮したような実は、一度食べると虜になる方も多いそうです。桃は熟し方によって甘さに変化はないので、お好みの硬さを基準に食べるのがおすすめです。
山梨県で育てられている硬い桃で人気を集めているのは、川中島白桃です。他にも、あかつきやなつっこなど掛け合わせが興味をそそる品種もあります。
桃狩りではさまざまな品種の食べ比べも可能なので、好みの硬さの桃を見つけて直売所でお土産としてたくさん持って帰るのも良いでしょう。
地元の人が硬い桃が好きなのは何故か?
山梨県民は、硬い桃が大好きです。もぎたての新鮮な硬い桃は、収穫してから日を置き、程よく柔らかさを含んだ桃にはない味わいがあります。そのシャキッとした食感が好みの方もいますが、見逃せないのはその味です。
少し酸味を漂わせながらも口の中に広がる爽やかな甘みは、採れたてでないと味わえない美味しさがあります。漁船で釣った魚をすぐに捌いて食べる漁師にしか味わえない美味しさがあるように、農園の方や地元の方にしか味わえない鮮度が全ての美味しさがあるのです。
山梨県での桃狩りは人気の桃を味わえるだけでなく、県民しか食べられない新鮮な桃を味わえるチャンスでもあります。
桃狩りに適した服装や靴。クーラーボックスが必要?
桃狩りが行われるのは農園です。土の上を歩くことになるので、汚れても良いカジュアルな服装やスニーカーなど歩きやすい靴で訪れるのがマストです。
整備されていたとしても、躓いてしまったりよろけて挫いたりしないようにヒールはやめておきましょう。過度なビジューなど、装飾の多い服も枝などに引っ掛けてしまう恐れがあるので避けるのがおすすめです。
クーラーボックスが持ち込み可能かは、農園によって対応が違うので必ず確認しましょう。自家用車で訪れる場合などは、桃狩りでのお土産や直売所で購入した桃を保管しやすいのであると便利です。
山梨の桃狩りに行く前に農園ごとの情報も見ておこう
農園のHPにはさまざまな情報が掲載されています。桃の品種や料金、システムや設備、送迎の有無や近隣の観光スポット情報までゲットできる可能性もあります。山梨県にせっかく桃狩りへ出かけるのなら、事前に農園の情報を吟味してから行くとより楽しめるでしょう。直売所も場所によって違いがあるので、チェックしておくのがマストです。
山梨で楽しい桃狩りを!食べ放題もできる農園へ行こう
日本最大のフルーツ生産量を誇る山梨県で楽しめる桃狩りについてご紹介しました。お届けした人気の桃狩り可能な農園はどこも魅力的でしたが、せっかく山梨を訪れて桃狩りをするなら食べ放題がおすすめです。
バリアフリー対応の農園もあるので、車椅子の方も安心して利用できるのは嬉しいポイントです。今回は、数多くある中から厳選して桃狩りできる農園や直売所を特集しましたが、その他にも各地にまだまだ素敵な農園が数多くあります。
是非さまざまな農園の特色やおすすめポイントをチェックしてみてください。6月から8月まで楽しめる桃を、山梨の桃狩り&直売所でのショッピングで存分に楽しみましょう!