津和野城は山陰きっての観光地！天空の城とうたわれる雲海は必見

津和野城へは「津和野城跡観光リフト」での移動が便利です。運行は午前9時から午後4時30分までとなっており、下りの最終運行は午後4時20分です。

料金は往復で大人700円、小学生以下は500円です。12月1日から2月末までは、土日祝日のみの運行ですのでご注意ください。リフト降り場から城跡まで、徒歩で20分くらいかかります。なお、リフトの運行時間外になってしまうと、登山道を通ることになります。運行時間に注意が必要です。

山頂からだけではなく、下りのリフトからの絶景も見どころです。高い所が苦手な方には少し怖いかもしれませんが、下を見ずに、遠くの景色を楽しんでください。5分程度の短い時間ですが、天気が良い日には、青空の下に広がる城下町を眺めることができます。

津和野城の大きな見どころのひとつが、山頂からの景色です。山々に囲まれた津和野の町を見渡すことができます。秋には紅葉、冬には雪景色の城下町を見ることができ、季節によって美しい姿を楽しむことができます。時には町を走るSLを見ることもできるようです。

津和野城跡には天守はありませんが、石垣はしっかりと残っています。険しい山上の地形を活かして築かれた石垣を目の当たりにすると、その時代の技術力の高さを感じることができます。また、天守台が本丸より一段下にある点も、この城跡の興味深い点です。

坂崎氏によって築かれた織部丸は修理工事中のため、令和2年3月末（予定）まで見学ができませんので注意が必要です。ぜひ城郭をゆっくりと散策して、津和野城のスケールの大きさを感じてみてください。

津和野城の一番の見どころは雲海です。雲海は、秋から冬の気温が下がる時期に、湿気が冷やされて深い霧が発生することで見ることができます。晴れた日の早朝に雲海に包まれた津和野城を見上げると、山が雲海で隠れ、その上から顔を出す津和野城が、空に浮かんでいるように見えます。

雲海は9月から12月に発生する確率が高いです。風が無く、晴れた日だとなお発生する確率が上がります。津和野城から雲海を見たい方は、早朝の日が明けていない時間に登山し、山頂で待機することをオススメします。放射冷却が出るような気温が下がる日がねらい目です。

なお、10月下旬から11月下旬の土日祝のみ、朝7時からリフトが運行しているようです。それ以外の期間は、早朝だと登山道を通る必要があります。早朝の登山はまだ暗く、非常に歩きにくいです。足元に気を付けて、暖かい格好で挑戦してみてください。

このように、条件が揃わないと見ることができない雲海ですが、奇跡の瞬間だからこそ、見ることができた時の喜びはひとしおです。幻想的な美しい景色は、時間を忘れて見入ってしまう絶景です。

津和野城周辺には、津和野城と繋がりのある観光スポットが沢山あります。ここからは津和野町内の観光地と、アクセス方法をご紹介していきます。津和野城とともに、津和野の町をぐるりと散策してみてください。

堀庭園は、津和野町にある日本庭園です。国の名勝に指定されており、江戸時代の「主庭」、明治時代の「楽山荘」庭園、大正時代の「和楽園」、畑迫病院の「外構造園」の４つの庭園を楽しむことができます。

これらの建築物や庭園は、堀家によって代々築かれたものです。平成10年ごろから建築物の損傷が進んでいましたが、平成18年から平成23年にかけて修理工事をおこない、大正から昭和初期の様子が再現されました。秋には紅葉が見ごろとなり、観光スポットとして人気です。

開館時間は午前9時から午後4時30分までです。休館日は毎週月曜日ですが、11月は無休で開館しています。入場料は堀庭園のみの場合は大人500円、中高生300円、小学生は200円です。堀庭園・旧畑迫病院の共通入場料になると大人600円、中高生400円、小学生は250円です。

アクセスは、バスの場合だと津和野駅から町営バスの長野行きに乗り、20分程度で堀庭園で下車することができます。車の場合は30台ほど停められる無料駐車場があります。