栄養満点【プルーン】のおいしい食べ方とレシピを紹介！生の使い方は？

ドライフルーツとして販売されることが多いプルーンは、バラ科サクラ属の植物です。プルーンとはさくらんぼや梅などの仲間である「西洋すもも」のことを指します。

特に、種を取らないで乾燥させても発酵せずにドライフルーツに加工できる西洋すももをプルーンと呼ぶことが多いです。

ペクチンなどの食物繊維やビタミン・ミネラルが豊富に含まれているプルーンはミラクルフードと呼ばれ、世界中で愛されているフルーツです。生プルーンよりもドライプルーンの方が栄養が凝縮されて、濃い味わいが楽しめます。

プルーンの旬は品種や産地によって異なりますが、国産のプルーンはだいだい7月頃から10月頃にかけてが出荷の最盛期になります。国産プルーンの多くが長野県や北海道で栽培されています。

プルーンの食べ方は生でもドライでも、そのまま食べる機会が多いでしょう。実はプルーンは食べ方のアレンジ方法が多い果物です。生の場合はフレッシュな味わいを楽しむ食べ方ができます。ドライの場合は使い勝手がいいので、おやつやおかずなど様々な食べ方にアレンジできます。

生プルーンは店頭に並ぶことが少ないため、食べ方が分かりにくい食材のひとつでしょう。生プルーンの食べ方は簡単ですが、食べ頃の見極めが大切です。

生プルーンを店頭あるいはお取り寄せした場合、まだ未熟の状態で手元に来る事がほとんどでしょう。購入したばかりの生プルーンは、みずみずしくおいしそうな見た目ですが、そのままでは酸味が強く生食には不向きです。生プルーンが食べ頃になるまで熟すのを待ちましょう。

生プルーンが食べ頃になるまでに、購入してから3日～1週間程度かかることがありますが、待った分だけおいしくなるので、じっくり待ちましょう。生プルーンの食べ頃は、軸が枯れてきてプルーンの皮が全体的にしわしわになった頃です。

プルーンがしわしわになり、触った時に弾力を感じるようになったら完熟の合図です。程よく水分が抜け、旨味が凝縮した生プルーンを味わえます。

生プルーンの食べ方は豊富で、おやつからメイン料理まで幅広いです。熟した生プルーンの食べ方は、よく冷やして食べるほかに、カットしてヨーグルトに混ぜる食べ方がおすすめです。程よい酸味がマッチして、子供も大人も簡単に栄養が摂れます。

完熟した生プルーンは甘みもあるので、食べやすく切ってシリアルに混ぜたり、スムージーにするのもいいでしょう。簡単なので忙しい朝でも手軽にできる食べ方です。

酸味がある生プルーンの食べ方は、加熱してくると酸味が和らぐので調理して食べるのがいいでしょう。特に、ジャムやコンポートは日持ちするので、たくさん生プルーンが手に入った時におすすめの食べ方です。

若い生プルーンはソースやドレッシングにする食べ方もできます。程よい酸味と甘みが他の食材のうまみを引き出し、いつもとは違うプルーンの食べ方が堪能できるでしょう。

生プルーンは皮のまま食べられるので、そのまま冷やしてかじっても構いません。しかし、中に大きな種が1つ入っているので、包丁で切り分けたほうが食べやすいです。

生プルーンの切り方は、プルーンの種に沿って包丁を入れ、一周くるりと回して切れ目を入れます。切れ目を入れたプルーンを両手で持ち、ひねるようにして半分に割ります。片方についた種を取って、食べやすい大きさにカットするだけです。

プルーンは皮を剥かずに食べられますが、どうしても気になる場合は、半分に割った後が剥きやすいでしょう。プルーンの皮にはアントシアニンという抗酸化作用のある成分が豊富に含まれているため、そのまま食べるのが好ましいです。

さらに、完熟したプルーンは皮が剥きにくく、皮に果肉が残ってしまうことがあります。このため、皮つきのプルーンを小さく刻んで食べるといいでしょう。さらにソースやジャムに加工した食べ方は皮を気にせず食べられるのでおすすめです。

生のプルーンはドライプルーンとはまた違った味わいで、さまざまな食べ方ができます。生プルーンの甘酸っぱさを活かしたレシピも豊富にあるので、おすすめの食べ方と一緒に紹介します。

生プルーンはそのまま食べてもおいしいですが、酸味が苦手な場合は紅茶煮にすると、酸味が和らぎます。生プルーンの爽やかな味わいを楽しめる食べ方です。生プルーンを砂糖と紅茶で煮るので、完熟していなくても大丈夫です。

生プルーンの紅茶煮の作り方は、種を取って8等分にした生プルーンと、濃いめに淹れた紅茶、グラニュー糖、レモン汁で煮込むだけです。こまめにアクを取るときれいな色に仕上がります。

プルーンの紅茶煮は、ドライプルーンでもおいしくできる食べ方です。ドライプルーンで作る場合にはグラニュー糖を少し控えめにすると程よい甘味が楽しめます。

生プルーンの紅茶煮は食べ方のアレンジが豊富です。そのまま食べるのはもちろん、バニラアイスにのせたり、ヨーグルトと混ぜて食べるのもおすすめです。刻んで蒸しパンやパンケーキに混ぜる食べ方は、小さい子供や高齢者でも食べやすいのでおすすめです。

ドライプルーンは通年手に入るので、見かけることが多いドライフルーツです。そのまま食べていると飽きてしまうこともあるでしょう。そんな時は食べ方を工夫して、さらにおいしく、食べやすくしましょう。

ドライプルーンは甘みが凝縮しているので、ケーキやクッキーに混ぜておやつにする食べ方ができます。特に簡単なのは、クリームチーズに刻んだプルーンとはちみつを混ぜる食べ方で、クラッカーやパンに乗せるだけでおしゃれに見えるのでホームパーティーにもおすすめです。

意外にもドライプルーンは肉類との相性がいい果物です。鶏肉と一緒に煮込むとワンランク上のおしゃれな食べ方ができます。ドライプルーンをチーズと一緒にベーコンで巻いて焼くとビールにぴったりのおつまみになるので、お酒が好きな人におすすめしたい食べ方です。

ゆべし（柚餅子）は、日本で古くから食べられている和菓子ですが、家で簡単に作ることができます。ドライプルーンゆべしは、もちもちした食感とドライプルーンの甘味がマッチして、優しい味わいです。くるみや他のドライフルーツも入れれば栄養満点のおやつになる食べ方です。

ドライプルーンゆべしの作り方は、耐熱ボウルに白玉粉と水を入れ、よく練って電子レンジで加熱します。一度取り出して、ドライプルーンを加えてさらに加熱します。最後に砂糖を加えてよく混ぜて、片栗粉をひいたバットに広げます。

1cmくらいの厚みにすると食べやすくなります。最後に粗熱が取れたら食べやすい大きさに切り分けて完成です。

少ない材料で簡単にできるので、ドライプルーンを消費したい時にもおすすめです。見た目も上品なので、おもてなしやお茶請けにもぴったりの食べ方です。

プルーンをおいしく食べるためには、正しく保存することが大切です。生の場合とドライの場合では保存方法が違います。それぞれに合った保存方法をチェックしておきましょう。

生プルーンは、冷蔵庫の野菜室で保存する方法と、冷凍庫で保存する方法があります。冷蔵保存の方法は、ポリ袋に入れて野菜室に入れます。追熟したい場合はポリ袋に入れて直射日光の当たらないところで常温で保存しましょう。

生プルーンを冷凍保存する場合は、プルーンを良く洗い、軸を取って水気をよく拭き取ります。水気が残ると傷む原因になるので、しっかり拭き取ったら冷凍保存袋にいれて冷凍するだけです。

生プルーンをカットしてから冷凍すると、食べ方のアレンジがしやすくなります。冷凍のままスムージーにしたり、半解凍状態の生プルーンはシャーベットのような食べ方が楽しめます。

ドライプルーンは基本的には常温での保存が可能です。開封後は湿気が入らないようにジッパー付きの袋や密閉容器に入れて冷蔵庫で保存しましょう。冷蔵庫の野菜室は湿度が高いので、冷蔵室かチルド室で保存しましょう。

ドライプルーンの冷凍保存は、あまりおすすめできません。その理由は解凍するときに水分でふやけたり、食感が悪くなったりするためです。もともと乾燥しているので、冷凍せずとも長く楽しめます。ドライプルーンを保存する際は冷蔵庫に入れることをおすすめします。

生のままでも、ドライフルーツにしても楽しめるプルーンは栄養が豊富で、食べ方のアレンジも多く、手軽に取り入れやすい果物です。生プルーンとドライプルーンでは違う味わいが楽しめるので、それぞれの特徴を活かした食べ方を楽しみましょう！