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圧力鍋で作る煮豚におすすめの部位は?
圧力鍋で作る煮豚は、箸で簡単に切れるほど柔らかく、ジューシーな肉の旨味を味わえる人気メニューです。
圧力鍋でおいしい煮豚を作るには、豚肉の部位選びが重要なポイントになってきます。特におすすめなのが「肩ロース」です。肩ロースは肉と脂身のバランスが良いのが特徴といえます。
圧力鍋で作る肩ロースの煮豚は、柔らかい肉ととろとろの脂身が絶品で、そのまま食べても、アレンジして食べてもおいしい部位です。
圧力鍋で煮豚を作る際には「豚バラ肉」もおすすめです。豚バラ肉は肩ロースに比べて脂身が多く、こってりとした味わいが楽しめます。圧力鍋を使って煮豚にすることで、とろとろと柔らかい煮豚ができます。
豚バラ肉は圧力鍋を使って煮込むことで、全体的に箸で簡単に切れるほどとろとろと柔らかい煮豚に仕上がるので、子供やご年配の方も食べやすいでしょう。
ダイエット中の方や健康を気にされる方には「もも肉」がおすすめです。もも肉は肩ロースや豚バラ肉に比べて脂身が少なく、さっぱりとした味わいになります。赤身なので固くなりがちの部位ですが、圧力鍋を使うことで柔らかい食感の煮豚に仕上がります。
圧力鍋で作る柔らかい煮豚レシピ(肩ロース)
まずは圧力鍋を使った肩ロースの煮豚レシピをご紹介します。肩ロースは肉と脂身のバランスが良く、豚肉の旨味を存分に味わえます。今回ご紹介する圧力鍋を使った煮豚のレシピは常備菜として作り置きもできるよう、たっぷり作れる簡単な圧力鍋レシピです。
材料
圧力鍋で作る肩ロース煮豚の材料は、肩ロース1kg、長ネギ1本、生姜40g、にんにく3片、砂糖70g、酒100ml、醤油100ml、水400mlです。
調理を始める前の下ごしらえとして、肩ロースはタコ糸でしばるか、ネットをかけておきましょう。そうすることで形が整えられるので、圧力鍋で煮てもきれいな形の煮豚ができあがります。
圧力鍋で作る煮豚は材料が少ないので、好みの部位の豚肉さえ用意すれば簡単に作ることができます。材料にある、長ネギや生姜、にんにくはお好みで分量を調節しても大丈夫です。
作り方
はじめに下茹でをしていきます。圧力鍋に肉を入れ、肉がかぶるくらいの水を入れます(この水は分量外です)。落しぶたをしてふたをして、中火にかけましょう。圧力がかかってきたら高圧の場合は5分、普通圧の場合は10分煮て火を止めます。
圧力鍋の圧力が下がるのを待つ間に、一緒に煮込む材料を用意しておきます。長ネギは大きめのぶつ切りにし、生姜はスライスします。にんにくは皮を剥くだけで大丈夫です。砂糖や酒、醤油、水も量っておきましょう。
圧力鍋の圧力が下がったら、ふたを開けて落しぶたを取り、肉を取り出します。圧力鍋に残ったゆで汁を捨て、鍋を洗います。サッと洗う程度で構いません。洗った圧力鍋に取り出しておいた肉と、先ほど用意した材料を全部一緒に入れます。
材料を全部圧力鍋に入れたら、落しぶたをしてふたを閉め中火にかけましょう。圧力がかかったら弱火にして、高圧の場合は5分、普通圧は10分で火を止めます。
圧力鍋の圧力が下がったら、ふたをあけて落しぶたを取り、表面に浮かんだ脂をお玉ですくい取ります。脂を取る量はお好みですが、たくさん取るとすっきりした味わいの煮豚に仕上がります。
脂を取り終えたら、圧力鍋のふたを開けたままにして粗熱をとります。粗熱が取れたら糸をはずして、ボウルに移して煮汁ごと冷ましましょう。冷えたら1.5cm程度にカットし盛り付けて完成です。
残った煮豚の煮汁は、お玉2杯分程度を別鍋に取って煮詰めることで煮豚のソースになります。その他にもゆで卵を軽く煮て煮卵を作ったり、調味料を継ぎ足して別の煮豚を作るのもおすすめです。
おいしく作るコツ
圧力鍋を使って肩ロースの煮豚をおいしく作るコツは、火加減にあります。圧力がかかったら必ず弱火にして煮込むようにしてください。火が強すぎると焦げ付く原因になります。
圧力鍋を使った煮豚をさらにおいしく作るコツは、砂糖をザラメや三温糖にしたり、醤油をたまり醤油にすることです。そうすることでコクの深い優しい甘味の煮豚になります。
完成した煮豚をカットするときは、厚めに切るのがおいしく食べるためのコツです。圧力鍋で作った煮豚はとても柔らかいので、薄くカットするとほろほろと崩れてしまうことがあります。目安としては1.5cm程度がおすすめです。
圧力鍋で煮豚を作るときのアレンジとして、八角(スターアニス)を入れると、エスニックな雰囲気の煮豚ができます。柔らかい煮豚を細かく切って、煮汁のソースとともにご飯にかければ簡単にルーローハンができておすすめです。
圧力鍋で作るとろとろ煮豚レシピ(豚バラ)
圧力鍋を使った豚バラ煮豚も、とろとろと柔らかく簡単に作ることができます。一度作り方をマスターしてしまえば、お店のような絶品で柔らかい煮豚が作れるようになるので、ぜひチャレンジしてみてください。
材料
圧力鍋で作る豚バラ肉の煮豚の材料は肩ロースの場合と同じです。豚バラ肉ブロック1kg、長ネギ1本、生姜40g、にんにく3片、砂糖70g、酒100ml、醤油100ml、水400mlです。
豚バラ肉も煮豚にする前にはタコ糸でしばることをおすすめしますが、肩ロースに比べてしばりにくいので無理にしばる必要はありません。
作り方
圧力鍋で作る豚バラ肉の煮豚も、煮込む前に下ごしらえをします。豚バラ肉は下茹でをしないので、先に長ネギを大きめのぶつ切りにして生姜をスライスし、にんにくは皮をむいておきます。
砂糖、酒、醤油、水も量っておきます。準備ができたら、フライパンを熱し、中火で豚バラ肉の表面を焼いていきます。フライパンに肉がくっついてしまう場合はサラダ油を薄く引いてください。
豚バラ肉に焼き目が付いたら、圧力鍋に豚バラ肉を移して煮込むための材料と調味料をすべて加えます。落しぶたをしてからふたを閉めて中火にかけます。圧力がかかったら弱火にして、普通圧で15分から20分加圧していきましょう。
時間が経ったら火を止めて、圧力が下がってから圧力鍋のふたを開けて落しぶたを取ります。ふたを開けたまま冷ましていくと、表面に白い脂が固まるので取り除いて完成です。
豚バラ肉は圧力鍋で煮豚にすると、とても柔らかい煮豚になるので鍋のまま冷やすことをおすすめします。また、圧力鍋で作った豚バラ肉の煮豚はとても柔らかいので、温かいうちに鍋から移すと崩れてしまうことがあり、注意が必要です。
食べるときは、煮汁と一緒に鍋で人肌程度に温めてから切り分けると切りやすいです。取り除いた脂はラードとしても活用することができます。
圧力鍋で作った煮豚の保存方法
圧力鍋でたっぷりと煮豚を作ったときは、上手に保存して常備菜としても楽しみましょう。圧力鍋で作った煮豚は、冷蔵・冷凍どちらも可能で、冷蔵の場合は3~5日、冷凍の場合は2~3週間程度です。
圧力鍋でしっかり煮たので常温でも平気なのでは?と思うかもしれませんが、特に夏場などは見た目が変化していなくても、食中毒の原因になることがありますので、必ず冷蔵か冷凍で保存してください。
圧力鍋でとろとろと柔らかい煮豚を作る際に、濃いめの味にすると、薄味に比べて雑菌が繁殖しにくいため、夏場などは濃い味(塩味の強い)煮豚にするといいでしょう。
圧力鍋で作った煮豚の保存方法は、冷蔵の場合は煮豚がしっかり冷えた後、煮汁と一緒に新しい密閉袋にいれて保存します。冷蔵の場合はカットせず、塊のまま保存することで雑菌の増殖を抑えることができます。
冷凍の場合も、カットせず塊のまま煮汁とともに保存することもできますが、解凍後に使い切らないといけません。ですので、煮豚を冷ました後に食べやすくカットしてから冷凍することをおすすめします。
冷凍の場合は煮豚をカットした後、1回分ずつラップを使ってぴったりと包んで、密閉袋に入れて冷凍します。また、煮汁も別の密閉袋に入れれば冷凍保存が可能です。
煮豚は圧力鍋で簡単に作れる!
圧力鍋で作る煮豚は、材料も少なくとても簡単に作ることができます。圧力鍋で加圧することでとろとろで柔らかい食感に仕上がるので、大人も子供も大満足でしょう。
一度にたくさん作ることができることも圧力鍋で作る煮豚の魅力です。ハレの日はもちろん、作り置きにもおすすめの簡単レシピなので、ぜひ圧力鍋で作る煮豚にチャレンジしてみてください。