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チコリーの特徴
チコリーコーヒーにも使われる「チコリー」という野菜が話題になっています。チコリーはヨーロッパ原産のキク科の多年生野菜で、和名は「キクニガナ」と呼ばれています。自生しているものも多く、高さは60cmから150cm、青い花を付けるものが多い野菜です。
元来では苦みがキツイ植物ですが、日に当てずに白く栽培する事により、苦みを最小限に抑え美味しく食べることができるようになった野菜です。チコリーの原産はヨーロッパあるいは地中海沿岸から中央アジアの地域にかけてといわれています。
チコリーの栽培が始まった正確な時期は明らかになっていませんが、4000年前のエジプトではすでに使われていたという説もあります。古代ギリシャ時代にはチコリーの名が記録されていたり、古代ローマではチコリーの新芽を使ったプンタレッレという料理もあったといわれています。
チコリーが初めて栽培植物として記述されたのは17世紀に入ってからですが、それよりもはるか昔から、人々の生活になじんでいたといわれている野菜です。4000年前のエジプトでも使われていたという説があるチコリーですが、日本に導入されたのは明治時代初期です。
チコリーが日本に導入された明治時代初期は、あまり普及することはありませんでしたが、イタリア料理・フランス料理などに使われることが多く、近年では一般家庭にも浸透しています。
白菜に似た見た目、白菜よりも少しだけ小さめのサイズで、サラダの具材の1つとして使われることが多いです。チコリーは実に多くの仲間がおり、葉の先が赤紫色のレッドアンディーブやプンタレッラなどさまざまです。
なお、日本ではトレビスと呼ばれるチコリーの仲間の需要が多く、軟白栽培されたウィットルーフタイプのチコリーよりも早く一般に知られていました。
おいしいチコリーの選び方
次に、おいしいチコリーの選び方を見ていきましょう。チコリーは、全体的に白く葉先が柔らかめの黄色い物を選ぶのがおすすめです。
茶色に変色した部分があるチコリーは、少し痛み始めています。底の部分や軸の切り口が変色していると避けるのがベターです。また、触った時にしっかりと締まりがあり少し重みがあるものを選ぶのもポイントです。
旬の時期
チコリーは以前は輸入品が多かった野菜ですが、近年では日本国内でも岐阜県を代表に栽培している場所が増えています。日本で栽培されているチコリーは12月から2月にかけて出荷されることが多いため、国産のチコリーは寒い時期が旬となっています。
国産の旬は12月から2月の野菜ですが、輸入品で流通していますので1年を通してチコリーを購入することが可能です。また、日本で栽培されているチコリーも掘り起こした根を冷凍保存して必要な分を暗室で栽培することにより、1年を通して出荷できるように進化しています。
旬の時期だけでなく1年を通して食べることができるチコリーですが、妊娠中・授乳期の方やキク科の野菜などにアレルギー反応が起こる人は避けるように注意をしましょう。
チコリーの栄養
12月から2月に旬を迎えるチコリーは、豊富な食物繊維が含まれておりさまざまな栄養効果があるといわれています。チコリーには、チコリ酸という独特の成分の働きで、肝機能の向上・腸内環境の調整・むくみの改善や予防効果があるといわれています。
チコリーに含まれるチコリ酸は肝機能の向上を期待することができるだけではありません。胃酸を減らして肝臓を刺激することで、ひ臓・胆のう・腎臓などの内臓も浄化する働きが期待できるといわれています。
豊富な植物繊維と水溶性食物繊維のイヌリンが含まれているチコリーは、腸内環境を整えて便秘解消の効果が期待できます。食物繊維は腸内で水分を吸収して、腸内に蓄積している余分なものを体の外へ排出する効果があるといわれています。
イヌリンは、ぜんどう運動が活発になる効果があるといわれているため、腸内環境の改善とともに動脈硬化などの予防にも有効といわれています。チコリーはむくみ改善・予防にも効果的があるといわれています。
他にも、利尿作用があるチコリーには腎臓を浄化する作用もあります。腎機能を向上し排泄を促してくれ余分な水分・老廃物が体の外に出ていきます。余分な水分や老廃物が体外に排出されることにより、むくみの改善や予防にも効果的とされています。
また、チコリーには、脂肪・糖の吸収を抑えるにも効果的であるといわれており、赤血球・新しい細胞を作り出すのに不可欠な葉酸も含まれているため、貧血の予防にも効果が期待できます。
チコリーの保存方法
チコリーの保存方法について見ていきましょう。チコリーだけではなく、葉物野菜の保存方法にはコツがあります。保存方法を把握しておくことで使いたい時に使えないという事態を防げるので、正しい保存方法を覚えましょう。
冷蔵庫保存
チコリーは乾燥しやすく・しなびやすい野菜です。チコリーを保存する際にはラップでピッタリと包みこんでから冷蔵庫に入れて保存しましょう。湿らせたキッチンペーパーで包むと、なお効果的です。
ラップが切れている場合などは、食品用保存袋など密閉できる保存袋に入れて、なるべく空気を抜いた状態で、冷蔵庫で保存をしてください。しっかりと保存をしておくことで乾燥やしなびることを防いでくれます。さまざまな料理に活用できるようにしておきましょう。
チコリーのおすすめ簡単レシピ
最後にチコリーを使った簡単なおすすめレシピを紹介します。チコリーは生のままでも食べられる野菜ですが、温野菜やグリルで焼くなど、さまざまな料理に使えます。チコリーを使った簡単なおすすめレシピを2つ紹介します。
チコリーのアボカドディップ
「チコリーのアボカドディップ」は、ディップされたアボカドに生のチコリーを付けて食べる料理です。慣れると3分ほどで作ることができる簡単なメニューなので、おつまみとしてもおすすめのレシピです。
必要な分量はチコリー1株・しょうゆ、適量・ワサビ、適量と、3つの材料で簡単に作ることができることもポイントです。チコリーは根を包丁で切り落として1枚ずつ剥がします。
アボカドを2つに切って割り、スプーンで中身をくり抜きます。アボカドの皮は容器として使えますので捨てずに残しておきます。しょうゆとワサビを練り合わせたら、くり抜いたアボカドを粗みじん切りにして一緒に混ぜ合わせます。
アボカドとワサビしょうゆをしっかりと混ぜ合わせたらアボカドの皮に入れて盛りつけるとアボカドディップの完成です。ワサビとしょうゆのみで味付けしたシンプルなメニューですが、チコリーの苦みを和らげてくれるので、チコリーの苦みが苦手な人にも美味しく食べられます。
家飲みやホームパーティーなど、プラス1品ほしい時にすぐに作ることができる簡単レシピですので、おつまみとして取り入れてみてはいかがでしょうか。
チコリーのベーコンはさみ焼き
「チコリーのベーコンはさみ焼き」は、チコリーとベーコンの香ばしさが食欲をそそる、簡単レシピです。熱いうちに食べると、チーズのとろみ具合と厚切りのベーコンのバランスがマッチして美味しく食べられるおすすめレシピです。
材料は、チコリー4個・厚切りスライスベーコン4枚・スライスチェダーチーズ4枚・エキストラバージンオリーブオイル・大さじ1杯・塩、コショウ少々・しょうゆ大さじ1杯・粉チーズ大さじ1杯・パセリ適量です。
エキストラバージンオリーブオイルはなければ普通のオリーブオイルでも問題はありません。紹介した分量は約4人分の分量ですので、作る人数分に合わせて量を調整しましょう。レシピは、チコリーの芯をくり抜き半分くらいまでの位置に縦に包丁を入れてベーコンとチーズを挟みます。
オリーブオイル・塩・コショウをかけて250度に予熱していたオーブンに入れて20分から30分ほど焼き上げます。火が通ったのが確認できたらオーブンから取り、盛りつけたら熱いうちにしょうゆ・粉チーズ・パセリを振りかけましょう。
チコリーはかわいい見た目が人気の野菜!
見た目もかわいい人気の野菜「チコリー」の特徴や保存方法・簡単に作れるおすすめのレシピを紹介しました。国産品は冬が旬ですが、輸入品も流通しているので旬の時期以外にも食べられます。
チコリーにはさまざまな栄養効果も期待されているおすすめの食材です。正しい保存方法をして、メインディッシュやおつまみ、ホームパーティーの1品としても活用できるチコリーを使ってさまざまな料理を作ってみてはいかがでしょうか。