【ちんすこう】はお土産に人気の沖縄銘菓！人気商品やおすすめの通販は？

沖縄に訪れた方も、沖縄土産をもらったことがある方も、一度は手にしているであろう銘菓が「ちんすこう」です。昔から沖縄で人気のお土産となっているちんすこうは、多くの種類が展開されるようになりました。お土産屋さんや沖縄物産展などで見かける方も増えたのではないでしょうか。

ちんすこうは縦長の厚みのあるクッキーのような食感で、1袋に2本入っている形状が多く見受けられます。昨今では桜の形をしたちんすこうや、シーサーの形をしたちんすこう、チョコがかかったものなど、これまでになかった発想が形になったよりおいしいちんすこうが増えてきました。

味の種類もプレーンをはじめとしたさまざまな味わいが展開されているので、気になった方はぜひ好みのちんすこうを探してみてください。おいしい人気のちんすこうやおすすめの通販なども紹介して参ります。この記事を参考に沖縄気分を味わってみてはいかがでしょうか。

お土産としてよく知られているものの、そもそも「ちんすこう」とは何であるか、まずはその由来について触れていきましょう。この「ちんすこう」というネーミングはちょっと風変わりで、一度聞くと忘れられないでしょう。印象強く残るこのネーミングには2つの説があるようです。

ひとつめの説が、大変珍しい貴重な菓子ということから「珍（ちん）」と「すこう（お菓子）」の2つの単語を掛け合わせたものとされています。

ふたつめの説が、すごく高価なお菓子ということから「金（ちん）」と「すこう（お菓子）」の2つの単語を掛け合わせたものであるとされています。

どちらの説であっても、貴重であり高価な逸品であったことは確かなようです。かつては琉球王朝の貴族だけが食べられた宮廷菓子であったこともあり、現代のように市販されているような品物ではありませんでした。一般的に広まり始めたのは、およそ100年前のことだったそうです。

日本や中国の菓子からの技法を合わせて作り上げたのが琉球菓子であり、そのうちのひとつが「ちんすこう」となります。当時は今のちんすこうの見かけとは異なっており、原料には蒸した米の粉、砂糖、ラードが使われていました。焼くことで今の形になったとされています。

現代のちんすこうには米の粉ではなく小麦粉が使用されていますが、ラードや砂糖などを加える点は変わらない製法となっているようです。簡単レシピなども後ほどご紹介しますので、手作りちんすこうに興味のある方は参考になさってください。

ちんすこうの原料から歴史も垣間見えますが、どのような流れで今の形に落ち着いたのか、ちんすこうの歴史について深堀りしていきます。

ちんすこうが誕生したのは琉球王朝の後期、中国と日本それぞれの菓子づくりを学んだ者たちが琉球独自のお菓子としてつくったのが「ちんすこう」となりました。1908年になると新垣菓子店を開き焼いたちんすこうを販売するようになり、現代の形に近いちんすこうが生まれました。

それまで丸い菊型だったちんすこうですが、その食べにくさから米軍基地にあったクッキーの型抜きを使い細長いひと口サイズに変わりました。形を変えるのと同時期にちんすこうを大量生産することにも成功し、さらには小分けに透明袋へ入れるといったスタイルも確立されたのです。

沖縄の本土復帰や沖縄国際海洋博覧会といったイベントも相まって、ちんすこうは沖縄の銘菓として一気に認知度を高めていきました。

その一方で「ちんすこう」は商標登録がされておらず、商標申請が却下されていたことがわかっています。そのため多くの菓子メーカーなどでちんすこうが販売されています。昔から続く歴史あるちんすこうであれば「新垣」の名を継いでいるところがおすすめです。

「新垣」の名を継いでいるのは次の3店舗になります。「琉球菓子元祖本家新垣菓子店」、「有限会社新垣菓子店（新垣ちんすこう本舗）」、「新垣カミ菓子店」です。歴史あるちんすこうをお求めの際は、ぜひ店舗を訪れてみてください。

ちんすこうに必要な原料がそろえば、自宅でも意外と簡単につくることができます。ここではちんすこうのレシピについて簡単に触れていきます。これまでお土産でもらうことが多かったちんすこうも、自宅でつくれたらたくさん楽しめます。おいしいちんすこうをつくってみてください。

まず材料には薄力粉200gと砂糖100gとラード100gを用意しましょう。塩を加えると甘さが際立ちますが、塩がなくてもおいしいちんすこうがつくれます。風味を軽めにしたい場合はラードや砂糖は少なめに調整してください。

作り方は次の通りです。ラードは常温においておくか、レンジで20秒ほど加熱しておきます。ラードに砂糖と薄力粉を順に加え混ぜ、それぞれダマにならないようにしっかり混ぜ合わせましょう。塩を加える方は薄力粉と一緒に入れて構いません。

生地をちんすこうの形に成形し、170℃で余熱したオーブンに入れて15分以上焼きます。表面にヒビが入るぐらい焼けたら完成です。できたても良いですが、冷ましてから食べるとちんすこうの味わいが楽しめます。

このレシピはプレーンになりますが、砂糖を黒糖に変えてみたり抹茶を加えたり、オリジナルのアレンジを加えることもできます。チョコをかければ最近人気のバリエーションちんすこうもつくることができます。簡単なのでぜひチャレンジしてみてください。

沖縄へ行く機会がなかなかもてない方は、人気銘菓のちんすこうを通販で購入するのもおすすめです。通販ならさまざまなメーカーから出ているちんすこうから好みのものを選ぶこともできます。選んだちんすこうが自宅に届くのを待つだけなので、気軽に楽しむことができるでしょう。

特に人気の高いちんすこうをご紹介するので、これを参考に沖縄銘菓であるちんすこうを通販で選んでみてください。贈り物にもおすすめとなっています。

まずひとつめのおすすめ通販商品が「【おきなわ製菓】「リニューアルIIちんすこう」6種類」です。透明の袋に小分けされたちんすこうはどれも似たような色味ですが、味の種類は全部で6種類の豪華な組み合わせです。味はプレーン、黒糖、塩、ココナッツ、バナナ、シークワーサーです。

小分けの袋で6種類それぞれの見分けがつくようになっています。6種類それぞれ2袋ずつ入って、全部で12袋合計24本のちんすこうが楽しめる内容です。価格は税込み750円となっており、楽天市場ではメール便で届くようになっています。

非常に気軽に試せてお得な内容のちんすこうセットなので、人気も高く口コミも高い評価が目立ちます。沖縄の気分を味わうのにぴったりな内容のちんすこうを、ぜひ家族や職場などで楽しんでみてください。

続いておすすめしたい通販で買えるちんすこうが「【南風堂】雪塩ちんすこう」です。南風堂は沖縄県内のCMでもよく流れる有名な菓子店であり、「雪塩ちんすこう」は中でも特に目立つ商品となっています。雪塩ちんすこうを食べたことがあるでしょうか。

南風堂の雪塩ちんすこうは食感が柔らかく、塩によっておいしい味わいがより際立っているちんすこうです。使用されている塩は宮古島の「雪塩」で、塩がメインにもなっているちんすこうです。

沖縄の古くから伝わる味と、宮古島の自然が生み出した塩、それぞれのよさをギュッと寄せ集めたおすすめのちんすこうです。通販ではさまざまな組み合わせで購入することが可能です。またパッケージも箱入りのものから袋に入った簡易的なものまでいろいろ展開されています。

楽天市場では雪塩ちんすこうが小分け袋に2本入ったものが24袋入って1箱に詰められており、それが3箱セットで税込み3000円で販売されています。

期間限定商品では遊び心のあるパッケージにも挑戦している雪塩ちんすこうなので、興味があればぜひ期間限定パッケージにも注目してみてください。

ちんすこうの食べ方はそのまま食べるのが通常ですが、昨今ではアイスと掛け合わせるスタイルも多く見受けられます。それらの人気アイスは通販でも購入可能です。

まず紹介するのが「【meiji】新垣ちんすこうアイス」です。おいしい菓子やアイスを展開する会社でお馴染みの明治から、新垣ちんすこうを使ったアイスが登場しています。ご当地アイスとして親しまれている商品になりますが、通販で気軽に購入することができおすすめです。

気になるその価格は、10個セットで税込み2370円です。先述した通り昔から伝わる歴史あるちんすこうとして位置する「新垣」のちんすこうが使用されているため、沖縄の古くて新しい一品として取り入れてみてください。

そして最後にご紹介する通販でおすすめなのが「【ブルーシール】塩ちんすこうアイス」です。沖縄では特に有名アイスショップであるブルーシールでは、人気のあるアイスの種類です。これが通販でも購入できるので一度試してみてはいかがでしょうか。

カップアイスが16個入りで、価格は税込み6480円となっています。雪塩ちんすこうが使用されているためアイスの甘さを雪塩が引き立ててくれる、これもまたおいしいアイスとなっています。

沖縄で銘菓として君臨するちんすこうは形を変えながら今でも愛されるお菓子として存在しています。まだ食べたことのないちんすこうがあれば一度試してみてはいかがでしょうか。お土産に迷ったときは、ぜひ沖縄銘菓であるちんすこうをチョイスしてみてください。

※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間によって取り扱いがない場合や価格が異なることがあります。