本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。
「梨のコンポート」は梨の大量消費にもおすすめ
最近ではスーパーで見かける梨と言えば、幸水梨や豊水梨がポピュラーです。梨は秋の味覚の代表として多くの人に愛されています。スーパーにこれらの和梨や洋梨が並ぶようになると、秋の訪れを実感する方も多いのではないでしょうか。
一般的によく食べられている幸水梨や豊水梨は収穫後に追熟する果物ではありませんので、保存は冷蔵庫で一週間程度と言われています。新興梨や新高梨と言った固い品種の梨は冷蔵庫で一か月ほど日持ちがしますが、大量に手に入った時にはコンポートにして保存すると良いでしょう。
今回は秋の味覚である梨のコンポートの簡単レシピをご紹介します。電子レンジを使った簡単コンポートレシピもありますので、生食以外の美味しい食べ方を堪能しましょう。
梨のコンポートとは?
ここでご紹介する梨のコンポートとはどのようなものでしょうか。梨をコンポートにしておくと日持ちがし、長く秋の味覚を楽しむことができます。また冷凍保存もできますので、ゼリーなどのデザートにしても楽しむことができます。
梨のコンポートと言っても、そもそもジャムとの違いは何でしょうか。コンポートはあっさりとしたイメージがありますが、作り方や材料に違いがあるのでしょうか。まずコンポートとジャムやコンフィテュールの違いについて解説します。
ジャムやコンフィチュールとの違い
コンポートとジャムやコンフィテュールには明確な違いがあります。日本農林規格(JAS)によるとジャムに関しては明確な規定があることが分かります。それによりますと、コンポートとの違いは砂糖の量です。ジャムの定義は糖度が40%以上のものと定められています。
糖度計算に関してはいろいろな測定方法がありますが、ジャムとして分類されるのは果実などを砂糖類や糖アルコール・はちみつと言った糖類と共にゼリー化するまで煮詰めたものということができます。その中にはプレザーブタイプのように果実の形が残っているものもあります。
それではコンフィテュールとはどのようなものでしょうか。コンフィテュールもジャムと同じように果実や野菜をシロップや香辛料で煮詰めて作ったものです。しかし、コンフィテュールに関しては砂糖で煮るという定義には当てはまらず、酢や油で煮ることもあります。
ここまでジャムとコンフィテュールについて解説してきましたが、本題のコンポートとはどのようなものなのでしょうか。今回は梨のコンポートレシピですので、コンポートについてより深く理解しておきましょう。
コンポートとは、梨のような果物やドライフルーツを水やシロップで煮たものです。形を崩さないようにして長時間煮詰めることはありません。先ほどのJASによると、コンポートの糖度は果実に対して10%~20%となっています。
明確な規定はないもののジャムとコンポートは砂糖の量と水分の違いがあることが分かります。コンポートは砂糖が少なく煮詰めないのでジャムのように日持ちはしませんが、梨のような日持ちのしない果物が大量にある時に保存するのにはとても良い方法なのです。
上品な甘さ!基本の梨のコンポートのレシピ
それではまず梨のコンポートの基本的な作り方からマスターしましょう。基本のコンポートレシピはとても簡単ですので、慣れてきたら自分なりのアレンジを加えたコンポートを作ることができます。是非挑戦してください。
梨1個分の簡単レシピですが、梨が大量に手に入った時には材料を個数分、倍にしていくことにより大量のコンポートを作ることもできます。まず梨は6等分か8等分にして芯を取り、皮を剥きます。レモン汁を入れるレシピもありますが、ここでは皮を剥いたレモンの輪切りを使います。
鍋に砂糖50g・はちみつ大さじ1・水200㏄を入れます。梨とレモンの輪切りを入れ強火にかけます。沸騰してきたらアクが出てきますので丁寧に取り除きましょう。少し火を弱くして10~15分煮ます。お好みの食感になるまで煮たらそのまま冷まして完成です。
煮る時間が短いとシャリシャリとした食感が残りますし、少し長く煮ると桃のような柔らかい食感になります。柔らかい梨のコンポートは小さなお子さんでも食べやすいのでおすすめです。
レンジでできる!簡単梨のコンポートレシピ
梨のコンポートは電子レンジでも簡単に作ることができます。忙しい方も簡単にレンジで作ってみましょう。大量に手に入った時にもレンジを使えば簡単に梨のコンポートを作ることができますので、是非やってみてください。
まず梨1個を12等分にくし切りにし、芯を取り皮を剥きます。大きめの耐熱容器に砂糖60g・白ワイン大さじ1・レモン汁小さじ2を入れくし切りにした梨を入れます。ふんわりとラップをかけて500wのレンジで6分加熱します。一度全体を軽く混ぜ再びレンジで6分加熱します。
梨が柔らかくなったらそのまま冷ましてコンポートの完成です。白ワインを赤ワインに変えることも可能です。色や風味が変わりますが、それぞれの美味しさを楽しむことができるでしょう。電子レンジでコンポートを作る場合には大量に一度に作るより少量ずつ作ることをおすすめします。
電子レンジで梨のコンポートを作る方法を知っておくと、思い立ったら梨のコンポートを簡単に作ることができおすすめです。手軽に作ることができますので、子供たちのおやつにまた朝食のためにコンポートを前もって作っておくこともできます。
梨のコンポートの日持ち
梨のコンポートを大量に作った場合、どのように保存することができるでしょうか。コンポートは基本的にあまり大量の砂糖を入れませんし、長時間煮詰めることもありませんので長期にわたって保存することはできません。
しかし保存の際に梨のコンポートが完全にシロップにつかる状態で密閉するなら、冷蔵庫で約3週間程保存することができます。また冷凍保存するなら1ヵ月程度は日持ちしますので長く楽しむことができます。
梨のコンポートを冷凍保存する場合は梨の実を取り出しラップでぴったりと包むか、ジップロックのような保存袋に入れ冷凍してください。冷凍した梨のコンポートは凍ったまま食べてもシャーベットのような感覚でとても美味しく食べることができます。
また冷凍した梨のコンポートを半解凍で食べるのもおすすめです。トロっとした部分もありとても美味しく頂くことができます。
レモン汁がない時は?
梨のコンポートを作る際にレモン汁がない場合はどうすればよいでしょうか。梨のコンポートを作る際レモン汁を入れる理由をご存知でしょうか。
さっぱりとした爽やかな風味を出すのはもちろん、何より変色を防ぐために必要です。レモン汁の酸により梨のコンポートが茶色く変色することがないのです。
そのためコンポートにはレモン汁を入れる必要がありますが、ない場合はお酢を少量加えることによって代用することができます。またポッカレモンのようなレモン汁を使うことも可能ですし、食用のクエン酸でも代用することができます。
梨のコンポートは冷やす際にミントの葉を一緒に入れておくと、大変爽やかな清涼感のあるコンポートになります。またシナモンパウダーを加えたり、しょうが風味にしたりしていろいろな楽しみ方ができます。またバニラビーンズやカルダモンのようなスパイスを加えるのもおすすめです。
梨のコンポートが出来上がったらよく冷やしてそのままデザートとして食べることができますが、少しアレンジすることもできるでしょう。一例としてコンポートをそのままゼリーにして固めるとおもてなしにもおすすめなおしゃれなデザートになります。
またアイスクリームに添えたりヨーグルトに入れるといった素敵な食べ方をすることもできるでしょう。さらには洋酒を利かせて大人の味わいを楽しむこともできます。梨のコンポートは一年のうち秋の少しの期間しか作ることができない貴重なデザートです。
梨は生で食べるのが一番良いのですが、あまり日持ちのしない梨を少しでも長く楽しむために工夫してみてはいかがでしょうか。梨のコンポートは生食するだけでは味わうことができない深い味わいと美味しさを楽しむことができますので是非おすすめの逸品です。
梨のコンポートで甘くない梨も高級デザート変身!
梨のコンポートの作り方のご紹介はいかがでしたでしょうか。梨はそのまま食べるのもいいのですがコンポートにすると、全く違う美味しさを味わうことができます。簡単にレンジで作る方法もありますので、是非おいしい梨のコンポートで素敵な時間を過ごしましょう。