【栗】の渋皮煮をおいしく作れるレシピをご紹介！簡単なアレンジも

秋になると食べたくなる栗の渋皮煮。手作りするとなるとかなり時間と手間暇がかかる食べ物ですが、せっかく栗がおいしい季節だから渋皮煮を作ってみたいという人も多いでしょう。そんな人に取っておきの情報があります。

実は作る時のコツさえ押さえれば、簡単においしい栗の渋皮煮を手作りすることができます。そこで本記事では、栗の渋皮煮をおいしく作れるレシピを中心にご紹介します！

基本的なレシピをはじめ、圧力鍋を使った簡単レシピや栗の渋皮煮を使ったアレンジスイーツレシピなどを厳選しました。本記事でご紹介するレシピは、全て栗100gに対しての分量で表示します。

栗の渋皮煮のレシピをご紹介する前に、そもそも栗の渋皮煮とはどんな食べ物かご存知でしょうか。栗の渋皮煮とは栗の一番外側に付いている渋皮を付けたまま、砂糖などで煮詰めた食べ物のことを指します。見た目は栗本来の焦げ茶色で、一口食べると甘くおやつ感覚で食べられます。

甘い栗と言えば、マロングラッセも思いつくかもしれませんが、マロングラッセと栗の渋皮煮は全く違うものです。

栗の渋皮煮とは渋皮と栗を一緒に甘く煮込んだものに対して、マロングラッセとは渋皮を剥いた栗をシロップなどで甘く煮込んだものを指します。見た目も全く違うので、一目見てどれが栗の渋皮煮か分かることでしょう。

はじめは、おいしい栗の渋皮煮の作り方です。手間のかかる栗の渋皮煮ですが、しっかりとポイントを押さえれば誰でも簡単に作ることができます。

3つの作業と1つのポイントを知ると、甘く病みつきになる栗の渋皮煮ができあがります。それでは、おいしい栗の渋皮煮の作り方を詳しくみていきましょう！

おいしい栗の渋皮煮を手作りするにあたって、事前に用意するものと材料があります。まずは、栗の渋皮煮に作るための材料です。栗100gに対して、黒砂糖60g、重曹小さじ1/4となっています。

コクが出るように黒砂糖を使用していますが、どこのご家庭にも砂糖でもおいしい栗の渋皮煮はできあがります。そのほかに包丁と鍋、ザル、アクを取るお玉などを用意してください。

調理器具はお家にあるもので、一応全て揃います。特別に必要なものはありませんので材料さえ揃えれば、いつでもおいしい栗の渋皮煮ができあがります。

それでは早速、栗の渋皮煮を作っていきましょう。まずは、栗の底にある鬼皮を剥いていきます。栗の底に包丁を差し込んで、少し削り鬼皮だけを剥いてください。鬼皮のすぐ近くに渋皮があるので、渋皮を傷つけずに鬼皮だけを剥ければ、見た目の綺麗な栗の渋皮煮に仕上がります。

後ほど、鬼皮だけを綺麗に剥くコツはご紹介しますが、剥く前に栗に熱湯を度々かけながら剥くと綺麗に鬼皮だけを取ることができます。面倒な作業かもしれませんが、かなり重要な作業なので注意を払いながら鬼皮だけを剥いていきましょう。

栗の鬼皮だけを剥くという作業は、かなり至難の業となっています。いかに楽に鬼皮だけを剥きやすくするのには、剥く前に熱湯をかけるという作業をすると良いです。

熱湯をかけたり漬けることで、鬼皮部分が少し柔らかくなり、か弱い女性でも楽々に剥くことができます。熱湯をかけるのも良いですが、一気に栗を茹でる方法でも剥きやすいのでおすすめです。

鬼皮を剥くことができたら、続いてはアク抜き作業に入っていきます。鍋にたっぷりの湯を沸かして、栗と重曹を入れてください。煮込んでいくと、湯の表面がふつふつとしてくるので、茹でこぼししない程度の火加減に調節しましょう。

重曹で栗を茹でていくと、アクが浮いてくるので、お玉ですくってください。ある程度アク抜きができたら、湯を全て捨てて、重曹なしで茹でては湯を捨てる作業を何回か繰り返しましょう。

何回か茹でる作業を繰り返すと、湯の色がワインっぽい色になるので、それが終了の目処です。アク抜き作業が終わったら、渋皮の表面に付いている筋などを掃除してください。

ある程度下ごしらえが終わったら、早速栗を煮ていく作業に入っていきます。新たに鍋に水をたっぷり入れ、栗と半量の黒砂糖を加えて加熱していきましょう。

沸騰し先ほどの黒砂糖が溶けてきたら、残りの黒砂糖を加えて煮込んでいきます。煮込んでいくと、多少アクが出てくるので、お玉などで取ってください。

アクを取り終えたら落し蓋をして煮込んでいってください。煮汁がとろとろとしてきたら、火を止めて冷やしたら完成です。大人の栗の渋皮煮にしたい場合は、ブランデーなどを加えると良いです。

続いては、圧力鍋を使った栗の渋皮煮の作り方です。鍋から煮込んでいく基本レシピも昔ながらの製法で良いですが、なるべくでしたら簡単に作ることができたら良いでしょう。そんな時に便利なのが、圧力鍋を使った方法です。

圧力鍋を使っても、おいしい栗の渋皮煮はできあがります。他の作業をしていても栗の渋皮煮はできあがるのでおすすめです。

用意するものはシンプルで、基本レシピと同じ材料を用意してください。圧力鍋は重曹を使えるものを用意するのがポイントとなっています。

まずは、栗を茹でて鬼皮を剥いていきます。剥き終えたら、圧力鍋に栗と水、重曹を入れて蓋をせずに煮込んでいきましょう。アクが出てきたらお玉ですくっていきます。

ある程度煮込んだら、お湯を捨てて新たに湯を入れて煮込むという作業を繰り返してください。ある程度筋を爪楊枝で取りましょう。圧力鍋にたっぷりの水と栗、半量の黒砂糖を入れて煮込んでいきます。

黒砂糖が溶けたら、残りの黒砂糖を加えて加圧調理をしてください。栗が柔らかくなって冷めたらできあがりです。

栗の渋皮煮の作り方を知ったところで、ここからは栗の渋皮煮の保存方法と賞味期限をご紹介します。栗の渋皮煮は粗熱を取ってから、タッパーや瓶などの容器で冷蔵庫で保存することができます。とろみがつくほど煮込んでいれば、1週間程度保存がききます。

変に水分が出てしまったり、空気が入った状態で保存してしまうとすぐに傷みやすくなるのでご注意ください。栗の渋皮煮の保存方法は、そのまま常温でも冷凍庫でもできるので、栗の渋皮煮の出来栄えに合わせて保存してみてください。

最後は、栗の渋皮煮を使ったアレンジスイーツレシピです。栗の渋皮煮を使ったアレンジスイーツは、さまざまあります。その中でも今どきにぴったりのアレンジスイーツをピックアップしました。

1つ目の栗の渋皮煮を使ったアレンジスイーツレシピは、栗の渋皮煮を使ったパンケーキです。秋を感じるようなスイーツで、普段のおやつにぴったりとなっています。栗の渋皮煮がたっぷり入っているので、贅沢感満載のスイーツです。 

用意するものは、ホットケーキミックス200gに卵1個、牛乳100cc、サラダ油小さじ2、渋皮煮のシロップ小さじ3、栗の渋皮煮適量、ホイップクリーム適量、バター適量です。

まずは、ボウルに卵と牛乳を入れてしっかりと解いたら、ホットケーキミックスと渋皮煮のシロップを入れてさらに混ぜ合わせます。サラダ油を何回かにわけ入れ、その都度混ぜ合わせてください。

フライパンにバターを入れて溶けたら、生地を流し入れて焼きましょう。皿に盛り付け、栗の渋皮煮とホイップクリームをトッピングしたらできあがりです。

2つ目の栗の渋皮煮を使ったアレンジスイーツレシピは、渋皮煮のサクサクマロンパイです。サクサクとしたパイの中に栗の渋皮煮を包み込んだ絶品スイーツです。

作り方も簡単で材料さえあれば、誰でも作れます。材料は冷凍パイシートが2枚、マロンクリーム100g、バター60g、栗の渋皮煮適量、卵黄1個です。

まずは、冷凍パイシートを常温に戻し、半分にカットしてください。パイシートを手で軽く広げ伸ばしていきます。パイシートの上にバターとマロンクリームを塗り、栗の渋皮煮を載せます。

もう片方のパイシートを上からかぶせて、端っこをフォークなどでしっかりととめていきましょう。パイシートの表面に軽く卵黄を塗ったら、オーブンでこんがりと焼いてできあがりです。

本記事では、栗の渋皮煮をおいしく作れるレシピを中心にご紹介しました！基本レシピや圧力鍋を使った簡単レシピなどを参考にすると、誰でもおいしい栗の渋皮煮を手作りできます。保存も日持ちしたり、アレンジスイーツレシピもあるので、毎日食べても飽きることはないでしょう。

作り方も簡単で、今すぐに真似したくなるレシピです。栗の渋皮煮をおうち時間で作って、秋の味覚を長く楽しんでください。お家にいながらも、栗の渋皮煮で秋を満喫することができます。