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ホテルで出てくるような欧風カレーを家で食べたい!
だれもが大好きなカレーは、日本では家庭料理でも人気のメニューです。しかも市販されているルーを使えば簡単に作れます。そんなカレーもプロが作ると、ひと味もふた味も違うレシピに早変わりします。
プロの料理人が揃うホテルのカレーは上品な味とコクが楽しめますし、カレー専門店ではスパイスの効いた本格的なプロカレーが味わえます。作る人によって味が違うのですから、当然ながらレシピも違います。
自宅のカレーも家庭ごとにカレーレシピが違うので、ルーが同じでも家庭の数だけおいしいカレーレシピが存在します。でもそれはプロが作るカレーも同じです。
ホテルで作るカレーも、ホテルのシェフによってこだわりが違うので、おいしいと感じるポイントも変わります。カレー専門店ともなれば、店だけでなくメニューごとに違ったレシピで作ります。
ですからプロが作るカレーも、無数にレシピが存在するわけです。そんなカレーレシピで近年注目されているのが、欧風カレです。
欧風カレーは日本人が大好きな日本カレーのレシピによく似ています。そのため近年注目されるようになった欧風カレーですが、すでに日本でも欧風カレーは定着しています。
最近では欧風カレー専門店も増えていますし、温めるだけのレトルト商品もスーパーなどで市販されているので、自宅でも簡単に食べられます。
簡単でおいしい欧風カレーのレシピを紹介!
欧風カレーは家庭料理で定番の日本カレーとレシピがよく似ているので、スパイスたっぷりの本場・インドカレーレシピよりも食べやすいと人気があります。
かといって日本カレーと違う特徴もあります。スパイスが少なめの日本カレーレシピに対して、欧風カレーレシピでは複数のスパイスを使います。
もともと刺激の強い調味料をほとんど使わない和食がメインの日本なので、スパイスを大量に使ったカレーは好き嫌いが分かれます。それでも欧風カレーがおいしいカレーとして受け入れられるのは、小麦粉を使うからでしょう。
カレーの本場・インドでは、レシピに小麦粉が含まれないので、どのカレーメニューもさらりとしています。ちなみに欧風なのに日本人好みの美味しいカレーとして人気の欧風カレーも、小麦粉のとろみが特徴です。
日本の定番カレーレシピよりも欧風カレーの方が多くのスパイスを使いますが、日本人が苦手とする刺激の強いスパイスはあまり使われていませんし、なぜかマイルドな味がします。
これらの特徴が日本人から「おいしいカレー」いわれる所以ですが、ポイントさえ理解すれば簡単においしい欧風カレーが作れます。
意外と知らない!欧風カレーの秘密!
日本カレーと本場・インドカレーは、カレー好きが多い日本人でもイメージがつきやすいです。ところが近年注目の欧風カレーは、「メニュー名を知っているけどどんなカレーかイメージが浮かばない」というコメントを良くききます。
そんな欧風カレーですが、日本カレーしか食べたことがないという人にも人気があります。その理由は、欧風カレーレシピの誕生秘話とも関係します。
欧風カレーは実は日本生まれ!
メニュー名に「欧風」とつくだけで、イギリス周辺のヨーロッパ諸国で誕生したカレーレシピというイメージがわいてきます。もちろんイギリスでも昔からカレーレシピが存在します。
ところが日本で人気の欧風カレーレシピは、ヨーロッパ諸国から遠く離れた日本で誕生しました。そもそも欧風カレーレシピが日本で広く知られるようになったのは、インドカレー専門店が日本で定着した時期よりもさらにあとのことです。
ところが日本で定番のカレーレシピの由来を調べてみると、意外なことに欧風カレーレシピにたどり着きます。プロが作る日本風カレーは、スパイスや小麦粉から作るのが一般的です。
これはカレー専門店だけでなくホテルのカレーでも共通します。そのためプロが作る日本カレーは、ルーを使うおうちカレーとは違います。カレーに使われるスパイスになじみがない日本カレーが国民食になった理由は、固形のカレールーが開発・普及したからです。
日本でカレールーが市販されたのは昭和25年頃といわれ、肉じゃがの材料に固形ルーを加えるだけで簡単においしいカレーになる手軽さが話題になりました。
当時は家庭で簡単にできる洋食レシピが少なかったため、ルー1つで簡単においしい洋食レシピになるカレーは市販されるや否や、一気に国民食となります。そんな日本の固形ルー開発で参考にしたのが、煮込みレシピが多いヨーロッパ諸国のカレーです。
時間をかけて食材の旨味を引き出しとろみをつけるヨーロッパ諸国のカレーは、食材の旨味を活かすレシピが多い日本の和食とも共通します。そのため家で作る日本カレーのルーは、欧風カレーが原点なのです。
ちなみにヨーロッパ諸国で食べられているカレーレシピと、日本で「欧風カレー」と呼ばれるカレーレシピは違います。日本で食べられる欧風カレーは、フランスに留学中だった日本人がアルバイト先のレストランで出会ったソースが由来です。
帰国後にフランスのソースを研究し、これまでの日本カレーとは違っても日本人に好まれるレシピを考案したのが、「日本の欧風カレーレシピの始まり」といわれています。
ちなみに欧風カレーレシピを最初に考案したプロシェフのカレー専門店で、提供していたカレーレシピ名を「欧風カレー」としたことから、以降同じようなレシピで作られるカレーを欧風カレーと呼びます。
欧風カレーとインドカレーの違いって?
日本の伝統的なカレーレシピと共通点が多い欧風カレーですが、実際に食べてみると、日本カレーレシピにはあまり見られないスパイスが使われています。欧風カレーのレシピを見ても、日本カレーレシピと比べると使用するスパイスの量が異なります。
複数のスパイスを組み合わせて深みのあるカレーにするインドカレーですが、日本カレーや欧風カレーとは比較にならないほどカレーメニュー数が多いです。それはインドにおいてカレーは「煮込み料理」を意味しているからでしょう。
煮込み料理にはスープも含まれているので、カレーレシピのバリエーションは驚くほどあります。このような理由から、インドのカレーには小麦粉を使いません。
そのためスープのようにさらさらしているのが、インドカレーの特徴です。またインド人の好みに合わせてレシピが考案されているので、スパイスの刺激に慣れていない日本人には、本場・インドのカレーの刺激を苦手とする人が目立ちます。
欧風カレーは日本人が食べやすいよう、食のプロが考案した日本人向けのカレーです。さまざまなスパイスを使用していますが、和食と同じように出汁をベースにしつつ、スパイスとデミグラスソースで風味とコクを出しています。
ですからスパイス特有の香りが強く感じられるのに、日本人でも食べやすいところが欧風カレーレシピならではの特徴といえるでしょう。
プロ直伝!おいしい欧風カレーレシピ!
プロが認める本格的な欧風カレーのレシピも、欧風カレーレシピのベースが完成すれば意外と簡単に作れます。簡単でおいしい本格的欧風カレーを目指すなら、ホテルのフランス料理に出てくるビーフシチューレシピを参考にするのがおすすめです。
ホテルのフランス料理で食べられるビーフシチューは、フォンドボー、トマトペースト、ブイヨンが味の重要なポイントになります。プロも使う本格的なフォンドボーは市販もされていますし、専門店で取り寄せることも可能です。
トマトペーストも欧風カレーに欠かせないアイテムですが、最初から手作りすると時間がかかります。そのためトマトペーストも市販のものを使うと良いでしょう。
レシピの基本はビーフシチューと同じですが、クミン、コリアンダー、ターメリックなどカレーに欠かせないスパイスを使用するのが欧風カレーのポイントです。すべてのスパイスを揃えるのが難しい場合は、市販のカレー粉で代用ができます。
なおカレーレシピなので、カレーに欠かせないガーリックやショウガ、あめ色タマネギなども加えます。これらを全て混ぜ合わせ、柔らかく煮込んだ牛肉とその茹で汁を少量加えてじっくりと煮込めば、プロが作ったような絶品欧風カレーの完成です。
市販のルーを使って!簡単にできる欧風カレーレシピ!
市販されている日本カレーの固形ルーを使っても、簡単に欧風カレーが作れます。市販の日本カレールーを使うレシピのポイントは、スパイスを加えることと乳製品を使ってマイルドな味に仕上げることです。
洋食屋さんのような欧風カレーレシピ
市販されている日本のカレールーに、フランスの煮込み料理によく使われるアイテムを加えると、簡単に欧風カレーが出来上がります。具は牛肉(塊肉)を使うのがおすすめです。レシピポイントは「野菜ペーストを使う」「赤ワインを加える」の2点です。
野菜ペーストは手に入る香味野菜を使います。スパイスの刺激をマイルドにするために桃のシロップ漬けと牛乳を加えるのもポイントです。野菜ペーストは材料をすべてフードプロセッサーに入れ、ペースト状にしておきます。
あとは一般的な日本カレーのレシピと同じです。みじん切りにしたタマネギと水に、肉料理に合う赤ワインを加えるのがポイントで、隠し味に粉末の鶏ガラスープも加えます。
欧風カレーのベースができたら野菜ペーストを加え、とろみが出るまで煮込んでください。なお固形ルーに小麦粉が含まれているので、小麦粉を別途加えなくてもとろみのある欧風カレーが出来上がります。
シーフードたっぷりな欧風カレーレシピ
欧風カレーはチキンやビーフを具に使うのが一般的ですが、ブイヤベースのように魚介類を使った欧風カレーレシピもおすすめです。
レシピは牛肉の塊を使った欧風カレーと基本的に同じで、赤ワインではなく魚介類に合う白ワインに切り替えると、魚介類の旨味が感じられるおいしい欧風カレーが出来上がります。
欧風カレーにぴったりなバターライスのレシピも紹介!
スパイスの芳醇な香りと濃厚なコクが特徴の欧風カレーでは、風味のよいバターライスを組み合わせるのがおすすめです。固形ルーを使ったお手軽欧風カレーも、白米ではなくバターライスに切り替えるだけで簡単におもてなし料理が作れます。
プロのようなおいしい欧風カレーレシピに挑戦しよう!
日本人に食べやすいようにアレンジしながら作られた欧風カレーレシピは、日本のカレールーを使っても簡単に作れます。
濃厚なスープのイメージで作るのがポイントなので、大きめ野菜をたっぷり入れた日本のカレーとは違い、メインの具以外はペースト状の滑らかに仕上げるのがおすすめです。
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