高知の旅をレンタサイクルで楽しもう！電動アシスト自転車もあるお店は？

「レンタサイクル」とは、数時間から一日程度の短期間契約で自転車を借りることを言います。交通渋滞の緩和や、環境保護の観点から、レンタサイクルを推奨する観光地もあります。

最近では、レンタサイクルに似たサービスの1つに、大手コンビニチェーン店などで自転車が設置してあり、通勤時に自由に使うことができる「自転車シェアリング」というサービスも増えてきました。

レンタサイクルの魅力は、徒歩では行くことが難しい距離の観光名所に行くことができるたり、車での移動中には見逃してしまいがちな道の先にある、隠れた名所を見つけることができたりすることでしょう。

また、風の匂いや町の雰囲気をダイレクトに感じることができることも魅力ではないでしょうか。

さらに金銭面で、とにかく安いというのも魅力の1つでしょう。今回ご紹介する高知県のレンタサイクルは、無料から2000円程度の安い費用で自転車を借りることができます。

レンタカーを一日借りることを考えると、安いレンタカーでも10000円弱はかかりますし、ガソリン代やパーキング代などを考えると、安い費用とはいえません。

また、レンタカーで目的地へ行った場合、お店が混雑していてパーキングが空いていなかったら、その場で待つか、ほかを探すか、諦めるしかありません。

また、近場で運よくパーキングを見つけられても、観光地や町の中心部などのパーキングでは、安い料金が設定されていることは稀で、停める事を躊躇してしまうなんてこともあります。

しかし、レンタサイクルであれば、パーキングを探す手間も、パーキングの料金がかかることも稀です。また、渋滞に巻き込まれたり、パーキングが空くまで並ぶなんてこともないので、周囲の混雑に煩わせられることなく、スムーズに観光地を巡ることができます。

最近では、電動アシスト自転車を町中で見かけることも多くなってきました。電動アシスト自転車は出足が軽く、立ちこぎしなければ、進めないような坂道でもスイスイと登っていけます。

電動アシスト自転車は、発売当初に比べると安い価格のものが出てきています。しかしその価格は、決してすごく安いとはいえず、安いものでも6万円台からで、主流の価格帯は8万円代です。上位の機種ともなれば、10万円を超えるものまであるのが現状です。

購入すれば、それなりにコストのかかってしまう電動アシスト自転車ですが、現在では電動アシスト自転車を安い金額、もしくは無料で借りることができるようになってきています。

「とさてらす」は、高知駅の駅前にある観光案内所です。手荷物の一次預かりや、荷物を宿泊施設までの配送してくれるなど、高知を観光する上で非常に便利なサービスが提供されています。

総合案内では、周辺情報や、観光名所の情報など知りたい情報を手に入れることができます。また、高知県の観光地をエリアごとに分けて紹介しているコーナーがあり、高知県の観光名所やグルメなどがひと目でわかるようになっています。

また、とさてらすでは、自転車を無料で貸し出してくれるサービスがあります。条件は、観光目的であることと、年齢が18歳以上であることの2つのみです。免許書などの身分証明書を提示し、約款などの説明を受けるだけで、誰でも簡単に自転車を借りることが出来ます。

おすすめの観光名所は桂浜です。とさてらすから桂浜までは、およそ15キロほどの道のりなので、のんびと周辺を観光しながら走ったとしても一時間半ほどで到着できる距離です。行きと帰りに往復3時間程度かかると、予定しておけば余裕もって、往復できるでしょう。

桂浜を目的地にするのなら、体力に自信のある方も、体力に不安がある方も、電動アシスト自転車を借りたほうがよいでしょう。桂浜についてから観光する体力を残しておくほうが楽しめるからです。

また、帰りも同じ距離を走らなくてはいけないので、余力を残しておくことは、とても重要なのです。

とさてらすでは、電動アシスト自転車の貸し出しを行っており、自転車を漕いで観光地を巡ることに体力的に不安がある方や、ちょっと遠くの観光地に行きたいという方などにおすすめです。

しかも、とさてらすでは電動アシスト自転車が、無料で貸し出しされていますので、利用しない手はありません。

最近では、漫画やアニメの影響もあり、ロードバイクに乗る人も増えています。ロードバイクは早く走る事を目的とした自転車です。その為、一般的な自転車に比べて、長距離を走ることができ、短距離であれば、早く目的地に着くことが出来ます。

つまり、自転車競技に使うのではなく、観光目的で使えば、たとえ、離れた観光地を予定に組み込んでいたとしても、十分に余裕をもって観光できるということです。

ただし、ロードバイクは初見から簡単に乗れるものではありません。普通の自転車と違い、前傾姿勢をとるため、目線が下がってしまうことや、サドルが一般の物よりも細いなどの違いがあり、初めて乗る方はある程度の慣れが必要です。

ドロップハンドルといわれるロードバイク特有のハンドルも慣れていないと操作しにくく感じるでしょう。また、正しい姿勢で乗ることなく、無理な体勢を続ければ、腰や背中に負担がかかります。

今回ご紹介する「宿毛観光協会」で、レンタサイクルでロードバイクを借りるときも、ロードバイクに乗る練習が必要です。

宿毛観光協会では、ロードバイクに乗ってみたいし、観光も楽しみたいという方に、おすすめの方法が用意されています。

「宿毛（すくも）観光協会」では、9時から17時まで2000円でロードバイクを借りることができます。ただし、ロードバイク未経験者には貸し出しをしていません。

ロードバイク未経験者が、ロードバイクを借りる方法は、事前にどこかでロードバイクの講習を受けるというのが1つの手ですが、おすすめの方法は、宿毛観光協会で行われている初心者向けレッスンを受けることです。

初心者向けレッスンの料金は3500円で、ロードバイクの貸し出し料金2000円と保険料が含まれています。ロードバイクの基本操作から、室内での実技講習、そして路上講習を10キロと充実した内容になっています。

また、2時間ほどのレッスンを終えた後は、その日の17時まで自由にロードバイクに乗ることができます。宿毛周辺を観光したいし、以前からロードバイクに興味があったという方は、一挙両得のプランですので、ぜひ挑戦してみてください。

諸注意として、ロードバイクの初心者レッスンは、身長がおおむね150cm以上の普通の自転車に乗れる人が対象です。ロードバイクに乗る時に必要になるヘルメットやグローブなども貸し出ししてくれるので、ロードバイク関連の装備品は一切必要ありません。

初心者レッスンやロードバイクを借りる場合は、一週間前までに予約が必要ですので、事前に必ず宿毛観光協会のホームページを確認しましょう。
 

宿毛観光協会では、ロードバイクのほかにも電動マウンテンバイクを借りることができます。ロードバイクは、別の機会でかまわないから、宿毛周辺をしっかり観光したいという方におすすめなのが、電動マウンテンバイクです。

電動マウンテンバイクは、ロードバイクより乗りやすく、振動の吸収にも優れているので、長距離を走ったとしても体への負担が少ないのが電動マウンテンバイクの利点です。

電動マウンテンバイクに乗って行く、おすすめの観光地としては、「篠山」や「出井甌穴」などがあります。宿毛駅からは30キロほど離れており、山道ですが、電動マウンテンバイクであれば軽々登っていくことができるので、ぜひ行ってみましょう。

また、宿毛駅から5キロほどのところにある「咸陽島公園」も人気の観光地です。11月から2月限定ではありますが、だるま夕陽を見ることができるので、時期が合えば夕方に訪れるのもよいでしょう。

電動アシスト自転車やロードバイク、電動マウンテンバイクなど、大人が乗って楽しめるレンタサイクルを紹介してきました。

大人だけで旅行をする場合は、先に紹介したレンタサイクルで自転車を借りて、楽しめますが、小さな子供は、身長制限などで電動アシスト自転車やロードバイクは乗れないでしょう。

そこで次に、子供用の自転車の貸し出しを行っているレンタサイクルと、子供と一緒に楽しめるおすすめのスポットを紹介します。

「安芸駅ぢばさん市場」では、無料でレンタサイクルを利用できます。こちらでは、子供用自転車の貸し出しを行っています。5台の子供用自転車が用意してあり、事前予約は必要ありません。

4月から9月は、朝の7時から夕方18時まで貸し出しが行われています。10月から3月までは1時間短く夕方17時までの貸し出しになるので、注意が必要です。

子供用自転車の対象年齢は10歳前後になっています。子供と一緒に自転車に乗って安芸周辺を観光したいという方は、ぜひ利用しましょう。

安芸周辺には、岩崎彌太郎生家はじめとして、安芸市立歴史民俗資料館など、様々な観光スポットがあります。子供と一緒に歴史や文化に触れるのも旅行としては、悪くありません。ですが、ただ歴史的な建造物や歴史資料を見ているだけでは、子供は飽きてしまいます。

そこでおすすめなのが、内原野陶芸館で行われている陶芸体験です。陶芸体験であれば、子供と一緒に手を動かして楽しむことができます。

陶芸体験には、ろくろを使わないで作り上げる「手びねり体験」や「ろくろ体験」「絵付け体験」などがあります。子供と一緒に陶芸体験で作った器や湯飲みを、旅行の思い出として形に残しましょう。

安芸駅ぢばさん市場で、レンタサイクルの利用する場合は、コインロッカーが使用できます。小さいロッカーは200円で、大きいロッカーは300円で利用できますので、安芸周辺を自転車で散策する際は、手荷物を預けて観光を楽しみましょう。

レンタサイクルを利用するときに、無料や安い費用で借りられるというのはうれしいサービスです。そこにプラスして、お得な要素が加わると、喜ばずにはいられないというのが人情でしょう。

高知駅から車で2分ほどの場所にある「OKパーキング」で車を停めると、安い費用でレンタサイクルが借りられます。

通常、OKパーキングに車を停めると、日曜日を除く月曜日から土曜日までなら、朝7時から夜7時までの12時間は800円が上限になって、それ以上の金額を請求されることはありません。夜7時以降も継続して停めると、30分100円の追加料金がかかってきます。

OKパーキングでは、一日500円でレンタサイクルが利用できます。さらに、日曜を除く月曜日から土曜日までは、朝8時から夜9時まで、800円で駐車場を利用できます。レンタサイクルを利用すると若干お得に車を停められるのです。

残念ながらOKパーキングでは、電動アシスト自転車の貸し出しはありません。桂浜へ自転車で向かう計画を立てている場合は、体力と相談したほうがよさそうです。桂浜への道のりは、とさてらすからの距離とほぼ同じですので、往復で凡そ30キロと考えて差し支えないでしょう。

レンタサイクルの返却後に、常駐しているスタッフの方が、おいしいカツオの叩きを出すお店や、坂本龍馬の話をしながら、お酒を飲めるお店などを紹介してくれるといったサービスもあるようです。地元の人しか知らない名店で、晩御飯を食べるのも旅行の醍醐味でしょう。

レンタサイクルを無料で借りられたり、安い値段で借りられるお店を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。電動アシスト自転車が普及したことで、レンタサイクルを借りて自転車で観光地を巡る計画が立てやすくなりました。

また、前々からロードバイクに興味はあったけど、今ひとつ踏み出せずにいる方も、高知の旅行を機会にロードバイクを趣味にしてみるのもよいかもしれません。