甲府盆地を詳しく知ろう!地形や気温など特徴と人気の観光は?

甲府盆地を詳しく知ろう!地形や気温など特徴と人気の観光は?

四方を山に囲まれた山梨県の甲府盆地は、多くの名物や銘品がある人気の観光スポットです。名物料理にフルーツ、ワインとグルメファンにはこたえられない甲府盆地ですが、今回は地形や気候の特徴も含め、グルメ、観光、お土産など詳しい甲府盆地の情報を紹介します。

記事の目次

  1. 1.甲府盆地はどんなところ?特徴は?
  2. 2.甲府盆地はブドウや桃などフルーツの栽培が盛ん
  3. 3.甲府名物の食べ物や郷土料理6
  4. 4.甲府のお土産におすすめ
  5. 5.甲府盆地・人気の観光スポット4
  6. 6.甲府盆地の伝統工芸や体験も出来るお土産スポット
  7. 7.甲府盆地で観光スポットやご当地グルメを堪能しよう

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甲府盆地はどんなところ?特徴は?

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甲府盆地は海に面していない山梨県にある山間の盆地で県の中央部に位置しており、県庁所在地の甲府市をはじめ多くの市が分布して、山梨県の中心部を形成しています。

盆地の中央部は東西約25km、南北約15kmの大きさで、逆三角形の形状をしています。そして、盆地内に北東から流れんだ笛吹川と北西から流れ込んだ釜無川が、盆地の南西部で合流していますが、これが日本三大急流の1つである富士川です。

八ヶ岳・富士山・南アルプスに囲まれた構造盆地

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甲府盆地は北は八ヶ岳、北東部から東は秩父連山、西は南アルプスの赤石山脈に囲まれており、南には富士山がそびえています。文字通り四方を山に囲まれた典型的な盆地の地形になっています。

地形的には、長野県の松本盆地や諏訪盆地から続くフォッサマグナと呼ばれる地溝帯の中にある構造盆地で、地殻変動による断層の作用で落ち込んだ盆地なのです。

標高が高く内陸性気候の盆地

Photo by inunami

山間の盆地で標高が250m~400mの位置にある甲府盆地は、夏は涼しいかというとそんなことはありません。それは、甲府盆地が典型的な内陸性気候の特徴をもっているからです。

すなわち、冬は寒く夏は暑いという気温の年較差の大きい気候なのです。また、海からの湿った風が山でさえぎられるので、年降水量も甲府市では1100mm程とそう多くはありません。隣の長野県とともにこのような山梨県の気候は中央高地型の気候とも呼ばれます。

山々から流れる河川で扇状地が多い

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甲府盆地に限らず山間部の盆地では、山から流れてくる河川が山麓部に土砂を堆積させて扇状地という地形を多く作りだします。甲府盆地でも、釜無川や笛吹川とその支流が形成した多くの扇状地が見られます。

河川が山から出てくる所を頂点にして、文字通り扇形に土砂が広がって堆積するのが扇状地の地形ですが、甲府盆地には大小数多くの扇状地が作られ、場所によってはそれらが重なって複合扇状地を形成している場所もあります。

分厚い砂礫層が広がり水が溜まりにくい

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河川が上流から運んできた土砂のうち、扇状地に堆積しているのは粒の大きい砂礫質の土砂です。そのため、降水があっても水が浸み込みやすく、地表面は水分の乏しい土地になってしまいます。

水が乏しい土地ということで米の栽培には向かないのが扇状地なのです。逆に水はけが良いということを利用して、それが栽培条件になる作物の栽培が行われています。そう、山梨県に多い果物ということになります。

日照時間の長さと水はけの良い土地を活かし果樹栽培

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甲府盆地などの山間部の扇状地では、古くは桑畑が一面に広がっていました。桑の葉を餌にカイコを飼育し、生糸のもとになるマユを生産する養蚕業がさかんだった頃です。戦後になって化学繊維が普及すると養蚕業は衰退し、桑畑も姿を消していきました。

その桑畑に代わって登場したのが果樹園です。水はけの良い土地が適した果物を中心に栽培されていますが、内陸性気候の甲府盆地では、降水量が少なく日照時間が多いことも良い条件になったのです。

甲府盆地はブドウや桃などフルーツの栽培が盛ん

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甲府盆地での果樹栽培は甲州ぶどうとして知られるブドウの他、モモやスモモ(プラム)が全国有数の生産をあげて山梨名物となっており、その美味しさとともにフルーツ王国山梨県の名を全国にとどろかせています。

中でもブドウは盆地中央部の甲府市をはじめ、東山梨地区の山梨市や甲州市、八代地区の笛吹市、北西部の韮崎市、南西部の南アルプス市と甲府盆地全体に生産地が広がっています。これに対してモモやスモモは盆地周辺部が栽培の中心です。

ぶどうや桃は生産量日本一・様々なフルーツ狩りも

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紹介したこれらの果物はフルーツ王国山梨にふさわしく、3つとも全て山梨県が生産量全国第1位なのです。ブドウは全国の約4分の1、モモとスモモは約3分の1のシェアを誇り、山梨の名物、名産品として定着しています。

ブドウは、デラウェアに巨峰、マスカット、ピオーネ、甲斐路と粒の大きさや色が違う多くの品種が7月から10月にかけて時期が少しずつずれながらそれぞれの収穫時期を迎えます。

モモやスモモは6月から8月が収穫時期になり、モモでは浅間白桃が山梨県で育成された地元名物品種で、スモモのイメージを覆す超大玉の貴陽もやはり名物品種になっています。またブドウなどこれらの果物を収穫体験できるフルーツ狩りも多くの農園で実施されています。

日本固有種「甲州ぶどう」栽培で日本初の国産ワイン

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日本一のブドウの産地甲府盆地は日本のワイン発祥の地でもあり、現在でも日本のワインの20%を生産しています。ワイン用となるブドウの原種は日本で一番古いブドウの品種とされる「甲州」種で、それから作られる白ワインは甲州ワインとして人気があります。

甲府名物の食べ物や郷土料理6

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フルーツ王国山梨のブドウはまさに甲府の名物でもありますが、その他にも甲府には名物的存在の色々な食べ物や料理があります。ここでは、グルメファンには見逃せない、甲府の名物中の名物とも言えるおすすめの食べ物や料理を紹介することにします。

甲府名物1:ほうとう(おざら)

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甲府の名物料理、まず最初は「ほうとう」です。小麦粉から作る太い麺を使った名物郷土料理の食べ物で、カボチャなどの野菜を具材として入れ、味噌で煮込んだ料理です。麺と味噌がまじった味が何とも言えない素朴でおいしい食べ物です。

この「ほうとう」は冬の暖かい食べ物としておすすめですが、夏の食べ物として提供されるのが「おざら」です。ほうとうの麺を冷たい水でしめ、温かい醤油仕立てのつけ汁で食べる料理で、うどんに対する冷やしうどんと同じように、ほうとうの夏版がおざらなのです。

甲府名物2:鳥もつ煮

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甲府の名物料理、次は「鳥もつ煮」です。こちらも甲府の名物ご当地グルメとして知られる料理で、通常は「甲府鳥もつ煮」と呼ばれます。鶏の内臓すなわちキモやきんかんと呼ばれる産まれる前の玉子を、砂糖醤油で照りが出る状態に煮詰めた食べ物です。

甲府の名物でB級グルメである「鳥もつ煮」は、甲府市もおすすめの食べ物として観光用にアピールしている料理だけあって、その味も本物です。照り具合が見た目のおいしさを増幅させ、実際には煮詰まった状態のタレがキモと絡み合って絶品の味を出しています。

甲府名物3:手打ちそば

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「鳥もつ煮」はそば屋でも多く提供されていますが、そば屋のメインはやはり「そば」ということで、続いての甲府の名物料理は「手打ちそば」です。国産の蕎麦粉にこだわった江戸時代から続く老舗を含めて多くのお店があり、そばも甲府を代表するおすすめ料理です。

甲府名物4:馬刺し

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甲府の名物料理、続いての紹介は「馬刺し」です。馬肉の刺身「馬刺し」と言えば熊本県が有名なグルメ料理ですが、お隣の長野県と共に山梨県も「馬刺し」が名物料理になっています。

おろしショウガなどを薬味に醤油をつけて食べると格別においしい食べ物ですが、ほうとう料理や鳥もつ煮を扱うお店でも一品料理のメニューとして提供される他、「馬刺し」の専門店もあります。

甲府名物5:甲州牛

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続いての甲府名物の食べ物は、絶品のグルメ「甲州牛」です。山梨の自然の恵みで育った黒毛和で、牛肉格付けの品質ランクが4、5等級の牛が該当し、やわらかさと鮮やかな肉色、そしてそのとろける食感は、神戸牛や松阪牛と並ぶ日本を代表する牛肉です。

甲府名物6:あわびの煮貝

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甲府名物の食べ物、最後に紹介するのは「あわびの煮貝」です。高級食材の海の幸「あわび」ですが、海に面していない山梨県の名物になっているのです。あわびを貝殻から取り、醤油漬けにしたこちらも絶品味のおすすめグルメです。

この「あわびの煮貝」の歴史は江戸時代にさかのぼり、駿河湾で獲れたあわびを醤油漬けにして木の樽に入れ、甲州まで馬の背に載せて運んだのです。道中、馬の体温と体の振動で、醤油が程よく染み込んでちょうど良い味になったそうです。

甲府のお土産におすすめ

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次に甲府のお土産としておすすめの名物品を紹介することにしましょう。甲府周辺への旅行に際して、お土産品として喜ばれること間違いなしの名物、銘品を厳選して取りあげました。

甲州ワイン

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甲府の名物お土産としてまずあげられるのが、先にも紹介した「甲州ワイン」です。ブドウの甲州種から作られる白ワインで世界的な評価も高く、辛口でスッキリした酸味が特徴ですが、甘口のワインも含めて多くのバリエーションがあります。

甲府周辺にも多くのワイナリーがある他、市内各所で色々な種類の甲府名物「甲州ワイン」を買うことができるのでお土産用におすすめですが、自分用にも買って飲みくらべてみたくなります。また、グルメファンにも各料理に合うワインを探せます。

桔梗信玄餅

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甲府のおすすめの名物お土産、次は「桔梗信玄餅」です。菓子会社桔梗屋の製造によるお土産用に適した甲府の名物お菓子で、求肥と呼ばれるお餅状のお菓子材料にきな粉がまぶしてあり、黒蜜をかけて食べます。

個数のちがう数種類が販売されているのでお土産にはちょうど良く、甲府駅や市内各所で購入できます。また、別メーカーの単なる「信玄餅」と表記するお菓子もあります。どちらも甲府名物としておいしいお菓子なのですが、「桔梗信玄餅」の方が少し歴史が古くなります。

甲州印伝

Photo by rail02000

甲府のおすすめ名物お土産、もう1つは「甲州印伝」です。印伝とは鹿皮をなめしたものに漆で模様をつけた伝統的な革製品で、江戸時代にインドから伝来したのが由来とされています。

甲州では明治時代に信玄袋などの製品が特産物として定着し甲府名物になりました。現在でもハンドバッグや財布などお土産に適した商品が多く作られており、現代版の「印伝」として甲府のお土産用名物商品になっています。

甲府盆地・人気の観光スポット4

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甲府名物の食べ物や名物料理、そしておすすめの名物お土産と紹介してきましたが、今度は甲府盆地の人気観光スポットを取りあげることにします。名物料理や名物お土産と並んで甲府旅行でははずせないポイントです。

1:昇仙峡

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

最初に紹介するのは甲府市北部、富士川の支流にある峡谷「昇仙峡」です。日本一とも言われるその渓谷美はまさに絶景です。渓谷沿いには遊歩道があり、花崗岩の奇岩がそびえる昇仙峡名物の覚円峰やその麓にある仙娥滝など見所いっぱいで、紅葉の名所でもあります。

2:武田神社

Photo by doronko

続いては、甲府市内にあって武田信玄を祭神とする「武田神社」です。勝運のご利益があると言われ、勝負だけでなく自分に勝つための祈願に多くの人が訪れます。また、境内の名物「三葉の松」は黄金色になって落葉するため、金運のご利益もあると言われます。

神社の境内には、他にも多くの名物的存在である見所スポットがあります。信玄の娘の産湯として使用した「姫の井戸」は御神水が流れ続けます。また、宝物殿には武田家名物の風林火山の孫子の旗、国の重要文化財である太刀「吉岡一文字」などが展示されています。

住所 山梨県甲府市古府中町2611
電話番号 055-252-2609

3:湯村温泉郷

フリー写真素材ぱくたそ

次は甲府市内にある温泉で、信玄公のかくし湯と言われた「湯村温泉郷」です。弘法大師が開いたと言われる歴史ある温泉で、毎分1トンも湧き出す湯そのものが温泉の名物でもあり、源泉かけ流しの旅館やホテルが多く建ち並びます。

4:笛吹川フルーツ公園

Photo bystevepb

最後は山梨市にある「笛吹川フルーツ公園」です。山梨名物のブドウやモモなど、フルーツ王国山梨にふさわしい果物をテーマにした公園で、くだもの館では名物の果物についての歴史などを学べます。

遊具がいっぱいのフルーツアドベンチャーの他、公園の名物アクアアスレチックでは滝と水遊びスペースがあり、子供たちには大人気です。また、グルメファンにはうれしい山梨名物のフルーツメニューが盛りだくさんのオーチャードカフェもあります。

住所 山梨県山梨市江曽原1488
電話番号 0553-23-4101

甲府盆地の伝統工芸や体験も出来るお土産スポット

Photo by inunami

甲府盆地について色々な角度から紹介を続けてきましたが、最後に、お土産の購入にも便利な、甲府の伝統工芸品などを集めた地場産業センターと体験コーナーもある甲府名物のお菓子の工場を紹介します。

かいてらす(山梨県地場産業センター)

Photo by rail02000

先に紹介した多くの甲府名物の品や銘品が揃っている甲府市の山梨県地場産業センター「かいてらす」は、甲府のお土産を選ぶにはぴったりのおすすめ施設です。

山梨産のワインが並ぶ「蔵」、銘菓やあわびの煮貝などの名物グルメが揃う「味」、印伝など伝統工芸品が揃う「匠」、さらにはジュエリー産地山梨が誇る宝飾品を揃えた「光」の4つのコーナーをはじめとして甲府の名物、特産品が販売されています。

住所 山梨県甲府市東光寺3-13-25
電話番号 055-237-1641

桔梗信玄餅工場テーマパーク

Photo by rail02000

甲府名物のお菓子「桔梗信玄餅」の工場見学や各種体験ができるのが「桔梗信玄餅工場テーマパーク」です。お菓子の製造工程を無料で見学することができる他、包装体験(有料)ができるコーナーがあり、小さな風呂敷で包装したお菓子は持ち帰ることができます。

また、テーマパーク内にはお菓子の詰め放題コーナーもあります。220円の料金で「桔梗信玄餅」などのお菓子を専用の袋いっぱいに詰め込んで持ち帰ることができる大人気のコーナーで、毎朝9:30からの開催です。

住所 山梨県笛吹市一宮町坪井1928
電話番号 0553-47-3700

甲府盆地で観光スポットやご当地グルメを堪能しよう

Photo by yamataka

山梨県の甲府盆地について、地形や気候などの説明に加えて、名物料理や銘品などのグルメ情報、おすすめのお土産品や人気観光スポットの情報など詳しく紹介しました。東京方面からのアクセスも良い甲府盆地にぜひ足を運んでみてはどうでしょう。

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ライター

mapfan

グルメ大好きな関西在住ライターです。地元には美味しいグルメや観光スポットがたくさんあるのでそれらを中心に紹介していきたいと思います。

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