鴨川で行きたいおすすめ観光スポット21選！人気観光施設や絶景ポイントも

千葉県の鴨川と言えば、鴨川シーワールドを思い浮かべる人も多いかもしれませんが、鴨川にはそれ以外にも魅力的な観光地がたくさんあります。

今回はそんな鴨川の観光スポットを、「定番」、「おすすめ」、「歴史が感じられる」、「絶景が見られる」、「子連れでも楽しめる」と言った切り口で紹介していきます。

個別の観光スポットをご紹介する前に鴨川とはどんな場所であるかを簡単にご紹介します。鴨川市は千葉県南部に位置する都市で、様々な観光地が点在する他、市内の長狭平野は米どころとして知られるなど農業が盛んな町でもあります。

また、歴史的には日蓮宗の開祖である、日蓮ゆかりの土地としても有名で、日蓮宗にとって重要な寺院がいくつも存在しています。

東京方面から鴨川へのアクセス方法をご紹介します。まずは公共交通機関を利用する場合ですが、東京駅から電車で安房鴨川駅へ向かうと3時間近くかかってしまいますので、八重洲口から発着する高速バス（所要時間2時間10分、運賃2500円）を利用するのがおすすめです。

また、自家用車で鴨川に向かう場合は、東京湾アクアラインを利用するのが良いでしょう。君津インターを経て房総スカイラインを走れば、海ほたるから1時間10分ほどで鴨川の市街地に到着できます。

鴨川で定番の観光地をご紹介します。地元産の食材を利用した料理が楽しめるスポットや、美しい花々が楽しめるスポットなど、鴨川シーワールドにも負けない魅力的な観光地が揃っています。

鴨川で定番の観光地、1つ目は千葉県鴨川市江見太夫崎にある「道の駅鴨川オーシャンパーク」です。君津インターから鴨川有料道路を経由して、国道128号線を館山方面へ行ったところにあります。アワビをイメージしたユニークな外観が特徴の観光スポットです。

「道の駅鴨川オーシャンパーク」には、地元産の食材を利用した料理が食べられるレストランや、鴨川の海産物や加工品、銘菓、農産物などのお土産も購入できる物産館などがある他、本物の温泉を使った足湯で旅の疲れを癒すこともできます。

また、「道の駅鴨川オーシャンパーク」隣接の畑では、花や農産物の摘み取り体験も実施しています。内容や料金は季節によって異なりますので、ホームページから確認しましょう！

鴨川で定番の観光地、2つ目は千葉県鴨川市北小町にある「古代大賀蓮の里」です。JR安房鴨川駅から鴨川日東バス長狭線「河岸坂上」下車徒歩10分のところにあります。古代の蓮の実から発芽、開花した大賀蓮を見ることができる観光地です。

大賀蓮は東大検見川厚生農場内の落合遺跡で発掘された蓮の実を育てて、開花させたもので、千葉県の天然記念物にも指定されています。1粒の実（3粒発掘され開花したのは1粒）から花開いた大賀蓮は、現在日本全国に移植され見ることができます。

「古代大賀蓮の里」には、トイレや無料の駐車場も整備されていますので、子連れの場合でも安心してでかけることができます。

鴨川で定番の観光地、3つ目は千葉県鴨川市広場にある「菜な畑ロード」です。毎年1月中旬から3月上旬までの菜の花の開花シーズンにオープンする人気の観光スポットです。JR安房鴨川駅から徒歩15分のところにあります。

「菜な畑ロード」では、オープン期間中様々なイベントが開催されます。毎日開催される定番の花摘み体験の他、フォトコンテスト（Instagramを利用）、ご当地キャラとの記念撮影会など楽しいイベントが目白押しです。

「菜な畑ロード」のオープン期間中は無料の駐車スペースが用意されていますので、子連れの場合でも安心してでかけることができます。

鴨川で定番の観光地、4つ目は千葉県鴨川市広場にある「千葉県立内浦山県民の森」です。千葉県でも最初の県民の森で、四季折々の楽しみがある定番の観光地です。

「千葉県立内浦山県民の森」では、遊歩道のハイキングや自然観察、バーベキューといった定番の楽しみ方の他、リース作りや木工、炭焼き（竹炭、化粧炭）、ネイチャークラフトなどを体験することもできます。

また、森の宿屋、ログキャビン、キャンプ場などの宿泊施設も充実しているので、泊りがけで出かけるのもおすすめです。子供にとっては貴重な体験ができる場所でもありますので、週末に子連れで出かけるのにはもってこいの観光地です。

鴨川で定番の観光地、5つ目は千葉県鴨川市貝渚にある「荒島」です。「灯台島」の別名でも知られる小島で、石鯛などが釣れる鴨川では定番のフィッシングスポットです。JR安房鴨川駅から車で5分ほどのところにある鴨川漁港のすぐ近くにあります。

「荒島」へは、鴨川漁港の防波堤から架かる橋を使って行くことができます。橋と言っても梯子に近いもので、傾斜もありますのでお年寄りや子連れの場合は注意が必要です。

「荒島」では、石鯛釣りなどフィッシングが楽しめる他、「灯台島」の別名通り、高さ11メートルの灯台を見ることができます。ただし内部は一般公開されていませんので、外から眺めることしかできません。

鴨川でも特におすすめのスポットをご紹介します。鴨川の市街や観光地を一望できるスポットや、四季折々の景色が楽しめるスポット、近年リニューアルオープンしたばかりの新名所など、ぜひ立ち寄りたい観光スポットばかりです。

鴨川のおすすめ観光スポット、1つ目は千葉県鴨川市貝渚にある「魚見塚展望台」です。かつて漁師が沖合の魚の群れを見張った場所であることから「魚見塚」と呼ばれています。

「魚見塚展望台」は鴨川市、南房総市、鋸南町に跨る、嶺岡山系の東端に位置し、海抜は約110メートルです。鴨川の街並みや観光地が一望できます。先ほど定番の観光地としてご紹介した「荒島」や後ほどご紹介するいくつかの観光地も視界にとらえることができます。

また、「魚見塚展望台」はデートスポットとしても人気で、特に夜間（21:00から1時間程度）には展望台のライトアップも行われ、ホタルのような淡い光に包まれムード満点です。デートの締めくくりに訪れるのにもおすすめな観光地です。

鴨川のおすすめ観光スポット、2つ目は千葉県鴨川市四方木にある「四方木不動滝（よもぎふどうたき）」です。JR安房鴨川駅から車で25分ほどのところにある、隠れた名所です。

「四方木不動滝」は高さ10メートル、幅8メートルで、雄滝と雌滝に分かれた夫婦滝です。規模は小さいものの迫力のある滝です。四季折々、様々な顔を見せる観光地ですが、秋の紅葉の季節が一番美しくおすすめです。

なお、滝の近くまで車で入っていくこともできますが、道幅が狭く危険ですので車の運転に自信がない場合は、途中にある「四方木ふれあい館」の駐車場（道中に案内板あり）に駐車して歩いて（約20分程度）滝へ向かうことをおすすめします。

鴨川のおすすめ観光スポット、3つ目は千葉県鴨川市貝渚にある「鴨川松島」です。日本百景にも選ばれた、外房でも屈指の名勝で、鴨川観光の定番の1つでもあります。

「鴨川松島」は、先ほどご紹介した「荒島」を含む大小7つの島々（荒島の他、弁天島、鵜島、雀島、波涛根島、猪貝島、海獺島）の総称です。

真っ青な海と白波、島々の松の緑のコントラストは絶景で、特に先ほどご紹介した「魚見塚展望台」からの眺めはまさに絶景の一言です。

また、八岡海岸からは島が間近で見られる迫力満点の眺望もおすすめです。水平線から昇る朝日をバックに島々を眺めてみてはいかがでしょうか？

鴨川のおすすめ観光スポット、4つ目は千葉県鴨川市宮山にある「里のMUJI みんなみの里」です。「無印良品」を運営することでも有名な「良品計画」が指定管理者となっている、鴨川市の総合交流ターミナルです。

「里のMUJI みんなみの里」では、無印良品の商品や鴨川産の生鮮食料品や特産品、伝統工芸品などが購入できる他、「Cafe&Meal MUJI」では、定番のメニューに加えて、鴨川産の農産品をつかった特別メニューも食べられます。

「里のMUJI みんなみの里」の営業時間は、9:00～18:00（11月～1月は17:00まで）で、定休日は元旦1月1日のみとなっています。

鴨川で歴史を感じる観光スポットをご紹介します。日蓮宗ゆかりの寺院や、鴨川の文化遺産を見ることができる施設、人気のパワースポットなど、大人が楽しめるスポットが揃っています。

鴨川で歴史を感じる観光地、1つ目は千葉県鴨川市小湊にある日蓮宗の大本山「誕生寺」です。JR安房小湊駅から徒歩20分、車で5分の小湊港のすぐ近くにあります。

元々は日蓮宗の宗祖である日蓮の生家跡に建立された寺院で、室町時代と江戸時代に2度の大地震と大津波に見舞われ、現在地に移転しました。

「誕生寺」には、水戸黄門として有名な水戸光圀が寄進した十界本尊木像や、千葉県内でも最大級の仁王門（千葉県指定有形文化財）など、貴重な文化財も現存しています。

また、「誕生寺」はパワースポットとしても人気の観光地で、開運、病気平癒、厄除け、成育成満、良縁成就など幅広いご利益が頂けます。

鴨川で歴史を感じる観光地、2つ目は千葉県鴨川市広場にある日蓮宗の本山「鏡忍寺（きょうにんじ）」です。JR安房鴨川駅から徒歩20分、車で5分のところにあります。

日蓮一行が天津の領主工藤吉隆のもとを訪ねた際に襲撃を受けた、小松原法難の地に建立された寺院で、当初は妙隆山と号していましたが、後に法難で殺害された鏡忍坊の名に因んで、「小松原山鏡忍寺」と改められました。

「鏡忍寺」は、葛飾北斎にも影響を与えたことで知られる彫刻師、波の伊八作の欄間の彫刻（鴨川市の有形文化財に指定）など、見どころのたくさんある寺院です。

鴨川で歴史を感じる観光地、3つ目は千葉県鴨川市清澄にある日蓮宗の大本山「清澄寺（せいちょうじ）」です。JR安房天津駅から鴨川市コミュニティバス「清澄寺」下車してすぐのところにあります。

「清澄寺」は日蓮宗の開祖である日蓮が12歳の時に出家得度した寺院であり、さきほどご紹介した「誕生寺」や、久遠寺、池上本門寺とともに日蓮宗四霊場に数えられる、日蓮宗にとって重要な寺院です。元々は天台宗の寺院でしたが、戦後に日蓮宗へ改宗しています。

また「清澄寺」には、千葉県の有形文化財に指定されている「中門」や、国の天然記念物の推定樹齢800年の「千年杉」など、観光地としてのみどころもたくさんあります。

鴨川で歴史を感じる観光地、4つ目は千葉県鴨川市横渚にある「鴨川市郷土資料館」です。JR安房鴨川駅から徒歩15分のところにあります。

「鴨川市郷土資料館」は、鴨川の生活文化に関連した郷土資料や文化遺産など約9000点を収蔵、展示する施設です。郷土出身の大蔵大臣、水田三喜男氏のコレクションや、歌人の古泉千樫、彫刻師の波の伊八の特別展示なども開催される、鴨川では定番の観光スポットです。

「鴨川市郷土資料館」の開館時間は、9:00～17:00で、休館日は月曜（祝日の場合は翌日）、祝日の翌日、年末年始です。無料の駐車場もあり20台分のスペースが確保されています。

鴨川で歴史を感じる観光地、5つ目は千葉県鴨川市天津にある「天津神明宮」です。JR安房小湊駅から鴨川市コミュニティバス「神明神社前」下車すぐのところにあります。

「天津神明宮」の創建は、平安時代末期の寿永3年（1184年）で、800年以上の歴史を持つ、千葉県でも屈指の人気を誇るパワースポットです。吉方に位置する井戸から湧き出す「御神水」は健康や家内安全にご利益があると言われています。

「天津神明宮」のご祭神は天照皇大神、豊受大神、八重事代主神（恵比寿神）、大山祇大神など7柱の神様を祀っています。

鴨川で絶景が楽しめる観光スポットをご紹介します。どのスポットも鴨川に行ったらぜひ見ておきたい絶景ばかりですが、少々注意が必要なスポットもありますので、注意事項をよく読んで万全の状態で出かけましょう！

鴨川で絶景が楽しめる観光スポット、1つ目は千葉県鴨川市打墨にある「金山ダム」です。1952年から14年かけて作られ、現在も鴨川周辺の農業を支えるダムです。JR安房鴨川駅から車で15分のところにあります。

「金山ダム」は、春は新緑、秋は紅葉と季節ごとに様々な景観が楽しめる絶景スポットです。また、心霊スポットとしても有名で、千葉県では定番の肝試しスポットでもあります。夜遅くに訪ねる場合は、トラブルに巻き込まれないよう注意しましょう。

なお、金山ダム周辺はヒルの生息地となっていますので、車で行き車窓から景色を楽しむのがおすすめです。

鴨川で絶景が楽しめる観光スポット、2つ目は千葉県鴨川市平塚にある「大山千枚田」です。JR安房鴨川駅から鴨川日東バス金束線「釜沼」下車徒歩20分のところにあります。

「大山千枚田」は、房総半島の中央の大山のふもとにあり、広さは3.2ヘクタール、375枚の階段状の田んぼを有します。日本で唯一、雨水のみで耕作される天水田で、1999年には「日本の棚田百選」の1つにも選ばれています。

また、10月下旬に行われる「棚田の夜祭り」は、LEDキャンドル10000本と松明3000本によるライトアップが行われます。駐車場も完備されていますが、イベント開催時は駐車できない場合がありますので、公共交通機関を利用するのがおすすめです。

鴨川で絶景が楽しめる観光スポット、3つ目は千葉県鴨川市太海浜にある「仁右衛門島」です。源頼朝や日蓮の伝説で知られ千葉県唯一の有人島です。個人所有ながら、千葉県指定名勝や新日本百景にも選ばれている鴨川でも屈指の観光地です。

「仁右衛門島」は、南房総に浮かぶ周囲4キロメートルの手つかずの自然が残る島です。夏涼しく冬暖かいので、四季を通して花が絶えることなく、キンギンナスという珍しい植物も見られます。また、海水浴や磯遊び、シュノーケリングなども楽しめる人気の観光スポットです。

「仁右衛門島」へはJR太海駅から徒歩12分の渡船場から渡し船を利用して行きます。営業時間は8:30～17:00で年中無休（渡船が運航できないときは休業）です。

鴨川で絶景が楽しめる観光スポット、4つ目は航空自衛隊峰岡分屯基地の中にある「愛宕山」です。

千葉県内には他に「愛宕山」と称する山が複数存在しますが、ここでご紹介するのは千葉県の最高峰の標高408メートルの「嶺岡愛宕山」です。この山は峰岡分屯基地の中にあるため、通常1週間前までに申請が必要ですが、基地解放日などは申請なしでも登山できます。

「愛宕山」の見学可能日は基本的に毎週火曜・木曜、第1・第3土曜、日曜です。1週間前までに基地の広報係に申請が必要です。

子連れで楽しめる鴨川の観光スポットをご紹介します。水族館や遊覧船、ガラス工芸体験など子供が喜ぶスポットが目白押しです。もちろん子連れの客だけでなく、大人だけで出かけても十分に楽しめます！

鴨川で子連れで楽しめる観光スポット、1つ目は千葉県鴨川市東町にある「鴨川シーワールド」です。「海の世界との出会い」がコンセプトの海洋テーマパークで、鴨川では定番中の定番と言える観光スポットです。

「鴨川シーワールド」では、定番のシャチやイルカ、ベルーガ、アシカなどのパフォーマンスやふれあい体験を通じて、海の動物の賢さや運動能力を体験することができます。

また、館内展示にも工夫が凝らされていて、川の源流から海に至るまでの自然環境を再現し、そこで暮らす様々な生き物を展示するなど、子連れで楽しく体験や見学できるようになっています。

子連れの客への配慮も行き届いていて、授乳室・おむつ替え台、多目的トイレなども整備されていて、子連れでも安心して楽しむことができるようになっています。1日300円でベビーカーを貸し出しを行っているのも子連れ客にはうれしいサービスです。

鴨川の定番中の定番観光スポット「鴨川シーワールド」の入園料金は大人3000円、子供（小、中学生）が1800円、幼児（4歳以上）が1200円、60歳以上が2400円となっています。

なお、営業時間は2020年3月現在変則的となっています。営業時間と休園日についてはホームページからご確認することをおすすめします。

鴨川、子連れで楽しめる観光スポット、2つ目は先ほど歴史を感じられる観光地としてご紹介した「誕生寺」のすぐ近くにある海岸の沖合にあるタイの群生地の「鯛の浦」です。

「鯛の浦」では、本来は深海に生息するマダイが、水深の浅い海に群生するという非常に珍しい光景を見ることができます。ちなみにこのマダイは国の天然記念物に指定されています。

「遊覧船」（料金は大人1200円、子供600円）も発着していて、船縁を叩くとマダイの群れが海面近くに現れて飛び跳ねる様は、はとても楽しく、ぜひ子連れで行きたい観光スポットです。

「鯛の浦遊覧船」の営業時間は、2020年3月現在変則的となっています。営業時間と休業日についてはホームページからご確認することをおすすめします。

鴨川、子連れで楽しめる観光スポット、3つ目は千葉県鴨川市北風原にある「ガラス工房アルコス」です。ガラス工芸の体験ができる観光スポットです。

「ガラス工房アルコス」では、耐熱ガラスと酸素バーナーでのオリジナルの作品作りが体験できます。ストラップや箸置き、アクセサリーなど小学生でも体験できるコースがあり、子連れで訪れるのにおすすめなスポットです。

「ガラス工房アルコス」の営業時間は、9:00～17:00で、定休日は水曜日となっています。駐車場もあり5台分のスペースが確保されています。なお、ガラス工芸の体験は参加人数が限られていますので、事前に公式ホームページから予約しておきましょう！

ここまで鴨川の観光スポットをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか？心惹かれる観光スポットがありましたでしょうか？東京からも意外に近い観光地の1つですので、次のお休みに出かけてみてはいかがでしょうか？