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ケンタッキーのチキンは種類がわかれている
日本でも有名なケンタッキーフライドチキン(KFC)は、路面店の多くの入口に立っている「カーネル・サンダース」の立像が目印のフライドチキンを主力商品としたファーストフード店です。
ケンタッキーの歴史は古く、1930年までさかのぼります。1930年にサンダースは、ケンタッキー州ノースコービンを通る国道25号線沿いにあるガソリンスタンドの経営を引き受けます。
サンダースは、ガソリンスタンドにある物置を改装してダイニングテーブルを設置し食事スペースを作ります。そこでガソリンスタンドに立ち寄ったお客にステーキやカントリーハム等の料理を提供するようになったのがケンタッキーのはじまりです。
1934年になると、国道25号線を挟んだ向かいにあるガソリンスタンドのほうがドライバーの目に入りやすかったため、向かいのガソリンスタンドの経営も引き継ぎます。この頃になって、ケンタッキーの看板商品であるフライドチキンの販売が開始されます。
1936年までには、サンダースが経営するビジネスが広く知れ渡り、その成功は、当時のケンタッキー州知事から「ケンタッキー・カーネル」の栄誉称号を与えられるほどでした。
カーネルとは名誉大佐のことで、ケンタッキー州では、ケンタッキー州に対して大きく貢献した人物にケンタッキー州政府知事から贈られるケンタッキー州独自の栄誉称号のことです。
1939年に「11種類のハーブとスパイスから作るオリジナルレシピ」として現在ケンタッキーの看板商品であるオリジナルチキンを完成させました。後にサンダースはアメリカ各地を巡り、レストランのオーナーにオリジナルチキンのレシピを売り込み、レシピのフランチャイズに成功します。
日本では、1970年の3月に大阪万博でケンタッキーの実験店を出店したことから始まり、同年の11月に名古屋市のダイヤモンドシティ・名西ショッピングセンター内にケンタッキーの第1号店をオープンさせました。
日本でのケンタッキーもアメリカ同様のロードサイドに店舗を構えるスタイルではじまりました。しかし、アメリカに比べモータリゼーションが遅れていた日本ではケンタッキーの運営はうまくいかず、繁華街を中心とした出店に切り替えたことによってケンタッキーは成功を収めます。
今では、世界各国で愛されているケンタッキーオリジナルチキンですが、オリジナルチキンといってもその形は様々で、部位ごとによって肉質や味わいも変わってきます。1羽を9ピースにカットしたケンタッキーのオリジナルチキンは、ケンタッキー独自のカット方法となっています。
ケンタッキー・チキン部位の名前と特徴
ケンタッキーの秘伝の調理方法で作られたオリジナルチキンは、クリスマスにはもちろん、パーティー等にも人気の商品です。ケンタッキーのオリジナルチキンには部位ごとに名前があり、各部位ごとの特徴があります。ケンタッキーのオリジナルチキンの各部位の名前と特徴を紹介していきます。
1:あっさりめの肉・キール
はじめに紹介するケンタッキーオリジナルチキンの部位は「キール」という名前です。キールとは、胸の部分のお肉で肉質は柔らかくあっさりした美味しさが特徴の部位です。ダイエットをしていてカロリーが気になるけど、たまにはガッツり食べたいとい人に人気の部位です。
2:濃厚な味わい・ウイング
続いて紹介するケンタッキーオリジナルチキンの部位は、「ウイング」という名前です。ウイングは手羽の部位でゼラチン質や脂肪が多くあり、コラーゲンが豊富な部位となっています。ウイングの人気の秘密は、味の濃厚さです。
3:ぷりっぷりの食感・サイ
3つ目に紹介するケンタッキーオリジナルチキンの部位は、「サイ」という名前です。サイとは腰部にあるお肉のことで、肉質はしっかりしておりぷりぷりとした食感が楽しめる人気の部位となっています。
4:1番人気・ドラム
4番目に紹介するケンタッキーオリジナルチキンの部位は「ドラム」という名前です。ドラムは脚の部位で鉄分が多く含まれており、味にコクがあります。一般的なフライドチキンといえばドラムの部位を思い浮かべる人も多いメジャーで人気のある部位となっています。
ドラムは食べやすくて大人気!
ドラムはケンタッキーオリジナルチキンといえばこの形部位というほど一般的に浸透しており、こどもでも食べやすいと大人気の部位となっています。
5:旨味が感じられる・リブ
最後に紹介するケンタッキーオリジナルチキンの部位は、「リブ」という名前です。リブとは「あばら」の部位のことで、深みのある旨味が特徴の人気の部位となっています。
ケンタッキー・上手な食べ方を部位別に解説
ケンタッキーのオリジナルチキンは5種類の部位がありますが、各部位には公式に発表されている食べ方があります。もちろん、公式の食べ方が指定されているわけではないので、そのままかぶりついても美味しいのですが、一度は公式に案内されている食べ方で食べてみてください。
各部位ごとに食べ方が異なり、慣れないうちは戸惑うかもしれませんが、覚えてしまえばケンタッキーオリジナルチキンを存分に味わうことができる食べ方となっています。
1:キール
胸の部位であるキールの食べた方は、衣からやや透けて見える左右に二つある小骨を取ります。小骨を取ったら真ん中の軟骨の部分からお肉を割って食べます。通好みの軟骨はお好みで食べてください。
2:ウイング
ウイングの部位の食べ方は、まず手羽元についたお肉を食べます。そのあと、内側に曲がっている手を広げ2つに折り、手羽元と手羽先に分けます。分けたら、手羽元はそのまま食べ、手羽先は2本の骨を抜いてから食べます。
3:サイ
サイの部位の食べ方は、三角形の肉から少し突き出た骨を持ち、少しひねりながら上に引っ張ります。そうすると、大腿骨が抜けます。残ったお肉は全部食べることができます。
4:ドラム
ドラムの部位の食べ方はシンプルで、骨の両端を持ちぐるりと回転させながらお肉を食べます。通な人は関節を折り、中から出てくる軟骨も食べます。
5:リブ
リブの部位の食べ方は、肉付きの良い背骨の外側を食べます。あばら側のお肉は、あばら骨をしゃぶると最後まで美味しさを楽しむことができる部位となっています。
ケンタッキー・一番カロリーが低い部位は?
ケンタッキーオリジナルチキンの気になるカロリーですが、オリジナルチキンは可食部の平均が87gとなっており、エネルギーは237kcalと公表されています。ただ、部位によってカロリーは変わってきます。
一番カロリーが低い部位は、胸肉であるキールです。公式な発表はありませんが、鶏肉の中でも胸肉やささみは一番カロリーが低い部位となっています。逆に、一番カロリーが高い部位は、ドラムやサイです。ドラムやサイはジューシーで脂質・糖質ともに多い部位なので高カロリーとなります。
ケンタッキー・部位の指定はできるの?
ケンタッキーのオリジナルチキンは、人によって好みの部位が分かれます。ケンタッキーに良くある質問で「部位を指定して買えないか?」という質問があります。これに対し、ケンタッキー側は「ケンタッキーのオリジナルチキンの同一部位の指定はご容赦いただいております。」
「ケンタッキーのオリジナルチキンは国内産ハーブ鶏のおいしさをそのままお届けするためにカットした形のまま調理しておりますので部位によって形が異なりますが、どのお客様にも公平に商品を提供できるよう組み合わせを決めさせていただいております。」と回答しています。
しかし、「その時の調理状況によっては、サイを除く部位に置いて少数であればご要望にお答えできる場合もあります。」とも回答しています。部位を指定した場合は、待ち時間が長くなったりすべての要望には応えられないこともあるので指定する際は注意が必要です。
どうしても好きな部位をたくさん食べたいという方には、ケンタッキーのオリジナルチキンが食べ放題のビュッフェがおすすめです。ケンタッキーでビュッフェを実施している店舗は限られていますが、ビュッフェを実施している店舗の近くにお住まいの方にはおすすめとなっています。
ケンタッキーのチキンはどの部位も魅力的!
ケンタッキーのオリジナルチキンには5種類の部位がありますが、11種類のハーブとスパイスで味をつけ、秘伝の調理方法で作られたオリジナルチキンはどの部位も美味しく食べられます。各部位ごとに食感や味わいが異なるためお好みの部位を家族や友人たちと楽しみながら味わいましょう。
11種類のハーブとスパイスで作られたケンタッキーのオリジナルチキンを囲んで、家族や友人とちょっと贅沢で幸せなひとときを過ごしてください。