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ジャッキアップに必要な「ジャッキスタンド」とは?
自動車のジャッキアップをする際には、ウマが欠かせません。ウマとは、ジャッキスタンドやリジットラックなどと呼ばれることもある道具で、自動車をジャッキアップしてタイヤ交換などをする際に活用する工具です。地面と自動車の間に挟んで支えの役割を果たす道具です。
ジャッキで自動車を持ち上げただけでは安定感が得られません。そこでジャッキアップをした後ウマでしっかりと自動車を支えます。ジャッキスタンドが手元にない状態で自動車のタイヤ交換などの作業をする際には、代用品の活用を検討しましょう。代用できるものは意外にあります。
ジャッキスタンドの使い方
ジャッキアップの際に役立つウマ(ジャッキスタンド)の使い方は、基本的にはジャッキで持ち上げた自動車の車体を支える方法です。車体の一方をジャッキアップし、ウマで支えます。そのあと、もう一方の車体をジャッキアップし、もう1つのウマで支え、全体を持ち上げます。
ウマの高さを最低にして、徐々に高くしていくのが一般的な使い方です。傾斜のある場所でウマを用いたジャッキアップをすると、車体の転倒・破損を招いてしまう恐れがあります。ウマそのものでも、代用品を利用する場合でも、必ず平坦な場所でジャッキアップの作業をしましょう。
ジャッキアップのウマ代用品1:ホイール付きタイヤ
ジャッキアップ作業時にウマを用意できない場合は、代用品を活用しましょう。代用としておすすめのアイテムとしては、ホイール付きタイヤがあります。タイヤを横に倒して、平らなホイール部分で車体を支える使い方をします。意外に車体を安定させられるので十分代用できます。
ホイール付きタイヤをウマの代用にする際の欠点としては、高さを出せない点が挙げられます。ジャッキアップをしてタイヤ交換をするなどの作業には向きません。廃車にする前に、一時的にタイヤを外して車体を置いておく時など、用途は限られてしまう点は理解しておきましょう。
ジャッキアップのウマ代用品2:雑誌
ジャッキアップ時のウマの代用として、雑誌を多数積み上げて利用する方法があります。分厚い雑誌や読まない図鑑などを積み上げ、テープなどで固定すれば、十分ウマの代用として活用できます。代用とは思えない、意外な高い安定性が確保でき、ジャッキアップ時の作業に役立ちます。
紙は、積み上げて使うと重量に非常に強くなります。ジャッキアップ時のウマの代用としては非常に安上がりで簡単なのでおすすめです。幅がある程度大きい雑誌や図鑑を使うのが良いでしょう。頻繁にウマを使わないのであれば、雑誌で十分代用が可能でしょう。
おすすめしないジャッキアップのウマ代用品
ジャッキアップ時のウマの代用品として、おすすめできるものを2種類紹介しましたが、逆に代用として利用するべきではないアイテムもあります。一見、ウマの代用として使いやすそうなアイテムですが、使いづらくおすすめできないので注意しましょう。
SNSなどを見ると、ジャッキアップ時のウマの代用としてさまざまなアイテムが利用されています。しかし、中にはおすすめできないものもあるので、インターネット上の情報をうのみにすることなく安心して使える代用品を採用するようにしましょう。
コンクリートブロック
コンクリートブロックは、ジャッキアップ時のウマの代用品として、おすすめできないアイテムです。コンクリートブロックは一見頑丈そうで、ウマの代用としては適切だと感じる方も多いでしょう。実際にSNSなどでコンクリートブロックを代用に利用した様子がアップされています。
しかし、コンクリートブロックは中身が空洞になっており、車体の重みを一線で受けてしまうため、破損してしまう恐れが強いです。同じ理由で木製のブロックも破損する恐れがあるため、代用品にはおすすめできません。見た目の印象だけで判断せず、使いやすいものを代用にしましょう。
ジャッキアップにウマの代用品を使うときは安全に配慮を
ジャッキアップ時に便利なウマは、別のアイテムで十分代用が可能です。しかし、おすすめの代用品以外のものを利用すると逆に危険な状況になってしまう恐れがあります。また、平面での作業を徹底しましょう。ジャッキアップ作業では十分安全に配慮する必要があります。