正月以外も【数の子】を使ったアレンジレシピをご紹介！簡単にできて年中おいしい

お正月が近づくと、多くのスーパーや百貨店で「数の子」が販売されます。本記事では、数の子を使ったおすすめのアレンジレシピを紹介します。数の子の味付けレシピやサラダレシピ、パスタレシピが登場するので、アレンジレシピを知りたい人は必見です。

数の子は、室町時代に将軍が食べたともいわれており、にしんの卵となります。最近では、正月やお祝いの席で食べられることが多いですが、昔は庶民の間でも普通に食べられている食材のひとつでした。

東北地方ではにしんのことを「カド」を呼んでおり、にしんの卵を「カドノコ」と呼んでいました。このカドノコがなまって、数の子と呼ばれるようになりました。数の子は、卵の多さから子孫繫栄などを連想させます。

子持ち昆布という名前を聞くと、昆布の卵というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。しかし、子持ち昆布についている卵は、昆布の卵ではありません。このプチプチとした卵は、実はにしんの卵です。

子持ち昆布は、にしんが卵を産み付けた昆布を塩漬けにした食材となります。昆布は、ニシンが卵を産み付ける場所として適しており、昆布が卵のベットのような役割を担っています。最近では、漁獲量の減少に伴い、いけすに昆布とニシンを入れて、卵を付着させています。

おいしい数の子レシピを作るためには、数の子の下ごしらえが必要です。数の子のアレンジレシピを紹介する前に、数の子の下ごしらえと味付けレシピを紹介します。簡単にできる味付けレシピが登場します。アレンジレシピを行う前の大切な工程となるため、必見です。

まずは、数の子の下ごしらえ方法を紹介します。数の子をアレンジレシピに使用するためには、塩抜きを行う必要があります。塩抜きは、数の子の重さの4倍ほどの真水に浸けて行います。ここで少し塩を加えることで、塩が抜けやすくなります。

2回～3回水を取り替えて、数の子に少し塩が残った状態にしていきましょう。水は1時間～2時間おきに交換します。塩を抜きすぎると、苦味が出てしまうため注意が必要です。

塩を抜いたら、数の子の皮をむいていきましょう。数の子の切れ目のない部分を手前にして持ちます。親指の腹で切れ目の方向に向けて、皮をこすりながら薄皮をむいていきます。薄皮を親指の腹を使って、端に集めながら剥いていきましょう。

数の子の両面を同様に親指の腹を使って、皮をむいて中央に集めていきます。数の子の先から優しく皮をつまんで剝いていくことで、簡単に綺麗に皮処理ができます。切れ目に入った皮は剥きにくいですが、つまようじを使うと綺麗に処理できます。

最後に乾いた布巾の上に30分ほど置いて、余分な水分をきりましょう。最後は、だし汁につけたり、味噌につけたりして好みの味付けをしてください。

次は、数の子の味付けレシピを紹介します。数の子は、出汁や味噌などいろいろな味付けレシピがあります。本記事では、数の子本来の味わいが楽しめる味付けレシピを紹介します。

数の子の味付けレシピに必要な材料は、数の子100g、だし汁70ml、薄口しょうゆ大さじ1、酒大さじ1、みりん小さじ1、唐辛子、かつお節です。数の子は塩抜きと下処理を行いましょう。鍋にだし汁と調味料を入れて加熱し、かつお節をひとつまみ加えます。

3分ほど加熱したら、こし器でかつお節をこしていきます。ここで、唐辛子を加えるとピリッとアクセントになります。

出汁が冷めたら、数の子を入れて1日ほど味をなじませます。しっかり味が染みこんだら、さっぱり出汁が特徴の数の子の完成です。

まずはじめに、簡単にできる数の子のアレンジレシピを紹介します。正月の定番でもある数の子入りの松前漬けや、おつまみにもなるおすすめレシピが登場するので、要チェックです。

最初に紹介する、数の子のアレンジレシピは「数の子入り松前漬け」です。数の子入り松前漬けのレシピに必要な材料は、数の子200g、きざみ昆布10g、にんじん1本、みりん大さじ4、しょうゆ大さじ2です。数の子は、塩抜き済みのものを使用します。

昆布は食べやすいように小さく刻みます。にんじんは皮をむいて、千切りにしましょう。保存袋に小さくちぎった数の子、きざみ昆布とにんじんを入れます。具材をすべて入れたら調味料を加えて、空気を抜いて1晩冷蔵庫で保管します。

具材にしっかりと調味料が染みこんだら、おいしい数の子入り松前漬けの完成です。しっかりと空気を抜くことで、冷蔵庫で2週間ほど保管できます。数の子入り松前漬けは、嚙めば嚙むほど数の子のおいしい味わいが口いっぱいに広がります。

数の子の松前漬けは、おせちだけではなく、ご飯のお供にもぴったりです。松前漬けとご飯は相性抜群で、何杯でも食べたくなること間違いなしです。

次に紹介する、数の子の簡単にできるアレンジレシピは「数の子のクリームチーズ和え」です。数の子のクリームチーズ和えのレシピに必要な材料は、数の子100g、クリームチーズ100g、しょうゆ小さじ1、かつお節適量となります。

数の子は塩抜きしたものを使うことで、短時間でおいしく仕上がります。まずはじめに、数の子とクリームチーズを1cmの角切りにします。ボウルにカットした数の子とクリームチーズを入れて、スプーンを使って軽くつぶしていきます。

数の子とクリームチーズがほどよく潰れたら、しょうゆを加えて混ぜ合わせます。器に盛りつけて、最後にかつお節をまぶしたら、おいしい数の子のクリームチーズ和えの完成です。このレシピで使用する調味料は、数の子の塩気を活かしているため、しょうゆのみとなります。

数の子は、おつまみだけではなくサラダにもアレンジできます。次は、数の子を使ったおすすめサラダレシピを紹介します。数の子を使ったおすすめサラダレシピといえば、「数の子入りポテトサラダ」です。

数の子入りポテトサラダのレシピに必要な材料は、数の子100g、じゃがいも4個、きゅうり1本、マヨネーズ大さじ4、塩小さじ1/2、酢小さじ1、黒コショウ少々となります。

きゅうりはスライサーなどでスライスして、塩を少し加えて10分ほど置いておきます。きゅうりから水分が出たら、キッチンペーパーなどで水気を切っておきましょう。じゃがいもは皮をむいて、1口サイズにカットし、耐熱容器に入れて600Wの電子レンジで5分加熱します。

じゃがいもは熱いうちに調味料を加えて混ぜ合わせます。粗熱をとったらきゅうりと1口サイズにちぎった数の子、かつお節を加えてしっかり混ぜ合わせます。具材が良く混ざったら、おいしい数の子入りポテトサラダの完成です。

このレシピは、塩抜き済みの数の子を使用することで、簡単に作れます。いろいろな具材を加えることで、さらにアレンジレシピを楽しめます。

次は、数の子を使ったパスタのレシピを紹介します。このレシピは、フライパンも使わず、簡単に作れます。さっそく、数の子パスタのレシピをチェックしていきましょう。

数の子パスタのレシピに必要な材料は、数の子50g、パスタ100g、醤油大さじ1/2、バター5g、黒コショウ、万能ねぎ、刻み海苔となります。このレシピで使用する数の子は、塩抜き済みのものやおせちの残りでも問題なく使用できます。

パスタはたっぷりのお湯で茹でておきましょう。数の子は小さくカットするか、おろし器にかけて粒をほぐしておきます。耐熱ボウルにバターを入れて、電子レンジで数秒加熱して柔らかくしておきましょう。

バターの入ったボウルに数の子と醤油を入れて、しっかりと混ぜ合わせます。さらに茹で上がったパスタを入れて、具材とよく和えます。

パスタと具材がよく混ざったら器にうつし、黒コショウと万能ねぎ、刻み海苔をトッピングすれば、おいしい数の子パスタが完成です。このレシピは、数分で完成するため、時間のないときにもおすすめです。

数の子を使った、おすすめのアレンジレシピをたっぷりご紹介しました。数の子を使うと簡単におつまみレシピやサラダレシピが作れます。また、数の子はパスタレシピにも使用できます。数の子はアレンジレシピも豊富なので、おすすめアレンジレシピを楽しみましょう。