羽毛布団は家で洗濯できる!ふわもこをキープできる干し方もご紹介

羽毛布団は家で洗濯できる!ふわもこをキープできる干し方もご紹介

羽毛布団は軽量で暖かく、吸湿・放湿性に優れているといわれています。本記事では羽毛布団の洗濯方法についてご紹介します。洗濯できる羽毛布団や縦型・ドラム型洗濯機と手洗いの手順、さらにふんわりさせる干し方もチェックしていきましょう。羽毛布団の洗濯・干し方まとめです。

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    記事の目次

    1. 1.羽毛布団は家で洗濯してもいいの?
    2. 2.【羽毛布団・洗濯】狙い目のお天気
    3. 3.【羽毛布団・洗濯】自宅で洗濯する際の注意
    4. 4.【羽毛布団・洗濯】各種洗濯方法
    5. 5.【羽毛布団・洗濯】ふんわりさせる干し方
    6. 6.羽毛布団の洗濯を自宅でチャレンジしてみよう!

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    羽毛布団は家で洗濯してもいいの?

    Photo byHans

    布団には羽毛布団を含めて様々な種類があり、寝心地や価格、好みなどで選ぶことができます。布団は睡眠時に欠かせないアイテムの一つで、枕やマットレスと同様にこだわって選ぶ人も多いでしょう。羽毛布団など寝具の価格帯は幅広く、素材や質、サイズやメーカーで異なります。

    布団にはいくつかの種類が存在し、羽毛布団はダウンを50%以上使ったもので、水鳥の羽毛を布団の中に詰め込んだ掛け布団です。羽毛布団にはグースとダックがありますが、基本的にグースの方が高価だといわれています。なお、ダウン使用50%未満のものは「羽根ふとん」といいます。

    Photo byAlexas_Fotos

    羽毛布団の品質は大粒になる程に良いとされていますが、水鳥の種類と産地、収穫の時期によって違います。ダウン(羽毛)にはグレードがあり、一般的にはダウンボールの大きいものや羽枝が密生しているもの、グース(ガチョウ)が高品質として評価されているようです。

    羽毛布団はダウンを50%以上使用しているのが特徴で、1羽の水鳥からダウンを約25g、スモールフェザーとフェザーが各約60g採取されるため、貴重な資源を使っていることが分かります。羽毛布団の魅力は綿布団より吸湿性・放湿性があり、軽いという点でしょう。

    羽毛布団の機能性もさることながら、ふわふわで柔らかく、寝心地が良いことも魅力ポイントの一つです。今回は寝具に人気の羽毛布団の洗濯方法などについてご紹介します。

    Photo by tiseb

    布団には羽毛布団の他に綿や羊毛、ポリエスエル素材を使用した商品があり、素材によって洗濯などの取り扱い方法が異なります。例えば、中綿がポリエステルの布団を回転型乾燥機に掛けた場合は、中綿が寄りダマになる恐れがあります。種類によって洗濯など扱い方を調べておきましょう。

    本記事では羽毛布団を自宅で洗濯できるのか、また洗濯におすすめの天気や洗濯する場合の注意点、ドラム式や縦型、手洗いの洗濯方法についてご案内します。さらには羽毛布団を洗濯した後の干し方も調査しました。

    羽毛布団の洗濯表示を確認

    Photo by mikecohen1872

    羽毛布団は洗濯できるものと洗濯できないものがあり、洗濯表示を見て判断します。自宅で洗濯可能な羽毛布団にはウォッシャブルタイプの他に、洗濯機マークや手洗いマークが付いているものも含みます。水洗い不可のマークが無ければ水洗い(洗濯機・手洗い)しても問題ないでしょう。

    洗濯表示は2016年に改定されているため、商品によってイラストが異なる場合があります。羽毛布団を洗える洗濯表示は洗濯桶に水を張っているもので、洗濯機を使って洗濯できることを表しています。洗濯桶の中に数字がある表示は液温の上限を指します。

    洗濯桶内の数字が「40」であれば、40度以下の水温で洗濯できるということです。基本記号の下に線があるものは「弱さ」を表しており、1本であれば「弱い」、2本は「非常に弱い」になり、線が増える程に弱くなります。線を付加している洗濯表示の羽毛布団はウール洗いコース推奨です。

    羽毛布団の洗濯表示に手のマークを記している場合は、洗濯機ではなく、手洗いできることを意味します。以前の洗濯表示は「手洗イ」の文字が明記されていましたが、新表示には水の張った洗濯桶と手のマークのみ描かれています。

    洗濯できない羽毛布団には、基本記号とバツ印を組み合わせて表示しています。洗濯桶にバツ印が付いた洗濯表示は水洗い不可を意味しており、自宅では洗濯できないため、プロに任せることをおすすめします。なお、羽毛布団はドライクリーニングに向いていません。

    羽毛布団の洗濯表示がドライクリーニングになっている場合でも、一般的には不向きといわれています。ドライクリーニングは石油系の溶剤を使うため、油汚れのみを落とし、睡眠時の汗やニオイ落としには力を発揮しにくいです。また、ドライクリーニングと羽毛との相性は良くありません。

    ドライクリーニングはダウンの持つ貴重な油脂分まで落とし、ダウンを劣化させる可能性があります。クリーニングに出す場合は、水を使って洗濯するウェットクリーニングが良いでしょう。

    洗濯機のチェックも忘れずに

    Photo bymoerschy

    羽毛布団を自宅で洗う際は洗濯機の取扱説明書に目を通しておきましょう。洗濯機には羽毛布団を洗えるコースがあるか、またキャップやネットが必要であれば買い揃えておきます。キャップやネットはダウンの偏りや布傷みを防ぐことができますが、併用不可の場合があります。

    羽毛布団を洗うには洗濯機の容量もチェックしてください。羽毛布団は厚みや大きさによって収まり切れない場合があり、無理に入れることで故障の原因になることも考えられるでしょう。洗濯機の容量が5kg以上であればシングルサイズの羽毛布団を、7kg以上はセミダブルが目安です。

    10kg以上の容量はダブルの羽毛布団が洗える目安になります。洗える限界値は洗濯機の最大容量の6〜7割までとされています。

    【羽毛布団・洗濯】狙い目のお天気

    フリー写真素材ぱくたそ

    毎日の睡眠で使用している羽毛布団には汗やニオイが蓄積されていきますが、年に1~2回の水洗いで良いといわれています。しかし、布団カバーの洗濯は週に1回しておけば安心でしょう。羽毛布団はそのまま使うのではなく、カバーを掛けて使うことで肌に直接触れずに済みます。

    きれいな状態を維持するためには、定期的に布団カバーの水洗いや羽毛布団を干すことが大切です。週に1回は羽毛布団が吸い込んだ汗を放出させるために風通しの良い室内で部屋干しし、月に1回は殺菌するために天日干しがおすすめでしょう。

    湿度が低く晴天が続く日

    Photo byjplenio

    布団は布面積が広く、また羽毛布団は乾きにくいといわれています。羽毛布団を乾かすには、晴れていても春に丸2日間、夏場でも1日半から2日間掛かるため、晴れの日が続く日程を確認しましょう。羽毛布団を干している最中に雨が降らないよう、梅雨時期を避けての洗濯がおすすめです。

    羽毛布団の干し方には最低でも2日間の天候チェックが必要で、湿度や気温を調べ、湿度の低い晴れた日を選んでください。十分な干し方でなかった場合は乾燥が足りず、ダウンを傷めたり、カビの原因になったりする可能性があります。羽毛布団はきちんと乾燥させましょう。

    【羽毛布団・洗濯】自宅で洗濯する際の注意

    Photo bywww_slon_pics

    羽毛布団の寿命は10~15年といわれており、長く使っているものは洗濯しても汚れが落ちないことがあります。洗っても状態が改善されない場合は買い替えを検討しましょう。

    おしゃれ着用洗剤を使う

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    羽毛布団を洗うには天候や洗濯コース・容量などの確認が必要ですが、使用する洗剤にも気を付けなければいけません。洗剤は中性洗剤を選び、さらに水に溶けやすい液体洗剤が推奨されています。また、デリケートな衣類素材を洗うためのおしゃれ着用洗剤が良いでしょう。

    おしゃれ着洗剤は粉や通常の洗剤より洗浄力は劣りますが、繊維に優しいため、素材が傷みにくいという特徴があります。一方、アルカリ系洗剤はダウンとの相性が悪く、油分を取り除くことにより、ふわふわに仕上がらないといわれています。

    Photo by zunsanzunsan

    羽毛布団に採用されているダウンはタンパク質で出来ているため、アルカリ系洗剤がタンパク質を溶かしてしまう可能性があります。また、オキシクリーンなどのアルカリ性が強い酸素系漂白剤も使わないようにしましょう。

    洗濯ネット必須

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    羽毛布団や大きな布団を洗濯機で洗うには洗濯ネットが必要です。ネットは槽の中で羽毛布団が破れてしまった場合にダウンが散乱するのを防ぐだけでなく、槽との接触を軽減させることで生地の傷みも防いでくれます。普段の衣類用ネットと同様に羽毛布団もネットに入れて洗いましょう。

    ネットは生地の傷みや羽毛の散乱を防ぐことに加え、ゴミの付着を防ぐ役割を持っています。ネットの大きさは折り畳んだ羽毛布団が入るサイズを選び、しっかりファスナーが閉まるようにして下さい。洗濯ネットを膨らませるように大きく手で広げれば、布団をスムーズに入れられます。

    洗濯機の容量が足りない時はコインランドリーへ

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    自宅の洗濯機で洗えない場合はコインランドリーを利用するのも一つの方法です。また、ベランダが狭い、大きな布団を干すスペースが無いという場合にコインランドリーを利用する人もいますが、タンブラー乾燥ができない布団もあるため、利用前に確認しておきましょう。

    コインランドリーで羽毛布団を洗う際は、容量に余裕のある洗濯機を選ぶのがおすすめでしょう。スペースに余裕が無い場合の脱水は失敗する恐れがあるため、洗濯槽選びは大切です。しかし、布団専用の洗濯機がある場合はジャストサイズでも問題ないようです。

    羽毛布団はコインランドリーの利用であっても洗濯ネットを使用し、洗剤が自動投入されるタイプでなければおしゃれ着用の中性洗剤を使いましょう。

    【羽毛布団・洗濯】各種洗濯方法

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    こちらではドラム型・縦型洗濯機と手洗いの洗濯方法をご紹介します。失敗しないためには洗濯機の取り扱い説明書や羽毛布団の洗濯表示に従いましょう。

    ドラム型洗濯機の場合

    Photo bystevepb

    ドラム型洗濯機の基本の洗い方はたたき洗いで、縦型よりも節水できるといわれています。また、ドラム型は少ない水で洗剤を溶かし、泡の濃度が高く、特に皮脂汚れの洗濯に向いているでしょう。ドラム型は洗濯物の絡みが少ないため、生地が傷みにくい特徴を持ちます。

    羽毛布団をドラム型で洗う場合は洗濯ネットに入れて下さい。コースは大物洗いまたは布団、ドライを選びます。ドラム型は布団自体の重みや水分を含んだ重さによって脱水がストップしてしまうことがあります。脱水時にエラーが表示されたら、洗濯ネットから外して試してみましょう。

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    ドラム型で洗濯ネットを外した場合は羽毛が飛び出してしまう可能性があるため、あくまで一時的な対処法になります。ドラム型の脱水トラブルの原因が布団の偏りであった際はネットから外し、ドラム型洗濯槽に満遍なく薄く伸ばして再度脱水に掛けてください。

    縦型洗濯機の場合

    Photo by Norisa1

    縦型洗濯機はかくはん水流のもみ洗いが特徴です。縦型はドラム型よりも衣類の傷みや絡みがやや多いといわれています。以前は縦型洗濯機が主流でしたが、各メーカーからドラム型の洗濯機が発売され、コストや機能、仕上がりなどにより、縦型・ドラム型で好みが分かれています。

    縦型の場合は槽に水を溜めて洗剤を溶かし、ネットに入れた羽毛布団を投入しましょう。先に水を溜めることで布団に水分を吸わせることができます。仮に布団が浮く場合は手で沈めて水分を吸わせましょう。コースは大物洗いや布団、もしくはドライです。

    Photo bytvjoern

    縦型に布団を入れる際の向きは、汚れが気になる部分が下になるようにしましょう。例えば顔周りの汚れを落としたいのであれば、布団の上部を下にして入れて下さい。縦型洗濯機の場合は洗剤を溶かした水に漬けることで汚れが落ちやすくなり、しばらく漬け置きする方法もあります。

    手洗いの場合

    Photo bycm_dasilva

    羽毛布団を手洗いする場合でも、おしゃれ着洗剤を使いましょう。手洗いの下準備として羽毛布団が浸かる程度のぬるま湯を浴槽に溜めておきます。布団はぬるま湯に入れる前にホコリやゴミを取り除いて下さい。浴槽に布団を沈めたら、優しく手洗い(踏み洗い)して汚れを押し出します。

    手洗いや足で踏む際は強く押したり、踏んだりしないように気を付けましょう。強い力加減で手洗いした場合は羽根の芯が折れて、ふんわりしにくくなるといわれています。手洗いで汚れを押し出したら湯を一回抜いて、2~3回溜めすすぎし、洗剤を流してください。

    洗剤を落とした布団は浴槽の縁に1時間程掛けて、水分を抜きましょう。手洗いする場合は顔周りの汚れが気になる部分を軽く揉むようにすれば、汚れが落ちやすくなります。

    【羽毛布団・洗濯】ふんわりさせる干し方

    Photo byigorovsyannykov

    こちらでは羽毛布団をふんわりさせる干し方をご紹介します。日光に当てて雑菌を抑えたい場合は1~2時間に留め、取り込んだ布団は風通しの良い涼しい場所で予熱を取って下さい。

    2本の竿を使ってM字型にかけて干す

    Photo by nubobo

    ふんわりさせる羽毛布団の干し方は2本の竿を使ってM字型に掛ける方法です。布団は面積が広いため、2つ折りの干し方になってしまいますが、生地に隙間が無い場合は乾き辛くなります。そのため、風の通り道を作るように2本の竿を使ってM字型に干しましょう。

    かたよった羽毛を均一にほぐす

    Photo bymoritz320

    干し方のポイントは偏った羽毛を均一にほぐすことです。竿に掛けた羽毛布団は全体の形を整え、偏りを無くすように羽毛を両手でほぐして布団の端を持って振ります。また、ふっくらさせる干し方のコツは乾き切るまでに羽毛を数回ほぐすことでしょう。

    なお、干し方には様々な意見があり、濡れた羽毛は切れやすくなっているため、乾くまで触らないことを推奨している人もいます。

    直射日光は避け陰干しする

    Photo byanaterate

    羽毛布団の洗濯は湿度が低く、晴天の続く日が向いていますが、基本的には直射日光に当たらないよう注意して下さい。紫外線によって側生地や羽毛を傷める可能性があるためです。

    羽毛布団の洗濯を自宅でチャレンジしてみよう!

    Photo byGS-Photo

    羽毛布団を洗う際は洗濯表示と洗濯槽の容量を確認し、おしゃれ着用の中性洗剤を使いましょう。羽毛布団を干す場合は叩かないようにして下さい。叩いてしまうと側生地と羽毛を傷める原因になり、布団の寿命を縮めてしまうでしょう。

    anemone4
    ライター

    anemone4

    生まれも育ちも福岡のanemone4です。ホッキョクグマや犬が好きで愛犬チワワにいつも癒されています。上手ではないですがカラオケが娯楽の一つで友人と7時間は歌っていることもあります。

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