【にんにく】は食べすぎNGってホント?体調の変化や注意点まとめ

【にんにく】は食べすぎNGってホント?体調の変化や注意点まとめ

人気の香味野菜「にんにく」は、食欲を増進する香りが特徴です。適量なら健康効果も得られるというにんにくですが、食べすぎには注意が必要といわれています。刺激の強いにんにくを美味しく食べて健康効果を得られるように、1日の適量や食べ方の注意点をまとめました。

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記事の目次

  1. 1.え?にんにくは食べすぎると危険なの?
  2. 2.にんにくが食べすぎNGのワケ
  3. 3.にんにくの食べ過ぎで起こる体調の変化とは
  4. 4.にんにくの一日のおすすめ摂取量
  5. 5.にんにくを食べる時の注意
  6. 6.にんにくは食べすぎに注意!

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え?にんにくは食べすぎると危険なの?

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香ばしい匂いで料理を美味しく包む「にんにく」は、イタリア料理をはじめ中華料理や韓国料理、フランス料理などで風味付けとして使う香味野菜です。香辛料として使うのはにんにくの球根部分で、茎は「にんにくの芽」と呼び炒め物などに使われています。

強い香りが立つにんにくは、滋養強壮やスタミナが付くといわれており、紀元前3200年前の古代エジプト時代には栽培されていました。日本へは中国経由で8世紀頃に渡来したようです。

日本ではにんにくを醤油や味噌漬けにしたり、餃子の具として混ぜ込む他、パスタなどを作る際にオリーブオイルに香りを移して使っています。香辛料として炒め物やタレなどに多く用いられるにんにくは、火を通してそのまま食べる「ホイル焼き」も人気です。

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加熱したにんにくは、ほくほくした芋のような食感を味わえます。香りと味で多くの人々を魅了するにんにく料理は、おいしいだけでなく体に嬉しい健康効果が期待されています。少し食べるだけでもにんにくの効果や効能を得ることはできるでしょう。

一般的ににんにくを食べると滋養強壮やスタミナが付くといわれていますが、酸化還元力が強いため新陳代謝を促進するといわれています。新陳代謝が活発になると体温の上昇が見られ、自然と体の免疫力アップを図れます。免疫力が上がると風邪など病気を防ぐことができるでしょう。

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滋養強壮やスタミナが付き、疲労回復など体への嬉しい効果が期待できるにんにくですが、食べすぎると予期せぬ不調を招きます。にんにくを食べすぎた翌日に、お腹が痛くなったり下痢や便秘になる可能性も示唆されています。

食べすぎ注意といわれるのは、にんにくに含まれる刺激成分のアリシンの存在でしょう。食欲を誘う香りの元であるアリシンは、にんにくの健康効果の源です。刺激が強いアリシンという成分は、体に嬉しい効果が期待できる反面、摂りすぎると悪影響を及ぼす可能性があります。

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にんにくを過剰に食べるとどのような悪影響が起こるか調べてみましょう。食べすぎて起こす体の変化や、1日に摂取しても安全なにんにくの目安量もご紹介します。また適量食べて得られるにんにくの嬉しい健康効果についても触れていきましょう。

知っておきたいにんにくの健康効果

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にんにくは食べすぎに注意が必要ですが、適量なら体に嬉しい健康効果が知られています。にんにくの健康効果をもたらすのは、強い臭いの成分である「アリシン」です。

にんにくの刺激臭のアリシンは、少し匂っただけでも体温が上がり、発汗作用や新陳代謝がアップするといわれています。またアリシンという成分は強力な殺菌作用を持ち、風邪の元といわれているブドウ球菌などを減らし、免疫力を自然とアップしてくれるようです。

にんにくを適量食べて免疫力をあげれば、自然と風邪も治りやすくなります。アリシンは免疫力アップと共に血液循環をサポートするため、よりスピーディに風邪の回復を促すようです。

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またにんにくの成分の一つ「硫黄化合物」は血流を促進し高血圧を防ぐ健康効果も期待されています。血流が良くなると体の末端までスムーズに血液が流れるため、冷え性改善などにも役立つようです。

にんにくを摂取する健康効果は、手足の冷え改善の他にも、冷えからの頭痛や肩こりに効果が期待されています。

にんにくが食べすぎNGのワケ

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にんにくは適量食べれば体に嬉しい健康効果を得られるようです。しかしにんにくは食べすぎると健康効果ではなく、体に不調をきたす人もいます。にんにくを過剰に食べるのは注意が必要なのは、強力な臭い成分アリシンが理由です。

アリシンは新陳代謝や免疫力のアップや、滋養強壮、貧血を予防するなど、多くのにんにくの健康効果の源といわれています。ただし強力な成分でもあるため、摂りすぎには注意が必要です。

刺激が強いアリシンという成分は、にんにくを上手に食べることで健康効果を得られるでしょう。そのためにもにんにくの食べすぎには気を付けてください。

にんにくの臭いの素「アリシン」

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にんにくから放たれる刺激臭は「アリシン」という臭いの成分です。にんにくの強力な匂い成分であるアリシンは、少し嗅ぐだけでも体温が上昇するといわれており、新陳代謝や免疫力アップの効果が期待できます。

新陳代謝がアップすると血流が良くなり冷え性の予防や、血液のサラサラ効果など、多くの健康効果が期待できるでしょう。にんにくの健康効果の由縁であるアリシンですが、臭いからもわかるように刺激が強い成分です。

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にんにくの食べすぎは必然的に臭い成分であるアリシンも過剰に摂ってしまうでしょう。刺激が強いアリシンは体への嬉しい効果が期待できる成分ですが、体内への働き掛けも大きいです。そのためにんにくの食べすぎでアリシンを過剰に摂ると、体に不調を招いてしまいます。

殺菌作用が強く刺激の強い成分

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にんにくの強い臭いの元であるアリシンは、強い刺激と殺菌作用を持つ成分です。アリシンの体へのアプローチは、適量なら健康効果が期待できます。しかしにんにくを食べすぎてアリシンを過剰に摂取すると、強力な殺菌作用によって正常な胃壁や粘膜、腸内細菌を荒らすようです。

通常、人間の胃壁は食べ物を溶かす胃酸に耐えることができます。しかし刺激が強い成分のアリシンが胃酸に加わると、デリケートな胃壁を傷つける可能性もあるようです。

また人間の腸内バランスを保っている善玉菌も過剰摂取したアリシンは荒らすため、下痢や便秘などで腹痛を起こすケースも考えられます。

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さらにアリシンは通常であれば鉄の吸収をスムーズにして、女性にありがちな貧血を予防してくれます。しかし過剰に摂ると逆に貧血を招くようです。体内の過剰なアリシンがヘモグロビン値を下げ、赤血球を破壊し、立ち眩みや貧血を起こしてしまいます。

どんな食事でも適量が大切ですが、特ににんにくは同時に強力な成分であるアリシンを摂取するため、食べすぎは注意が必要です。

にんにくの食べ過ぎで起こる体調の変化とは

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にんにくを食べすぎると必然的に臭い成分のアリシンを過剰に摂取します。必要以上にアリシンが体内に入ると、体にどのような変化が起こるのかご紹介しましょう。

強い刺激臭の元であるアリシンは主に強い殺菌や防カビ作用が知られており、この2つの効能が体内で不調を起こす原因といわれています。

腹痛・下痢・便秘

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にんにくを過剰摂取して直接関係してくるのは胃腸です。にんにくの刺激的な香りの元であるアリシンは、強力な殺菌作用が知られています。適量なら殺菌や防カビなど嬉しい効果が表れますが、過剰に摂ると胃壁など胃の粘膜に悪影響を及ぼします。

にんにくを食べた翌日に腹痛を起こした経験を持つ人もいるでしょう。通常人間の胃壁は、食べ物を溶かす胃酸に耐える構造です。しかし過剰ににんにくを食べると胃酸にアリシンの刺激が加わり、胃壁にダメージを与えます。

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胃壁など体内の粘膜はデリケートなので、強い刺激を持つアリシンを多く摂り入れてしまうと、腹痛を起こす可能性があるようです。また通常なら腸内環境を整えるはずの善玉菌を、過剰に摂取したアリシンの殺菌力が攻撃します。

善玉菌を過剰なアリシンが攻撃し、腸内環境が悪化することで下痢や便秘を引き起こすといわれています。胃の粘膜が傷つくのも、下痢や便秘から起こる腹痛も、過剰に摂取したアリシンの強力な殺菌作用が原因といえるでしょう。

口や皮膚の炎症

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腹痛を起こす程殺菌力が強いにんにくの臭い成分アリシンは、過剰摂取により胃腸の働きを荒らす場合があります。胃腸の働きが悪化すると、食べ物の栄養素をスムーズに吸収できなくなるようです。その結果ビタミンやミネラルが不足し、肌荒れを起こすといわれています。

腸内でビタミンを形成する細胞を、強力な殺菌力を持つアリシンが過剰摂取によって攻撃することもあるようです。ビタミン不足に陥ると肌荒れや、肌荒れから口内炎など口の中の炎症を引き起こします。

にんにくの食べすぎによってアリシンを過剰に摂ると、皮膚のかゆみや口内炎や口角炎など、粘膜への炎症が起こると考えられています。

貧血

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にんにくは適量食べれば鉄の吸収をスムーズにし、貧血予防に役立つようです。しかし過剰ににんにくを摂取すると、逆に貧血を引き起こすといわれています。にんにくの臭い成分のアリシンが血液中のヘモグロビンを減少させ、赤血球を壊してしまう場合もあるようです。

ヘモグロビン値が低くなり赤血球が少なくなると、人間は貧血状態に陥ります。適量で貧血予防が期待できる臭い成分のアリシンも、過剰摂取で逆に貧血を招いてしまう可能性があるため、くれぐれもにんにくの食べすぎには注意が必要でしょう。

にんにくの一日のおすすめ摂取量

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食欲を誘う臭いを漂わせるにんにくは、適量食べれば健康効果が期待できる食品です。ただし過剰摂取により胃腸を荒らし腹痛や下痢、便秘など体へ弊害を起こすといわれています。にんにくの食べすぎで最も顕著に表れるのは腹痛のようです。

美味しく食べて臭い成分アリシンの健康効果を得るために、にんにくの1日の目安摂取量をご紹介しましょう。

1日に4片程度

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にんにくの大きさにもよりますが、1日の目安摂取量は4片程と覚えておいてください。にんにくは1片で5~7g程あるため、4片なら1日に20~28gまで食べられます。すりおろしにんにくや刻みにんにくでも、1日に50gを超えると過剰摂取といわれています。

にんにくを食べる時は1日に20g前後を目安にしておけば、腹痛を起こさず、臭い成分のアリシンの健康効果も得られるでしょう。

にんにくを食べる時の注意

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にんにくは食べる時のちょっとした注意で、体への不調を防ぐことができます。もしにんにくを50g以上、過剰摂取した場合は水を飲むかヨーグルトなど乳製品を摂って下さい。水溶性のアリシンは水を飲むと体内からの排出も早いです。

胃の保護の目的から、牛乳やヨーグルトなどの乳製品を摂取するのもおすすめでしょう。また納豆や味噌など発酵食品を積極的に摂取するのも、腸内の善玉菌を過剰摂取したアリシンから守るのに役立ちます。

丸ごと調理しない

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にんにくの素揚げやホイル焼きなど、にんにくは丸ごと調理しないようにしましょう。丸ごと調理したにんにくは、刻みやすりおろしよりも臭いがきつくないため、自然と食べる量が増えてしまいます。にんにくの過剰摂取に繋がり、腹痛の危険性もあるため丸ごと調理は避けましょう。

空腹時は避ける

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空きっ腹にビールと良くいわれますが、同じように空腹時にいきなりにんにくを食べるのは避けましょう。人間の胃は空腹時に食べ物が入ってくると消化液を多く分泌します。消化液は胃酸とも呼ばれ、食べ物を溶かして体内に吸収しやすくする役割を持っています。

通常胃壁に害をなさない消化液が空腹時ににんにくを食べることで多く分泌され、強い刺激を持つアリシンも加わることで、腹痛を起こす可能性があります。お酒と同じくにんにくも空腹時を避け、最初に飲み物や他の食べ物を胃に入れてから食べるのがおすすめです。

加熱してから食べる

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生で食べるより、加熱したにんにくのほうが腹痛を起こさないようです。生にんにくは「アリイン」と呼ばれる成分と、その他の酵素によって臭い成分の強い刺激のアリシンに変わります。

にんにくを加熱すると酵素の働きを止められるため、アリシンの生成量が減るようです。摂取するにんにくの量は同じでも、含まれているアリシンが少なければ胃や腸に刺激を与えず腹痛も起こすことはないでしょう。

またにんにくを加熱すると生で食べる時のツンとした刺激が和らぎ、食べやすくなります。食欲を誘う香りも立つ加熱する食べ方は、腹痛の危険性も少なくおすすめでしょう。

水分と一緒に摂取する

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食べすぎた時にもおすすめで、普段から注意して欲しい食べ方がたっぷりの水と一緒ににんにくを食べることです。にんにくに含まれるアリシンは水溶性の成分なので、たっぷりの水分と一緒に摂取すると体内から排出しやすくなります。

万が一にんにくを食べすぎた場合でも、水分を多く摂っていれば体からスムーズにアリシンを排出できるでしょう。にんにくと一緒に摂る水は、胃腸の負担を考慮して冷水ではなく白湯がおすすめです。白湯は一気に飲み干せないため、自然と食事もゆっくり摂ることになります。

白湯と一緒ににんにく料理を食べると、ゆっくりしたペースで食事を摂るため、食べすぎも防げるでしょう。

にんにくは食べすぎに注意!

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食べすぎは注意が必要なにんにくも、適量なら体に嬉しい効果を得られるようです。にんにくは適量を正しく食べて、滋養強壮や貧血予防、冷え性改善などの健康効果を引き寄せてください。

※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。

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ライター

noko dtk

食べることが大好きでグルメ系の記事を書いています。レストランや居酒屋などの飲食系やスイーツ、自宅で楽しむグルメも。

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