本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。
パクチーの香りや鮮度を長持ちさせる保存方法って?
グルメに詳しくない人でも存在を知っている「パクチー」ですが、日本で大ブームとなったのは2016年のことです。これまでナタデココやティラミス、タピオカなど数多くの食べ物が流行し、若者を中心として店舗前に行列を作ることもありました。特にタピオカは記憶に新しいです。
大粒のタピオカパールを入れた台湾発祥のタピオカミルクティーは大人気となり、今もなおタピオカドリンク専門店は各地で営業を続けています。このようにいつの時代にも注目を浴びる食べ物やドリンクがあるのですが、今回はタイ語由来のパクチー(コリアンダー)をご紹介します。
特に日本人女性が好む料理に東南アジアなどのアジア料理があり、これもパクチーを世に広めた要因と言えます。パクチー独特の風味や香りを嫌う人もいますが、好きになるとハマってしまう魅力があります。ベトナム料理「フォー」やタイ料理「トムヤムクン」にたっぷりかける人もいます。
そもそもパクチーはコリアンダーをタイ語で呼んだもので、セリ科の一年草です。紀元前2世紀頃に中国に持ち帰り、東南アジア全土からタイに広まったと言われています。日本に伝わったのは10世紀頃です。タイでは日本のようなパクチーの食べ方をせず、刺激を中和させるために使います。
なぜか日本人にハマるパクチーの香りや鮮度を保つための保存方法をチェックしましょう。常温でパクチーを保存する方法は正しいのか、また冷蔵保存・冷凍保存、ドライにしたパクチー保存の方法をまとめました。いろんな料理に使いたいパクチーのおすすめ保存方法をご覧ください。
パクチーは常温保存はおすすめしない
スーパーの野菜売り場に並ぶパクチーは1~2人で使いきるには量が多く、余らせてしまうことがほとんどです。気になる常温保存ですが、パクチーを常温で保存することはできます。ただし、そのまま放っておくのではなく、水を入れたコップに根元を浸して保存しましょう。
パクチーの常温保存期間は3~4日が目安となりますが、季節によって常温は変わりますし、日の当たり方や暖房・冷房でも室温は変化します。パクチーは傷みの早い野菜なので、出来るだけ常温保存は避けた方が良いでしょう。葉が黄色くなる前に食べきることをおすすめします。
パクチーを冷蔵保存する場合
パクチーは常温での保存にあまり向いていないことが分かりました。では冷蔵保存だとどうでしょうか。早速チェックしていきましょう!
野菜室で保存するのがおすすめ
パクチーを冷蔵保存する場合、野菜室で保管する方法がおすすめです。冷蔵室と野菜室の室温は2~5度なので変わらないのですが、冷蔵室は冷蔵庫の中で最も広いスペースのため、たくさんの食品や調味料などを収納します。頻繁に開ける冷蔵室よりも野菜室でのパクチー保存が良いでしょう。
野菜室は冷蔵室よりも高い湿度を維持しています。これは密閉構造の違いによるもので、鮮度の落ちやすいパクチーを含む野菜の乾燥を防いでくれるのです。パクチーの最適な保存(保管)温度は5度前後のため、パクチーの良さである香りや風味、栄養素を損ないにくい野菜室を選びます。
手順
パクチーは乾燥に弱い野菜ですので、いかに乾燥させないかがカギになりますが、庫内に水がたまると野菜が傷みやすくなるので注意が必要です。パクチーを野菜室や冷蔵室で保存する場合、2つの方法があります。1つめは水の入ったコップに活けるようにし、大きなビニール袋に入れます。
袋ではなくラップで包み込むようにするパクチー保存方法もOKです。野菜室は冷蔵室よりもスペースがないためコップを立てて置けない場合は、ペーパータオルを水に濡らしてパクチーの根元に巻きます。これが2つめの保存方法です。根を包んだら、保存袋・保存容器に入れてください。
パクチーを保存する際は出来るだけ根元を下にし、立てておくのがおすすめです。また、サラダやトッピングなどでパクチーの出番が多い時は、あらかじめ切り分けることもできます。水を張ったボウルにパクチーを浸して約5分水を吸わせ、キッチンペーパーで水分を拭き取りましょう。
パクチーを食べやすい大きさにカットし、キッチンペーパーを敷いた密閉容器に入れて冷蔵庫で保存します。よく使う方はカットして冷蔵保存する方法がおすすめです。
保存期限
パクチーを冷蔵(野菜室)で保存する場合、1週間が保存期間の目安になります。カットするとそのままの状態よりも早くパクチーの葉がしんなりしたり、香りや風味が弱くなったりしますので、一度にたくさん使う方がおいしくいただけます。
保存期間の短いパクチーを大量消費するには豚ひき肉や海老を入れた餃子の具に混ぜたり、白だしとお酢で浅漬けにしたり、いろんなレシピで使いきりましょう。ネット上にもパクチー好きにはたまらない絶品レシピが豊富にあります。
パクチーを冷凍保存する場合
ご存知のように食品は常温・冷蔵よりも、冷凍する方が長く保存できます。もちろんパクチーも同様です。パクチーを愛する「パクチスト」の中には自家栽培している人もいるでしょう。「たくさん収穫したはいいが使いきれない」という人は、冷凍保存にチャレンジしてみてください。
青々とした鮮度抜群の様子に魅了されて買い過ぎてしまった場合も、生のまま凍らせることができます。それではパクチーの冷凍保存の方法や保存期限をご覧ください。
根と葉は分けて保存
パクチーは生のまま冷凍で保存できますが、解凍するとどうしてもしんなりしてしまいます。一度冷凍保存したパクチーはフレッシュ感を楽しむサラダではなく、凍ったまま加熱料理に使ってください。エスニックスープやお肉と合わせて炒めものにしてもおいしいです。
パクチーを凍らせて保存すると風味や香り、栄養もキープしてくれます。すぐ使わないことが分かっている場合は、新鮮なまま冷凍庫で保存するのがおすすめです。また、パクチーの根と葉を切り分けてください。
手順
パクチーに元気がない場合は流水で洗ってから水を張ったボウルに5分ほど浸して、葉をシャキッとさせます。ペーパータオルで水気を拭き取ったら、根(茎)と葉の部分を切り分けてください。ちなみに根っこの部分は香りが強く、出汁に使ったり、他の料理に加えたりと楽しめます。
葉と根(茎)をざく切りにし、冷凍できる密閉保存袋に入れます。水気がなるべく入らないようにし、空気を押し出すようにしてジッパーを閉じてください。根っこの部分は別にして、1本ずつラップに包んでから密閉保存袋に入れます。
保存期限
凍らせたときの保存目安期間は大体2週間で、根(茎)と葉、根っこも同じです。凍らせると食感が変わってしまいますが、栄養価は高いままです。解凍の必要はなく、凍ったまま加熱調理に使用します。袋の外から揉んでほぐし、料理に必要な量だけ取り出してください。
パクチーはドライにして保存もできる
パクチーはドライ(乾燥)でとっておくこともできますが、香りが弱まってしまうのが難点です。しかし、乾燥させることで長く持たせられますし、「ちょこっと使い」できて便利です。スープやフライドポテトに振りかけると風味がグンとアップします。
葉の部分だけ使う
パクチーを乾燥させる場合は茎や根っこを使わず、葉だけを摘み取ります。全体をドライさせると加熱ムラが発生してしまうためで、茎や根っこは冷凍で保存してください。パクチーの独特の香りが苦手という人は、香りが弱まるドライにすることで食べやすくなるかもしれません。
手順
まずは流水でキレイにして、水分を拭き取ってください。しっかり水分を拭き取ったら葉だけを摘み取り、耐熱皿にキッチンペーパーを敷いて、葉が重ならないよう並べます。電子レンジの加熱時間や手間を省くため、室内で半日程度乾燥させましょう。
水分が自然と抜けることで、香りを少し残せます。次にラップをかけずに500~600Wで2~3分温めますが、足りないようなら30秒ごと様子を見ながら追加してください。粗熱を取って、手で握ったときにパラパラと崩れたら、密閉容器に移します。
保存期間
冷暗所で保存すると約1か月持ちます。よく食品と一緒に入っている乾燥剤を入れるのもおすすめです。ドライにすることで風味は落ちるものの、フレッシュな状態とはまた違うほろ苦さを楽しめます。
パクチーの保存は冷凍がおすすめ
生のまま味わいたいならすぐ使うのが一番ですが、水分補給すれば冷蔵でもいただけます。しかし、保存期間が短いため、冷凍庫で保管するのが無難です。鮮度の良い状態でフリーズさせれば、解凍しても香りを維持できます。