マッシャーの代用品おすすめ3選！泡だて器やブレンダーは使える？

食材の調理には道具が欠かせませんが、調理方法やレシピによって必要な道具は変わります。調理や食材下処理の基本である「切る」作業に必須な包丁は、素材によって種類が異なっても別道具で代用することは基本的にありません。

ところが包丁とのセット遣いが一般的なまな板製品は、身近な道具で代用することが可能です。調理やレシピで使い分けをする鍋製品も多機能型鍋であれば、わざわざ代用品を用意しなくても問題はありません。

一人暮らし世帯であれば、深さのあるフライパンや中華鍋1つでカレー鍋の代用や揚げ物鍋の代用にもなります。このように普段の調理に使う道具類にも、代用可能な道具と代用不可な道具があります。

ただし専門性の強い調理道具の場合、身近なものでの代用は難しいことが多いです。例としてわかりやすいのが泡だて器で、普段からスイーツやケーキ作りが趣味であれば必ず持っている調理器具ですが、基本的に泡立て器がなくても毎日の料理は作れます。

しかも泡だて器は「まぜる」「攪拌する」「泡立てる」として特殊な形状をしているので、代用が難しいです。泡だて器のように代用が難しい調理道具として挙げられるのが、マッシャー器（ポテトライサー）と呼ばれる製品です。

マッシャー器は上から力を加えて押しつぶす作業や食材をペースト状にする加工に使用するため、主に金属素材を使用しています。しかもマッシャー器は普段からよく作る家庭料理にも欠かせない調理器具なので、毎日使わなくても持っているというケースが多いです。

家庭向マッシャー器にもさまざまな形状がありますが、プロ仕様モデルにはポテトマッシャー器・エッグマッシャー器・トマトソースマッシャー器のように、食材や調理法によって使い分ける専用マッシャー器もあります。

プロのように食材・用途によって使い分けができるほどマッシャー器を揃える必要はありませんが、ポテトサラダやジャガイモコロッケなど身近な家庭料理にもマッシャー器は使うので1つは持っていたい道具です。

とはいえ一人暮らしの彼や友人の家で手料理をふるまうという場合は、肝心なマッシャー器がないこともよくあります。かといってわざわざマッシャー器を自宅から持参するというのも、あまり現実的ではありません。

また自宅で調理する場合もさまざまな道具に埋もれて使いたい時に探し出せない時も多く、とりあえず代用品で済ませたいというシーンはあります。

そんな時には使用方法や加工したい食材の量によって代用になるものを選び分けることが、マッシャー器の代用品を探すポイントになります。

お祝いギフトでいただくことも多いカトラリーは、マッシャー器がない時の代用にはもちろん、少量の食材を下ごしらえしたい時にもおすすめです。

フォークカトラリーなら食感を残してつぶしたい時に便利ですし、スプーンカトラリーにはマッシャー器として使える2WAY仕様モデルもあります。

生地の混ぜ合わせや生クリームの泡立泡だててに欠かせない泡だて器は、食材の状態によってはマッシャー器よりも使いやすいおすすめ代用品です。ポテトのような大きな食材を一からつぶす道具としては適していませんが、豆腐や柔らかく煮た食材には適しています。

なお食感をある程度残した状態で仕上げるスープやソース作りには泡だて器でも十分に対応できますし、つぶしながらほかの食材と混ぜ合わせる作業であれば泡だて器の方が便利です。

便利調理家電として人気の高いブレンダー器は「つぶす」「まぜる」の機能が搭載されているので、マッシャー器の代用に便利な調理家電でもあります。

据え置きブレンダ器ーなら大量の食材の下ごしらえにおすすめですし、ハンドブレンダー器なら片手でも簡単に操作ができるので離乳食・介護食作りにもおすすめです。

マッシャー器があれば大量の食材も簡単・短時間で下ごしらえができますが、代用品でも同じ状態に仕上げることはできます。あと一品欲しい時やメイン料理の付け合わせメニューであれば作る量も少量なので、代用品でも人気メニュー作りに十分に役立ちます。

大量のボイルポテトを使うためポテトマッシャーという専用マッシャー器で作ることも多いマッシュポテトレシピも、代用品で作れる簡単レシピがあります。

代用品で作るので一度に作る量が少ない場合におすすめですが、なめらかな舌触りが魅力のマッシュポテトレシピがマッシャー器なしでも作れます。1度に作る量はジャガイモ1個～2個を目安がにするのがおすすめです。

皮剥き済みのジャガイモは1cm幅でカットし、耐熱皿に入れレンジ加熱で火を通します。火が通ったらボウルに入れ大き目なスプーンやフォークなどのカトラリーを使って、できる限り細かくつぶしましょう。

つぶしたジャガイモは弱火で温めておいた鍋にうつし、バターと牛乳を加えて好みの固さに調整してください。味付けは塩コショウのみなので、固さを調節しながら味付けをすれば完成です。

子どもも大好きなおうちごはんにも欠かせないマッシャー器ですが、マッシャー器がない・見つからない時にもキッチンにある別アイテムで代用することは可能です。

少量の食材加工ならカトラリーでも十分代用が可能ですし、まとまった量の作業なら便利なブレンダー器を使うことでマッシャー器よりも簡単に作業ができます。