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長崎ってどんなところ?
石畳の坂道、クラシカルな洋館、雑多で賑やかな中華街など、鎖国時代にも海外貿易が行われていた長崎では西洋、中国、日本の香りが交じり合い調和した独特な文化が育まれていきました。今も暮らしの中の祭りや行事、食に多彩な文化が息づいています。
日本は幕末から明治にかけて、西洋技術や知識を幅広く吸収し、約50年という類まれなるスピードで産業化を成し遂げました。いち早く海外の最新技術を導入した長崎は、日本の「近代化」に大きな役割を果たしました。今も残っている建造物を訪ねると激動の時代を垣間見ることができます。
明治時代の産業遺産である軍艦島・旧グラバー住宅群、2018年に世界遺産に登録された長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産、平和公園中の平和記念増や原爆資料館など、日本の歴史を知る上の重要な文化財が数多く残っています。
長崎市以外にも日本を代表するテーマパークのハウステンボス、佐世保バーガーで有名なアメリカンな雰囲気の街の佐世保、雲仙岳の自然や温泉を楽しめる島原地方など、日本有数の観光地として国内外からの観光客の人気を集めています。
日本一島を保有する県
長崎県は、約600の美しい自然に恵まれた島を有しています。「国境のしま」と呼ばれる対馬列島、玄界灘に浮かぶ壱岐、東シナ海に連なる五島列島、県北の海域に散在する平戸諸島、西彼杵半島と長崎版図に沿って点在する西彼諸島などがあります。
どこまでも広がるエメラルドグリーンの海、地平線に消えていく夕陽、荒々しい波にもまれ切り立つ岩々など、自然と人が共生する島々が織りなす美しい風景は、独特の魅力で人々を惹きつけています。
異国文化が今も残る
江戸時代の初期まで朱印船貿易の港として、ポルトガル、オランダ、イギリス、中国など、世界の国々との貿易が行われ、鎖国後も長崎だけはオランダと中国との交易を許されていたことから、それぞれの国の文化が混ざり合って、育まれた独自の文化は「和華蘭文化」ともよばれています。
朱塗りの楼門の向こう側には小さなチャイナタウンがあります。石畳の十字路にはレストラン、雑貨屋、菓子店など30ほどの商店が連なり、中国文化に影響された独特な雰囲気を醸し出しています。30分ほどで回れるので、昼間に食べ歩きをするのがおすすめです。
開国にともない、アメリカやロシアの領事館や、外人居留地として整備された東山手地区はオランダ坂、東山手十二番館、東山手洋風住宅群などの数多くの歴史的建造物が保護されています。グラバー園や大浦天主堂のある南山手地区と共に、異国情緒あふれる街並みが人気の観光スポットです。