工芸品【猫ちぐら】が快適過ぎて大人気!おすすめ品や自分でできる作り方は?

工芸品【猫ちぐら】が快適過ぎて大人気!おすすめ品や自分でできる作り方は?

「猫ちぐら」は新潟県や長野県の名産品の一つで、猫の寛ぐ様子がかわいいと好評を得ています。今回は愛猫家に人気のアイテムである猫ちぐらに着目し、魅力や注意点をご紹介しましょう。さらに自分で作る場合に必要な材料や作り方もまとめました。

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記事の目次

  1. 1.新潟・長野の伝統品民芸品「猫ちぐら」とは?
  2. 2.猫ちぐらが人気の理由
  3. 3.猫ちぐらを使用する時に気をつけること
  4. 4.おすすめの猫ちぐら 3選
  5. 5.猫ちぐらの作り方
  6. 6.「猫ちぐら」で愛猫に快適な寝床を

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新潟・長野の伝統品民芸品「猫ちぐら」とは?

Photo byKirgiz03

ペットを飼育している家庭でも知らない人もいるであろう、新潟県と長野県の伝統工芸品が「猫ちぐら」です。猫ちぐらは稲藁を編んで作った猫専用の寝床で、季節問わず使える心地よさや伝統工芸品ならではの温もり、和室やモダンな洋室にも似合う素朴さが人気を集めています。

一般的に出回っている猫の寝床はペットショップやホームセンター、ペット用品を扱うネットショップでも購入できます。ふわふわな手触りが特徴的なクッションタイプのベッドや屋根の付いたハウス型など、おしゃれな寝床も評判ですが、今回ご紹介する猫ちぐらもおすすめです。

本記事では新潟県または長野県産の稲藁を編んで作った寝床の猫ちぐらにフォーカスを当て、猫ちぐらの原型や名前の由来、さらには猫ちぐらが人気を集める理由をご紹介します。また、猫ちぐらを使用する際の注意点とインターネットで取り寄せられるおすすめ商品を含む3点を厳選しました。

猫ちぐらは昔より親しまれ、猫の寝床として利用されてきた新潟県と長野県の伝統工芸品ですが、稲の藁や紙紐で手作りできます。今回は新潟県と長野県の猫や飼い主に親しまれてきた猫ちぐらの作り方と必要な材料もご紹介するので、チャレンジして猫の寝床を一つ増やしましょう。

もともとは赤ちゃんのためのゆりかご

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猫ちぐらは2000年代後半より新潟県と長野県のみならず、全国でも人気を集め、SNSには猫ちぐらから顔を出している猫の写真を投稿している人がいます。猫ちぐらを含め、日本の各地域に昔から継承されている文化や伝統工芸品があり、日本の文化に触れられる点が外国人からも評判です。

伝統工芸品は地域性を取り込んだオリジナリティや経年変化による愛着を楽しめ、さらには壊れても修理によって新たな魅力が生まれる事もあります。猫ちぐらも大切に扱えば長く愛用でき、色味が変わっていく様子や空間に馴染んでいく様子も伝統工芸品の醍醐味に数えられます。

新潟県と長野県の伝統工芸品として人気を集める、猫用寝床の猫ちぐらは若手作家の育成が急がれています。猫ちぐらの作り方を熟知し、経験と技術を有する名人は高齢化の影響で減少しており、新潟県と長野県の大切な文化を継承する事が課題の一つに挙げられるでしょう。

猫ちぐらは元来、猫専用の寝床として使われていませんでした。猫ちぐらの原型は人間の赤ちゃんを入れて田んぼの目の届く場所に置き、農作業しながらあやすために利用されていました。人間の赤ちゃんのためのゆりかごでしたが、後に猫がすやすやと眠る快適な寝床になります。

「ちぐら」は新潟県の方言

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新潟県の方言ではゆりかごをちぐら(つぐら)といいます。明確な歴史は不明ですが、猫ちぐらは大正時代に存在していたため、明治時代以前にも使われていた可能性があります。発祥とされる新潟県や長野県は稲作が盛んな地域で、稲藁で編む作り方が特徴的なちぐらが生まれたようです。

新潟県や長野県は冬の寒さが厳しく、猫は冷えから逃れるために藁の中に入って暖を取っていました。米農家の人たちは副業として猫ちぐらを製作し、新潟県と長野県の伝統工芸品として現代に受け継がれ、ほかの地方にも広まったといいます。

猫ちぐらは水稲が盛んな地域に数えられる大分県でも製作されています。また、猫ちぐら製作と販売の店や体験教室なども開催され、愛猫のためにも利用している飼い主も多いです。

猫ちぐらが人気の理由

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猫ちぐらは全国の愛猫家から人気を集めている伝統工芸品の一つで、職人による手作りのこだわりもおすすめポイントです。

夏涼しく冬暖かい

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猫ちぐらはオールシーズン使えるペットの寝床で、天然の藁を材料にしたものは高い保温性を持ちます。しかし、寒さの厳しい季節や暖房器具がない部屋では保温性が足りない場合があるため、猫の様子を観察しながら、ブランケットやクッションなどを用意する使い方もおすすめです。

猫ちぐらは夏の暑い季節にも快適な寝床として活躍するでしょう。猫ちぐらは通気性が高く、日除けやゆっくり寛げるスペースとして使えますが、人間と同じようにエアコンと併用してください。天然素材の藁は昔、屋根にも利用され、通気性・保温性・緩衝性の高さに定評があります。

頑丈で長持ち

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藁は草履や簑、飾り物や縄などに活用され、農家の生活用品として重宝されてきました。藁素材の生活用品は壊れたり、使えなくなったりしても捨てるのではなく、燃やした灰を肥料にして使い切る事ができます。昔の人々の暮らしを支えてきた藁には頑丈で長持ちする特徴があります。

藁の猫ちぐらは爪とぎに使われたり、上に乗ったりしても簡単に壊れず長持ちすると人気を集めています。使い方によっては傷や毛羽立ちが生じますが、寝床として長く愛用できるでしょう。強度は作り方の加減で変わり、安定感のあるものは編み目が揃い、藁の使用量が多いといいます。

素朴な風合いでインテリアにも馴染みやすい

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猫ちぐらの多くはドーム型のフォルムで、四角形に近いものや猫耳を装飾したものもあり、好みに合わせて選べます。出入口から顔を出す様子は愛らしく、思わず写真を撮る飼い主もいます。稲藁で作った猫ちぐらは自然の醸し出す優しい風合いやナチュラルさがおしゃれです。

シンプルな猫ちぐらは素朴ながらも味があり、さり気ない存在感を放つでしょう。カラーは藁特有のベージュ系やブラウン系のため、インテリアに合わせやすいのもおすすめポイントです。畳のある和室は元より、モダンな洋室や観葉植物が並ぶシンプルな空間にも馴染みます。

猫ちぐらを使用する時に気をつけること

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猫ちぐらはインターネットでも購入できますが、稲藁の職人手作りの製品が欲しい場合は類似品に注意してください。丸洗いしたいのであれば樹脂製がおすすめで、稲藁でないものならリーズナブルに買える商品もあります。

ダニやカビの発生

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猫ちぐらの注意点の一つはダニやカビの発生で、置き場所や管理に配慮する必要があります。濡れタオルで拭いた場合はそのままにせず、よく乾かしてカビの発生を抑えましょう。しかし、藁は日光に当て過ぎると傷むので注意してください。

ダニの発生を予防するには清潔に使う事が重要で、刷毛で優しく撫でるようにして埃や毛を浮き上がらせ、掃除機で吸い取ります。猫ちぐらは丸洗いができないため、外側や内側も小まめに掃除しましょう。カビや虫が気になる人は管理が簡単な紙紐製がおすすめです。

猫が入ってくれない場合がある

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動物は警戒心が強く、見慣れない猫ちぐらに緊張して入らないケースがあります。慣れれば自ら入る猫もいるため、しばらく様子を見る方法もおすすめです。また、普段使っている毛布やマットを入れたり、気持ちのいい日向に置いたり、工夫すると使ってくれる場合があります。

おすすめの猫ちぐら 3選

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職人が手間を掛けて製作した猫ちぐらの多くは猫への愛情が込められているでしょう。こちらでは数ある猫ちぐらの中から特におすすめの3点をご紹介します。

「関川村猫ちぐらの会 猫ちぐら 大(一匹用)」

猫ちぐらのおすすめ人気製品は「関川村猫ちぐらの会 猫ちぐら 大(一匹用)」です。サイズは底が直径40×高さ34cm、入り口が12×15cmです。関川村猫ちぐらの会は新潟県岩船郡のせきかわ観光情報センター(にゃ~む)内にある施設で、猫ちぐらの制作実演や購入の申し込みができます。

材料には関川村で収穫されたコシヒカリと越淡麗の稲藁を採用し、猫ちぐらがしなやかできれいに仕上がると人気を集めています。関川村猫ちぐらの会の猫ちぐらの編み目はぎっしりと詰まり、頑丈でありながら親しみやすい素朴さがあり、おすすめ商品の一つです。

「クロシオ ペットちぐら(中)」

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猫ちぐらのおすすめ人気商品、2つ目は「クロシオ ペットちぐら(中)」です。中サイズはW35×D35×H30cm、入口直径約15cmになります。クロシオ ペットちぐらは持ち手が付き、レイアウトの変更や掃除にも簡単に移動できておすすめです。

人気商品のクロシオ ペットちぐら(中)にはマットが付いています。しっかりして丸みを帯びたデザインは猫ちぐらとしての役割は元より、インテリアの一部としてもおしゃれに馴染むでしょう。

クロシオ ペットちぐら(中)

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「合同会社南信州米俵保存会 猫つぐら 大」

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猫ハウスにおすすめの商品は「合同会社南信州米俵保存会 猫つぐら 大」です。上部の紐は有無を選択でき、注文が入ってから製作に移ります。素材は大相撲の土俵に使う白毛餅藁を採用し、20年愛用できるように職人が手作りしています。

合同会社南信州米俵保存会 猫つぐら 大は天井に開口部を設けており、通気性を確保しています。また、一般的な猫ちぐらのほか、cube型・卵型などオリジナル製品も販売しています。

合同会社南信州米俵保存会 猫つぐら 大

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猫ちぐらの作り方

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猫ちぐらは手作りできますが手間が掛かるため、時間と根気が必要です。こちらでは本格的な稲の藁で作る方法と紙紐で作る方法をご紹介します。

稲の藁で作る場合

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手順が分かりにくい場合はYouTubeなどで動画を参考に作る方法もあります。材料を揃える前に大まかな手順を確認しましょう。

用意するもの

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稲藁の猫ちぐらの作り方には大きさによりますが、約60cmの稲の藁が4kg要ります。とじ針は穴の大きな金属製のもので、軍手や霧吹き、木槌やハサミを用意します。また、洗濯バサミと針金、ペンチを準備してください。

作り方

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藁は濡らして木槌で叩き、形を整えるようにカットします。猫ちぐらの底面は1本の藁を人差し指に巻き付けて輪を作るように巻き、約15cmになったら人差し指を抜いて輪に新しい藁を挿し、周りに捻じりながら巻き付けるようにして編みます。側面は底面から上向きに藁をずらして編みます。

猫ちぐらの入口は側面の4段目を編み進め、入り口部分で藁を折り返し、反対側の入り口部分まで編み進めて藁を折り返します。入口から引き続き側面の上部を編み、天井に移ります。側面から少しずつずらして丸い天井の形を描くように、一周の大きさを狭めていきます。

最後は別の藁と針金で天井蓋を作り、天井部分の穴に差し込んで蓋をすれば、稲藁を使った猫ちぐらの完成です。

紙紐で作る場合

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紙紐は紙を縒って作った紐の事で、主に荷物の結束や手芸用品に用いられています。また、古新聞などを梱包して回収する際に結束したまま再生できるため、地球に優しい特徴を持ちます。

用意するもの

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紙紐で猫ちぐらを作るのに必要な紙紐の長さは大きさによりますが、一般的なサイズであれば約1kmです。また、紙紐は解す工程が必要なため、手間を減らすには初めから解されている平らな紙紐を用意してください。猫ちぐらの作り方には出入口を作るために麻紐も使います。

編み針はワイヤーハンガーの端から約15cmを切って適度に曲げ、割り箸で挟んでテープで括れば完成します。また、物干し竿に使用する大きさの洗濯バサミも必要です。

作り方

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先ずは猫ちぐらの底面の作り方をご紹介します。人差し指が入らない程度の輪の大きさを紙紐で作り、輪から出ている部分を捻って右に倒します。輪の中に新しい紙紐を中央まで通して、結び目の右側で捻り右に倒しましょう。倒した2つの紙紐をまとめて奥に捻ってまとめます。

捻ってまとめる作業は輪が埋まるまで繰り返します。2段目から紙紐を追加していき、編棒などを使って隙間を埋めてください。紙紐の捻りは底面の裏側です。猫のサイズに合う底面ができたら底面に対して平行に編んで胴部分を作ります。余っている紐を真横からやや上にずらしましょう。

通した紐は底面の作り方と同様に捻って横に流し、編み目が底面の真上になるまで続けます。また、胴編みは内側に紐の捻じりが集中するようにしてください。立ち上げは約3周分で完成します。次は入り口部分です。麻紐を二重に縛って、上から隠すように紙紐を通して基本編みします。

立ち上げた胴部分に底辺幅だけ編み棒でノーマルな紙紐(平らではない)を通し、余った紙紐をノーマル紙紐の1・2本目で交差して縛ります。ノーマル紙紐の1本目を捻じり、2本目の上に流し、3本目の紙紐で流した1本目を縛ります。次に2本目を捻じって3本目の上に流します。

入口横は麻紐で縛って上から紙紐で縛り、次にノーマル紙紐と麻紐で縛り、余り部分にノーマル紙紐を巻き付けます。巻いた余りを上に折り返し麻紐で縛った後、紙紐で基本編みします。4段まで繰り返して余り部分を捻じって反対側に渡し、1つ目飛ばしで基本編みしてください。

天井部分は目を減らしながら基本編みし、徐々に内側になるようにします。頂点付近まで来たら余った紙紐の根元にすごき結びし、まつり縫いの要領で穴を埋めてください。次に猫ちぐらの内側で紙紐を結べば完成です。

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「猫ちぐら」で愛猫に快適な寝床を

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猫ちぐらを購入する場合は原材料の表記がないものや有害なニスなどが付いているものを避けましょう。職人が手間を掛けて製作した本物の猫ちぐらは低農薬栽培の藁を使うなど、猫が安心して利用できるものが多いですが、念のために製造元や材料などをご確認ください。

合同会社南信州米俵保存会 猫つぐら 大

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クロシオ ペットちぐら(中)

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anemone4
ライター

anemone4

生まれも育ちも福岡のanemone4です。ホッキョクグマや犬が好きで愛犬チワワにいつも癒されています。上手ではないですがカラオケが娯楽の一つで友人と7時間は歌っていることもあります。

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